ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode16 翌朝

んん...なんかベットが暖かい...。...ああ、そうか、そうだった……一緒に寝たのか...。てか、抱きしめられて動けないんだけど…。めちゃくちゃいい匂いするし。

 

理性が持たないんだけど...これじゃ。朝から八幡の八幡が八幡だし。……落ち着かねーと。いやでも意識すりゃするほど...

 

「んう...八幡、ぎゅぅ...」

寝ぼけてんのか?可愛すぎるだろ...ほんっとに。胸の感触めちゃくちゃするし...あーやべ、考えれば考えるほどやべーやつだって。こういう時は素数数えればいいんだっけ?1..2...3...5...7...9

やっべぜぜん落ち着くきしねーって、むしろさっきより密着されてむしろヤバいって...

「んぁ...おはよ、八幡...。いまなんじ?」

「お、おう。おはようさん。7時だぞ...」

「んぅ、まだ眠いよー。あと5分寝たい...」

「ダメだろ...遅刻するぞ?」

「ええー、いいじゃーん...起きるけどさぁ」

案外寝起き悪いんだな...。眠たそうなのも可愛いし。...てか意識しまくりじゃん、ほんとに。あーやめだやめだ、ほんっとに桔梗のことばっか考えちまってるし。。

 

「ふぁー……おはよー八幡。よく寝れた?」

「案外寝れたわ...すんげぇなんかドギマギしたけど。」

「それは私もだしー。でもすっごく落ち着いたし、いい匂いしたよ?」

「なんだそれ、はっずかし...。朝ごはんどーすんよ。」

「あー、コンビニかなんかで買ってく?それかなんかない?」

「まあジュースとかパンくらいならうちにもあんな。」

「ならそれ食べよっかな〜。それにしても意外だ、八幡こそ朝起きれないタイプだったと思ってたのにー。」

「俺もあんま寝起き良くねーよ...ただなんか起きただけだし。」

「そうなんだー。私も寝起き悪いから、朝大変だね?」

「そうだな〜。このままサボりたいくらいだし」

「サボったら怒られちゃうよー、ポイント減るってさ。」

「そーだなぁ...そーえばお前着替えは?」

「ちゃんと持ってきたよ?ご飯作ってる間に着替えてくるね?」

「はいよー」

そーえばジャムとか買ってたっけ、パンだけで食うの嫌だな...。

...良かったわ、まだイチゴジャムあった。ハムもあんじゃん、意外とあるな。

 

「ただいまぁー。お、パン焼けてる!美味しそー。」

「イチゴジャムと目玉焼きハムとか、どれがいい?」

「大変そうだけど、目玉焼きいいの?」

「今思いついた、美味そうだし俺も食べるし、いいよ。」

「ならお言葉に甘えて〜。」

 

お、なかなか上手く出来たんじゃねーか?いやまあ、目玉焼き程度に美味いもクソもねーだろうけど。

「ほら、出来たぞ。飲み物何がいいとかある?」

「うーん、麦茶でいいよ〜。てか他になにかあるの?」

いやー、特にないな。強いて言うならコーヒーと桔梗が置いてったジャスミンティー位だな。」

「あはさ、そーえばおいてったねー。どーせまた来るから色々置いてこっかなー。」

「何置いてくつもりだ?」

「うーん、着替えとか日用品とか!」

「泊まる前提じゃねーか...別にダメとは言わねーけど。。」

「そういうとこ好きだよ?」

「ん、どーも。」

 

「美味しかった!!私も今度やってみよーっと。」

「そりゃどーも。んじゃ、学校行くか〜」

「そだねー、れっつごー!」

 

 

教室に着くと一転、とんでもなく重い空気が張り詰めていた。...まあ、無理もないか。0円報告されてから1日だし..。いやまあ俺がゆっくりしすぎて少し緩んでたのはあるけど。

 

「座れ、小テストの返却を始める。それにしても、良かったな?これが本番だったら、7人が退学になってたぞ?」

退学...だと?あまりにも重いペナルティだな。

「ほら、この赤い線を引いた以下の点数のもの、ひいては32点を下回ったものは、本番なら退学だ。この学校では、1教科でも赤点になったら、退学となる。」

数学...やっべ。勉強しなきゃだわ...。

 

「さてと、話はこれで以上だ。3週間後の定期テスト、よく考えて赤点を回避するんだな。私はそうできると確信している。」

確信している、ね。...やっぱ随分と確信めいた言い方するじゃん。

てか重かった空気がまた更に重くなったんだが。

 

「ごめんね、今日の放課後に、勉強会をしようと思うんだ。みんなが退学になるのは嫌だからさ。部活がある人は、その後でもいいから来てくれるかい?」

「ちっ、やってられっかよ...俺は行かねぇ。」

須藤か...赤点なのに随分な余裕だな...

 

「ねえ、八幡。放課後の勉強会行く?てか私行くから一緒に行こ?」

「えー、めんどくさいんだけど…まあいいよ、分かった。」

「やった〜」

やべ、迂闊にいつも通り話しちゃったけど、教室がザワついてるわ。

池に至っては、「はぁ?なんでお前が...」って文句言いに来たし。

ちなみに桔梗が「私が誰と仲良くしてても良くない?私が話したいから一緒にいるの、ダメ?」

「...ぐぅ、で、でも...なんで比企谷なんだよ!」

「はぁ...?...そもそも池くんには関係ないよね?」

グゥの音は出るのか...と思ったらとんでもなく冷淡な目で見られて、正論で潰されてった。...ご愁傷さま。

 

 

 




時間使いすぎた気もしますがまあいいでしょう。櫛田ちゃんが可愛いのでよし。
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