ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode18 勉強会

「なぁ、比企谷。櫛田の事呼んでこれるか?少し用があるんだ。」

「ああ、わかった。」

綾小路から櫛田を呼ぶなんて、珍しいことだな。…アイツ、女に興味とかあったのか…。

 

「あー、櫛田?綾小路が呼んでるから、ちょっとこっち来てくれ。」

「はいよー!どうしたの?綾小路くん。」

「あー、その。堀北が池や須藤達向けに勉強会をするそうなんだが…俺が言っても結果が目に見えてるから、集めてくれないか?」

「堀北さんが…ね。別にいいけど、八幡も一緒でいいなら行くよ?」

 

「だってさ、堀北。」

「そうね……まぁ、いいわよ。」

「おお、助かるわ。数学だけヤバいから堀北に見てもらうのも悪くないな。」……隣から凄い睨まれてる気がするんだけど…。。まぁいっか。

 

「今日の放課後、図書館で頼む。」

「はーい、分かった!私は3人のこと誘ってくるねー。八幡、平田くんに行けなくなった、ってこと言っといてくれない?」

「はいよ、わーった。」

 

 

「……ってことで、今日の放課後の勉強会は行けなくなっちまったんだわ、ごめんな平田。」

「ああ…気にしなくていいよ。むしろ堀北さんにはありがとう、って言っておいて。僕が誘うだけじゃ来ないだろうからね。」

おおすごい…聖人かこいつ。てかなんでこいつがDクラスに居るんだろうな?櫛田と同じ過去のなんかか…よく考えたら、そもそも頭脳だけでクラスが分けられてる訳じゃないんだから、人格とかも評価項目に入っててもおかしくないよな…益々分からねぇな。。

 

 

「堀北、平田から伝言だ。お前が勉強会を開いてくれる事に感謝していたぞ。」

「そう……。」

「それじゃ、これで。」

「…ちょっと待ちなさい、比企谷くん。一つ質問よ」

「なんだ急に…。」

「貴方、何を櫛田さんに吹き込んだの?…随分と仲良さげというか、気になるのよ。」

「別に何も特別なことはしてないぞ。」

「へぇ…。まあいいわ、みっちり数学を教えてあげるわ。」

「おう、頼んだわ。」

 

ーーーーーー

「ねぇ、後で部屋帰ったら癒して〜、チョー疲れたんだけど。」

「そりゃあまあ、おつかれさん。」

「ほんとだよ、第1タイミングが最悪すぎるもん。あの後に池とか山内とか誘うの辛かったんだけど。」

「あんだけ説き伏せた後だしな。。」

「そう、仕方ないから私も言いすぎたー、って謝ってきたよ。。」

「ああ、まあお疲れ様。」

 

「さて、勉強会を始めましょう。とりあえず、数学からで良いかしら?」

「はーい!」

「俺全っぜん分かんねーんだよな、数学。教えてくれるって言ってくれるの助かるわ〜」

「そうそー、お前もだろ須藤。」

「ああ、正直何言ってっかちんぷんかんぷんだわ……。」

「まずは、小テストの復習からやって行きましょうか。取り敢えず問の1番から」

 

暫く堀北先生によるみっちりとした指導のおかげで、少しづつだが、勉強会も進行していった。が、その時とんでもないことが起きた。

「呆れた。連立方程式の1問も解けなくて、これからどうするのかね。…無知無能なのね、。私は想像するだけでゾッとするわね。」

そう言い終わるや否や、須藤が堀北の胸ぐらを掴んだ。

「はぁ!?お前、無知無能なんて言ったか。」

「ええ、そうよ。」

「ちっ、せっかく部活休んで来てやったのに、バスケやってた方がマシだったわ。」

「そう……バスケットでプロになるなんて幼稚な夢、すぐ投げ出すような貴方には務まらないわよ。」

「勝手に言ってろ!!部活行ってた方がマシだったわ」

「ンじゃ俺も〜。」

「なら俺も辞める。そんな上から言われても着いてけないっての。」

 

…とんでもない嵐みたいな事が巻き起こった。

「時間の無駄だったわ、最初から切り捨てるべきだったのよ。」

「そんな言い方したら誰も着いてこなくなっちゃうよ…」

「なぁ、堀北。自分がDクラスになった理由が分かるか?」

「分からないわ、今からでも抗議に行くつもりよ。」

「そうか、堀北。俺にはわかったぞ。少なくとも、無知無能なのはお前も変わらねないみたいだな。じゃあな、俺は帰る。」

「な、なら私も帰る…。」

 

はぁ…ほんっと、性格の悪いというか、自己中心的な奴だ事。そりゃアイツらも逃げるわな、まして人の夢までバカにして。あいつらが勉強出来ない、デリカシーのないバカなんだとしたら、堀北は馴れ合うことの出来ない、自己中心的で性格がどうしようもないバカだな。

 

「なぁ、須藤の連絡先知ってるか?」

「うん、知ってるけど…どうして?」

「いいから、電話貸してくれ。」

「もう、後でちゃんと教えてね…はい、これ。」

 

「あー、もしもし、須藤か?」

「ちっ、なんで櫛田の電話からお前が出てくんだよ。でなんだよ。」

「今から一緒に飯食わないか、櫛田も一緒で。俺が奢るからさ。」

「奢ってくれんならいいけどよ、もう勉強はしねーからな。」

「へーへ、とりあえず寮の1階に来てくれるか?」

「おう、わかった。」

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