須藤はこっちで受け持つとして…もう2人は綾小路に任せるか。どーせ過去問配ることに変わりはねーだろうし。明日にでも調達してくっか…。電話電話…。
「あー、もしもし。綾小路、俺だ。」
「これがオレオレ詐欺って言うものか?」
「ちげーわ。俺だ、比企谷だ。」
「おう、それでどうした。」
「簡単に言うと、須藤はこっちで受け持つ。だから池と山内の方は何とかしてもらっていいか?」
「……はいよ。堀北によく言って聞かせとく。」
「それじゃあな。」
「おう…。この学校に入ってから、初めて電話が鳴ったな。」
「俺もほとんど電話なんかした記憶ないな。」
「お前も友達少なそうだしな。」
「うるせ、余計なお世話じゃ。じゃあ、また明日な。」
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「櫛田、今日の昼空いてるか?」
「うん、一緒にご飯食べようと思ってたし。それで、どうしたの?」
「今日の昼休み、橘先輩の所にでも行こうと思ってな。」
「橘先輩なんだ、かいちょーじゃなくて」
「橘先輩のが優しそうじゃん?それに、過去問とか譲ってくれそうだし。」
「ふふーん……お主も悪よのう、八幡?」
「ちょっとずるいかもな?まぁ仕方ないな,」
「そういうとこだもんね〜?仕方ないね?」
「そーだな。ついでに一緒に飯も食うか。」
「うん!!楽しみにしてるね?」
…こいつ、ほんっと可愛いわ。裏のある顔もいいけど、素直な笑顔可愛すぎるだろ。。あーもう、この1ヶ月でベタ惚れじゃねーか。
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「橘先輩って3年A組だったよな?」
「そうだね〜?いこっか。」
「失礼します、橘先輩居ますか?」
「茜ちゃん〜、後輩が呼んでるよ〜!」
「はいはーい!あ、比企谷君たちですか!」
「昼時に呼び出してごめんなさい、少し用があって。」
「ふふん、先輩に何か用ですか?後輩に頼られるのはいい気分です!」
なんかめちゃくちゃ嬉しねそうだな…てか小動物みたい、しっぽがぶんぶんしてるように見えるわ。これはこれで可愛らしいわ。。
「1年の最初のテストと、小テストの過去問とか持ってたりします?」
「ほうほう…持ってますよ!ただ、寮にあるので、良かったら今日一緒に帰りませんか?」
「了解です、ありがとうございます。」
「先輩と一緒に帰るの楽しみ!」
「そうでしょうそうでしょう!君たちの頼みならなんでも力になりますからね!」
…ちょろそう。。ゆるふわオーラがすごいこと凄いこと…なんか癒されるわ。この学校にもこういう人居るんだな。もっとなんか、野蛮というか、殺伐としてるかと思ったわ。。
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「お待たせしました!比企谷くんと櫛田さんのクラスはホームルーム早いんですね!」
「まあ、茶柱先生はなんかあっさりしてるしね?」
「要件だけ言って、すーぐいなくなるからな。」
「そうなんですね〜。私の先生はむしろ、すごーくお話好きなので、ホームルームが長いんですよ〜。」
「成程ね〜。星之宮先生みたいな感じかな〜」
「あ、近いかもです!!」
「……あれ担任だったら、面倒くさそう。。」
「星之宮先生よりは大丈夫ですよ!」
橘先輩にも庇われない星之宮先生……いやまあ、仕方ないか。
「色々絡まれましたね…出逢って早々。」
「ね、大変だったよね。」
「あはは、お疲れ様です…。あ、そう云えば会長が2人のこと褒めてましたよ!」
「そうなんですか…?」
「そうそう、ベタ褒めでした!あんなにも機転の回る1年はほとんど見た事ない、って。」
「会長に褒められてるの…なんだか嬉しいね。でもほとんどは比企谷くんのおかげだけど。」
「そんなことも無いだろ…。」
「私が1年の時は、絶対に考えつかなかったですもん!ホントに自慢の後輩です!」
「そこまで言われると、なんか嬉しいな。」
「ね、ホントだ。私の自慢の先輩です!」
「ええっ、そうですかそうですか〜、ふふっ。」
あ、顔がめちゃくちゃニヤけてる。褒め殺したらどうなっちまうんだろ。すっごいいい反応するもんな…。
「そうだな、頼りになる先輩だな。」
「えへへへへ、ほんっと、なんでも言ってくださいね!あ、あと!敬語じゃなくていいですから!」
めっっちゃくちゃ嬉しそうじゃん。。いやまあ、嘘は無いし、絡みやすいいい先輩なのは事実だけど。
「着きました!ここです!」
「へ〜、私達と棟事別なんだね……」
「確かに。学年ごとに棟も違うのか、金かかってるな。」
「ほんっとお金持ちだね、この学校。」
「ありました、これです!どーぞ」
「こっちこそ、ありがとうございます。」
やっぱりか、小テストも全部内容が同じだ。…仮説は間違ってなかったみたいだな。
「んじゃ、勉強会しに図書室でも行くか」
「はーい!れっつらごー!」
橘先輩、可愛いですよね。あとちょろい。。
定期的にナンバリングをミスります()