ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode27 テスト

時は流れてテスト本番の朝。それなりに準備?をした俺たちはそのまま教室に赴いていた。

「おう、おはよう須藤。ちゃんと過去問は覚えられたか?」

「まあ、かなり覚えたと思うぜ!それに、お前らが教えてくれたおかげで、意外と覚えなくても解けるとこもあったぜ!」

…冷静に考えると、こいつめちゃくちゃ成長してんな…。

いやまあ、こないだまであれだけ荒れてた割には、かなり成長したとは思うわ…どちらかと言うとあいつのお仲間達のが心配だけど。

ちらりと視線を移した先では、いつも通りのバカ騒ぎぶりを見せるアイツら…せめて今日くらい静かにしてくれ、頼むから。

 

「綾小路、そういえばアイツらは大丈夫…なのか?」

「……俺も心配ではあるが…。堀北が教えこんでたし、さすがに大丈夫だと信じたいな…。」

「まあ過去問もある事だしな、さすがに何とかなるだろ。」

入念に覚える時間もとって、過去問渡しておいて覚えきれませんでした、じゃ悪いけど救いようがないとしか言いきれないよな。

 

「席につけ。これから第1回定期試験を行う。以後私語の無いように。」

はー、やっぱ何回受けてもテスト前って緊張するよな。独特の雰囲気があるってかなんというか。ま、やるっきゃないか。

 

 

 

だー、クソ疲れた。いや、問題知ってるやつが何言ってんだって思うかもしれねーけど、しくったら退学ってリスクがデカすぎるんだわ。赤点になることはないだろうけど、怖えーもんは怖ぇよ…。

 

「八幡、どうだった?テスト。」

「まあ赤点はないとは思うけどな…精神的に疲れたわ、ほんと。」

「確かに、疲れたよね。…プレッシャー的なのがすごくて。」

「まじでそう、こんな中でテスト受けることなんて今まで無かったしな。」

「ね〜…後で癒して欲しいな、なぁんて。」

「んな…いいけど。」

俺もなんとなく癒されたかったし、ってのは心の中に抑えとくけど。だいたいこの学校は考えることめちゃくちゃ多いんだし正当な権利として主張します。

「ならまた帰りに寄るね!」

 

ちなみにクラスはごく一部を覗いて大分活気づいていた。…まあ過去問効果もあって、みんなある程度解けたんだろうな。

 

「なあ比企谷!めちゃくちゃ俺解けたぞ!!ほんとありがとな!」

「はいよ、そりゃよかったな。ちなみにどれくらいだったんだ?」

「配点までは分からねーからあれだけど、2.3問以外は解けた気がするぞ!」

いや、素直にすげーな、ほぼ90点台とか85点とかそのレベルじゃねぇか。…頑張りすぎだろ

「すっげぇな須藤。めちゃくちゃ頑張ったんだな」

「いやまあ、問題がわかってるってのはあるしな。これからも頑張ることにするぜ」

……見違えたな、こいつ。テストも終わったし、さっさと帰るか。

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