……そうか、退学のペナルティはクラスポイントが-100される、か。
今だからこそ、最小限に抑えられると考えるべきか、それとも今の内にポイントを得ないと周りの気力を損なう、とも考えれるな。……全く、面倒事を引き起こしてくれたもんだ。
あまりにリターンか見合ってないが…助けざるを得ないな。…比企谷に頼むか。
綾小路からメールだ……なになに、山内を救出するために金をクラスから集めてくれ。1ポイント10万ppで買うことが出来る。
ちっ、高ぇな。……教室戻ろ。
「1つ良いか?1人退学者が出る事に、ポイントは-100cpされる。これは星乃宮から聞いた情報だ。また、テストの点数は1pt10万で購入することが出来る。そこで、だ。残りの38人から10万pp、つまり1人あたり2600ppを俺の端末に送ってくれ。ああもちろん、山内からは後で返させるつもりだ。どうだ?」
「これで、山内くんは退学しなくて済むんだね……ありがとう。もちろん僕も協力させてもらうよ!」
「私も私も〜!来月も0pt生活なんてゴメンだしね…。」
「ならあたしも〜!仕方ないよね…」
さて、あとは茶柱のとこ行くだけだな…。気が重いわ。
「失礼します、茶柱先生は居ますか?」
「おお、なんだ。割と処理で忙しいんだがな。」
「その退学のことでお話があります。ppt10万円で、テストの1点が買えると聞いたんですけど。それで山内の一点を買えますか?」
「ほう……面白いことを考えたもんだな。大方知恵にでも聞いたか?」
「はぁ、そうですが……。」
「いつにも増してうざったかったのはそういう事か…。了解した、私に送金してくれ。」
「ああ、お疲れ様っす…とりあえず送りました。」
「これで契約は完了だ。ついでに、赤点の41点以上に達したことにより山内の退学は取り消される。おめでとう、大仕事だ。」
「ありがとうございます…。」
「それにしても、随分儲かってるみたいじゃないか、こないだ言ってた事業、とやらが。」
「はあ、それかどうかしましたか?」
「いやいや、別にそこまで怯えないでくれよ。ただ便利なものを作ってくれたものだな、とな。」
「ありがとうございます……。とりあえず伝えてきたいので、1度失礼します。」
「ああ。……くれぐれもそれは周りにバレないようにな。」
「それは分かってます。失礼します」
これがペナルティも何もなかったら、悪いが10万円分をpay出来るほどの価値は無さそうだし、そのまま退学になってただろうな。
逆に言うなら、救われるような人間になるには、それ以上の価値をpayできる人間にしないといけないということになるな…。
退学になることをしないのが1番だが。
「とりあえず、山内は退学を回避した。山内には退学回避に使ったお金をそのまま払ってもらうつもりだ。」
「それでいいと思いまーす!」
「んじゃ、とりあえず終わりで。」
「八幡、お疲れ様。かっこよかったよ?」
……ほんとこの女、ずるいってか。ダメだわ。
「……ありがと。」
「ふふ、どういたしまして。……後で沢山甘やかしてあげるね」
……ずるだろ、耳元は。
えー、お待たせ致しました。
山内くん本人に利益はなさそうですが、-100が重すぎるので残す結果となりました