ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode3 秘密の共有

一応買い物位行くか、さすがに飯とか必要最低限のものは揃えとかなきゃいけないし。

それにしてもいろいろあんなー。ファミ〇ーマートにサイゼ〇ア、ガス〇にド〇ノ。

ほんとになんでもあるじゃん。

 

…まーめんどくさいしファミ〇でいっか。とりあえずコンビニ行っとけば大抵揃うだろうし。

歯ブラシと、シャンプーと。…まあこんなものでいいか。

無料商品?随分と甘いんだな、この学校。

仮に毎月10万貰えるとして、無料商品やここの物資の入荷に運営。軽く億は飛ぶんじゃねえか?

まあいいか、とりあえず。

 

お、ほんとにこれお金として使えんだな、なんかハイテクだなほんと。

 

「あれ?比企谷くんだよね。何してるの?」

げぇ、櫛田じゃねえか。

「はぁ…ただの買い物だぞ。特段珍しくもないだろ。それじゃ」ーがしっと腕をつかまれる…

 

「ちょっと待って。しばらく付き合ってよ、私も買い物したいから。」

 

「ええ…それこそクラスでできた友達とでも行って来いよ。何だわざわざ俺と。」

 

「あんたにしか話せないこともあんの。とりあえずあんたの部屋行くから。ほら行くよ。」

ええ、なんのおしかけですかねぇ。お兄ちゃんこんなに女の人が家に来るって聞いてうれしくないの初めてだよ。。

 

「へーへ。初日からそんなになんかあったのかよ。」

「ここで話すわけにもいかないからあんたに話してんの。」

「はいよ、ここがおれんとこ。」

「とうちゃーく。って、やっぱまだ何もないねー。私の部屋と同じだー。」

 

「そりゃそうだろ、まだ一日目なんだから。それよりどうしたんだ?わざわざ男の部屋に来てまで。」

 

「あんただけにはさっくりと前のこと話すけどさー。バラしたら潰すから。分かったね?」

 

「分かってるよ、そもそもほかに話すやつも居ないっての。」

 

「あんたの過去のことも話しなさいよ。それで対等ね。」

 

「え……嫌だけど?わざわざ話したくないんだが…。」

 

「いいから話すの、わかった?それくらい大事なことなの。」

 

「へーへ、誰にも言いませんよ。それで何、何があったってんだ。」

 

「ある程度細かい話はハブるんだけどさ〜、小学校の時から私ってめちゃくちゃモテたし、勉強も運動も出来たの。」

 

「のっけからすんげー自慢だな。それで?」

 

「男からの視線はキモイし、女の子からは僻みで色々めんどくさかったからさ、中学校では皆に誰とでも仲良く接して、みんなの櫛田桔梗でいたの。」

 

「お、おう。それは災難だったな。」

 

「それでさ〜、そりゃチヤホヤされるのはすごい気持ちよかったけどさ。そのうち段々勉強も運動も普通位になっちゃって。私の事を褒め称えてくれなくなったの。承認欲求、ってやつ?」

 

「紛うことなきそれじゃねーの?1度知っちまうと大変だな。」

 

「そうそう、1回満たされたら満足出来なくなっちゃった。それでね、今度はみんなの相談役になってたの。色んな人の秘密を握って、頼られることで承認欲求満たしてたの。」

 

「うーわ大変そ、よくそんなこと出来んな。人間の悩みなんてめんどくさい事ばっかなのに。」

 

「そう、ほんっっとめんどくさくて堪んなくてさ、チョーストレスでさ!いつもブログに書いてたの、匿名ブログ?ってやつ。」

 

「あー、何となく顛末は悟ったわ…バレて破滅、って事か?」

 

「………そ。そういうこと。そしたらみんな嘘みたいに手のひら返されてさ〜。あることないことぜーんぶ私に擦り付けてくるもんだからさ〜。全部秘密バラしちゃった♡誰と誰が浮気してる〜とか、過去にこういうことしてた、とかさ。」

 

「うわ、随分とすげーことするじゃん。阿鼻叫喚ってやつ?ほんっと怖え〜」

 

「そ、そしたら学級崩壊しちゃった、って訳。」

 

「へぇ〜、そりゃ災難で。んで、どうしてそんなこと俺に話した訳?アレだけど、わざわざ俺である必要なくね?」

 

「私誰かに話さなきゃまた爆発しそうだし。それにあんたなら変な勘違いしなそうだし、口も硬そうだし。後さぁ、あんたも過去になんかあったタチだって分かったから。私色んな人見てきたから、人を見る目だけは自信あるからさ。」

 

「はえー、すっげーな。まあ全部間違ってないけどさ〜。」

急に言われても重いっつーか、どうしたらいいかわかんねーんだけど??いやまあ、無闇矢鱈にばらすこともねーしほかのやつに行ったりはしねーけどさ。ほんとどうしていいかわかんね

 

「はい、これであたしは終わり。ほんっと、絶対ばらさないでよね?」

 

「ハイハイ、わかってるっての。なあ、ほんとに俺の事も話さなくちゃダメ?お前の聞いたらそこまで言える程じゃないんだけど。」

 

「ダメ、あんたのこともバラせないと安心できないから。等価交換ってやつ。」

ハー、話したくねぇ。。気が重い。。

 

「あー、俺はさぁ。あんたもわかる通り、ぼっちの中学生活だったわけ訳。んでさ、なんかよくわかんねーけど、話してくれた女が居てさ。そいつのこところーっと好きになっちゃったの。」

 

「うわぁー、あるあるだね。勘違い乙!ってやつ?どんまい〜」

 

「それでさ〜、何かの拍子に告ったんだよ。結果はお解り、ってやつ。」

 

「あーあ、お疲れ様。勘違い男って悲惨だね…比企谷……。」

 

「うるせぇ、その慰め方が1番効くんだよ。

それでな、翌日には俺が告白したことがクラスLINEで広まってて、拡散されていじめられた、って訳。これが俺の1番の黒歴史。」

 

「うわ、ほんっと辛いやつじゃん。……災難だったね、比企谷。お疲れ様」(言い終わるや否や、頭をかるーく撫でられて)

 

「!?えちょ、どうしたんすか櫛田さん????」

 

「べっつになんでもないよ〜。哀れみと同情ってだけ。これで晴れて仲間だね、八幡。」

 

「っっ…なんで名前呼びなんだよ、櫛田…。」

 

「私の唯一の仲間、だから?お友達じゃなくて仲間。八幡

ほんとーは名前で呼んで欲しいけど、まだ待ってあげる。」

 

「はあ……まあいいよ、分かった。それで?昔話しに来ただけか?」

 

「そんな訳ないでしょ?山内君、って覚えてる?あのエースで4番とかいうわっかりやすーい嘘言ってた人。その人がさ、明日昼2人でご飯食べないか?って。」

 

「うーわ、すげー度胸だな。しかも急に2人きりとかキモくね?」

「そ〜、視線全部胸にいってたし、欲望バレっバレって感じでほんとキモかったんだよ。だから愚痴りに来た、って訳。」

 

「初日からそれは災難だったな、お疲れ様…。」

「ほんとだよ〜、まじ面倒だった〜。ほんとよかった、八幡が居て。」

「そりゃどーも、まあ櫛田のストレス発散位にはなるんじゃねーの?」

「そーだねー。こんなの毎日されたらたまったもんじゃないし。頼りにしてるよ、八幡。」

……なんかほんと勘違いしそ、同じ轍は踏まないぞ。

「はいはい、お疲れさん。」

 

「今日はこれくらいにしとこ。また来るね、バイバイ。」

ハー、、、疲れた。。今日はこんまま寝ちまうか…

どっと疲れた……。。




前のお話で櫛田要素が少なかった気がしたので、書きたくなって書いちゃいました。既に崩壊の匂いが……
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