ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode7 協力

「失礼します、1年の比企谷です。」

「同じく1年の櫛田桔梗です。生徒会にお話があってきました。」

 

「ほう?この時期に1年とは珍しいな。私は堀北学、この学校で生徒会長をしている。」

「書記の橘茜です!あ、櫛田さんだ、こないだはどうも!」

初日に道を教えてくれた先輩か。生徒会だったんだなこの人。

 

「あー、簡潔にいうとですね、商売のご相談をしに来たんです。茶柱先生にも話したんですけど、生徒会を進められてここに来ました。」

 

「事業か。どこまで君はわかっているんだ?この学校のことについて。単に思い付きではないんだろう?」

 

「別にそこまでですよ、ただ来月に10万PPがもらえるか怪しいので、自分用に蓄えを持っとこうと思っただけです。」

 

「なるほど。このことはもう誰かに話したのか?」

「そこの櫛田くらいにしか教えてませんね。」

「なるほど。君と櫛田の端末に20万PP送金した。本来この情報は5月1日に解禁されるものでな、口止め料ってわけだ。それと、商売の内容も聞こうか。」

 

「口止めに関しては了解しました。事業の内容はですね、学園内での自転車・スクーターなどの交通手段のレンタルサービスと、モバイルバッテリーのレンタルサービスの二種類です。交通手段のほうは櫛田が発案してくれました。」

 

「面白いことを考え付くものだな。確かに、この広い学園の中で交通手段が少ないのは俺も不便に感じていたところだ。そこで二人に一つ提案がある。」

すこしぼーっと考えていたら会長から内容が話された。

 

「レンタルできる場所や、初期費用もそこそこかかることになるだろう。どちらも学園の何か所かにないと不便だろうしな。そこで、俺がその初期費用と、学園の生徒章とレンタルした人間を紐着けるサービスを流用する。その代わりに利益の1割を生徒会にくれ。俺が卒業した時は、そのままお前たちの懐でいい。どうだ?」

 

「私は紐づけのサービスなんて準備できないし賛成だけど、比企谷くんはどう?」

「俺も賛成だな、初期費用もばかにならないとは思っていたし、借パクも防げそうだしな。」

「ならそれで解決だな。橘、契約書を準備してくれ。」

 

「契約書に君たち二人の利率も書いたほうがいいんじゃないか?後々揉めると面倒なことになるだろうし。」

「そうですね!昨日比企谷君と半々ってことにしたから、45%私で、45%が比企谷君。10%が会長、ってことで大丈夫ですか?」

 

「了解だ。発注からサービスが開始できるまで、3日ほどかかるだろう。価格設定はどうするつもりだ?」

「昔私が使ったところだと30分130円とかだったから、それくらいでいいんじゃない?お出かけするにしても、場所増やしとけばそこの近くに返せばいいわけだし!」

「モバイルバッテリーは昔使ったのだと、1時間360円程だった気がするし、そんなもんでどうだ?」

 

「まあ、二つとも妥当といった価格帯だな。返却しなかったものは罰金として5000ppの支払い、とかも加えておこうか。契約証が完成したぞ。朱印をお願いしてもいいか?」

 

「これで契約成立、ということで。楽しみにしているぞ、二人とも。」

「ありがとうございました、失礼します。」「失礼します!」

 

「随分と良い一年がはいったもんだな、橘。」

「自慢の後輩です!」

 

 

 

「ホント疲れたー!会長すっごい圧力だったよね!」

「ホント、しゃべりずらかったわ。。今日は寿司でも食うか、臨時収入も手に入ったもんだし。」

「そうだね!おいしいもの食べてパーッといこっか!」

「はいよ、腹も減ったしそうするか。」

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