書いてると拙い文章になってしまう、小説書くのって難しい。
あらすじ
転生した。
↓
村焼かれた。
早朝、オレはカグラを背負い、
そこにある女性が近づいてきた。
「どうしたのキャロルちゃん?」
そう話しかけてきた女性は人魚の踵のマスターだ。名前は覚えていない。あまり関わりがないから。
「.....オレとこの子が住んでいた村、ローズマリー村を何者かに焼かれた」
『ッ...!?』
ギルド全体が再度驚きに包まれる。一般的に考えれば住処を奪われたら誰でもこうなる。落ち着いて話しているオレが異常に見えるだろう。
「オレはそいつらをなんとしてでも見つけて叩き潰す必要がある。それでここに用があった」
オレは背中で静かに眠るカグラに目をやった。
「この子、カグラを預かってほしい」
「でも...」
「これはお前たち人魚の踵にしか頼めない。
「でもそれじゃキャロルちゃんが」
「頼む、この通りだ」
そう言いオレはマスターに向かって頭を下げる。
「手を汚すのはオレだけでいい。どうせお前らは村の人たちはそんなこと望んでいないと言うだろうが、それじゃあオレのこの怒りは収まらない」
かつてオレが望んでいた日常を、何気ない奇蹟とも言える日々を、オレは悪くない、むしろ心地良いと思っていた。それを目の前で踏み躙られ、汚されたのだ。許されていい筈がない。
「んむぅ.....キャロル、お姉ちゃん...?」
しまった、カグラが起きてしまった。
目を擦りながらそう喋るカグラにオレは目線を合わせた。
「起きたかカグラ。今日からお前が世話になるギルドだ。迷惑かけないようにしろ、いいな?」
「お姉ちゃんはどうするの...?」
「オレは少し用事があってだな。なに、すぐ戻る。それまでにこれをお前に預けておこう」
そう言ってオレは異空間からあるものを渡した。それは闇の様に黒く、そして長さのあるものだった。
「オレが錬金術と魔法を駆使して作ったものだ。模造品だが、魔道具としての価値は十二分にあるだろう。これを、ダインスレイフをお前に預ける」
オレはダインスレイフを地面にそっと置き、カグラを軽く抱きしめた。カグラはまだ顔にハテナを浮かべていた。
オレはマスターに身体を向け、再度頭を下げた。
「カグラを頼む」
「...分かった」
「.....ありがとう」
あいつらに言えなかった言葉がするりと出た。
オレはカグラを横目で見た後、入り口に歩みを進める。
「さようなら」
そう小さく呟いたオレは術式を展開し、空へ飛び立った。
♪
カグラと別れてから半年近く月日が流れた。
あれから1人になったオレは村を焼いた組織を探していた。魔導士ギルドや、商業ギルドに話を聞いてみると、どうやら焼かれた村は1つや2つだけの話ではないらしい。
街から離れた辺境の村が狙っているのだろう。
それこそ魔導士が仕事じゃなきゃ行かないような村にしか。
それと妙な噂を聞いた。
だれも寄りつかない沖合の無人島に、塔らしきものが建てられている最中だそうだ。そこには大人子供が馬車馬の如く働き、塔の完成を目指しているらしい。しかしまだ噂程度だ。ある程度情報が固まり次第向かうとしよう。
そんなこんなでオレはある村に滞在している。
オレが住んでいるところは小さなプレハブ小屋みたいなところで、ギリギリ人が住めるような家だ。そこでオレはダウルダブラの製作をしている。
と言っても前世のように元となる聖遺物があるわけでもないので模造品を作ることになる。
だが、オレを舐めるなよ?
悠久とも言える時間を、ダウルダブラやチフォージュ・シャトーそしてパパの命題に費やしたオレだ。シンフォギアシステムやリンカー等の科学の研究をしたエルフナインの知識も頭に入っている。模造品とは言え前と同じ、いやそれ以上の出力を誇るダウルダブラを錬成してみせるとしよう。
♪♪
ダウルダブラの製作を決めてから数ヶ月が経った。
進捗状況は至って良好で、ある程度の形は出来上がった。
まだ出力は安定しないが、あと少しでも完成するだろう。
「ふぅ。......ん?」
軽く一息をつきながら紅茶を飲んでいるとあたりが騒がしいことに気がついた。
「ようやく来たか...!」
オレは嬉々とした顔色を浮かべながら家を出るとそこにはいつか見たであろう謎の紋章を描かれた服を着ている集団が見えた。
オレはその集団に手のひらを向けると、集団の上空に術式が展開され、集団を押し潰した。
以前ダウルダブラを纏い、戦闘した際に超重力波の塊をぶん投げたことがある。それを応用し、指定した空間の重力を操る術式を作り上げた。
オレは押し潰された集団に近づいた。
「お前らの目的はなんだ。答えなければ1人ずつ殺す。苦しませながら殺す。殺されたくなければ答えろ」
『ひ、ひいぃぃぃぃ!!!!!』
そう脅すとあっさりと情報を吐いてくれた。
この集団は黒魔術師教団らしく、その中の過激派が無人島に塔を建て、崇めている神?を復活させようとしているらしい。場所は陸から結構離れた沖合にある無人島らしく、村を襲撃した理由は教団員では人手が足らず、村を焼いて逃げる人々を攫って労働力にしているとか言っていた。
てっきりずっと黙秘して黙って殺されると思ったがすぐに情報を吐いてくれて少し嬉しい気分だ。
「全部情報は吐いた!俺たちを解放してくれ!」
情報を吐いてくれたリーダー格の人間が苦しそうな表情を浮かべながらそう叫んだ。
「そうだな、感謝する。だが」
オレは術式の出力を少しずつ強くする。
教団たちの呻き声が大きくなる。
「お前たちの行いがなかったことになるわけではない」
「さっき、殺さないって約束しt、ぎゃああああ!!!」
「約束などしていない。お前らは最初からこうすると決めていた」
「...卑怯者が!」
「.....卑怯者だと?色々な村を、人々を焼いたお前らが?ハハッ、飛んだ笑い話だ。貴様ら鏡を見たことがあるか?」
「...!」
「地獄で閻魔やハデス、アヌビスに土下座でもしていろ」
「あ、あ、ああああああ!!!!!」
術式の出力を引き上げたら、教団員たちは叫び声を上げながら重力に押し潰された。教団がいたであろう場所は血の海が広がっていた。
オレは村の入り口に歩みを進める。
ようやく村を焼いた存在、黒魔術教団の尻尾を掴んだ。オレの怒りを、ローズマリー村の無念を晴らす時が来た。
待っててくれ、エルザ。
ようやく尻尾を掴んだキャロル。この後の展開はどうなるのか?
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