歴史の立会人に   作:キューマル式

22 / 63
これからは週一投稿にすると言ったな?
あれは嘘だ。

いえいえ、今回はたまたまストックができたので今まで通り水曜の0時に投稿です。
これからも余裕があれば水曜と土曜の0時の投稿を。
余裕が無ければ土曜の0時の投稿でいこうと思います。

ジオンの技術に関する話。
そしてシャアの新しい搭乗機が何かほぼ判明。もっとも、実機はもう少し先の登場ですが。



第21話 技術者の語らい

『私の妹、キシリア=ザビは死んだ。

 常にジオン国民のために時にその政策で、時に軍略でこの国に尽くした妹だった。

 だが、そんな妹は連邦の凶弾の前に倒れた。

 ジオンの強さの秘密を探る、薄汚いネズミに対し、それをさせまいと毅然と戦ったうえでの死であった。

 国のため、諸君らのために尽くしたキシリアは死に、諸君らの父や子も多くが死んだ。

 

 こんなことがあってよいのか?

 国のため、ジオン独立という正義のために戦ったものたちが死に、薄汚い盗人である地球連邦が幅を利かせていてもよいのか?

 

 否! 答えは否である!!

 諸君には、今一度思いだしてもらいたい。

 地球連邦がどれだけこれまで長きに渡り、我ら宇宙に住まう者を迫害し、搾取を続けてきたかを。

 どれだけ、地球連邦が我ら宇宙に住まう民の声を踏みにじってきたかを。

 そこには断じて、『正義』などない!

 『正義』無き者に、人類を導くという資格はないのだ!

 

 そして人類を導くべき真なる優良種とは、『正義』を手にこの宇宙で独立を求め、地球連邦の横暴なる態度に毅然として立ち上がった、我らジオン国民だけなのである!

 

 この戦争はただの独立戦争ではなく、『正義』のための戦いである。

 キシリアも諸君らの父と子も、その『正義』の礎となって死んだのだ。

 

 その死を、我らは無駄にしてはならない!

 

 国民よ、立ち上がれ。

 その胸にある悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!

 

 この戦争に勝利したとき、始めて我らジオンの正義は完成し、そのときこそ死した諸君の父も子も、キシリアも、永遠の喜びの中を漂うだろう!

 

 ジークジオン!!』

 

 

『『『ジークジオン』』』

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「……まさしく見世物(ショー)だな」

 

 テレビからキシリア=ザビの国葬の様子が流れているのを見ながら、ポツリと呟く。

 妹の死というものを装飾し、その創られた世界に熱中する群衆……これはギレンが国民向けに作った『見世物(ショー)』である。

 しかし、それによって本当に国民を熱中させることができる人間がいかほどにいるだろうか?

 その手腕は悔しいが『天才的』としか表現しようがない。

 

「……」

 

 暇つぶしにつけていたがいい加減に見ていられなくなり、私は応接間のテレビを消した。

 今日は私はある場所へと出向いている。ここで人と会う予定だ。

 やがて、コンコンと扉を叩く音が響くとその人物が顔を見せる。

 

「お待たせしました、パプティマス=シロッコ少佐」

 

「いいや、時間通りだよ、オリヴァー=マイ中尉」

 

 私のやってきた場所、それは……ジオン技術本部であった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「モビルスーツ携行式ビーム兵器のデータ、確かに受け取りました。

 これで公国のモビルスーツ開発はさらに加速します。

 素晴らしい成果ですよ、少佐」

 

「なに、優秀なスタッフたちのおかげだよ」

 

 そう言って私は和やかに返す。

 私が来ているのは技術本部にビーム兵器のデータを渡すためだった。

 ビーム兵器の開発成功はすぐに軍上層部に報告され、そのデータ提出を要求されたのだ。私としてもビーム兵器は普及してもらわないと困る。そのために設備など必要なものはいくらでもあるためここは出し惜しみしないと決めた。

 そこで、私は昔助けたことで顔も知っているオリヴァー=マイ中尉へとデータを渡したということだ。

 しかし……私の目的はそれだけではなかった。

 

「ところでマイ中尉、このあと昼食でもどうかね?

 私もサイド3に戻ったばかりでね、今後のためにも『色々』教えてほしいことがあるのだよ」

 

「……そうですね。

 今後のためにも『色々』、ですね」

 

 事前に少し話をしていただけあって、スムーズに進む。

 私はマイ中尉と共にサイド3の昔なじみの店を訪ね、そこでパスタなどつまみながらマイ中尉と話をすることにした。

 

「それで、シロッコ少佐は何が聞きたいんですか?」

 

「とりあえずは……ジオニックの様子を教えてくれないか?」

 

 まずは一番気になる部分を聞いてみた。

 

「ご存知の通り、例のザク情報漏えい事件で大ダメージを受けてますよ」

 

「だろうな」

 

 ここに来る途中、新型汎用機までの繋ぎとなる宇宙用主力モビルスーツの座を、リック・ドムが勝ち取ったという話を耳にした。

 リック・ドムの対抗馬はジオニックの高機動型ザクであった。高機動型ザクは優れた性能を持っていたが扱いにくいという欠点もある。しかし、今回なによりも高機動型ザクを不採用に陥れたものは『ザクであること』だった。

 ミノフスキー粒子下の戦闘は有視界近接戦闘、目視が非常に重要になる。そんな中、敵と同じ形状をしている時点で高機動型ザクは問答無用で不採用だったというわけだ。

 

「ザクの納品は全面ストップ。 前線ではザクの使用を控えるような話も出ています。

 ジオニックの上役は青い顔をしてましたよ」

 

「まぁ、そうなるな」

 

「しかし商魂たくましいもので、もうジオニックからザクの再利用計画案が上がってきていますがね」

 

 そう言って、マイ中尉は数枚の資料を見せてくれた。

 

「これはなんとまぁ……」

 

 そこに映っていたのは、ザクの上半身にガトルの推進機を下半身にしたモビルスーツだった。私の原作的な知識から言えばデラーズフリートのモビルスーツ、『ドラッツェ』である。

 前線でザクの使用が禁止されそうな状態なので、その改造案として外見の変わるドラッツェを提案してきたらしい。

 

「宇宙は今後、リック・ドムとこの宇宙用改造ザク『ドラッツェ』が主力になりそうです。

 他にも、支援用としてザクの武装を流用した戦闘用ポッド『オッゴ』も提案、これも採用が決定されています」

 

「ジオニックはたくましいな……」

 

 私は少し重くなった頭を抱えた。

 

「しかし、リック・ドムにも稼働時間など弱点は存在します。

 これはあくまで新型主力機投入までの、繋ぎにしかすぎません」

 

「わかっている。

 私の方も、ビーム兵器を標準装備した新型汎用機を設計中だ。

 ツィマッドから、そう遠くないうちに提出されるだろう」

 

 その私の言葉に、マイ中尉は何とも言いにくそうな顔をした。

 

「何か?」

 

「……これは噂ですが、ジオニック社は今回のザクの件で大ダメージを受け、次の次期主力モビルスーツには社運をかけているといいます。

 そのため、軍内に様々な伝手で、なりふり構わぬ手を使っていると……」

 

「つまり……最初から次期主力モビルスーツはジオニックの新型で内定していると?」

 

「あくまでも噂ですが……。

 もっとも新型の性能が低ければそれも絵に描いた餅でしょうが、それだけの性能がジオニックの新型にあるのも事実ですよ」

 

 そう言ってマイ中尉はその写真を見せてくれた。

 

「……もう実機が出来上がっているのか?」

 

「ええ。 少佐のドムに触発されたらしく、開発にはかなり力が入れられたそうです。

 高機動型ザクⅢ……新たな開発コードは『ゲルググ』です。

 ビーム兵器使用を前提として開発が進んでいた新型ですよ」

 

 どうやら、私のドムの早期開発はツィマッドだけではなく、ジオニックの開発を早めることになっていたようだ。写真には私の良く知る原作の『ゲルググ』にそっくりな機体が映っている。ただ背中にはドムと同じヒートサーベルを装備し、右の背中にはジェネレーターに直結された銃……私の原作の知識としてはガンダムF91の『ヴェスバー』のような形状のものが装備されている。

 それを見て、私は頷いた。

 

「なるほど……ジェネレーター直結型の手持ちメガ粒子砲を主兵装とする予定で造っていたのか……」

 

「ええ、ライフルサイズへの小型化は無理だったようで……。

 ですが今回の少佐のエネルギーCAP理論のおかげでライフルへの小型化が可能になりました。元々ジェネレーター直結型手持ちメガ粒子砲を装備する予定だったので、ジェネレーター出力も十分すぎます。

 おそらくビームライフル装備に設計変更されたタイプを次期主力機のトライアルに提出してくるでしょうね。そちらのほうが生産性・整備性・機動性がグンとあがりますから。

 それらがされていない現段階でこのスペックというのは……凄いものですよ。

 それに、スペック表に現れていない部分も凄いです。

 少佐から提出してもらった、連邦型のコンピューターシステムとモビルスーツ制御OSの技術情報……コンピューター関連の技術では連邦の方が上というのは本当だったんですね。

 情報提供された各社がこぞって研究・搭載を予定しています。

 当然ゲルググにも搭載されるでしょうから、操作だって各段に容易になるはずです」

 

「確かになかなかのものだ。

 これ以上の機体の設計自体はできるが……生産性などを鑑みると、どうなるかはわからんな」

 

 さすがは数カ月投入が早ければジオン軍が勝利していたとまで言われる名機ゲルググである。おまけに政治的な力はジオニックは相当に強い。

 

(現段階でほぼ完成している以上、これは次期主力モビルスーツの座はゲルググに持っていかれるかもしれんな……)

 

 私はそんな風に考える。

 だが、それならそれでも構わない。私の目的はあくまで連邦との戦争に勝利することだ。別に私の手掛けたモビルスーツが正式採用されることが目的ではない。ゲルググはそういった意味では納得のできる性能をもっており、これが正式採用されるとしても、何の文句もなかった。

 

(それに、その間に先の開発を進めればいい話か……)

 

 そう考えて、私は次期主力モビルスーツのことは考えないことにした。

 

「ジオニック社の近況はわかった。 次はMIP社はどうだ?」

 

「MIPですか?

 あそこは……モビルスーツ開発からは撤退しました」

 

「何だと!?」

 

 あまりに予想外の言葉に、私は一瞬言葉を荒げてしまった。

 何でも水陸両用モビルスーツでのシェアを狙って新型モビルスーツを開発していたが、ツィマッド社の『ハイゴッグ』の登場によって、後発でシェアを奪うのは不可能との判断を下し、モビルスーツ開発からは撤退したという話だ。なんと私がハイゴッグを早期投入した影響で、MIP社の傑作機『ズゴック』を殺してしまったのである。

 今まで私の干渉で開発促進などのプラスにことが働いていたため、このマイナスの影響には驚いてしまった。

 

「そのかわりMIP社は提供されたハイゴッグのデータを元に、人型を排して性能を特化させたモビルアーマーの開発の方にシフトしました。

 これがMIP社の新型です」

 

 そう言って見せられたのは腕付き三角形……モビルアーマー『ビグロ』である。

 どうやらMIP社はモビルスーツ開発に廻していたリソースをすべてモビルアーマー開発に廻したようだ。ビグロの開発がかなり早い。

 

「人型での汎用性を捨て大型化したことで、高速・高火力・重装甲を実現。

 その分コストは高くなりましたが……」

 

「コンセプト的にはどう考えても量産兵器ではない、ハイエンドで少数配備を前提としているから問題もあるまい。

 これももう実戦配備段階なのか?」

 

「はい。

 すでに生産も始まって、7月の中旬には数機がソロモンに配備されるそうです」

 

 ビグロの高速・高火力・重装甲からくる一撃離脱は、宇宙での敵戦艦撃沈に非常に有効だ。その機動力はモビルスーツの防衛線をすばやく突破し、その装甲は近接対空砲火を物ともせず、その火力は敵艦をたやすく撃破するだろう。

 それが7月の段階で本格導入されるとなると心強い。

 ゲルググにビグロ……どうやら宇宙の方はそれほど心配はなさそうだ。

 

「ありがとう、マイ中尉。 おかげでいい話が聞けたよ」

 

「少佐にそう言ってもらえると嬉しいですね」

 

 そう言ってマイ中尉は照れ臭そうに笑った。

 

「他には気になる話はあるかな?」

 

「そうですね……あの話があります。

 『フラナガン機関』と『公国突撃隊』です」

 

「『フラナガン機関』と『公国突撃隊』?」

 

 私はオウム返しに返していた。

 『フラナガン機関』は知っているが、『公国突撃隊』という組織は初耳だ。

 

「『フラナガン機関』はご存知かもしれませんが、キシリア閣下がニュータイプの研究とその軍事利用・専用特殊兵器の開発のための機関です。

 それが……今回の騒動のどさくさで亡命者が出てしまって……」

 

「ああ、それは聞いているよ」

 

「はい。

 そういうこともあり、『フラナガン機関』はギレン閣下の直属である『公国突撃隊』が監督することになるらしいです」

 

「それは監督というより『監視と管理』だろう?」

 

「そうともいいますね。

 この『公国突撃隊』……もっと言えばギレン閣下の後押しで、『フラナガン機関』はかなり技術力が上がる予定です。

 ジオニック社やMIP社の技術者を、半ば強制的に引き抜いて廻すみたいですからね」

 

「そうか……それで、その『公国突撃隊』というのは?」

 

 私が促すと、マイ中尉は少しぬるくなったコーヒーを一口すすると説明を始める。

 

「『親衛隊』はご存知ですよね?」

 

「ああ」

 

 『親衛隊』はよく知っている。あのデラーズフリートを起こして反乱を行う『エギーユ=デラーズ』を隊長とする集団だ。

 本来は『親衛隊』はザビ家を守る集団なのだが、今では狂信的なギレン信仰者で固められ、『本土防空隊』と並ぶギレンの私兵である。

 

「『公国突撃隊』は同じような……『親衛隊』の一派のようなものです。

 その構成員は若手の兵卒や将校、果ては士官学校学生から一般の学生まで……。

 ギレン閣下に忠誠を誓い、ことあらば命を捧げるといった集団ですよ。

 これが、若者の間ではかなり数を増やしています」

 

 若者を中心としたギレン信仰者の民兵組織と、それを統括する正規兵といった感じだろうか?

 いや、『ギレン教信者』とでも言った方が早いか?

 どちらにせよ、そんなものが流行っているとは嘆かわしい限りだ。

 

「ちょっと前は学生のクラブ活動程度の規模の運動だったんですが、今では『公国突撃隊』はギレン閣下の強力な後押しもあり、急速に発言力を増しています。

 これに加えて、少佐から提供された連邦製コンピューターのデータから、経験の低い者でもモビルスーツを扱えるようになるための操縦システムの開発をギレン閣下は厳命しましたし、操作の容易な『オッゴ』の即時採用、今回の事件のせいで前線に出せないザクを訓練用で都合してみたり、ギレン閣下の『公国突撃隊』への支援の幅はかなり広いですよ。

 噂では学徒出陣のための布石なんじゃないかと言う話もあります」

 

「学徒出陣か……」

 

 その単語を聞いて、嫌な気分になる。

 古来から正規の長期的に育てた兵ではなく、強制徴用した早期戦力を投入して戦争に勝利した国家はない。

 学徒出陣など亡国の足音としか思えないが、現実味がある話だから嫌なものだ。

 そこまで考えてから、私は自嘲気味に笑う。

 

「……15にも満たないメイ嬢とマリオンを戦場に連れだしている私のような男が言えたことではないか……」

 

「はい?」

 

「いや、こちらの話だ。

 それよりありがとう、非常に有意義な話だったよ」

 

 特に最近勢いを持つギレンの私兵『公国突撃隊』というのは興味深い話だ。

 今後もその動向には気を付けることになるだろう。

 

「……自分のような技術屋がこんなことを言っていいのかわかりませんが、『公国突撃隊』にはあまりいい噂を聞きません。

 『暗殺』などの後ろ暗い仕事をしているとも聞きます。

 ……少佐、気を付けてください」

 

「わかった、忠告感謝しよう」

 

 私はマイ中尉に礼を言い、食事を終えて別れた……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「さて……」

 

 ずいぶんと話し込んでしまったが、幸いにも時間はある。次の目的地へと移動することにしよう。

 私はタクシーを拾うと、郊外の病院へと向かった。

 

「……」

 

 白い壁と鼻をつく薬品の臭いの中、私はその病室をノックした。

 

「失礼する」

 

「……君か、シロッコ」

 

 病室に入ると、そのベッドサイドの椅子にはシャアが座っていた。

 そしてその視線の先には……ベッドでこんこんと眠り続ける、ララァ=スンの姿があった。

 

「……医者の話では、身体はどこも悪くは無いそうだ。

 ただ意識だけが戻らない……」

 

 その話を聞きながら、私はさもありなんと思う。

 私もニュータイプとしての力ですぐに分かった。何故なら、今のララァ=スンは抜け殻だからだ。その身体に宿るべき意識……『魂』ともいうべきものは、今その身体の中には無い。

 『フラナガン機関』でのある実験の結果、ララァ=スンは眠り続けている。

 そして、私はそれをやった相手を知っていた。

 ララァ=スンを眠りにつかせ、連邦へと亡命した男……。

 

(クルスト=モーゼス。

 貴様は私とシャアの敵、そして……我々ニュータイプの敵だ。

 望み通り、誰が裁かれる者なのか教えてやる。

 必ず、血祭りにあげてやろう……)

 

 私は、私と友に喧嘩を売った男の、そしてニュータイプにとっての敵の名を心の中で呟いたのだった……。

 

 

 




今回は丸々技術関係の話でした。

そして何度か予告していた、シャアが本来絶対に乗ってはいけない新しい搭乗機は蒼いドレス(塗装)と大きな帽子(頭部)がチャームポイントのあの子です。
しかもこの機体、座ると女の子が手取り足取り導いてくれるんですよ(意味深)。
ジオンの騎士? 知りませんな。

マリオンを仲間にしたり、7.5話の段階でフラナガン機関の早期設立とララァがフラナガン機関にいるという話にシロッコが違和感を覚えたりなど推理材料はありましたから、結構な数の人たちには予想通りの展開なんじゃないかなぁ。
感想で『ララァに乗る』と冗談めかして書いていた人がいましたが、実はそれが一番正解に近いという……「ニュータイプか?」と思いましたね。

次回は土曜日0時の更新、3人娘の休日のお話の予定。
次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。