歴史の立会人に   作:キューマル式

52 / 63
お久しぶりです。
リアルでの用事やらPCが壊れたりで久しぶりの投稿になります。
今回はイフリート改VSブルー1号機のEXAM対決。

シャアの戦いをお楽しみ下さい。


第49話 渾名の由来

 『EXAMシステム』―――クルスト=モーゼス博士の開発したモビルスーツ用特殊OSの名称である。

 これはただの高性能モビルスーツ用OSだと思われているが、その実態は稀代のニュータイプであるララァ=スンの魂を取り込んだことで人工的にニュータイプと同じ能力を普通のパイロットが発揮できるようにしたものだ。

 『EXAMシステム』を発動したイフリート改を操縦するシャアはその機能によって、今はコックピットにいながら風すら感じ取れる『ニュータイプの感覚』を手に入れていた。だがそんなものが無くてもシャアは『ソレ』を感じ取ることができただろう。まるで肌に突き刺さるような不快な感覚……『殺意』である。

 とはいえ、シャアはエースパイロットとして幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた。戦場で『殺意』を向けられることなど日常茶飯事なのだが、今感じる『殺意』は普通の戦場のソレとはどこか違う。何というか……『作り物めいている』とシャアは感じた。

 そして連邦のEXAM搭載機である『蒼い死神』―――ブルーディスティニー1号機から、『殺意』は弾丸という形でシャアに放たれる。

 

「当たらんよ!」

 

 ブルー1号機のライフルから放たれた90mm高速徹甲弾だが、シャアはその弾丸を『来ることが分かっていた』ように完全に避けてみせる。

 お返しとばかりに、今度はイフリート改からビームライフルが放たれた。高速で放たれるビームを回避することは困難を極めるはずなのだが……ブルー1号機も『来ることが分かっていた』ようにそれを回避する。

 そう、ニュータイプ特有の未来予知にも似た『先読み』を駆使した戦いをイフリート改とブルー1号機は繰り広げていたのだ。

 

「これがニュータイプ同士の戦いか……」

 

 『先読み』を駆使しながら操縦をこなすシャアは、そう思わずつぶやく。

 シャアは『EXAMシステム』を起動しての『ニュータイプ対ニュータイプの実戦』は初めてだ。今までも実戦で『EXAMシステム』を起動することはあったが、それはあくまでニュータイプ以外の相手に対してである。一応ニュータイプであるシロッコを相手に模擬戦という形で対ニュータイプ戦をやったがしょせんは模擬戦、実戦とは何もかもが違う。

 

「ええい、やりづらいものだ!」

 

 システムを起動してから見えているララァの幻視の導きに従って『先読み』を行うのは、かなり神経を使う。さらにその『先読み』の結果に従って機体を素早く正確に動かさなければならない。少しでも間違えれば、相手の『先読み』による正確な攻撃は自分に死を運んでくるだろう。『対ニュータイプ戦』とは操縦技術はもとより、根気と精神力の戦いでもあるのだ。

 イフリート改とブルー1号機は互いに弾丸を放ちながら動き回る。そのあまりに鋭く、あまりに正確な動きの連続は外から見る者には驚愕だっただろう。

 だからこそか、両者の戦いの変化は外側ではなく、むしろ『内側』にこそあった。

 

『逝っちまえよ、ジオン野郎!!』

 

「ぐっ!?」

 

 ブルー1号機のパイロットであるファレル=イーハ中尉の『プレッシャー』がシャアを襲った。

 武道などでは達人の威圧を受けることで動けなくなってしまう『いすくみ』とも呼ばれることが起こる。この『プレッシャー』とはそれと同じで、ニュータイプとしての感覚で叩きつけられる強烈な意思だ。それによってまるで金縛りのように動けなくなってしまうのである。

 高い能力を持つニュータイプパイロットの強さの一つがこの『プレッシャー』だ。強い精神力と意思があればそれを跳ね除けられるが、戦場ではその一瞬が命取りになるからだ。

 間一髪、シャアはその叩きつけられる『プレッシャー』を跳ね除けると転がるようにしてイフリート改を回避させた。その場所をブルー1号機の胸部ミサイルが通り抜けていく。

 一度距離を離して仕切り直すため、後ろに飛び退きながらイフリート改は脚部の有線ミサイルを放った。それを後ろに跳んでブルー1号機は回避する。

 正面から向き合うイフリート改とブルー1号機。互いに互いの動きを読み合い、次の動きを決めようとする。向き合っていた時間など1秒少々といったところだろう。

 しかし、そのパイロットたるシャアとファレルにとってはそれは額面通りの1秒という時間ではなかった……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 シャアはイフリート改のコックピットに座りながら、光る宇宙のような空間にいた。

 そしてその正面には同じようにブルー1号機のコックピットに座るファレル=イーハ中尉の姿が見える。

 すると、ファレルの身体から黒い影が滲み出るように立ち上った。

 

「ぬぅ!?」

 

『ギャハハ! 死ね、死ねよジオン野郎!!』

 

 狂ったような嗤いとともに、まるで突風のような『プレッシャー』がシャアに襲い掛かる。

 それと同時に、シャアはファレルの思念が流れ込んでくるのを感じた。

 

 一週間戦争にルウム戦役、多くの戦友が散っていった戦い。

 ジオンのモビルスーツという新兵器に手も足もでなかった無念。

 自分にモビルスーツパイロットの適正があるとわかったときの歓喜。

 そして圧倒的な性能を誇る『ブルーディスティニー1号機』と、敵の動きが手に取るようにわかる『EXAMシステム』を手に入れ、ジオンを狩る絶対的な存在になったのだという愉悦。

 それらの思念が混じり、収束することで怨念じみた『殺意』を形成しているのである。

 

「なんという怨念じみたプレッシャーだ!」

 

 その膨れ上がる悪意に、シャアは敵であるファレルの精神力に驚愕する。

 しかし……それは間違いだとシャアはすぐに気付いた。

 

 シャアはファレルの向こうにララァの姿を見た。

 ファレルの耳元で何かを指示するように囁いている。それはまるで人を堕落へと誘惑する悪魔のようだ。しかし、そうしながらもそのララァは涙を流していたのである。それは間違いなく、ブルーディスティニー1号機のEXAMに捕らわれた、ララァの魂の欠片だった。

 その瞬間、シャアは理解する。

 

 『EXAMシステム』とは、ニュータイプの力に恐怖したクルストが創りあげた『ニュータイプを殲滅するためのシステム』だ。その敵である『ニュータイプ』と出会ったときには、パイロットを『殲滅衝動』によって支配し、ニュータイプ殲滅のための部品の一つにする。いわゆる『暴走』のことだ。

 そのことはシャアもよく知っている。初めてイフリート改と出会ったそのときには、その『殲滅衝動』のせいで友人であるシロッコを殺しかけたのだ。

 シャアが『EXAMシステム』を使えるのは、その精神力でシステムの『殲滅衝動』を制したことと、中にいるララァの魂がシャアを守ろうとしてくれているおかげである。

 だからこそ、今のファレルは『EXAMシステム』の『殲滅衝動』によって流されその意思を『殺意』の方向に捻じ曲げられて『暴走』しているのだと理解した。

 

 同時に、シャアは何故あのシロッコが『EXAMシステム』を嫌悪し、敵視するのかも理解する。『EXAMシステム』はまさしくニュータイプの魂を捻じ曲げ利用するためのものなのだ。そこに元となったニュータイプの意思など関係ない。ニュータイプとしてシロッコがそれを許せるはずもないのだ。

 そして、シャアもふつふつとした怒りを感じていた。あの心優しいララァが、人を殺戮に駆り立てる悪魔のようなことをさせられているのである。

 

 その時、ふとシャアはぬくもりを感じた。

 ファレルと同じように、シャアのすぐ傍にはララァの姿があったのだ。悲しそうな瞳で、目の前の敵たるファレルと、彼に囁き続けるもう一人の自分を眺めていた。

 そんなララァの悲しみが、シャアにはわかった。

 

「わかっている、ララァ。

 君はEXAMではない。 あれが……あんなものが君であるわけがない!」

 

 ララァの悲しみを止め、ララァをこの『EXAMシステム』という檻から解放するためにも、シャアはEXAMマシーンの破壊を改めて決意する。

 

「EXAMに溺れた連邦のパイロット、その怨念じみた殺意はEXAMとともにここで終わらせる!」

 

『やってみろよ、ジオン野郎!!』

 

 シャアとファレルのお互いの意思がオーラのように立ち上り、ぶつかり合う。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 外部から見れば1秒程度、本人たちの精神世界での体感時間ではそれこそ数分の邂逅の後、イフリート改とブルー1号機は同時に正面から駆け出した。

 互いに接近しながらビームライフルと90mmライフルが火を噴く。接近状態で回避が極めて困難のはずのその攻撃をお互いに回避しながら、2機はクロスレンジに飛び込んだ。当然のようにお互いの左手にはビームサーベルが握られている。

 イフリート改の振り下ろすビームサーベルを、ブルー1号機が同じくビームサーベルで防いだ。ビームサーベルの形成磁場同士が干渉しあい、火花を散らす。しかしその瞬間、ブルー1号機がその胸部に搭載されたバルカン砲を発射した。この極至近距離での高速で飛んでくる弾丸だ。その攻撃はイフリート改の装甲を叩いた。

 しかもその弾丸は狙ってか運悪くか、イフリート改の右手のビームライフル基部にも命中していた。内部にプールされていたメガ粒子が損傷によって漏れ出し、爆発の危機を迎える。

 イフリート改はビームサーベルのつばぜり合いの状態を切り払って距離を離すと、ブーストを全開にして飛び上がりながら爆発寸前のビームライフルを投げつけた。

 空中で爆発するビームライフルは内部に蓄えていた凶悪なメガ粒子をまき散らしながら爆発する。これにはたまらず、ブルー1号機は左腕のシールドを掲げながら後退した。

 だが、その時には踏み込みからの急激なブーストでブルー1号機の右に回り込んだイフリート改がビームサーベルを振り下ろしていた。空中のビームライフルの爆発に気を取られていた相手の死角を突くような見事な攻撃だ。

 しかし、ファレルとて連邦のエース級パイロットである。普通ならばこれで決着がついてしまうような攻撃をとっさに機体を捻り、その被害を90mmライフルを斬られるだけで抑えていた。

 銃身を溶断された90mmライフルを投げ捨てつつ、ブルー1号機は胸部のミサイルとバルカンを同時に発射して弾幕を張り、追撃を防ぐ。

 いかにシャアでもこれにはたまらず、イフリート改をまるで転がるようにして距離をとった。

 

「はぁはぁ……」

 

 コックピットの中で、シャアは荒い息をついていた。

 急激な機動による体力の消耗、そして『EXAMシステム』による精神の消耗の双方がシャアを蝕む。しかし、それは相手も同じことだ。モビルスーツ戦というのはこういった体力と精神力の根競べという側面もあるのである。

 

『クソッ! クソックソッ!!』

 

 一方のファレルはコックピット内で激しく憤っていた。

 

『何で死なねぇ! 何でまだ生きてやがるジオン野郎!!』

 

 今まで『EXAMシステム』を使ってからは、ジオン兵を殺すなど簡単な仕事だった。だが、その簡単のはずの仕事がまだ終わらない。その事実が『暴走』によって感情の制御の利かないファレルにとってはひどく不愉快なのだ。

 

『クソクソクソッ!!

 もっとだ! あのジオン野郎を殺す未来をさっさと見せやがれ、クソ女!!』

 

「……どうやら底が知れたようだな、連邦のパイロット」

 

 ニュータイプの感覚でファレルの感情を読み取ったシャアは、冷ややかな感情をぶつける。

 

「自らの不甲斐なさを他の誰かの、ましてや女性のせいにするのは底が知れるというものだ、連邦のパイロット!」

 

 シャアにもニュータイプの感覚でファレルの向こう側の、『暴走』に対して悲しそうなララァの姿は見えている。挙句の果てにはララァを『クソ女』呼ばわりだ。いい加減にシャアも腹に据えかねていたのである。

 シャアのその感情を、同じくニュータイプの感覚で感じ取ったファレルは激しく反応した。

 

『ジオン野郎……ブチ殺してやる!!』

 

 ブルー1号機は両手にビームサーベルを抜き放ち、突っ込んでくる。それにイフリート改も両手にビームサーベルを抜き放ちながら、迎え撃った。

 右に左に、上に下にとブルー1号機から必殺の刃が振り回される。それをイフリート改は同じく両手のビームサーベルで捌く。

 

『死ね死ね死ね死ねぇ! ジオン野郎!!』

 

「見た目は派手だが、どうということはない!

 ララァ、私を導いてくれ!!」

 

 まるで嵐のように繰り出されるビームサーベルだが、だんだんとシャアはそれを防ぐのではなく、薄皮一枚ならぬ『塗装一枚』とでも表現するような絶妙な形で避けはじめた。それはブルー1号機の動きをシャアが完全に見切り始めていることに他ならない。そして、その隙をついてシャアは反撃を始めた。それに対してファレルは焦り始める。

 

『何でだ!? 何で俺の『読み』より速いんだ!?』

 

「戦いとは、相手の一手二手先を読んでするものだ」

 

 今まで絶対的だった『先読み』の通じない相手に、『暴走』し感情の制御の利いていないファレルはただただ子供のように憤慨し、力を振り回すだけだ。

 ここにきて『EXAMシステム』によって暴走した者と、それを制した者との差が明確に表れたのである。

 

『クソがぁ!!』

 

 ブルー1号機が左のビームサーベルを振り上げるが、それをイフリート改は機体を反らして絶妙な位置で避けてみせる。しかし、それはファレルの予想した通りの動きだった。

 

『死ねよや!!』

 

 その回避によって反らしたイフリート改に、ブルー1号機の右手から必殺必中のビームサーベルの突きが迫る。

 自らの勝利を確信するファレルだが……彼はシャアを、『赤い彗星』と渾名されるエースパイロットを甘く見過ぎていた。

 

『何ぃぃぃ!!?』

 

 イフリート改はその場で、まるでターンするようにしてその必殺の突きを回避したのである。

 この動き、ドムのようなホバータイプの機体であれば基本とも言える回避パターンだ。しかしこれは、『ホバーで足が地面についていないからこそできる回避』なのである。それをシャアは歩行型のイフリート改でやったのだ。

 

 

 シャア=アズナブルという男が『赤い彗星』と呼ばれるようになった由来、それはルウム戦役で通常の3倍とも言われる速度で動き回り、連邦の艦艇をことごとく沈めたことにある。

 その速度の秘密は、踏み込みとブーストの使い方である。敵の艦艇を蹴るのと同時にタイミングよくブーストを全開にすることによる急加速なのだ。

 それは一歩間違えれば大きくバランスを崩して隙となる『諸刃の剣』だ。だが、シャアはそれを天性の才によって『最強の剣』として扱っているのである。

 ブーストとスラスターのすべてを知り速度を練り上げる……ブーストとスラスターの使い方に関してはジオン軍でも随一の使い手、それがシャアが『赤い彗星』と呼ばれる所以なのだ。

 

 

 ザンッ!!

 

 

 突きを外して伸びきったブルー1号機の右腕を、イフリート改のビームサーベルが断ち切った。上腕から焼き切られたブルー1号機の右腕が、重い音とともに地面に転がる。

 慌ててファレルは弾幕を張ることで距離を稼ごうとした。しかし、そこをイフリート改の腕から放たれたグレネードランチャーが襲い掛かる。ブルー1号機の頭部横を通り過ぎる瞬間、設定されたとおりに信管が作動しブルー1号機の頭部右半分を焼いた。

 

『ぎぃゃぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

 まるで自身が焼かれたかのような絶叫がファレルからほとばしる。『EXAMシステム』の影響による強すぎる感性は、そこまでのものを感じ取ってしまえるのだ。感じすぎることも決していい事ばかりではないのである。

 損傷によってフラフラとするブルー1号機に、ここが好機とシャアはイフリート改のスラスターを全開にした。踏み込みと同時のスラスターの全力稼働によって、赤いイフリート改は一気にトップスピードに辿り着く。その姿は地上にあろうと変わらない『赤い彗星』の姿だ。

 

『クソッ! クソッ!

 動け、動けよこのクソマシーン!!

 未来を見せやがれよ、クソ女!!』

 

 すでに冷静さを欠いたファレルに、その迫る彗星に抗う術などなかった。

 

 

 ザンッ!!

 

 

 イフリート改の両手のビームサーベルが振り下ろされ、ブルー1号機を×字に切り裂いた。明らかな致命傷だ。

 イフリート改が距離を離すために大きく後ろに跳び上がる。

 斬られた個所から炎が噴き出し、それがジェネレーターに引火してブルー1号機は大爆発を起こした。

 飛び退いたイフリート改が着地すると、爆風によってその足元に何かが転がり落ちてくる。

 それは吹き飛んだブルー1号機の頭部だった。

 右の半分はグレネードランチャーの至近距離での爆発で内部機構が露出していた。その人間の目のようにも見えるデュアルセンサーには、まるで残り火のように『EXAMシステム』発動中を示す赤い狂気の光が残っている。

 

「……」

 

 

 グシャッ!!

 

 

 シャアは無言で、そのブルー1号機の頭部をイフリート改で踏みつぶした。

 

「……これで一つ」

 

 シャアはシートに深々と身を沈めると、天を仰ぎ見た。

 ブルー1号機の爆発による黒煙が天に昇っていく中、シャアはそこに微笑むララァの姿を見たような気がした……。

 




シロッコ「ブーストとスラスターのすべてを知る男……それが渾名の由来だ」

シャア「……私は人斬り抜刀斎か?
    それに『プレッシャー』が何やら鵜堂刃衛の『いすくみの術』になってるわけだが……」

シロッコ「その理解で大方問題ない。 『ニュータイプ=人斬り』かもしれん」

シャア「いや、そのりくつはおかしい」



因縁のEXAMシステム搭載機同士の戦いでした。
シャアの勝ちなわけですが……ニュータイプ戦は書くの難しい。

そしてファレルさん。
プロトタイプとはいえガンダムでザクⅡJ型2機に真正面から負けた上に、ガンダムを『クソマシーン』呼ばわりする面白い人。
本作ではよりにもよってブルー1号機とララァをクソ呼ばわりしてシャアの逆鱗に触れてしまったようです。
……個人的には、こういうドマイナーでキャラの立っている人は大好きです。


次回は中休めのお話。
そしてついに残りのブルーがパイロットとともに顔見せの予定。
次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。