好きに推し、ホロライブに染まる   作:ゲーム小僧

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南之魁樣、ふくまめ樣、シャインマスコット樣、kei0503樣、高評価ありがとうございます!おかげさまで評価のゲージがオレンジ色になりました!ありがとうございます!

あと少しでAC6が発売されます…多分やり込むので25日以降は更新が遅くなると思われます。暫しお待ちを…!

あとアンケートを実施しております。もし良ければ回答して下さい_(┐「ε:)_


夏だ!ホラゲーだ!ミオママだぁ!!

 

 

とある蒸し暑い休日の朝…俺はキッチンにてリズミカルに大量のキャベツを刻み、ボウルに盛り付けた。そして生み出された料理は山盛りのキャベツ。ンッン〜…ご機嫌な朝飯の出来上がりだな。

 

 

「いただきます」

 

 

こよりから頂いたマヨネーズをかけ、口いっぱいに頬張った。

 

 

「ん?・・・美味いぞ!?」

 

 

頂いたマヨネーズの量はダンボール5箱と尋常ではなく、どう処理するか悩んだ末にキャベツの千切りをチョイスしたのだが…マヨネーズはとても濃厚な味わいであり、キャベツは立派なご馳走へと変貌を遂げたのだ。

 

 

──ピーンポーン♪

 

 

「・・・インターホン?客か?」

 

 

おかしいな…俺に友達はいないのだが。

 

 

俺は疑問に思いつつもドアを開けた。

 

 

 

 

 

 

「おはみぉーん!うちだよ!!」

 

 

其処には黒いケモミミと赤いメッシュが特徴的な大神ミオさんが立っていた。

 

 

「あっ、ミオさん!おはようございます」

 

「急に来ちゃってごめんね?ちょっとお願いがあって…」

 

「お願い…ですか?とりあえず立ち話もなんですから、良ければ上がって下さい」

 

「お、お邪魔します…」

 

 

ホロメンのお願いを聞くのは義務だからね、仕方ないね♂

 

 

 

 

 

 

あれ、なんで家の住所知ってるの?

 

 

まあええわ(適当)

 

 

 

 

 

 

 

「おぉ、しっかり掃除が行き届いてる。って…朝ごはんの途中だったか。タイミング悪かったね…」

 

「いえいえ、キャベツだけなので冷めたりしないですし」

 

 

(´∩ω∩`)イヤン、お恥ずかしい物を見られてしまった。一玉丸々刻んだのだが…流石に多すぎたか。

 

 

「そう言って貰えると助かるよ。えっと…肉じゃが作りすぎたから持って来たんだけど…良かったら食べない?」

 

 

ファッ!?ホロメンの中でも特に料理が上手だと言われているミオママの肉じゃがだとォ!?キャベツ食ってる場合じゃねぇ!!

 

 

「是非!頂いても…?」

 

「ッ…!うん!ちょっと待ってね!!」

 

 

ミオしゃは持って来た袋からタッパーを取り出し、俺に手渡してくれた。蓋を開けると醤油の良い香りが鼻腔をくすぐり、食欲が唆られた。ヒャア!我慢出来ねぇ!!

 

 

「い、いただきます!」

 

 

ジャガイモを摘み、口にする。

 

 

その時、脳内に電流走るッ!!

 

 

 

 

 

 

「ウ マ す ぎ る ! !」

 

 

 

 

 

 

何だこの味はァ!?だし醤油の旨味とッ!野菜の甘みがッ!舌の上でッ!深く絡み合うッ!ハーモニィィィィィ!!

 

 

「ホント!?良かったぁ…」

 

「ハムッ!ハフハフ、 ハフッ!!」

 

「こらこら、焦って食べたら身体に悪いよ?」

 

 

注意はするものの余程嬉しかったのか、ミオしゃは耳をピコピコと揺らしながら微笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご馳走様でした。大変美味でございました」

 

「お粗末様でした。口に合ったみたいで良かったよ」

 

 

妬良ッ!ものの数分で肉じゃがを!完食ゥゥゥゥゥ!!

 

 

「そういえば…何か僕にお願いがあるんですよね?」

 

「うん、コレなんだけど…」

 

 

キャベツをラッピングしながら尋ねるとミオしゃは袋からノートPCを取り出した。家の奴より遥かに高性能な代物であろう。

 

 

「えっと…これは?」

 

「実は明日の配信でホラゲーをやって欲しいと案件が来ておりまして…」

 

「あ〜…つまりホラゲーに耐性を付ける為に一緒にやって欲しいと?」

 

「流石妬良君。鋭いね…で、お願いしてもいいかな?」

 

 

正直な所、ホラゲーは得意では無いが…

 

 

「今日は特に用事も無いので…ご一緒させて貰っても?」

 

「やった!ありがとう!!それじゃあ…電源付けるよ?」

 

 

ミオしゃはPCを開き、電源を押した。暫くするとPCが立ち上がり、ホーム画面には何処かの遊園地で遊んでいたのだろうか、とても楽しそうに笑っているミオしゃとフブキのツーショットが写っていた。

 

 

「・・・可愛いですね」

 

「かっ…可愛っ!?急に何を言い出すの!?」

 

 

やっべ、声に出てたか。

 

 

「すいません、お二人の笑顔があまりにも幸せそうだったのでつい…」

 

「二人…むぅ〜!!」

 

 

何故かミオしゃは頬を膨らませてしまった。何がいけなかったのか…コレガワカラナイ。

 

 

 

 

 

 

 

ミオしゃが事前にダウンロードして来たホラゲーを起動すると画面は真っ暗になり、中央にはニューゲーム、コンティニュー、シャットダウンの文字が浮かび上がった。

 

 

なんか見たことあるんですけど…ニヤけたおっさんみたいな化物に襲われるホラゲーだった希ガス。

 

 

「じゃ、じゃあ…始めるよ?」

 

「よろしくお願いします…」

 

 

こうして俺達とホラゲーとの熾烈な戦いが幕を開けたのだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「怖い止めて止めてお願いしますごめんなさい…」

 

 

開始して10分程だろうか…既にミオしゃは耳を垂らし、化物に出会ってすらいないのに半泣きになってしまっていた。あまりにも早すぎるが休憩を促した方が良いかも知れないな…

 

 

「ミオさん、一息入れませんか?お茶を淹れますよ?」

 

「うん、図書室を物色したら休むよ…」

 

 

ミオしゃはビビりながらもキャラクターを操作し、図書室へと足を踏み入れた。

 

 

図書室は誰も管理していないのか、蜘蛛の巣が張られ、机の上には開かれた本が散らばっていた。

 

 

「あっ、鍵だ…」

 

 

机に置かれた鍵を見つけたミオしゃは迷わず拾ってしまい、ムービーイベントが始まった。

 

 

本棚の陰からのそりと何かが動いたかと思うと、ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人が此方に迫っていた。

 

 

 

 

 

「ア゛ァ゛ーーーッ!?!?」

 

 

 

 

 

み、耳がァ!?鼓膜にダメージがァァァ!?

 

 

「は、早く逃げましょう!」

 

 

「そ、操作できない!あっ、ギャアァァァァーーーーッッッ!!!!」

 

 

動揺していたのか、棒立ちしていたキャラクターは化物に頭を食い千切られ、画面には『GAME OVER』の文字が滲み出てきた。演出がグロ過ぎる。訴訟

 

 

「ねぇ〜…もう止めてよぉ〜…(´;ω;`)」

 

 

ミオしゃは足に巻かれている尻尾をピーン!と跳ね上げ、凄まじい絶叫を上げながら泣き出してしまった。

 

 

8話でホラゲーをやらせようと画策していたが…可哀想だから止めた方が良いな(メタい)

 

 

「だ、大丈夫ですか…?」

 

「ひぐっ…怖いよぉ…」

 

 

いかん、完全に心が折れてしまっている。このままでは人間性すら失いかねないぞ…

 

 

「大丈夫ですよ〜よしよし」

 

「ふぇっ…妬良君?」

 

 

おっと…無意識に頭を撫でてしまった。

 

 

「す、すいません…嫌なら止めますが」

 

「ううん…ありがとう。なんだか落ち着いたよ」

 

 

ミオしゃは安心したのか、俺の手を掴んで頬を擦り寄せてきた。

 

 

オイオイオイ尊死するわ俺…ママなのに可愛いとか無敵か?今すぐ婚姻届を印刷してきます。

 

 

「よ〜し!こんなゲーム、パパッとクリアするぞ〜!」

 

「そうですね!頑張りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜…やっとクリア出来たよぉ〜」

 

「お疲れ様です。少しは耐性が出来ましたか?」

 

「うん、急に化物が出てきても驚かなくなったよ」

 

 

この短期間でミオしゃは凄まじい成長を遂げ、謎解きに苦労しつつも化物が潜む館から脱出したのだ。正直クリア出来るとは思っていなかったので驚いている。

 

 

「これで明日の配信もバッチリですね!」

 

「妬良君のおかげだね、ありがとう!」

 

 

そんなに真正面から見つめながらお礼を言わないでくれ…恥ずかしくて照れてしまうではないか!

 

 

「いえ、僕は何もしてないですよ…」

 

「謙遜するねぇ〜…おっと、もうこんな時間か」

 

 

時計を見ると針は6時を指していた。ミオしゃもそろそろ帰らないと疲れが明日に響くだろう。

 

 

「帰られますか?送りますよ」

 

「えっ?家は大分離れてるし、申し訳無いよ…」

 

「ホラゲーやった後なのに一人で帰れますか?」

 

 

季節は夏場に近付いているとはいえ、外は既に薄暗い闇が広がっていた。

 

 

「・・・よろしくお願いします」

 

 

やっぱり駄目だったよ…送らなきゃ(使命感)

 

 

 

 

 

 

 

「ここが家だよ。送ってくれてありがとう!」

 

「いえいえ、それでは僕はこれにて失礼しますね」

 

 

ミオを家の前まで送り届けた妬良は別れを告げ、魔法を唱えると同時に光に包まれ、姿を消した。

 

 

(妬良君…美味しそうに肉じゃがを食べてくれたなぁ)

 

 

ミオは手を振りながら妬良を見送り、今日の出来事を思い出していた。一緒にホラゲーをプレイした事を、怯えていた自分の頭を撫でてくれた事を。

 

 

(…ッ!また何か持って行ってあげよっと!)

 

 

ミオは何かを誤魔化す様に顔を振り、帰宅した。

 

 

この時ミオは何を感じたのか…それは神のみぞ知るのかもしれない。




妬良京兵
ミオしゃの肉じゃがと泣き顔を頂き、大満足した。そろそろリスナーにしばかれてもおかしくない。

大神ミオ
後日、深夜に会社内を警備するホラゲーをやるも皆の期待を裏切らず、絶叫を上げてしまった。今回も駄目だったよ…
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