ありがとうございます!
これからもぼちぼち書きます。お盆終わったのでペース落ちるかも…_(:3」∠)_
「よし、皆集まったな」
「急にどうしたでござるかラプ殿?チャキ丸のお手入れの途中でござったのに…」
「Zzz…」
「ぽえ〜…沙花又もお昼寝中だったのに〜」
「・・・」
「何くつろいでんだよお前等!?世界征服の為に国家を打倒したりとか活躍して来いよ!!あとはかせもさっさと起きろ!!」
私達を会議室に呼び出したラプラスは現在、サボっているメンバー達に対してダボダボの袖を振り回しながら地団駄を踏み、怒りを顕にしていた。
「無茶言わないでよラプラス〜…飴ちゃん食べて落ち着きなよ〜」
「吾輩が飴ちゃんなんかにムグッ…釣られる訳無いだろ!」
「食べながら反論しても説得力無いよ?」
「うがぁぁぁぁぁぁあ!!」
沙花叉…収拾がつかなくなるからラプラスを煽らないでやって欲しい。ただでさえ赤字経営の現状をどう持ち直すかで頭が一杯一杯なのに…
「はぁ…はぁ…失礼、取り乱したな。これから第二回世界征服会議を始めるぞ。まずは…うぐぐ、手が…」
会議を始めたラプはホワイトボードに何かを書こうとするが手が届かず、必死に足を伸ばしている。もっと小さい物を買えば良いのに。
「総帥、私が書きますよ」
「む〜…任せた」
そんなにジロジロ見られても困るんだけど…待って、なんで胸を見てくるの?
「では…我々は今まではかせの薬を売りさばき、何とかholoXの経営を続けて来たが取引先が倒産したせいで赤字が続いている。このままでは世界征服どころか明日の晩ごはんを食べる事さえ叶わない。誰か打開策は思い付かないか?」
「はいっ!風真がマグロ解体ショーをやるのはどうでござるか?チャキ丸でスパスパーっと捌けば盛り上がる事間違いなしでござるよ!!」
「船を借りる金もマグロを買う金も無いから却下。次」
「じゃあ沙花叉が水族館でショーをやるのは?シャチみたいに泳いで輪っかをくぐったり鼻でビーチボールを跳ね飛ばせば盛り上がると思うんだ!」
「なんで盛り上がる事が前提なんだよ!!家は芸能事務所じゃないんだぞ!?」
「Zzz…」
「総帥、残念ですが私は何も思い付きません…」
「仕方ない、じゃあ私の案だが…さむらい、しんじん。二人でダンジョンに潜って魔石を稼いで来てくれ」
「えぇ〜!?やだやだやだぁ〜!!沙花叉激しく動きたくな〜い!!」
「やかましい!今まで散々くつろいでたんだから働け!!ちゃんと資格だって持ってるだろ!!」
「ラプ殿、ダンジョンに行くのは構わないのでござるが…二人だけじゃ会社を持ち直す程は稼げないでござるよ?」
「あぁ、ちゃんとその辺も考えているよ」
目を怪しく光らせ、腕を組みながら答えるラプラス。嫌な予感しかしないけど…
「二人が稼いだ金で準備を整え、最近話題のスタッフをホロライブから引き抜くつもりだ」
「スタッフ?誰それ?」
「知らないでござるかクロちゃん?あの星街すいせいを無傷で無力化した事で有名な人でござるよ」
「へぇ〜…そんなに強い人なんだ」
「まだ諦めて無かったんですか総帥…大体ホロライブは家より大企業なんですよ?どうやって引き抜くつもりなんですか?」
「フッフッフッ…結論から言おう。我々holoXはホロライブに乗り込み、あのスタッフに『チカラクラベ』を挑むぞ!!」
「「「えぇ〜〜〜!?!?」」」
「ふぇっ!?何々!?」
「正気ですか総帥!?もし私達が負けたら…」
「大丈夫だ、既に作戦は考えてある」
「やだやだやだ〜!!沙花叉達が負けたらホロライブに加入させられてこき使われるじゃん!!」
「彼が家に加入すればしんじんは今まで通りくつろげるぞ?」
「わ〜い♪沙花叉頑張る!!」
相変わらずチョロい。流石裏ではチョロ叉と呼ばれるだけの事はある。
「いやいや!風真達の資格はB級でござるよ!?自殺行為でござる!!」
「いくら強くても相手は人間、全員でかかれば勝機はあるだろう。それに…吾輩には切り札があるしな」
とんでもない事を言い出したな…何とかして止めないと。
「お言葉ですが総帥、我々に勝ち目がある様には思えません。何か他の方法を探した方が…」
「やだやだ!吾輩はアイツが欲しいんだ!!はい決まりっ!!各自、己の責務を果たせ!!」
強引に会議を終わらせたラプラスが勢いのままに部屋を飛び出してしまった。上手く事が進むと良いんだけど…。
「こよはっ!?」
あつ、こよりの事忘れてた…
すいちゃんとの戦闘シーンがSNSに流れてから数日が経ち、俺の日常は平穏とはかけ離れた物になってしまった。
ちょっと買い出しに行くだけで老若男女問わず人が群がり、サインと写真を求められる様になってしまったのだ。時々尻に視線が集まっていた気もする。ヤバない?(語彙力)
どこぞの女性の手に欲情する殺人鬼みたいに平穏な生活を求めていただけなのに…どうして…どうして…?
まあそれでもホロライブ内ではいつもと変わらない日常を送れるだけマシなのかも知れない。そうだ、仕事しよう(現実逃避)
外では小鳥達が囀り、スタッフ達もお互いに軽い冗談を交わしつつPCと向かい合っている。あぁ…穏やかな雰囲気だ。こんな平和な時間が永遠に続けば良いのに…
「邪魔するぞ!!星街すいせいに勝ったスタッフはいるか!?」バァン!!
誰かがドアをけたたましく開きながら俺の事を呼んでいる…どうやら神は仕事中すらも平穏を与えてはくれないらしい。ふぁっきゅー!
入口で5人組の女性達が謎のポーズを決めているが…ん?あの黒と紫の縞々模様が特徴的な角…あれってラプ樣?って事は6期生じゃね?サプライズの時には居なかったが…とにかく新人として挨拶しなきゃ(使命感)
「初めまして、数週間前に入社させて頂いた妬良京兵と言います」
「おっとご丁寧にどうも…吾輩の名はラプラス・ダークネスだ」
やっぱり良い子じゃないか!(歓喜)
クソガキ属性なのに品が良いってギャップが刺さるんだよねぇ…推さなきゃ(使命感)
「holoXの女幹部、鷹嶺ルイと申します」
「こんこよ〜!holoXの~頭脳!博衣こよりだよ~!」
「ばっくばっくばく~ん!holoXの掃除屋、シャチの沙花叉クロヱです!」
「holoXの用心棒、風真いろはでござる!」
「よろしくお願いします。ところで僕に何か御用ですか?」
「フフフ…妬良よ、我々holoXはお前に『チカラクラベ』を挑ませて貰うぞ!!」
「「「何ィィィィ!?」」」
「って何ですか?」
「知らんのかいっ!!」
流石ラプ樣、良いツッコミだ。しかしチカラクラベって何だよ。初めて聞いたんだが…
「チカラクラベとはお互いが全てを賭けて戦う勝負の事です。家に挑んで来る人は久しぶりですね」
横からぬっと顔を出してきたえーちゃんが教えてくれた。
「久しぶりって…そんな頻繁にやるもんなんですか?」
「はい、家に挑んで来た人を返り討ちに遭わせ、そのまま入社したスタッフも何人かいますよ」
何それ怖い。チラッとスタッフ達を見たら5人位に目を逸らされてしまったんだが…知りたくなかったよそんな事実。
あれ…なんかおかしくない?
「holoXはホロライブに所属していないんですか?」
「何を言ってるんだ?我々はホロライブに所属していないぞ。ただでさえ世界征服で忙しいのにアイドル活動なんぞしてる暇は無いからな」
成程、ホロライブ内で全然見かけないと思ったらそういう事だったのね。
「さて、話を戻すが…我々が勝てば貴様をホロライブから引き抜かせて貰う。逆に我々が負けたらholoXを好きにしてもらっても構わない」
「ちょっ…総帥!?」
「ラプちゃん!?頭でも打ったの!?お薬飲む!?」
「ラプ殿!?そんな話聞いてないでござるよ!?」
「何勝手に決めてるのラプラス!?絶対沙花叉好き放題されちゃうじゃん!!やだやだ〜!!」
「ええいうるさい!この位しないと勝負を受けて貰えないだろ!!」
なんか揉めてるんだけど…大丈夫かなこの組織?
「と言う訳だ…この勝負、受けてくれるかな?」
「嫌ですけど」
「ハッハッハ!貴様ならそう言うと…今なんて?」
「嫌ですけど(迫真)」
「な…何故だ!?貴様が勝てば美少女5人を好きに出来るんだぞ!?」
自分の事を美少女と言うのか…実際そうだけども。
「今のを見せられたら受けようと思えないんですけど…」
「やだやだ!!勝負してくれないとここで駄々こねるぞ!?」
ああもうそんな子供みたいに寝転がって手足をバタバタさせちゃって…クソッ!見えそうで見えないッ!!(変態)
「良いですよ、その勝負…受けて立ちましょう」
「本当かっ!?」
「えーちゃんさん!?何言ってるんですか!?」
何勝手に決めてるのこの人ォ!?(驚愕)
「私もあの動画を拝見しています。妬良さんはあれだけ動けていたので問題無く勝てる筈です。それにホロぐらのネタが尽きて困ってまして…」
人が引き抜かれそうになってるのにネタにするつもりなのか…(困惑)
「勿論、急な話なので臨時ボーナスも出ますよ?」
「やります」
「決まりですね、戦いの舞台は此方が用意しても宜しいですか?」
「勿論だ、此方は5人で行かせて貰うぞ」
俺 VS holoXか…臨時ボーナスの為にも全力を尽くさねば(使命感)
to be continued…