【悲報】ワイら、呪術界に異世界転移する。 作:なんか変な色の翼
尻assが予想以上に多かったので
そっち方面も増量しつつ良い塩梅を目指します。
?「良い塩梅になるとどうなるんですか?」
?「知らんのか。作者がギャグとシリアスの温度差で死ぬ」
リア友「というか人気が出たって書いてるけど言うほど出てるか?シリアスとかそういう世界観とか持ち出すにはタイミング遅いし、実質タイトル詐欺になってんじゃん。ネタがネタだから物珍しさで読まれてるんであって、誰もストーリーとか期待してな....」
ワイ「(吐血)(通知OFFにする音)」
『───おや、よく来ましたね』
『私の名前?まあまあ、そんな事はどうでも良いじゃないですか。水先案内人のような者とでも捉えてくれれば結構。コーヒーでも如何です?』
『ははは、冗談はさておき。貴方はダーウィンの進化論をご存知ですか?人間は猿から進化して来たというアレです』
『発表当時の炎上の様子は筆舌に尽くし難いモノでした。進化論自体を知らずとも、猿の胴体にダーウィンの頭がくっついた風刺画は有名ですよね。きっと調べてみれば思い出すかと』
『ええ、今は定説になっていますよ。しかし、私は定説というモノを疑うのが大好きですので。俗語になりますが"アンチ"になってみる事にしました。進化論のアンチです』
『──ああ、これはあくまで仮説なんですが』
『人間は本当に猿から"進化"しているのでしょうか?』
『例えばオランウータンの握力は推定200kgとされています。指一本あれば、大人のオスは自分の身体を支えられるとか。この情報だけを見ると、猿が人間から進化したモノと見られてもおかしく無いでしょう』
『猿には毛深い体毛が有りますが、人間には有りません。これは本当に進化なのでしょうか?保温性や外敵から身を守るのに、毛というモノは重要なモノのはずなのに。』
『つまり進化とは、完全にパイオニアの上位互換になる事を指しているわけではないんです。自分の身体を環境や社会に最適化させているだけに過ぎないわけでして』
『長々と話しましたが。コレ、何かに似ていませんか?』
『自分の身体から不必要なモノを排除し、より多くの利を取る法則。宇宙が出来た瞬間から存在していた原理。そして、呪術師たる我々が最も利用する万象の種』
『────"縛り"ですよ』
『呪力の一端を掴んだ猿が、自身を環境に最適化させる為に縛りを課して進化を果たした。その果てに人類が完成し、才ある種は呪術師を名乗っている。ええ、荒唐無稽ですが否定する材料も無いでしょうね。今作ったばかりの仮説ですし』
『.......おっと、そろそろ時間です。会議に遅れてしまいますね。リモートワークは出不精の私に合っていると思っていたんですが、出社率100%を強要されるとは盲点でした。』
『では皆さん、またどこかでお会いしましょう。』
「衛宮!お前宛に郵便が届いておるのじゃ!」
「あー、すまん。そこ置いていてくれ!」
フライパンの油をキッチンペーパーで拭き取りながら答える衛宮。夏休みも折り返し地点の8月中盤。護衛の任務に加え、今や衛宮は風呂掃除に料理当番、朝のゴミ出しという大役を任されるようになった。これも日頃の行いの成果と言えよう。
「二通も来てるのか。一つは....呪術高専から?」
ビリッと封筒を破って中を確認すると、中にはドッサリとプリントの束が入っていた。どうやら終業式に配られたプリントを郵送してくれたらしい。
2学期のカリキュラムと行事予定表、健康診断の結果に通知表、そして個人面談の記入シート。仕分けしながら中身を確認していく。
「んで、最後にコレが.....交流会のお知らせ?」
京都姉妹校交流会。京都の方の呪術高専との、対抗戦のようなイベントの事である。もちろん体育祭とは違い、内容は立派な戦闘訓練。殺しや再起不能の怪我で無ければ何でもアリな呪術合戦。
これを"体育"と呼ぶのは些か無理があるだろう。
「ぬぬっ、体育祭か!?」
「まあ似て非なる物だよ。コッチは...差出人の名前が無い?」
怪しい。クッソ怪しい。
宛名に"衛宮"とだけ書かれており、住所や差出人は無し。更に切手も貼られていない封筒。裏返すと"読め"の二文字がサインペンでデカデカと書かれていた。どこの男塾だよ。
「天内。念のため離れててくれ。呪力は感じないけど嫌な予感がする。それも物凄く嫌なヤツ」
「分かったのじゃ」
天内が部屋から出たのを確認し、覚悟を決めて封を切る...も、更にその中には封筒が入っていた。その封筒を開けると、また封筒。まるでマトリョーシカだ。
4回ほど繰り返したところで最後の封筒となり、中にメモ用紙が入っているのに気がついた。呪力を右手に込め、警戒しながら内容に目を通し────
『 ち ん こ ╰⋃╯』
「────!!!」
声にならない怒りと共にグシャグシャに丸めて、そのままゴミ箱にボッシュートした。恐らく球速は180kmを超えていた事だろう。
恐らく犯人は五条だろう、というかそれ以外で当てはまりそうなヤツがいない。夏油が澄ました顔で"ちんこ"とか書いている様子なんて想像がつかないし、家入は下ネタには走らないと信じている。酒と煙草には走ってるけど。
「てか、交流戦って2年と3年が出るんだろ。何で俺の所に交流戦のお知らせが届いてんだ.....あれっ?」
マトリョーシカ状になっていた封筒の1つの内側に、何やら文字が書いてある。やけに達筆で細やかな字、さては夏油か?
シワを伸ばしながら手に取って読んでみる。
『この手紙を読んでいるという事は、君は悟のイタズラに耐え、封筒ごとゴミ箱に捨てなかったという事だろう。悟は突拍子もない事を思いつく事が多いが、今回は流石に肝を冷やしたよ』
「なら送る前に止めろっての」
渋々感を出しているが、絶対コイツは便乗している。なんならマトリョーシカ封筒はコイツが発案者の可能性がある。
衛宮の脳内で、筆ペンを持って神妙な面持ちをしながら"ちんこ"を書く夏油の幻覚が流れた。
「どれどれ、続きは.....」
『友人に代わって謝罪をすると共に、君に賛辞を送りたい。おめでとう衛宮、君の姉妹校交流会への参加が確定した』
「───マジか」
『ちなみに悟と私も選ばれた。どうやら今年は年功序列ではなく、本気で勝ちを狙いに行こうと考えているらしい』
まあ五条と夏油の実力を考えると当然の判断だろう。五条は言わずもがな、物量戦法を取る夏油は個人戦では勿論、団体戦でも大きくアドバンテージを作ってくれるだろう。
『去年の勝利校はコッチだから、場所は東京校だ。君と戦うわけではないけれど、健闘を期待しているよ。』
「アイツ.....」
『追伸:団体戦で呪具を持ち込もうと思っていたんだけど、どうやら高専の呪具を借りると申請が必要になるようだ。夏休み中の任務と称して貸し出し許可を貰って来たから、増産を頼みたい』
「アイツ.....!!!」
ふざけんな、と言おうとした瞬間にピンポンが鳴った。
胸騒ぎを抑えながらインターホンを覗くと───
「────衛宮!もしもーし、聞こえてるー!?」
「段ボールで持って来たから、運ぶの手伝ってくれ!」
「.....人の心とかないんか?」
「.....で、お前の収穫はどうだ?」
「■■■、■■■■■■■■■■」
「ほうほう、それは中々に上々。陀艮はどうか?」
「ぶふぅーー、うぅー、ぶぶぶぶぅー」
「ほうほう、良くやったではないか!」
「ぶぅー、ふぅー♪」
「■■■■■■■■」
「.......虚しい」
ここは陀艮の領域の中。呪霊の集う常夏のビーチである。
しかし、今回は本当に"呪霊"しかいない様子だ。
「はぁ....いつになれば帰って来るのだ、あの人間は」
「ぶぅふぅ?」
「いや野垂れ死ぬようなタチでは無かろう、手を出して良いか悪いかの判断は一応じゃが付いておるし、自爆しにいくような事も無いだろう。多分だが」
「■■■■■■■■■?」
「儂が知るか、そんな事!!半年後までには帰って来ると言った以上、相当遠いところに行ったんじゃろうなぁ、知らんけど!」
「ぶぶぅ.....」
はぁ、とため息を吐く火山頭。
唯一この場で我々が理解可能な言語を発せられる彼は、領域の奥へと広がる地平線を虚しげに眺めた。
「儂とて疑わしいわ。本当に有るのか?六眼を持った五条家の人間を殺す方法というのが......」
七海「良いですか、虎杖くん。呪術師の任務は呪霊や呪詛師の討伐だけとは限りません。呪具の破壊や回収、上の階級の呪術師の為に調査任務を行う場合も有ります」
虎杖「おー、確かに!伏黒も最初は宿儺の指を回収しに来てたんだったな、戦闘だけ出来てもダメって事か!」
七海「その通りです。虎杖くんはコミュニケーション能力に長けていますが、担当者の許可無く行動に移してしまう悪癖が有ります。結果的に良い結果となろうとも、ストレスフリーな職場作りの為にも加減は覚えましょう」
虎杖「押忍!ところで、今回のナナミンの任務って何?」
七海「ネタとシリアスを7:3に分割する事です」
次回、『【激突】最強による最強の為の決勝戦』
シリアス突入。ついて来れるか───
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お前の方こそついて来やがれ!
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尻ASSじゃダメなん?(震撼)