【悲報】ワイら、呪術界に異世界転移する。 作:なんか変な色の翼
前回の後書きでお騒がせして申し訳ございませんでした。
懺悔の二話目投稿です。次回が本番なので短めです。
─東京校side─
「良い?このゲーム、要は3つの陣地をキープし続ければ勝利が確定するの。つまりアンタらが一人一つずつ陣地を取って守りを固めればゲームは取ったも同然。私は2年を引き連れて遊撃に回るから、好きに攻略しなさい」
「「「とか言って本音は?」」」
「アンタら全員範囲攻撃で、巻き込まれたら死ぬから前線出たくない」
「「「でしょうね」」」
─京都校side─
「いいか、このゲームは全ての陣地を取れば強制終了とあるが、五条悟という特異点がいるこの状況では芳しくない。要はゲーム終了時に3つの陣を確保していれば良いんだ」
「打ち合わせ通り、ABC班に分かれるぞ!」
「「「おおー!!!」」」
コイツら馬鹿か?と言いたい読者の気持ちは良く分かる。
現に五条悟は半覚醒し、並大抵の術師では逃げすらも通じる相手では無くなってしまっている。遭遇した瞬間に逃げようとも、ダイ●ンの変わらない吸引力により吸い寄せられてゲームオーバーだろう。
衛宮士郎は近接戦が出来ない?成程、闇堕ち機関車とステゴロ出来るようになってから言ってほしい。
夏油に至っては第三次世界大戦を生き延びそうな戦闘スタイルへと進化を遂げている。これにはレボリューション忍者もエボリューションを感じること間違いないだろう。
以上、
ここからの蹂躙も、京都視点のDIEジェストでお送り致します。
─第一陣地、森林エリア A班─
「────は?」
「『は?』って何だよ。コッチのセリフだわ」
ゲーム開始から13分。赤色に変化した狼煙の元へとA班が到達し、五条悟を視認。
1秒後、撤退指示を出そうとした班長の3年が"蒼"で引き寄せられ、顔面に裏拳を喰らいノックアウト。救出を断念し、離脱しようとした副班長の2年が次の1秒で呪力の塊で吹き飛ばされて行動不能にされた。あまりにもあっけなさ過ぎる。
「後は構築術式持ちのお前ってわけね。どうすんの?」
「ど、どうすんのって──」
「言われなきゃ分からねーのかよ、このタコ。尻尾巻いて逃げても見捨てて助かろうとしても駄目だって分かっただろ?これで学習できないんなら呪術師やめちまえよ」
怪物の歩が進められる。戦闘は論外、逃走も不可能、救援は見込めない。来たとしても被害を増やすだけ。
こんな歩く暴風を、人間が止められるはずがない。
「あー、ね。そういう事か。もう行っていいよお前」
「......?」
「
何を言っている。俺は助かったのか?逃げてもいいのか?
分からない、分かろうとも思わない。この怪物の機嫌を損ねたら、俺は即死だ。
気まぐれで子供が蟻を潰すように、コイツの気まぐれで俺の命は消えてしまう。
「まあ歌姫のところとかち合っても嫌だし、やっとくか。やっぱ動くなよ、お前」
「や、やめて、たすけ──」
「チンタラ動くな、死ぬぞ」
─第二陣地、倉庫エリア B班─
「おーい、そろそろ出てきてくれないかー?」
「んんー!!ん、んん──!!」
「だんまりか....籠城には弱いんだよなぁ、俺」
会敵してから数分経過。俺たちは、倉庫にバリケードを建てて籠城をしている。
何が構築術式で接近戦は不得手だ。準一級の三年の先輩が時間を稼いでくれなかったら逃げる暇すら無かった。それにこの声、多分先輩は捕縛されている。二人がかりで突貫しても敵う相手じゃない。五条悟とは別ベクトルの化物じゃないか!
「しょうがないなぁ、ちょっと乱暴するか」
「────!!!」
「大丈夫だって、ちょっとしたこけおどし.....さ!!!」
轟音と共に、バリケードが閉ざされた扉ごと吹き飛んだ。いや、"消し飛んだ"。
その証拠に吹き飛んだ残骸は全て灰燼に帰している。人間相手に使えばどうなるかなんて考えるまでもない。
奥から、赤い髪の少年が悠々と侵入してくる。
法輪のように15本の剣を滞空させ、その切っ先を全て此方に向けさせる。
「じゃ、続きやろうか」
次の瞬間、俺たちの肉体は空へと弾け飛んだ。
─第三陣地、寺社エリア C班─
「うぅ....うぁ....」
「おぉぅ.....ぁぁ.....」
「何だい、君たち。折角そっちの
陣地侵入後、狼煙の発生装置付近に夏油傑を発見。
呪霊操術は中距離から遠距離向きの術式だ。圧倒的な手数とリーチを持とうとも、自分を起点としない呪霊の術式を自分の近くで展開すれば自爆する危険性がある。どれだけ有用に見える術式でも、弱点は存在する。
だから恐れずに奇襲を選択した。奴の懐に入り、多対一を迫れば押し勝てると判断した。
だというのに、だというのに────
「なんだ貴様.....
「こそあど言葉を使う時には、ちゃんと対象を分かりやすくする努力をしなよ。それでも術師?」
「ほざけ!お前のような呪術師がいるか!!」
先ず、最初に突っ込んだ後輩がやられた。奇襲を難なく見破られ、特濃の呪力を装填されたサブマシンガン二丁に滅多打ちにされて白目を剥いて気絶した。次に俺の同級生がやられた。弾薬を打ち切った隙に突っ込んだ瞬間、呪力を纏った正拳突き一発で迎え撃たれ、空き缶のように投げ捨てられ動かなくなった。
「酷いなぁ、現代兵器をナメ過ぎだよ。君みたいな人間が世の中の発展を止めているんだろうね」
「違う、違うそこじゃない!!その
俺は一度だけ、特級相当呪霊と相対した事がある。一級呪術師が何人も集まり、過剰戦力なんじゃないかと慢心し、それが夢現だと思い知らされた絶望を知っている。だが、今のコイツは"それ"よりも遥かに上!存在が
「あのね、呪霊操術にも術式反転は存在するんだよ。順転が『取り込んで吐き出す』なら反転は『取り込んで消化する』だ。正のエネルギーなんて術式に流し込んだら呪霊が死ぬんじゃないか、だなんて思っていたけど心配しすぎだったよ。慎重さと臆病さは表裏一体だよね」
「この悪食がッ!」
「失礼だな、グルメだよ」
大きく振りかぶって顔面狙いのストレートを放つ。腹筋を捻じ切るつもりで呪力を込め、全力で叩き込む。
どうか効いてくれ、少しでもダメージを受けてくれ。俺がダメでも他の班の奴らの足掛かりに──
「────術式反転"
効いていない。確かに今、顔面に叩き込んだ筈──いや、"届いていない"のか?
余計な事を考えた一瞬の隙を見逃さず、裏拳が頬に叩き込まれて俺の意識は刈り取られる。
「個人戦は全員参加のトーナメント式だったよな....ふふ、あの二人の驚く顔が目に浮かぶよ」
クックックと笑いながら、気絶した面々を捕縛する夏油。彼はまだ知らない。
この術が、
─遊撃隊、歌姫班─
『え、えーっと....開始してから1時間と経過していないが、京都校側で活動可能な人員が0となったので急遽ゲーム終了を切り上げさせて貰う。勝者は東京校だ、生徒は急いで入退場口に来るように。怪我をした生徒は───』
「......アイツらッ!!!」
庵歌姫、現在二級術師。
彼女が昇格する日は、まだまだ遠い.....
・呪胎刻蜘
夏油の術式反転であり、本小説のオリ技。
こんな小説書いてる作者でも「やべー」と思うヤバいやつ。
次回、詳しく戦闘を交えて解説を入れます。
禪院に行くお兄ちゃんは?
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