【悲報】ワイら、呪術界に異世界転移する。   作:なんか変な色の翼

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【懐玉-壱-】将棋は攻めるゲームです

 

 

始末書。

 

業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、事実関係を明らかにするとともに謝罪し、再発させないことを誓約するための書類。(wikiより抜粋)

 

その書類の山が、こんもりと夜蛾のデスクに乗っていた。

 

 

「....腹が痛い」

 

 

個人戦準決勝。術式反転発動による無下限バリアの解除を見逃さず、自爆上等の特攻をかました夏油傑。その執念に勝利の女神は微笑んだかと思われた。

 

 

しかし、相手は天下無双の五条悟だ。

 

 

顔面にグーを喰らい意識がブッ飛ぶ直前に"赫"を再展開、六眼を潰す覚悟で呪力を根こそぎ流し込み、戦闘の場になっていた森林エリアに半径15mものクレーターをブチ空けた。あの刹那で自爆技を思いつくとは恐れ入る。

 

当然ながら、これを至近距離かつ直撃で喰らった夏油はたまったものではない。正の呪力による防護膜と自動再生でも耐えきれない爆発で吹き飛び、数十m離れた寺社に着弾し気絶。五条もベジータの如く自爆して気絶。結果ドローとなり、シード枠で待っていた衛宮がごっつぁん優勝である。

 

 

しかし、その結果困るのは大人達である。

 

お前ら改修に幾らかかるか知ってんのか? と言ってやりたい。爆発オチなんてサイテー! と言う権利は、ロリではなく大人に有るんだと主張したい。

 

 

「そこに加えて、コレか」

 

 

上層部の1人、碇ゲンドウからの業務命令書。

夜蛾とて高専関係者である前に一人の人間だ。嫌な命令を受けると腹が立つし、理不尽な命令には従いたくないとは思う。

 

しかし、この一件はソレらとは一線を画す"従いたくない"だ。下手をすれば日本全国を危険に晒すような内容。出来ることなら、見なかったことにしてデスク下のゴミ箱に投げ捨てたい。

 

だが、送り主は"あの"ゲンドウだ。

神父3人を送り込み、五条悟と夏油傑を格段に成長させた男。見つからなかったことに怪しさすら覚える衛宮士郎を発掘した奇人。そして、上層部の中で唯一話の分かる異端。

 

 

何か、この指示にも意図があるのか。

 

 

ため息を吐きながら、夜蛾正道は放送室へと向かう。

今日の晩御飯は胃腸に優しい粥にしようと愚痴りながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では傑の特級入りを祝って! かんぱーい!!」

「「「かんぱーい!!」」」

「あっはっは、皆ありがとう!」

 

 

 

天内宅にて。そう、天内宅(・・・)にて。高専1年は夏油の昇級祝いのパーティーをしていた。

 

現在時刻は19時。晩飯前に衛宮近所一周巡回がてらの散歩から帰ってくると、そこにいたのは2003サングラスを掛けた五条、今日の主役とデカデカと書かれたタスキを着用した夏油、明らかにアルコールの入った飲料を大ジョッキに注いでいる家入。

 

why are they こ↑こ↓

here is 天内 house isn't it?

 

 

「ああ、衛宮お帰り。巡回ご苦労様だね」

「おせーぞ、ケンタッキー冷めちまうじゃねーか!」

クリスピー(骨無し)しか食えないのにイキんなよ」

 

 

モリモリとチキンを平らげる馬鹿三人衆。

落ち着け、落ち着いて最適解(ツッコミ)を模索するんだ。そう──

 

 

 

「─────なんでお前らがここにいる?」

「「「プライバシーは俺(私)たちが殺した」」」

「そうか、帰れ」

 

 

 

違和感(デジャヴ)違和感(コピペ)違和感(手抜き)

.....じゃねーよ。なんで他人の職場に来てんだコイツら。

 

 

「そりゃ決まってんだろ、俺たちも護衛担当に回ったんだよ」

「どうやら日中も護衛する必要が出てきたそうだが、生産性の高い特級呪術師1人を使い潰すのは如何なモノかと議論が有ったらしくてね。それで、特級の私達が派遣されたってわけ」

「──っていうのは建前で、この馬鹿どもが高専の呪具をココに運送してたのがバレたのが元凶。私は巻き込まれただけだから、シバくならコイツらだけにしとけ」

 

 

察し。要するにマッチポンプじゃないか。

というか護衛担当に回ったってことは────

 

 

「───おい、天内は?」

「アマナイ? アマナイ.....ああ、玄関開けた時に殴りかかってきたガキか? 取り敢えず簀巻きにして裏口に出しといたけど」

「あっ、もしかして彼女が───?」

「お前ら本当に護衛か? 暗殺しにきたんじゃないよな?」

 

 

 

 

〜〜2 minutes later 〜〜

 

 

 

ケンタッキーを横に退け、馬鹿三人衆を着席させ、テーブルを挟んで天内と黒井さんを座らせれば準備はOK。夏油の特級昇級パーティーから、お見合いパーティーへとジョブチェンジである。

 

 

 

「.....えーっと、天内? 大丈夫か?」

「妾は大人故に怒ってなどおらぬのじゃ。本当じゃ」

「そ、そうか。では皆さん自己紹介を.....」

 

 

口をタコみたいに尖らせながらも大人(13)の威厳を保つ天内。これ以上変なことになる前に、さっさと顔合わせを済ませてしまおう。

 

初めに手を挙げたのは.....五条か。嫌な予感しかしないぞ。

 

 

「名前は五条悟、階級は特級! こん中で一番強い自信がありまーす!」

「衛宮、コレ本当か?」

「うーん、どうだろう....」

「うし外出ろや、一瞬で叩きのめすから」

 

 

いや、正直俺たちの関係はポケ●ンの御三家の如く相性ゲーだから....

ヒト●ゲとゼ●ガメとフシギ●ネで最強なのは? と聞いてるようなものだ。

 

やれやれとため息を吐きながら、今度は夏油が手を挙げる。

 

 

「はいはい、一人で行きなよ悟」

「テンプレになってんだよ、頭の中寂しんぼか?」

「FUCK....ああ、失礼。名は夏油傑で、階級は特級。趣味は格闘技とグルメ探求で、好物はプロテインとタンパク質、あと特級呪霊だ。君も一つ如何かな?」

「やめろ夏油。天内をコマ●ドーで汚染するな」

「コ●ンドー?」

 

 

さも当然のようにポケットからプロテインを出すんじゃない。そして天内に渡そうとするんじゃない。健全な女子中学生の腹筋をバキバキにする気か。

差し出した(プロテインを握った)手をパァンと叩き落とし...うっわ、この世の終わりみたいな顔してやがる。そこまでタンパク質が好きなのか、この筋肉誑しめ。

 

 

「で、私か。名前は家入硝子、この二人とは違って人間だから安心して」

「あのな、人間の未成年はニコチン摂取しちゃいけないんだぞ」

「未成年だから何言ってるか分かんなーい」

 

 

ぶりっ子するな。そういうキャラとは真反対の存在だろ貴様。両手をキュッとする代わりにチャラ男の首をキュッとしてそうな女だ、面構えが違う。

 

 

「え、衛宮。コイツらは強いのか? 確かに衛宮より背は高いが──」

「やめてくれ天内。その術は俺に効く」

「ちゃんと答えんか! 護衛として使えるんじゃろうな、コイツら!」

「うーん、日本転覆するには十分な人員なんじゃないかな?」

 

 

少なくとも、世界で一番信用できる戦力だと思うぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天内 理子(アマナイ リコ)】  【廉直女学院 中等部一年】

 

【生死問わず】  【懸賞金:$250000】

 

【ご連絡はXXX-XXXX-XXXXまで】

 

 

 

 

 

 

【衛宮 士郎(エミヤ シロウ)】  【特級呪術師/護衛任務配属中】

 

【生死問わず】  【懸賞金:$2500000】

 

【目撃情報でも報奨金有〼。ご連絡はXXX-XXXX-XXXXまで】

 

 

 

 

 

 

「サテ、ノラリクラリ始メマショ」

 

 

 

 





反転術式(渋谷アニメ)で心安らげてきます。
懐玉始まったばかりなのに申し訳ない。

懐玉スタート!ボリュームは?

  • 6話くらいでアッサリ塩
  • 10話くらいの鶏ガラで
  • 16話くらいのスタンダード豚骨
  • 20話くらいの背脂入り
  • 続行!継続!替え玉!(日常挟みまくり)
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