【悲報】ワイら、呪術界に異世界転移する。   作:なんか変な色の翼

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アンケ見ました、ご協力Thanks!


:コテハン区分 ~CP応募の参考にどうぞ~



・下位

身体能力だけで登り詰めた者や情報系が過半数を占める。上位からの推薦により、暫定で下位コテハンに昇格される場合も多い。戦闘能力はナナミンより少し弱い一級呪術師くらいだが、それでも呪術界基準なら十分な強者なのをお忘れなく。

プラナ、吉良の同僚、聖徳太子、烈海王などが該当



・中位

戦闘に利用可能な術式を持つ呪術師の中での上位層や、完全なフィジカルギフテッドはココにいる。この時点で禪院家は一人で壊滅させられる。ちなみにフィジギフの場合は呪力が無いため脳内で2チャンネルに接続不可だが、工場長特製のスマホを持たされているので問題無しである。

衛宮、デンジ、ライザリン、オビト、オフロスキーなどが該当



・上位

能力というより理不尽の塊を持った奴らの集合体。概念系の術式や天与呪縛持ちが多い。どこぞのリーゼントが胃もたれするレベル。死滅のコロニーに参加すれば確定で"ズ抜けた強者"になるし、九相図が束になっても片手間で倒せる。

明負、球磨川、垣根、ボンドルド、ブロリーなどが該当



・最上位

戦略兵器。里香が憑いたまま成長した乙骨みたいな性能してる。渋谷での呪霊組全員が襲い掛かってきても片手間で捌けるレベル。現代五条や19本宿儺、強化ver魔虚羅でなければ対処不可なチートか、それに匹敵する能力持ち。五条の足止めなら1時間は可能な化け物ども。

アルク、ルシフェル、クロコ、大統領、プッチ、ケイオスなどが該当



・運営

最古参であり【検閲済】。2チャンネルを考案し作り上げた人々。

【検閲済】、言峰、【検閲済】、偽物の先生、管理人が該当。






【懐玉-伍-】地獄の底まで

 

 

天与呪縛。

 

それは生まれ持った才能であり、祝福であり、呪いである。

 

 

産まれた瞬間から肉体に強制的に縛りが施され、その代償を強制的に獲得するというもの。解呪は不可能、逃れるためには自分の力で持っていかれた物を手に入れるしかない。

 

 

フィジカルギフテッドも天与呪縛の一種だ。呪力を消し去ることで、より強靭な肉体強度を手に入れる"縛り"。術式が無ければ戦場にも立てない呪術界では、とんだ外れの呪縛と誰もが思うだろう。

 

 

だが、何事も度が過ぎれば予想も付かない結果を生む。

 

 

 

 

 

「.....アレッ、なんk」

「一人目」

 

 

針の喉笛から、一本のペーパーナイフが顔を覗かせる。

 

遅れてやって来た痛みに気づいた瞬間には引き抜かれ、今度は三度連続で頭部を貫通された。例え反転術式を使用できようと、頭部を一度に破壊されれば呪力操作は不可能。もはや彼の生死は明らかだ。

 

 

 

「おい、どうs──」

「二人目」

 

 

 

黄櫨折が針に顔を向けた瞬間、その両目を一閃され視界を奪われた。自らの体を千切り即座に反撃しようとするも、先回りされ両手首を切断される。凶刃の勢いは留まる事を知らず、肝臓、肺、心臓へと突き立てられ的確に急所を破壊して行く。

 

 

 

「─────クソがッ!!!!」

「おっと」

 

 

 

これまでに無い死の恐怖に襲われ、傷口周辺の肉片を全て爆破し襲撃者を退かせる黄櫨折。剥がれていない肉片を爆破させたため本体にもダメージが入ったが、この程度は必要な犠牲だ。

 

 

視界を最優先で回復させ襲撃者の姿を視認し、彼は再度驚愕する。先程の爆発でダメージを受けてなかった事や、針を一瞬で殺害して見せた腕前に恐れをなしたわけではない。

 

 

この男、"全く"呪力が存在しないのだ。

 

全ての人間には呪力が少なからず存在する。どんな世俗から離れた聖人だろうと、生まれたての純粋な赤ん坊だろうと呪いの力は存在する。

 

 

しかし、この男には"それ"がない。レジィの呪力感知に集中していた先ほどの隙を突かれ、反応が遅れたのかと合点がいった。これ程までに暗殺に向いた人間はいるまい。

 

 

 

「.....ああ、レジィが言ってたヤツか。気を抜いてたぜ」

「何言ってるんだお前?」

「呪力の無い肉体に、口元の傷....お前、禪院甚爾だな?」

「誰だよ。俺は岸辺だ」

 

 

最強のデビルハンターにして公安特異4課の隊長、岸辺。

天与の才能を被り、呪術の世界にて刃を振るう者である。

 

 

「お前、反転使える呪詛師だろ」

「それがどうした」

人権無し(呪詛師)壊れづらい(反転術式)のなら都合が良いと思ってな。良い玩具じゃねーか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頑張ったけど詰みだね。もう君動けないでしょ」

「───────、──────」

「ははっ、何言ってんのか全然わかんなーい♡」

 

 

頸動脈を切断され、詠唱を奪われた衛宮を見下すレジィ。

 

釈魂刀、その効果は"魂の切断"。肉体という防護膜を貫通するため、対象の硬度に関係無くダメージを与えられる特級に相応しい呪具。本来であれば非生物の死を観測する目が必要とされるのだが、レジィは釈魂刀自体に命令する事によって、その条件をクリアした。

 

 

「分かるよぉ、痛いし苦しいでしょ。頸動脈切断で即死って現実じゃ上手くいかないよね。素直に斬られときゃよかったのに」

 

 

しかし、唯一の誤算は"術式殺し"の副効果。アレが破壊するのは術式効果だけでなく"呪術的な契約"も含まれていたのは盲点だった。つまり契約の再現を行う再契象の構築物も効果の対象内。首の骨を断つ寸前で刃を受けられ、釈魂刀を消されてしまった。

 

だが、鍛えられたとはいえ常識の範囲内の肉体を持つ衛宮からすれば既に致命傷。現に夥しい量の血液が流れ出ており、このままでは数分も待たずに失血死してしまうだろう。

 

 

「弱いもの虐めは趣味じゃないし、その性格じゃ無駄だと思うけど聞いとくね。もう抵抗しないってんなら楽に殺してあげるけど?」

「────、───」

「うーん、反抗的な目!交渉決裂!」

 

 

 

....しかし、こうして長々と喋りながらもレジィは焦りを覚えていた。いくら待っても、声高らかに勝利宣言をしようとも、針と黄櫨折が駆けつけて来ないのだ。まさか"とっておき"の呪力を感じ逃したという事もあるまい。だとすれば───

 

 

 

(────他の呪術師と交戦中ってわけ?)

 

 

 

それならばマズい。この衛宮とかいう少年は今、星漿体護衛の任務に就いていたはずだ。天元側の人間がコイツ(護衛)の危機を察知して術師を送り込もうと何の不思議もない。早急に事を済ませて退かなければ、数の暴力で押し込まれて面倒な事になる。消耗品の触媒が命の自分にとって、それは一番避けるべきシチュエーションだ。

 

 

「まあいいや、念入りに潰して帰らせて貰うかな」

 

 

再契象で具現化したのは2tトラック。命令は当然"轢き殺せ"だ。いくら発言が小物臭くとも、決して彼は術式だけの人間ではない。最後の一瞬まで不用意に近づかない慎重さ、大技を空振りし相手を誘う大胆さ。この2つを兼ね備えているからこそ、レジィ・スターは強者足り得るのである。

 

 

独りでにトラックのエンジンがかかり、F1カーさながらの排気音が夜の街に反響する。トップギアで加速され、ギャリギャリと地面をかき鳴らす鉄の塊が衛宮の身体をバラバラにする────

 

 

────事はなかった。

 

 

 

「──────ッッ!!!!」

「オイオイオイオイ、マジか!!」

 

 

 

間一髪でスライディングの体勢に移行し、トラックの下部をすり抜けた。そのまま刻一刻と血が抜けていく首にも構わずに標的(レジィ)へと突き進む。この狂気の沙汰には、流石にレジィから余裕の笑みが消えた。

 

 

「そこは死んどけよ、どうせ術式は使えねーんだろうがッ!!」

 

 

ミノムシのようにレシートを身に着けている以上、レジィはノーモーションで再契象を発動できる。それに対して衛宮もノーモーションでの投影は可能だが、詠唱を加えなければ術式に流れ込む呪力の圧力で肉体が崩壊してしまうのだ。僅か10分足らずの鍔迫り合いで、レジィはその欠点を見抜いていた。

 

 

「なんだ、ステゴロか!?来いよ死に体!」

「───ォォッ!!!!」

 

 

ならば、イチかバチかで接近戦を持ち込んでくるに違いないと予想。そして的中。

それに乗ってやるフリをして....."再契象(不意打ち)"で今度は確実に殺す。

 

大きく突き出された利き足、振りかぶった右腕。見え見えのストレートだ。

 

 

「再契象......"受け止めろッ"!!!」

 

 

具現化された刃渡り35センチものマチェットが、突き出された衛宮の拳を深々と切り裂いた。そのまま首の傷を抉り、完全なるトドメを刺そうとするレジィ。術式を奪い、深手を負わせ、最後の足搔きも容易くあしらった。この戦場を見る者がいれば、100人中100人が彼の勝利を確信するだろう。

 

 

 

 

だが、ここに例外が存在する。

 

 

 

 

 

「─────は?」

 

 

 

 

止まらなかった。拳に刃が食い込み、中指と薬指の割れ目が手首まで到達しかけているというのに、衛宮士郎は拳を握り続けるのを止めなかった。

 

 

術師、非術師問わず人間は死の間際に信じられない力に目覚めると言われている。

それは脳のリミッターや体内での麻薬精製のみならず、呪術的要素にも所以する。

 

 

お前のような人間に殺されてたまるか、という激しい怒り(呪い)

 

絶対に生きて帰るんだ、という強い決意(呪い)

 

人間の器には有り余る程の思い(呪い)の奔流が渦を巻き、呪力へと変質して溢れ出す。

 

 

当然それだけでは足りやしない。その程度で戦況を覆せるほど、レジィ・スターは甘くない。

しかし、黒き女神の微笑み(・・・・・・・・)一つで、盤上の全ては覆る。

 

 

 

 

 

             黒 閃

 

 

 

 

 

 

 

レジィの顔面の骨が軋み、顎関節が完全に破断され、脳波が乱れるほどの衝撃が走った。

 

だが反転術式と違い、呪力と順転の術式は腹で回すモノ。例え頭を狙われようと、脳に傷が入ろうと、もう一度拳を振る前に再契象は発動可能なのだ。

 

 

 

「再けッ─────」

ざぜる゛が(させるか)ァァァァァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

              黒 閃

 

 

 

 

 

 

 

ならば話は早い。殴る前に殺されるなら、その前に"蹴る"のみ。

術式も呪具も全てかなぐり捨てて、ただ一点だけを見据え勝利を掴まんとする。

 

 

 

 

────再契象、特級呪具"游雲"!!!!

 

 

 

だが、この男もそれだけでは倒れない。

 

レジィ・スターはのんべんだらりと呪いの世を生きてきた訳ではない。しかし、衛宮のように世の為人の為などと嘯いた事など一度もない。ただ自分の為、我欲を満たす為だけに時を超えた真正の"術師"なのだ。されど、奇しくも今の衛宮と同じく勝利を掴まんと動いた。

 

 

自分の持ちうる限り最強のカード、遊雲を手に取り首元の傷にぶち込む。

もはや呪力の防御もできない衛宮の体は脆く、そのまま貫通し喉笛に風穴を開けた。

 

 

 

「....認めるよ、オマエは強い。だが、俺はもっと強かった」

 

 

 

もはや肉体の活動限界(HP)は優に超えた。今ので即死しなかったのが不思議なくらいだ。

 

脳からの信号を拒絶し、脱力した肉体は重力に従って崩れ落ちるのみ。

 

 

 

「───マエ──かに」

「.....あ?」

「俺は、オマエなんかに───ッ!!!!」

 

 

 

だが、その心だけは決して折れない。崩れ落ちない。壊れる事はない。

泥に塗れようとヒビが入ろうと、最強に往生際の悪い精神()は、何人たりとも侵す事は出来ない。

 

完全に勝利を確信し、殺気の緩んだレジィの頭部を両腕でホールドする。

 

 

 

 

「お前なんかにッ!!!殺されてやらねえェッッ!!!!」

 

 

 

 

 

               黒 閃

 

 

 

 

 

 

渾身の力を、生存本能を、呪力を、思い(呪い)を込めた頭突きが、視界に黒い火花を散らす。

 

 

額に感じる生暖かい感触、激しい衝撃。微かに聞こえる誰かの叫ぶ声に、黒の中で灯る燈。

 

 

やがて、その全てが闇へと移り変わり、彼の意識も黒の中へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第172号

 

2005年12月3日

 

1学年

 

    衛宮 士郎

 

 

 

 

 

東京都立呪術高専 学年主任

 

夜蛾 正道  印

 

 

東京都立呪術高専 顧問

 

碇 ゲンドウ  印

 

 

 

上記の生徒は任務中に未確認の呪詛師により襲撃を受け、殉職した事を此処に報告する。

呪詛師三名の内、二名は死亡を確認。一名は逃亡したものと思われる。

 

星漿体護衛の任務は、五条悟及び夏油傑に引き継がれる。

 

また、彼によって製作された呪具は全て遺品として回収し、呪術高専が保管する。

 

 





原作で伏黒がレジィに勝てたのは運が強いと思うの。
ここから少しだけ曇るけど、鬱展開は避けるのでお許しをば。

続きを読みたいと思った方は高評価をよろしくナス!


次回、「【懐玉-陸-】喪中につき年頭の挨拶をなんとやら」

救助に来たのは?

  • 壊れない玩具が欲しいデビルハンター
  • 犯バーガー叩きつけ業者
  • ワクワクする創造神
  • それが聖徳セレナ~デ~♪ マンボッ!
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