【悲報】ワイら、呪術界に異世界転移する。   作:なんか変な色の翼

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切れ痔痛い(現状報告)
毎日投稿できなかったよ.....


【日常】天内さんちの今日のご飯 withゴリラ

 

 

渋谷の街を高校生の3人組が歩いている。

金髪のヤンキーに、女殴ってそうな黒髪に、少し地雷そうな女子と中々個性が強い。

 

 

 

「なあ吉田、このビルで合ってんだっけ?」

「違うよデンジ君、その奥の信号を曲がったとこさ」

「ねえ、そこの向かいに喫茶店有るらしいよ。終わったら寄ってかない?」

「情報ありがとう、俺とデンジ君で行ってくるから君は直帰しなよ」

「うふふ、貴方みたいなのとお茶するなんて豚でも断りそうだけど」

「は?」

「は?」

「......帰りてェ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、襲撃されるとしたら何処の組織か見当は付いてんのか?」

──呪詛師集団"Q"と盤星教"時の器の会"の二つが有力だね──

「片方はチンピラ、もう片方はカタギかよ」

──君ならどうする?是非意見を聞かせて欲しいな──

「んー、そうだな。俺だったら...取り敢えず"Q"は根こそぎ潰す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都の一角。美形の女性とオッドアイの女子高生が、並んで町を練り歩いている。隠密秘匿は何処へやら、その顔面偏差値の高さゆえに町行く人の視線は二人占めである。

 

 

 

「...本日の任務に同行します、ヨル・フォージャーです」

「ヨルさんだねぇ~。おじさん堅苦しいの苦手だから、お互いゆるく...どしたの?」

(女子高生が自分の事を"おじさん"呼び!?もしかしたらトランスジェンダーとかそういうのかもしれないし、もしかしたら普通の女子高生だとそういうのが流行ってるとか...いや待って、この子がおじさんなら私の年齢的に私はお婆ちゃんなんじゃ·······)

「うへ?な、なんかごめんね~?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──この地図は凄いね。Qの本部支部の位置、殆ど筒抜けじゃないか──

「情報通な知り合いがいてな。Qとは時々カチ合ってたし、勢力図でも渡さなきゃ依頼受けねーぞって脅したら一週間で作って来やがった。笑えるだろ?」

──あ、あはは.....──

「無理して笑うなよ、その仮面じゃ逆に不気味だっての」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪の商店街で、熊本の駅前ビルで、神戸のオフィス街で。

あらゆる所で暗殺者は標的を追い、闊歩する。

 

 

 

 

 

 

 

 

──でも、大っぴらに襲撃したら後始末が面倒だよ?──

「帳を使った上で素手で襲撃すればいい。帳の発見報告を受けたら呪詛師による犯行だと思うはずだ。つまり調査時には自然と残穢の方に注意が行く。じゃあ問題、Q側の人間の残穢しか残っていなかった現場を見て、証人が被害者含め全員トンズラしてたら呪術師は何と結論付ける?」

──内部抗争──

「正解」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「闇より出でて闇より黒く────」」」

「「「────その穢れを禊ぎ祓え」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「帳は電波障害も引き起こすし一石二鳥だ。後は、同時刻で一斉にカチコミをすりゃいい。人手は有るんだろ?アイデア料はチャラにするからやれよ、仕事が楽になる。」

──おっと優しいね。少しは吹っ掛けられると思ったんだけど──

「一年契約で日給100万だろ?終わったら競艇行き放題じゃねーか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「·······それじゃ、始めようか」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

呪詛師集団「Q」

本部、主要支部に大規模同時襲撃を受け、離脱(リタイヤ)者過多により瓦解。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「·······え?」

「何度も言わせるな。お前を星漿体"天内理子"の護衛任務に配属する事が決まった。長期の任務かつ泊り込みになるから覚悟するように」

「突然すぎて意味分かりませんって!もう少し事情を説明してください!!」

 

 

 

高専の廊下で抗議の声を上げる衛宮士郎と、ため息を吐く夜蛾正道。

衛宮からすればびっくらポンだ。まさかパパ黒を引き込んで安牌かと思われていた天内の一件に、まさかここまで自分が重要なポジに立たされる事になる。

 

 

 

「星漿体の世話係である黒井美里という人物から"自分一人では護衛に当たるに難がある"と要請が入ってな。その結果、少々上層部で揉めたのだ。そこで、特級呪術師のお前に白羽の矢が立ったというわけだ」

「いや、もっと適任がいるでしょう!五条とかの方が強いし──」

「お前は特級相当呪霊と遭遇した際、自らの危険を顧みずに補助監督と同行した二級術師を守ったという報告が入っている。奇襲に敏感な勘の良さ、そして呪術師らしからぬ性分も評価の対象だろうな。あと、五条は性格的に絶対に問題を起こす。絶対に」

「.....クソッ、そこは否定できない」

 

 

 

そろそろ3つ目の衛宮襲撃スレが立つ頃だろうか、実況スレが騒がしくなってきた。

渋谷事変を待たずして仲間に背中を刺されて死にそうだなコイツ。

 

 

 

「でも泊まり込みなら保護者の許可とかは───」

「取ってある。むしろ言峰はお前を推薦していたぞ、半笑いで」

「.....先生、倉庫にアゾット剣って残ってましたっけ?」

「流石に可哀そうだから聞かなかった事にしてやる」

 

 

 

歯痒そうな顔をしつつ"了解です"と承諾する衛宮。

踵を返し、夜蛾のいる廊下を離れようとしたところで、再度呼び止められた。

 

 

 

 

「─────衛宮、もう一つだけ話がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからどうしろって話なんだよなぁ....」

 

 

高専から徒歩15分ほどの住宅街にて、一人愚痴る衛宮。

 

任務の内容は"天内理子"の護衛。期間は一年で、高専にいる時間以外全てを対象とする。

ちなみに上から与えられた設定は、"高校に通うために従姉妹の家を間借りしている一般人"らしい。寮を使うという選択肢は無かったのか上層部。

 

 

 

「.....着いた、ココか」

 

 

 

何処からどう見ても一軒家。原作だとホテルや高層マンションらしき場所に住んでいたが、アレは個人情報がバレてからだったらしい。付き人と普通の女子高生がホテル住まいとかタワマン暮らししてたら逆に怪しいか、納得。

 

ドアを開ける前に携帯で時間を確認してみると...同期からメールが来ていたのに気づく。

高専にしばらく戻れない事を先生から聞いたのだろうか、取り敢えず開いてみよう。

 

 

 

『なんで寮から離れるのに何も言ってくれなかったんだよ!傑が最近になってから呪霊のグルメトークするようになったんだけど、俺一人で聞き流せって事!?』

 

『しばらく戻って来れないんだってね。共用の洗濯機に洗剤補充してくれてたの衛宮でしょ?後でメーカーの名前送っといてね。それと、任務。程々に頑張って』

 

『やあ衛宮、寮を出るなら一声かけてくれてもよかったじゃないか。それと君の保護者こと言峰先生の事なんだけど、体術訓練の時に粉砕骨折はまだしも、開放骨折させるのはやめるように言ってくれないかな?反転術式で治るとはいえ、アレは精神衛生上よろしくない』

 

『ちょっと後輩!?なんで一報も入れずに寮出て行っちゃうのよ!!前の任務じゃ迷惑かけたし、ご飯でも奢って埋め合わせしようと思ってたのに.....』

 

 

 

「.....うん、夏油には今度謝っとこう」

 

 

 

開放骨折について知らないからと言ってググる人がいるかもしれないので、簡単に説明しておこう。骨折した時に勢い余って"体外に"骨が突き出す事を開放骨折と呼ぶ。気軽に調べてトラウマを植え付けられるといけないので、心臓の弱い人は検索しないように。

 

 

 

申し訳なさを感じながら玄関のピンポンを押そうとして...両手を上げた。

 

うん、ちゃんと"いる"な。お仕事お疲れ様です。

ゆっくりと左腕をポケットに入れ、高専の学生証を高く掲げる。すると向けられていた視線と殺気が消えた感じがした。術師殺し怖すぎだろ。

 

 

 

「それじゃ、お邪魔します.....あれ?」

 

 

 

ピンポンを押してみるも反応がない。もう一度押してみるも、同じく反応なし。線が切れているのだろうか?やむを得ず玄関扉を叩いてみるが、やはり応答はない。

 

 

 

「もしもし!?大丈夫ですか!?」

 

 

バンバン、と強く叩いてみるが応答なし。嫌な予感を感じてドアノブに手を掛ける。鍵は空いている、そのまま急いで玄関口に踏み込み─────

 

 

「何だコレ、スポンンッ""‼︎?」

 

 

 

足を滑らせた。土間に濡れたスポンジが敷かれていたのだ。そのまま前につんのめり、式台に手をつきかけるも.....押しピンがばら撒かれている事に気づき、ギリギリで体幹を呪力で強化して惨事になるのを防ぐ。

 

 

 

「危ねぇッ!!何なんだ一体───」

「とりゃぁー!!!」

「タコスッッ!?」

 

 

そして、隠れていた少女に頭をデッキブラシで打ち付けられて完全に転倒した。土間の中で転んだので押しピンは刺さらなかったが、顔面がスポンジでヌルヌルになってしまった。

 

 

 

「曲者め!妾を殺したくば、先ず貴様から死んでみせよ!」

「いや違うって!!俺は高専から護衛で呼ばれた衛宮士郎だ!!ほら学生証もあるだろ!?」

「嘘じゃ!身長からして嘘じゃ!!お前のような頼りない護衛がいるか!!180を超えてから出直して来るのじゃ!!」

「..........」

 

 

 

そう、このわんぱくJCこそ天内理子。

今回の任務での護衛対象である。

 

 

 

「あっ、ちょ、急に無言になるでない!そのスポンジで何をする気じゃ!?待って、怖いからちょっと止まって!!謝るからこっち来ないで!!黒井!!黒井助けてーー!!!」

 

 

 





衛宮「スポンジが1つ....2つ....」
天内「コイツ、やる時には"やる"という凄みがあるのじゃ。多分闇堕ちとかしたら原型を留めぬレベルで化けるのじゃ」
黒井「身長煽りは男性のコンプレックスですから。理子様も、この間のテストの点数を馬鹿にされたら嫌でしょう?」
天内「その時は黒井の年齢をーーー」
黒井「あ"?????」
天内「どうもすいませんでした.......」


次回、「【中継】メイドと逝く冥土カフェ」

衛宮士郎のヒロインはーーー

  • 歌姫パイセン
  • 理子ちゃん
  • 硝子さん
  • 聖杯?「先輩、浮気ですか?」
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