3章の一話がなかなかうまく書けなかった為、アニメを見直していました。
決して某ゲームのDLCの図鑑の完成に熱中していたわけではありません……確かに完成して、色違いを厳選していましたが、絶対に熱中していたわけではありません!!!
第一話 異世界横断 究極を目指して
2011年 7月19日 某デジタルワールド
「────はあ、はあ……シャウトモン*1! 全員いるか!?」
森林と田園風景……ここは間違いなく前に居たシノビゾーンだと確信した。
「────おう、タイキ……全員いるぜ!!!」
崩壊したディスクゾーン……そのひとつ前のシノビゾーンへと帰ってきた俺達チーム『クロスハート』は、逃げ遅れた仲間がいないか確認する。
「……ふう、ようやく戻ってこれたか」
崩壊したゾーンに遅れた仲間がいないことが確認できた為、一息つく。いろいろと焦ってしまったから、ようやく安心ができた。
「それよりも、タイキ……クロスローダーの中からみんなを出してあげて」
呆れるようにそう言ったアカリ……?
みんな……ああ、そうか!!!
「────そうだな、ありがとうあかり」
クロスローダーを使って、中にいるデジモン達を呼び出す。前に居たゾーンで暮らしていたデジモン達をクロスローダーの中に入れていたんだった。
「────リロード!!!」
クロスローダーの中から、俺の仲間や崩壊したディスクゾーンのみんなを呼び出してやる。
「────よかった!!!」
「……助かったっ!!!」
「ありがとう!!!」
ディスクゾーンのみんなから口々に感謝の言葉を受け取る……だけど、このデジモン達の故郷はもうなくなってしまったんだ。
「────タイキ」
「わかってる」
俺が言おうとした言葉をドルルモンが止める……わかってる。わかってるさ、そんなことを言っても意味がないことぐらい!!!
バグラ軍によって無くなってしまった世界なんがじゃない……俺と同じ人間が……キリハが世界を壊してしまった。争いを始めたバグラ軍も、そんなことをしたキリハも……そしてなによりも、
「────守れなかった、俺が許せない」
その言葉を聞いたドルルモン*2が顔を俯かせた……あっ!?
「……悪いな」
つい、漏らしてしまった言葉……実際に戦っているのは、シャウトモン達なのに……なんで、俺は…………
「────タイキ、全てのゾーンを取り戻せば元に戻る……まだ、俯いてる暇なんかないぞ」
「……ありがとう、ドルルモン」
……俺があんなことを言ってしまったのに、ドルルモンは励ましてくれる。そうだな、こんなことをやってる場合じゃない。
「────みんな!!!」
ここにいる全員に聞こえるように大声で話す。
「俺達は今から、シノビゾーンを管理しているデジモンに会いに行く。無理を承知でお願いする────着いてきてくれ!!!」
ここに避難したからには、この世界に暮らしているデジモン達に挨拶はしなければならない。
「────わかった!!!」
良い返事をするやつもいれば、
「……そんなことすぐに考えられないよ」
故郷を追われたことを思い出したのか、否定的な考えを持ってるデジモンもいた。
「────みんなっ、タイキ……いえ、私達のジェネラルがチーム『クロスハート』がコードクラウンを手に入れれば、世界を元に戻します! だから、私達に着いてきてください!!!」
「────わかった」
アカリの説得もあって、しぶしぶと言った様子で着いて来てくれている。
……それにしても、みんなの表情はどこか暗い。やはり、ゾーン自体が崩壊してしまったことが起因しているのだろう。
こんな時はだいたいシャウトモンが盛り上げてくれるのだけど……
「────はあ」
こんな様子じゃあ無理か。
キリハ達との戦いで突然デジクロスが解除されてから、ずっとテンションが下がったままだ。なんとかしてやりたいが、今はゾーンを管理を任せているモニタモン*3の長老に挨拶に行かないといけない。
「それじゃあ、みんな行くぞ!」
気合いを入れて、みんなで長老のところまで向かう時だった。
「────うわああああっ!!!」
空の上から声が聞こえた。
「────えっ、なにっ!?」
「タイキ、あぶない!!!」
「……ほえ? ────うわあ!!!」
────ズドン……と、大きな音を立てて、なにかが俺の近くに落ちてきた。
「……いてて、なんなんだよっ、いった……!」
そこにいたのは、俺と同い年ぐらいの
身長は俺より少し高いぐらいで、肩から鎖骨のあたりまである紫がかった黒の髪に、ハリのある白い肌、やや健康的なのか引き締まった体に、星の模様が記されてる青のTシャツに白のパーカーと黒い男物のジーンズ。
「────えっ、この子かわいい!」
アカリが言うように相当かわいかった。
ネネのようなどこか影のある美少女とは違い、一般的な人も含めて老若男女問わず、10人中10人がかわいいと言い、テレビに出れば絶世の美少女と言われるようなそんな女の子だった。
「……この子はいったい────タイキ」
ネネは俺のほうを向いて、彼女を警戒しているようだった。その様子に、俺もネネに向かって頷いた。
「この子も一緒に連れて行く」
「────えっ、でも!?」
ネネが俺を止めようとするが、俺は首を横に振った。
「わかってる。もしかしたらこの子がバグラ軍の一員かもしれないってことも、今の俺達が疲弊していることも」
バグラ軍から追われてきた俺達は、いきなり現れたこの子を助けられる程余裕がない────それでも、
「俺はほっとけない」
「もしかしたら、この子もバグラ軍から逃げてきたのかもしれない。その可能性について考えられるなら、俺が今助けなかったら、この後後悔してしまう」
「────それだけは、絶対に嫌だ」
昔のように、救えたかもしれない人を助けられないかもしれない。そんなのは絶対に嫌だった。
「────でも」
「……ネネ、そんなふうに言ってもダメよ。タイキはこうなったら意地でも動かないんだから」
反対するネネをアカリが止めてくれる。
「そうですよ、ネネさん……こいつは『ほっとけない』って言ったら、テコでも動かないんですよ」
ゼンジロウも一緒になってネネを説得してくれる。
「……わかったわ。タイキくんがそう言うんだったら、私も手伝いましょう」
納得はできないものの、俺の考えに譲歩をしてくれたネネ……ちょっと、悪い気がした。
「────んん、?」
少し低めの声が少女から聞こえた……えっ!?
「……気絶してたか? なんか、周りがうるさい気がする。
たっく、ノルン様も変な場所に転移させないで欲しいんだけど」
少女が体を起こしながら、『女性にしては明らかに低い声』を出していた。
「「「…………」」」
周りにいる全員が少女? のほうへと視線を向けている……えっと、そんなことないよな。
「……ん、なんだお前ら?」
少女が俺達へと声を声をかけてきた。やっぱり聞き間違いじゃなかった。女性にしては明らかに声が低かった。
「────えっ、嘘!?」
「……は?」
「……まさか!?」
……いや、待て、本当に!?
「「「────男っ!?」」」
「……はぁ?」
「────そう言うわけでしたか。ならば私達の里で暮らすことを許しましょう」
あの後、俺は現地にいた人間の少年に着いてきてくれ……と言われ、この里までやってきた。その後、なにやら交渉をしている彼がテレビのモニターらしきデジモンが話しているのを見ていた。
ゴーグルの少年に頭頂部に、髪を結んで左右にわけている少女、ツインテールの少女と短髪の少年……たぶん、今交渉しているゴーグルの少年がデジモンシリーズの主人公だとは思うし、たぶん奇抜な髪型してる少女のほうがヒロインっぽい。
……いったい誰だ?
記憶にないから、サヴァイブ以降の最新作か、ゴーストゲーム以降の新アニメ、もしくは俺が掘り下げていない旧作の中に登場するキャラクターか……どちらにしたってわかるわけがない。
周囲を見渡せば、ルナモン*4みたいな見たことのあるデジモンがいるので、デジタルワールドなのはわかるんだけど……赤い成長期ぐらいのデジモンとオレンジ色の狼のデジモンが、こちらを警戒している。なにかあったのか?
「……ところで、お主はいったい何者じゃ?」
そう言って俺のほうを向いたモニターらしきデジモン……そう言えば名乗っていなかったな。
「────俺は……俺の名前は『
本名は名乗らない……マナトって偽名を使わなきゃいけない時に、返事ができないと困るから。
「ワシはモニタモンという……では、マナト殿……お主はなぜこの地へと参られた?」
「俺達は、強くなる為に……究極体への進化を探す為にこの世界にやってきました」
「……君はなんで強くなりたいんだ?」
「俺の故郷は、数年以内にデジモンによって世界の危機が訪れます。その対策としてこの『デジヴァイス』に俺は認められ、強くなる為に旅をしてきました」
そう言って、ノルン様からいただいた白色のデジヴァイスicを見せる……たぶん、アニメや漫画の世界だったらこれで通じると思うんだけどな。
「……デジヴァイス?」
「────デジヴァイスってなに?」
「……クロスローダーじゃないの?」
「ジェネラルなのかな?」
……違ったみたいだ。周囲のデジモン達が戸惑っている。デジヴァイスがない世界なのか?
「……お主に聞きたい。デジヴァイスとはなんじゃ? クロスローダーとの違いはあるのか?」
……クロスローダー? ってなに?
俺は聞いたこともない単語に戸惑う。
アニメや漫画でも一律、デジヴァイスという名称がずっと使われてきた。だけど、クロスローダーなんてものは聞いたことはない。
「デジヴァイスとはデジモンを進化させたり、この中にデジモンを出し入れできたりするデジモンと人のつながりを強化する道具です……それより、クロスローダーとはいったい?」
詳しく説明するよりも、クロスローダーのことが気になるので、軽く説明する。
「────これのことだよ」
赤色のマイクの形をしたデジヴァイスを見せられる……アプモンのアプリドライブに近い立ち位置なのか? デジヴァイスの代わりに出されたものなのかもしれない。
「────君は『ジェネラル』なのか?」
ゴーグルの少年が言う……先程、聞こえてきたジェネラルって言葉は一体なんだ? 。
「強いて言うなら、テイマーやパートナーのほうが近いと思う……それより『ジェネラル』ってなんですか?」
わからない単語であった為に、ゴーグルの少年へと聞くと、
「ジェネラルっていうのは、この世界を救う救世主!!!」
「俺達の世界を救う為にやってきた人間!!!」
「多くのデジモン達をたばね、導く存在!!!」
「「「それが────ジェネラル!!!」」」
周りのデジモン達が口々にゴーグルの少年をを褒め称える……やっぱり、主人公なのかな?
「……そんなことはないかなぁ」
でも、なんかこの雰囲気は怖いな。
「ジェネラルも知らない、クロスローダーのことも知らない……最後に君に聞きたいことがある」
ジェネラルと呼ばれた少年が、考えるように俺に聞いてくる。たぶん、聞くことを迷っているのかなって思った。
「君は『バグラ軍』……バグラモンを知ってるかい?」
……バグラモン? なんだそれ、それがこの世界の悪役的ポジションなのかな?
これでも、アニメや漫画はほとんど見てきたという自負があったが、そんなデジモンは聞いたことがなかった。
「……バグラモン? 誰ですか、そいつ……それがこの世界を脅かしているデジモンですか?」
「────ふう、わかった。ありがとう」
俺の言葉になぜか安心するジェネラルと呼ばれた少年……俺のことをバグラモンの手先だと思っていたのか?
そんな時に、ジェネラルと呼ばれた少年が俺に向かって右手を差し出してきた。
「────俺の名は『工藤 タイキ』。チーム『クロスハート』のジェネラルとして戦っている。疑って悪かった」
そう自己紹介をしたジェネラル……タイキの手を取って握手をする。
「あらためまして……俺の名前は『美樹原 愛斗』。この世界に強くなる為にやってきた。こちらこそよろしく」
それから、奇抜な少女が『天野 ネネ』、ツインテールの少女が『陽ノ本 アカリ』、短髪の少年が『
深夜、シャウトモンと紹介されたクロスハートのリーダー格デジモンと、バリスタモン*5と呼ばれたカブト虫に近いデジモンが出て行くのが見えた。
……なんのために出ていった?
タイキ達になにも伝えずに出ていったのが気がかりで、すぐに追いかける。
「────くそっ、もう一回だ!!!」
……すると、そんな声が聞こえてきた。
「『ヘヴィスピーカー』!!!」
バリスタモンが腹のスピーカーから音の衝撃波を放つ。
「────うぐっ!?」
シャウトモンにも直撃しているが、そのまま近くにある岩を投げつけて攻撃した。シャウトモンはその攻撃を反撃せずに避け続けている。
だが、次第に避けられなくなってきて、岩に命中してしまう。
(……修行か?)
(……そうみたいっすね)
クロスハートの面々がいた中では反応しなかったシンの声が聞こえた。
(……タイトは手伝う?)
(……いや、戻ろう)
タイキ達になにも言わずに出ていったってことは、秘密の特訓をしている最中なのだろう。出会ったばかりの俺が、わざわざ手伝うなんてことして怪しまれたくない。
────ズドンっ!!!
……俺が寝泊まりしている屋敷へと向かっている最中、突然爆発音が聞こえてきた。
「────なんだ!?」
爆発音のほうへと向かうと、タイキ達になんか頭だけダイヤモンドで、体が粘土っぽい変なデジモンが戦っている。
「────タイキさんっ、なにがあったんですか!?」
「────なにやつ!?」
変なデジモンは俺のほうを見て、驚いた顔をしている。
「あいつはブラストモン*6…………バグラ軍がこのゾーンへと侵入していたんだ! 下がっていてくれ!!!」
……あれがバグラ軍?
やはり、タイキ達と一緒にいるデジモン同様に見たことがないデジモンだ。
「……ほう、新たな人間かぁ? 前のゾーンにはいなかったが、クロスハートと一緒に行動するなら、お前も倒してやるぅ!!!」
そう言って襲いかかってきたブラストモン……正直に言って、完全体レベルのスピードしか出ていない為、簡単に避けることができた。
「────タイキっ、X4だ!!!」
「ダメだ、タイキっ!」
修行をしていたシャウトモンが、こちらへと戻ってきた……X4? 進化かモードチェンジかわからないが、戦う手段なのだろう。
「そんなことを言ってる場合じゃねえだろっ!!!」
どうやら、X4になるのを止めようとしたバリスタモン……なにかデメリットがあるのか?
それでも、戦おうとしたシャウトモン……まあ、動ける準備をしておくか。
「わかった、シャウトモンデジクロスっ!!!」
『シャウトモン』
『バリスタモン』
『ドルルモン』
『スターモンズ*7』
[デジクロス]
「『シャウトモンX4*8』!!!」
「……は?」
いや、なにあれ?
「……
ジョグレス進化*9でも、matrixevolution*10 でもなく、複数のデジモン達が合体ロボのように集結して、一体のデジモンになってしまった。
「────いけっ、X4!!!」
いや?
「いやいやいやいや……正直言って意味わかんない?
デジモンって普通単体で進化するモンでしょ……なのになんで、出来損ないのガン◯ムみたいになってんの!?」
「────これはデジクロス……みんなの絆の力を集めて戦う新たなデジモンの姿よ」
ネネさんにそんなことを言われる……いくらなんでも、それはおかしい!?
「────いや、頭が追いつかないっ! たとえそれでパワーアップしたとしても、なんで少なくとも完全体クラスのあのデジモンに、成長期や成熟期がたばになったレベルの合体で同等に戦えているんだ!?」
はたから見ていれば、X4がブラストモンと同等に打ち合えている。どう考えても、これが進化ではないのなら、それこそ間違っていると思う。
「ブラストモンは究極体よ」
「────それだったら、なおさらおかしいって!!!」
……あれ、究極体なの? それにしては弱くないか?
「喰らいなさいっ!!!」
「────ぐあっ!?」
「────X4っ!?」
そんななか、X4はどこか調子が悪いのか、ブラストモンのパンチで、後方へとぶっ飛ばされてしまう。
「────チッ、しょうがないな!!!」
見るに見かねた俺は自分のデジヴァイスicを取り出した。
「────タイキっ、二面作戦を……」
なにかが飛んできてブラストモンを攻撃するが、もう遅い!!!
「────下がってろっ、来いっ!!!」
デジヴァイスicが光を放ち、中から巨大な恐竜が姿を現した。
「────マナトっ、やれるよ!!!」
「頼んだ、テトっ!!!」
デジヴァイスicの中からテトを呼び出した。
「────あれはっ!?」
「────グレイモンだとぉっ!?」
……なんで、そんなふうに驚いたんだ?
他にも、グレイモンの使い手があるのだろうか?
「────うらぁ!!!」
「────ぐはあっ!?」
グレイモンがものすごい速さでブラストモンに接近して、尻尾を使って地面へと叩きつける。
「貴様っ、なにをするぅ!?」
すぐに起き上がろうとするブラストモン……だが、もう遅い。
「────『メガフレイム』」
グレイモンの口から出た火炎が、ブラストモンの体を全て飲み込んで、消し飛ばした。
「────嘘だろっ!?」
「……まさか、あのブラストモンが一瞬で?」
驚いている2人を見て、俺も驚いていた。
「あの程度のデジモンにいつも苦戦していたのか?」
「────いや、ブラストモンは本体じゃないから、そこまで強くはなない……だが、やつはバグラ軍の中でも三元士と呼ばれる幹部の一体だった。それをこうもあっさり倒すとは、お前はいったい……?」
ドルルモンが説明をしてくれた……本体じゃない? いったいどういうことだ?
「────ちくしょうっ!!!」
シャウトモンが叫んで走り出した。
たぶん、先程の不調から、修行を行っていたんだろう。だけど、本来自分が守らなきゃいけない場面で、俺が戦ってしまった。そこから、やり場のない無力感に襲われたんだと思った。
「────シャウトモンっ!?」
急に走り出したシャウトモンの方向を向いて、走り出そうとしたタイキさん……たぶん追うつもりなんだ。
「……タイキくん」
「俺はすぐにシャウトモンを追う。みんなは先に帰っていてくれ」
そう言われて、俺達はここへと残されてしまった。
「……もうっ、タイキったらいつもの調子なんだから! 私達だってシャウトモンのことが心配なのに……もういいわっ! タイキ達が帰ってくるまで、待ちましょう!!!」
アカリさんがそう言って促してくれた。この暗い雰囲気の中で、そんなことを言ってくれた為、周りが少し明るくなった。
「……そうだな、タイキ達が戻ってくるまで、屋敷で待ってようぜ……それより────」
ゼンジロウさんがこっちを向いた……というより、俺とテトのほうを見ている……えっと、急に肩を掴まれた。
「お前がブラストモンを倒せるぐらい強い理由を教えてくれ!!!」
「……は? えっ!?」
急にそんなことを言われる。
「そうね、私も知りたいわ」
「……うえっ!? マナトぉ!?」
グレイモンはネネさんに捕まっていた。
「────それじゃあ、タイキが帰ってくるまで、マナトくんの話を聞くぞぉ!!!」
「……えっ、あっはい」
その後、タイキさん達が帰ってくるまで俺の話を続けた。それは、朝まで続いていた。
血気盛んで非常に攻撃性の高い凶暴なデジモン。しかし仲間に対しては友好的であり、シャウトモンに認められれば種族を超えた親交も深めることができる。シャウトモンのノドには情熱をエネルギーに変換する特殊な機能があり、胸の奥に燃えさかる熱い想いをマイクで増幅し相手にぶつける「ソウルクラッシャー」という攻撃を行う。情熱こそが攻撃の源であるため、いかに体にダメージを与えようとも、情熱が消えない限りシャウトモンが戦いを諦めることはなく、シャウトモンが攻撃性の高い凶暴なデジモンと言われる由縁である。凶暴に見える反面、音楽や歌が好きという一面があり、風の音、雨だれ、川のせせらぎ、木の葉のざわめきなど自然の音をBGMに歌を口ずさむのを好む。しばしば歌に熱中しすぎて敵もいないのに「ソウルクラッシャー」を暴発させる場合もあるため、シャウトモンが歌い始めたら気付かれないようにその場を離れるのが無難だろう。 シャウトモンにはマクフィルド社製のマイクを必ず所有するという不思議な習性があり、マイクを持っていないシャウトモンはシャウトモンではない。マイクを無くしてしまったシャウトモンは、シャウトモンでなくなってしまったショックにより急速にパワーを失い、やがて衰弱してしまうと言われている。よってマイクを隠すなどのイタズラは決してしてはいけない。ちなみにこのマイクを棒術のように使った「ラウディロッカー」は格闘戦だけではなく、パフォーマンスとしても秀逸である。
義侠心に厚い獣型デジモン。主に岩だらけの山岳地で、群れることなく単体で行動する事が多い。 頭のドリルは頭髪の一部が硬質化したもので、高速回転させて撃ち出す「ドリルバスター」は百発百中の精度を誇る。地上を高速で走り回って敵を攪乱し一撃を与えるヒット・アンド・アウェイ戦法を得意の戦術としている。地上戦だけでなく、尻尾のドリルを巨大化させて竜巻を起こす「ドルルトルネード」は空を飛ぶデジモンにも脅威となり、対地対空を問わず対応できるドルルモンは正にオールラウンダーの戦士と言える。 さらに、尻尾のドリルに乗って自ら回転して突撃する捨て身の大技「ドリルブレーダー」は敵を粉砕するまで止まることはない。 また、ドルルモンは『砲撃形態』になることで他のデジモンと協力してドルルキャノンを発射することができる。
デジモン・ウォッチングが趣味のどこにでもいて、常に誰かを監視している忍者デジモン。忍者と言い張っているが、やっていることはストーカー行為そのもの。一体見かけたら周囲に三十体はいるとおもった方がいい。火の玉を出す「火弾」、水鉄砲の「水竜」、風を起こす「風車」、放電する「電閃」、といった忍術を駆使するが、どれもあまり威力は高くない。注意すべき点は戦闘力ではなく「情報の共有化」の能力だ。これにより得られた情報は記録されモニタモン同士で共有化することができ、モニタモンの見たものは良いことも悪いことも恥ずかしいことも光より速く広まってしまう。
月の観測データと融合して生まれた、うさぎのような姿をした哺乳類型デジモン。大きな耳でどんな遠くの音も聞き分ける事ができ、臆病だが、なつきやすく寂しがり屋。必殺技は、一見可愛らしいが、闇の力が込められた爪で引っかく『ルナクロー』と、力を額の触角に集中し、綺麗な水球を敵に放つ『ティアーシュート』。また、耳をくるくると回し、発生させたシャボンの渦で敵を巻き込む『ロップイヤーリップル』を持つ。
分厚いメタル質の装甲と圧倒的なパワーを持つヘビー級デジモン。一見好戦的に見えるが、争いよりも平和を好む穏やかな性格で自ら攻撃を仕掛けるということはない。だが、ひとたび戦いとなれば豪腕を振るって敵を一掃する強力無双の闘士となる。重装甲と大パワーで攻守共にポテンシャルは高く、命中すればただでは済まない大パワーを活かした一撃必殺の攻撃が得意。しかし、重すぎる体が災いして俊敏さに難があり、動きの速い敵と戦うのは苦手である。お腹のスピーカーから重低音を発して敵を粉砕する「へヴィスピーカー」は岩を砕き、山を鳴動させる威力を秘め、お腹がすいているほどその威力は高まる。また、接近攻撃の要となる頭のホーンはバリスタモンにとって誇りであり、軽々しく触れられることを嫌う。このホーンを豪快に使って相手を投げ飛ばす「ホーンブレイカー」はバリスタモンの得意技である。またバリスタモンは『装甲強化形態』になることで他のデジモンに重装甲とパワーを貸すことができる。
鉱物の体を持つ超重量級デジモン。壊れても壊れても再生する硬質クリスタルの鎧をまとい、多彩にして高威力の技を誇ってゆっくりと移動する姿は難攻不落の動く要塞そのものである。その光り輝く体とパワー故に、自らを“もっとも美しく気高き存在”と呼んでいる。強烈なパンチと共に体中のクリスタルをマシンガンの様に打ち出す「ダイアモンドマシンガン」は一発で数百の敵を一掃し、硬い身体と重量を活かした「ダイアモンドヘッジホッグ」は身体を丸めて転がるだけだが、その下敷きになって原型を留ていられるものなど存在しない。太陽光を体中に取り入れ、超高熱・高圧縮のレーザーを吐き出す技「クリスタルブレス」は日中しか使えないのが唯一の欠点であるが、欠点を補って余りうる破壊力を見せつける。
スターモンズはスターモンを中心に複数のピックモンからなる軍団で構成されている。軍団の意志は軍団のヘッドであるスターモンの一存であり、ヘッドの決定は絶対でピックモンたちは一糸乱れることなくキビキビと動きスターモンの指示に従う。厳しい上下関係があってこそ、複雑な動きが求められる「メテオスコール」や「ウィッシュアポンアスター」といった軍団技が発揮されるのだ。スターモンは陽気で目立ちたがり屋な性格で、超がつくほどのプラス思考。基本的に落ち込むことがなく、落ち込んでいるように見えても「落ち込んでる俺ってカッコよくね?」ぐらいの事しか考えていないらしい。そのため他のデジモンからは軽く見られているが、もちろん本人はちっとも気にしてはいない。
4体のデジモンの絶対に勝利を勝ち取るという強い想いが誕生させたのが『ヴィクトリー形態』という奇跡の姿。信念を貫き通すことだけがその存在理由である。その力は絶大であり、間違いなく最強のデジモンの1体に数えられる。 主に地上での戦いを得意とし、立ち回りが早くどんな敵も一刀両断する「バーニングスタークラッシャー」や、窮地において活路を見いだす起死回生のパンチ「スリーインパクト」などがある。ちなみにスターソードDXから波動をとばす「バーニングスタースラッシャー」もある。
『デジモンクロスウォーズ』
アニメ、漫画ともに2010年から開始、2012年に完結した作品。
主人公の『工藤 タイキ』が、ひょんなことからシャウトモンに出会い、デジタルワールドの危機を知った。お人よしで『ほっとけない』が口癖のタイキは、デジタルワールドを救うために、友人の『陽ノ本 アカリ』と『剣 ゼンジロウ』を巻き込んで、デジタルワールドへと旅立っていく……という、話から始まります。
この作品ではデジモンは安易に進化せず、デジモン達のジェネラルとなった存在が、クロスローダーを使って『デジクロス』という機能を使うことで、デジモンにより強大な力を与えていきます。
アニメ版と漫画版で内容がところどころ変わっており、本作はアニメ版を中心に話が進んでいきます。