……まあ、そんなことはどうでもよくて、タイトル通り、タイトのクロスウォーズ開戦(スタート)です。
誰も手に入れていない最後のゾーンの雌雄を決したタイキさん達。
しかし、突然何者かによってチーム『クロスハート』と『ブルーフレア』のコードクラウンが奪われ、バグラ軍が世界を作り変えた。
俺を含め、タイキさんを除いた全てのジェネラルがこの世界に落とされてしまった。
今はバグラ軍と敵対するデジモン達でレジスタンスを組んでいる。
誰がリーダーになるのか揉めている最中に、俺が敵陣に落ちて来た。
それを知り合いであるネネさんが助けた。
「……と、こんな感じでいいですか?」
ネネさんから今までの経緯を聞き、紙にまとめ、ネネさんに見せる。
「……大丈夫。現状の確認はこれであっているわ」
……その言葉に、少し動揺してしまう。
タイキさんが向かったのは十中八九タイキさん達のリアルワールドだろう。デジタルワールドを旅することを主軸としたストーリーであるアニメの初代とフロンティアでは、帰宅イベントが存在する。それに倣った物であれば、タイキさんやシャウトモン達が元の世界へと戻った可能性が高い。
……俺の知る様なアニメ通りの世界であれば。
だが、考慮する点は別にある。
ネネさんに連れられて来た基地の周囲を見渡す……いた、タイキさんのデジモン達だ。
「なあ、これからどうする」
「どうするもこうするもない。タイキ達を待つべきだ」
「俺達のジェネラルであるタイキは、消えてしまったぞ」
「そんなもの、バグラ軍と戦いながら待てばいい……それより、これからのことだが……」
「おい、お前ら話はついたか?」
金髪の少年がやって来た……後ろに機械の見たことがない鳥系デジモンとグレイモン……か、アレ? 変なのを頭をつけたグレイモンと一緒にいる。
「……あれはグレイモン*1とメイルバードラモン*2? ────ってことは、あの男はっ!?」
ピョコモンが何かに気づいた様にボソボソ呟いた後、驚いた様な顔をする……あの少年について知ってるのか?
「何度言っても俺達はお前の傘下に入るつもりはないっ!!!」
そんな事を考えているとドルルモンが怒鳴った。話の内容から察すると、タイキさん達のデジモン達をスカウトしてるみたいだけど……あれは結構怒ってないか?
もしかして、何度も誘ってるのか?
そんな事をするなよ……めんどくさい。
「そうかっかするなよ────これでもお前らのことはかってるんだぜ。タイキとシャウトモンと共に前線で戦い、勝利を掴み取って来たデジモンだ」
「そんなお前達の力が、今の俺は欲しい」
ドルルモン達へと手を伸ばす金髪の少年……は? 何だあれ、カッコつけてるつもりか?
正直言って、見てるこっちが恥ずかしくなりそうなセリフを何度も言っている……正直言って、笑える。
トーマさんの劣化した様なやつ……見た目だけは似てるが、後ろにいる2体もそれ程強いとは到底思えないし……それに赤の他人からそんな言い方をされたら────
「いい加減にしろっ!!!」
「オレ達のジェネラルはタイキ1人」
「俺達はお前の傘下に入るつもりはない!!!」
集まっていたタイキのチームのデジモン達から暴言が飛び交う……まあ、当たり前だよな。
「……ねえ、マナト? アレってバカなの?」
テトがこっそり耳打ちして来る。
「いや、ありえないっすよ……裸の王様っすか?」
シンが後ろで耳打ちして来る……おい、やめろ。笑えて来るだろ。
「……ぷっ、くくく────しっ、ほんとのことを言うんじゃありません」
少し笑いが口にでかけるが、何とか2体を宥めた。
「……ひっ、ひひひ、酷いのはあんたっすよ、タイトっち」
「……くっ、くくっ、まあ、タイトの言うことは間違ってないから別にいいんじゃない」
シンが呆れ、テトが同意した……しかし、全員笑っている。いやだって、アレは笑えるだろ。めっちゃ厨二臭いセリフバンバン言って来るんだぞ?
「私は貴方達全員が酷いと思うわ」
ネネさんがジトっとした目でこちらを見て来る。
「ふん……高くかってやったというのに……お前らは帰って来ることもないタイキの帰りを待っているがいい────おい、そこのお前ら!!!」
突然、アレがこっちを向いて来た。
「さっきから、聞こえてるぞ!!!」
「まったく……ここにはまともな奴は居ないのか……おい、ネネ!!!」
「何かしら、キリハ君」
……アレの名前はキリハって言うらしい。金髪なのに日本人っぽい名前だ。トーマさんと同じくハーフなのか?
「そいつらが、戦力になると言ってた奴らか」
「ええ、コピーとは言えブラストモンをデジモン1体で、デジクロスせず、たった数十秒で瞬殺したジェネラルとそのデジモン達よ」
「その話が本当なら、バグラ軍と戦うのにとてつもない戦力になりそうだ。先程の件……まあいい、実力が本当なら水に流すとしよう」
「……は? お前らごときがマナトを下に見てんじゃねえよ」
品定めする様なキリハの言動にテトがブチ切れる……まあ、格下相手にあんな風に見られたのなら、テトだったら時間の問題だったか。
「────何だと、貴様っ!!!」
「キリハを……俺達をバカにするのかっ!!!」
キリハの手下供がうるさく喚く……雑魚がうるさいな。
「……テト、相手にするな。雑魚が喚いているだけだ。相手の土俵に立つことは馬鹿らしいぞ」
「……マナト殿さっきから言ってる事が……ひっ!?」
腕に抱いたピョコモンのそんな言葉が聞こえる。
何だよ、気づいたみたいだな。俺は今ものすっごく腹が立ってるんだよ。
「強いジェネラルだと息巻いて、バグラ軍に足元掬われて、敗走した間抜けに……お前らが下だって言われてんだぞ」
「……間抜けって…………」
横からネネさんの声が聞こえる……ああ、タイキさんやネネさんもその1人に入ってしまうのか……まあ別に良いだろ。事実なんだし。
あくまで笑顔を変えるつもりはない。
今さっき初めて出会った間抜けに、テトとシンの実力を知らない間抜けに、そんなことを言われる筋合いがない。
「そうだね、マナトの言う通り……こんなムシケラを相手にする必要はないね」
「……まあ、それは苛つくっすね。こんな弱そうな奴らに言われたら尚更っす」
間抜け、ムシケラ、弱そう……俺、テト、シンが言った言葉が更に場の空気を悪くする……でも、本当の事だしな?
「────ひぃっ!?」
キリハが俺の事を睨みつける。ピョコモンが反応する……が、ノルンさ……ノルンの笑顔の方が遥かに怖かったぞ。
「あのさ、言いたい事があるならハッキリ言ったらどうだ? 時間の無駄だ」
俺は奴がそうした様に、睨み返した。一瞬だけ苛立った表情をした後……奴は何故か気分が良くなったみたいに笑い出した。
「はははっ────ほう、そこまで俺達の事を下に見られたのは初めてだ……表に出ろ、どちらが強いかハッキリさせてやる。来い、グレイモン、メイルバードラモンっ!!!」
そう言って、外へと出るキリハ……うーん、あいつらを相手にしてもウォーミングアップにもならん様な気がする。
「────ねえ、大丈夫なの?」
……ん? ネネさんが何か聞いてきた。
「何がですか?」
「キリハ君は、強いわよ……タイキ君だって勝ってるところを見た事がないんだから」
…………ふーん。
「……テト、シン」
俺は隣にいるテトとシンに声をかける。
「何、マナト?」
テトが返事をしたのを聞き、ネネさんに言われて思いついた事を言う。
「────進化して戦おうか」
軽い感じで、言ってみる。
「……ええ、アレにっすか?」
シンは少しめんどくさそうな顔をするが、うん、いい感じに説得してみよう。
「最近、進化して戦ってないだろ? もちろん、本気で戦えって言ってるわけじゃないけど……久々に遊ぼうか?」
俺達にとっての遊ぶ→気持ちよく蹂躙する。
「────いいのっ!!!」
テトは笑顔で反応する。弱い奴を相手にするからそこまで乗ってこないと思ってたけど、案外乗り気なのかな?
「いいよ……ネネさんも、そっちのドルルモン達も来てくれっ!!!」
キリハを相手にする前に、ネネさん達に声をかける。
「どうかしたの?」
「……えっと、俺達がどうかしたのか?」
ゾロゾロと仲間を引き連れて、ドルルモン達がやって来た……うん、これで少しは楽しめるかな?
「ネネさんとドルルモン達は、シンの相手をして欲しい」
「────ええっ、酷いっすよマナトっち。出来ればオイラも強い奴と戦いたいっすよ!!!」
シンが嫌そうな顔をする……だけど、
────ブンッ、ブンッ!!!
背後で腕を回しながら、変な笑みを浮かべているテトがいるから、お前に選択権はない。
だけど、本当の事を言えばこいつはまた何か言って来るだろ……適当な事を言って誤魔化すか。テト程察しのいい奴じゃないし。
「更に強い奴と戦える可能性があるぞ……タイキさんならともかく、キリハ達の戦力は大体予測ができるが、ネネさん達とは戦った事がないからはまだ、ネネさんのデジモンとドルルモン達が合体すれば可能性は未知数だ」
シンが笑顔になる。
「……なら、オイラはそっちの方がいいっす!!!」
……騙した様で、嫌な気分になるな、これ。まあ、背後のテトを説得するよりかは、マシだな。
「……なあ、結構酷い事を言われてないか、俺達……確かに主戦力がいなくて弱体化してるが……」
「……まだ、やるとは言ってないんだけど……やるしかないようね」
……その後、私達は蹂躙された。
「────うぐ、ぐぅ」
「……キリハ、逃げろ」
キリハ君のメタルグレイモン*3も、
私がタイキ君のデジモン達を主軸にデジクロスさせたベルゼブモンドルルスピーカーウィングスターナイト*4も、
「ねえ、マナトぉ……なんかこいつ思ったよりも弱いよ」
「────ハァ、思ったよりも、あっけなかったっすね」
……マナト君の姿が変わったデジモン達に、1分も経たずに倒されてしまった。
「まあ、僕の方が早く倒せたけどね」
「オイラの方が早かったっす!!!」
そう言って歪み合う2人……まったく力を合わせず、相手が不利な状況になるような攻撃をしても無視して、戦っていた。
「────何をっ!!!」
「────何だっす!!!」
それでも、1分も持たなかったっ!!!
「────2体とも喧嘩は辞めろ」
マナト君が2体へと近づいていく。
「……マナト!!!」
「────マナトっち!!!」
「2体ともよく頑張ってくれた」
「お前らは、お前らはいったいなんなんだっ!!!」
キリハ君が立ち上がってそう言った……私も知りたかった……マナト君が、テトやシンが強い理由が、マナト君達がいったい何者なのか。
「……ん、ああ」
……そんな時だった。不意に、マナト君が空を見たのは。
「────ここら辺で戦ってるのを見つけたら……へへっ、こいつら仲間割れしてるぜっ!!!」
「あの要注意ジェネラル『蒼沼キリハ』も倒れてやがる。今がチャンスだ!!!」
「おいお前らやるぞっ!!!」
上空にはメガドラモン*5とギガドラモン*6がたくさん飛んでいた。目視だけでも、30体以上いる。
「────危ないっ!!!」
私達を狙って、敵が一斉に突撃して来る。
私はさっきの戦いで動けない。でも、せめてマナト君だけでも逃げられる様に────
「────俺達は」
「……えっ?」
マナト君の横にいた2人がいつの間にか敵の後ろに居た。テトは腕を、シンは剣を振り血糊を落とす動作をしている。
「────お前らいつの間にっ!? ……あ?」
「えっ、おいお前……あれ?」
「いぎゃ、アアアアアアアアアア!!!」
敵のデジモン達が、次々とバラバラになっていく。
「タイキさんの代わりに戦う者だ」
……ズドンと、マナト君の背後で大きく敵が爆発した。
ここはマナト達のいる場所からかなり離れた黒い城。
「……兄上。チーム『ブルーフレア』、元チーム『トワイライト』のジェネラル天野ネネ……そして、正体不明のジェネラルがドルビックモンの支配するドラゴンランドにいる事がわかりました」
「────そうか」
そこには2体のデジモンが存在した。
1体は王として君臨し、王座に座り、もう1体は跪き、騎士として兄に仕える。
「────正体不明のジェネラルですが、ドルビックモンの部隊を一つ壊滅させました」
騎士は王に向かい恭しく報告を行い、
「……ふむ」
王がそれを受け取る。
「未だに正体は不明ですが────」
写真の中にいる正体不明のジェネラル……そこには紫がかった黒髪の少女……の様な少年が立っていた。
「────アレは別世界からの異邦人だ」
「────なっ!?」
王の発言に騎士は驚く。
「私がその姿を確認し、奴の手下諸共手を下そうしたのだがな……謎のクロスローダーによって阻まれたのだ」
王は驚く弟を尻目に、続け様に手を下そうとして失敗した事を伝える。
「……そうですか────我らが創り出したクロスローダーはダークネスローダーを除いて四つ……それ以外のクロスローダーを持つ者なぞ……」
騎士は驚き半分、疑い半分でその言葉を受け取り、兄の言葉を否定した……しかし、
「しかし、私は阻まれたのだ……あのクロスローダーに……」
兄の警戒する表情から、その言葉が真実であると理解する。
「……では、兄上」
そして、騎士は覚悟を決める。
「何だ、弟よ」
「その不安
王の不安を取り除こうと騎士が立ち上がった。
「……わかった────行け、ダークナイトモン*7ッ!!!」
「ハッ、わかりました兄上────いえ、大魔王バグラモン*8様」
「うおおああっ、やったぜ────!!!」
「あの、バグラ軍に手傷を負わせてやったぞぉ────!!!」
「この調子でどんどん戦っていくぞ!!!」
「ジェネラル達がいるなら俺達は勝てるぞっ、なあ、みんなっ!!!」
夜の喧騒の中、そんな声が聞こえて来る。
バグラ軍に世界が統一されてから、初めての宴だ。みんな喜んでる……そんな中、
「アレにはどう戦えば良かったんだ?」
「わからない……少なくとも私達よりも強いということしかわからなかった」
宴の場所から少し離れたところで、キリハ君と私は反省会をしていた。
理由は、昼間の戦いでマナト君のデジモン達に一瞬でやられてしまったこからだ。
「特に、タイキ殿の代わりにやって来たあのジェネラルっ────あのジェネラル達はすごかったな」
「ああっ、あのバグラ軍を一瞬で叩きのめしてしまった」
「あの方がいれば、我らも安泰だ」
……ふと、デジモン達のそんな声が聞こえて来た。更に空気が落ち込む。
「────はあ、今までの私達は何だったんでしょうね」
「……ああ、そうだな」
今まで身につけてきた自信が崩壊した。
仲間と共に戦い築き上げてきた信頼や自信を打ち砕く様な実力の差……本当に私達でバグラモンを倒せるのかと言う不安が押し寄せて来る。
「……どうすれば良かったんだろうか?」
そんなキリハ君の声が聞こえてきた時、
「────まあ、そんなふうに落ち込む必要はないですよ」
マナト君がこちらへとやって来た。
「……お前はどうやってそんな力を身につけた」
キリハ君がそんな言葉をかける……私も気になっていた。スパロウモンと比べて、あまりにもテトやシンと力の差がありすぎたからだ。
「……単に、年季の差ですよ。貴方達よりも、俺はずっと昔からデジモンと共に暮らしていました。だから、貴方達よりも強い……それだけです」
「どれくらい一緒にいるの?」
「テトとは生まれてから数ヶ月でパートナー関係になり、シンとは……もうすぐ、8年ぐらいになるのか」
……だいぶ、一緒にいるな……そう言いながら、マナト君は自分のクロスローダー……? みたいな物を弄っていた。
「……11年と8年……出会ってから半年も経っていない俺達が負けるのも当然だな」
キリハ君が笑った。
「────ええ、そうね」
つられて私も笑ってしまう……そうよね、そんなに長い間デジモンと一緒にいる相手に勝てないよね。
「────えっと、あった……やるよ」
マナト君が不意に投げたそれを、私達はキャッチした。
「……えっと、これは────嘘、だろ?」
キリハ君が投げられた物を見て驚く……いったい、何が……────っ!?
「……えっ、嘘、何で?」
元の世界ではどこでも買えて、
世界中で人気のファーストフードで
でも、この世界では食べられなくて、
「────バーガークイーン……腹減ってるだろ。一緒に食べよう」
そんなハンバーガーがそこにあった。
レベル:ー タイプ:恐竜型 属性:ウィルス 必殺技『メガフレイム』『ブラスターテイル』『ホーンストライク』
ティラノザウルス・タイプの恐竜型デジモン。攻撃力に特化したデジモンで、その闘争本能は極めて高く、相手を殲滅するまで戦いをやめない残忍で凶暴な性質を持ち、周囲に放つ異様な闘気に押されて普通のデジモンでは近寄ることすらできない。 周囲を焼き尽くす火炎放射の「メガフレイム」に、360度どの方向の敵にも叩き込める「ブラスターテイル」。接近にも後退にも有効な突撃技「ホーンストライク」を持ち、頑丈な肉体とあわせて接近戦において特に絶大な戦闘力を誇示する。一つ一つの技が特大の破壊力を持ち、その上、動作も機敏であるため接近戦でグレイモンを打ち破るのは至難の業といえるだろう。 例え同族であろうと容赦しない性格のため、グレイモンを使役するのは困難以外の何物でもない。
猛禽タイプの飛行型デジモン。上空で戦況をうかがい、一撃離脱戦法で敵に的確なダメージを与える支援攻撃を得意とする。その動きは素早くその眼光は鋭い。特に敵に気づかれずに接近し空爆を行う「ナイトホーク」はメイルバードラモンの特徴を最大限に活かした戦法である。口から超高エネルギーのプラズマ弾で直接攻撃する「プラズマキャノン」も敵を駆逐するに足りる威力があり、総合的な戦闘力は格闘能力しか持たないデジモンより遥かに高い。常に上空から戦況を分析し行動しているため、その性格は冷静で計算が立ち、判断力に優れている。
グレイモンのパワーにメイルバードラモンの装甲を持った『戦術強化形態』は、接近戦闘に特化していたグレイモンの戦闘力を損なうことなく強化した形態である。「トライデントアーム」はそもそも強かったグレイモンのパワーに超高熱の爪を与えることで攻撃力を格段にアップさせた技であり、「ギガデストロイヤー」は周囲にいるすべての敵に超高エネルギーの追尾レーザービームを照射する殲滅技で、1対1の戦いに秀でていたグレイモンに1対多の戦いを可能とさせる強化となった。
完全体の中の竜型サイボーグデジモンの中で最強最悪のパワーを誇るといわれている暗黒竜デジモン。何者かによって人為的に改造されたデジモンで、全てを破壊するためのプログラムが施されている。まさにその存在はコンピュータウィルスそのものであるといえる。強力なセキュリティーで守られているコンピュータネットワークへ簡単に侵入でき、ホストコンピュータの破壊、改造をいとも簡単に行ってしまう。必殺技は両腕から有機体系ミサイルを無数に発射する『ジェノサイドアタック』と、あらゆる物質を切り裂く事ができる『アルティメットスライサー』。
メガドラモンと同時期に開発された暗黒竜デジモン。更なる改造で完全武装した戦闘竜で、その存在は凶悪なコンピュータウィルスそのものである。得意技は、両腕のギガハンドで攻撃をしかける『ギルティクロー』。必殺技は、有機体系ミサイルを無限に放つ『ジェノサイドギア』。
義兄弟の杯を交わしたスカルナイトモンとデッドリーアックスモンが融合した姿がダークナイトモンである。義兄の知略と義弟の行動力が一体となったダークナイトモンは一級の戦士となる。突く・斬る・払う・投げると状況に応じた使い分けができる「ツインスピア」を扱うダークナイトモンの腕前は非常に高く、正面から堂々と闘ってダークナイトモンを倒せる実力者は少ないと言われている。それだけの実力を持ちながらダークナイトモンは目的を達成するためなら手段を選ばず汚い手も構わずに使い、時として仲間も裏切ることも厭わない。執念の深さに実力を備えたダークナイトモンはできるなら敵にまわしたくない相手である。
元々は死を司る高位の天使型デジモンであったが、理不尽な世界の理(ことわり)に絶望し神に謀反した。その時に神の罰を受けて片目と半身を永遠に失い、以降は霊木から削り出した義体を半身の代わりとしている。長い義手の右腕は霊体を掴むことができ、生きているデジモンの身体から魂だけ抜き去る。抜かれた魂はバグラモンの自由で天国へも地獄へも、他のデジモンの身体にも送り込むことができ、「アストラルスナッチャー」と呼ばれるバグラモンの得意技である。失った片目の代わりにはめ込んでいる大粒のルビーは、デジタルワールド内ならばどこでも覗き見る力「インビジブルスネークアイズ」を秘めており、この能力によってバグラモンは知りたい情報を瞬時に知ることができる。このことからバグラモンは「死を司る賢者」としてデジタルワールドで広く知られている。神へ謝罪すればバグラモンの罪は許されるのだが、バグラモンが神の元へ再び下ることはない。なぜならば、バグラモンは神の造った『理不尽な世界の理』に替わるものを探求し続けており、『新たな理』によって世界から神を追放することを目的として生きているからだ。
『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』
アニメ版デジモンクロスウォーズの第二期。
本作冒頭の様に、バグラモンにコードクラウンを奪われた事により、バグラモンがデジタルワールドを支配したところから話が始まる。
タイキは現実世界に戻った後、ゼンジロウとアカネを置いてデジタルワールドへと帰還……デジタルワールドで奮闘していたキリハとネネと共に、バグラモンとその配下から世界を取り戻すというのが二期のあらすじである。
なお本作では、タイキがいない空白期間の物語を書いていく。