理由は歌詞掲載の使い方が合っているかどうかわからず、内心BANされないかドキドキしてます。
歌詞コードを書いても、上書き保存がされないので頭を悩ませました。
とりあえず、歌詞掲載の使い方が合ってなかったら消えるので、その時はよろしくお願いします。
2015年 4月2日
「────だああああっ、ここまでくりゃ追って来ねえだろっ!!!」
都内某所にあるカラオケ店……そこに、私達五人は逃げ込んだ。警察官はもう追ってきていない。
「そうですね……危なかったんですね、龍我くん!!!」
「ほんっとうに危なかったな
金髪と坊主頭は疲れたように、ソファーへと座り込んだ。
「────もう、妹尾くんと平田くんが男の人に突っかかったのが原因でしょっ!!!」
ピンクの髪を揺らしながら、隣の少女は三人へと怒っている。
「────いいじゃないですか、終わった事ですし……」
「そうだぞ、
「…………」
息を整えながらそうヘラヘラと笑う2人……相変わらずこの三人は……こちらの身にもなってほしい。
「それで、何回警察から逃げてると思っとるっ!!! 運が良かったから今回は捕まらんかったけど、先月も先々月もウチ達は警察に怒られとるんよっ!!!」
『運良く』、『たまたま』、『私の知り合い』の警察官に捕まって、説教を受けた三人……でも、
「……別に悪い事してたわけじゃないだろ」
「僕等はただ悪い事をやって人達を注意しただけですからね」
「…………」
三人とも反省している様子がない。
いや、妹尾くんと平田くんは申し訳なさそうな顔をしているのだ。
────問題は、
「……きひっ、……よしっ、これで完璧っ!!!」
さっきから、デジヴァイスを触ってるこの茶髪だ。人の母親の顔でなんて笑い方してんだよこいつ。
「ねえ、さっきから何してるの?」
私は『笑顔』でマナトへと聞く。
「……ん? 実はさっきのヤンキーの身元がわかってさ……結構派手にやってる奴だったから面白くってね」
マナトは私達に向けてデジヴァイスの画面を見せる……そこには男が犯罪を犯してる映像が流れてきた。
「ハッキングしたらさ、こんな事がわかったよ……万引きに恫喝、表には出てないけど人を殴ってるみたいだし傷害罪も適応されると思うよ……これ……いやあ、どこにでも『EDEN』が関わってる今、こんなにも犯罪を犯してるなんて馬鹿以外あり得ないよね、きひひっ!!!」
そう笑うマナト……その言動に少しイラっとくる。私達はこんなにも心配しているというのに、平然とハッキングなんてやってる。
そんな姿が許せないと思った。
「────ねえっ、あんなに殴ってテレビや週刊誌に載らないなんて事はあるの? 貴方の父親は『あの』会社の────」
「だから大丈夫だって……俺が殴ってるところはテレビや週刊誌は絶対に取り上げない……なぜなら、俺が賄賂渡してるうえ、俺を自由にさせた方が奴等のネタが定期的に入荷されるからだ」
私の言葉を遮り、そう言ったマナト……それなら…………
「だけど、SNSにあげられてたらどうするの? 今は『EDEN』が一般に使われるようになってるんだよっ! 『EDEN』に関わってる貴方ならそれがわかるでしょっ!!!」
「ネットだって大丈夫だよ。『EDEN』は俺の親が作ったモノだ。決して悪い事にはならない……むしろ今、ネットにあげた奴を非難するようにハッキングさせてるよ…………いやあ、金と権力さまさまだね!!!」
「……私達が心配してるってわからないの?」
「そっちこそ心配したって無駄ってわからないかな? 前回も前々回も大丈夫だったでしょ?」
「今回は違うかもしれないじゃないっ!!!」
「今回だって大丈夫さ……なんたってここには『俺』がいるからね」
「…………」
「…………」
お互いに睨み合う。
私の心配を口に出しても、平気で私たちを巻き込んでいくその精神が納得できない。
「……まあまあ、ルビーちゃんもそんな怒らんといてな……マナトくんも大丈夫にできる言うとるやろ。今回も大丈夫だったならええやん」
「そうですよ、マナトくんが今までいろいろとやってきたおかげで、みんなここに居られるんですから、そこは……ね」
「俺達が突っ込んだのが悪いんだし……そこはわりぃけど……」
みなみに妹尾くん、平田くんが私を説得し始める。
「それじゃ何にも解決しないじゃん!!!
こいつには、ハッキリ言っとかないとまたおんなじ事を繰り返すよっ!!! これでマナトが警察に捕まったら、どうするのよっ!!!」
「いや別に解決しなくったって────」
「お前は黙ってろっ!!! ────俺達がこいつを説得するんで、お二人さんは飲み物でも持ってきてっ!!!」
平田くんが余計な事を言おうとしたマナトの口を塞いで、この部屋から追い出そうとする。
「────えっ、あっ……ちょっと!!!」
みなみもそれに頷き、私の背中を押していく。
「はいはい、ルビーもでような」
みなみに押されるがまま、妹尾くんが開いたドアへと押し込まれる。
「私もまだ言いたいことが……っ!?」
────そう言ってる間にに、ドアの外へと追い出され、ドアを閉められてしまった。
「……みなみ」
私は恨みがましく、みなみを見る。
「────あはは、ごめんなルビー」
みなみが追い出した事を謝られる……私はみなみに怒りたいわけじゃない。でも……
「……はあ、私は謝るつもりなんてないから」
前の時だってそうだ。
心配する私達を無視して、あいつは好き勝手し放題……納得なんかできるわけない。
「それでええけど……しぃー」
そう言って、私達が出てきたドアに耳を当てるみなみ……中へ聞き耳を立ててるのかな?
私も耳を当てる……すると、
「マナトくんっ、さっきのはあり得ないと思うんでけど!!!」
「……何が?」
「だから、ルビーちゃんが怒った件です。心配されたってわかってるでしょう!?」
「そうだぞ、マナト……お前、さっきのはいくらなんでも空気が読めてなさすぎだ。流石に後で謝っとけ」
「────はあ? それこそなんで? 勝手に心配されて、勝手に怒っただけだろ。俺がなんとかできるぐらい前例があっただろうが……お前らもそれがわかってたから突っかかったんだろ?」
「その考え方が問題だって言ってるんです!!!」
「確かに俺達もそれがわかってたからやったんだけど……それはなあ、心配してる相手に言ってみろ……本気でキレられるからな」
「別に友人を求めて人助けしてるわけじゃねえからいいんだよ」
「こいつ本当に友達なくしますよ」
「俺達が最初に話しかけなかったなら、こいつ絶対にボッチだっただろ」
「…………お前ら聞こえてるからな」
「あのなあ、お前の人助けで救われた奴らもいるのっ!!!」
「その人達が、君の事を心配しないと思ってないんですかっ!?」
「────思わない」
「────はあ!?」
「────なんですとっ!?」
「……だって、人ってのは身勝手な生き物だろ? 助けたって文句言われる事の方が多いし、いい加減めんどくさいんだよね……相手の事考えんの」
「…………ダメだ、こいつ」
「なんで、こんなのと友達やってるんでしょう……僕達」
「一緒にいる分には楽しいんだけどなぁ……『助けて』って言われたらすぐに助けに行くし、休みの日は駅や公園で掃除したり、ボランティアに進んで参加したりするいい奴なんだよな」
「確か、うちの学校内と外で評価が真反対でしたよね」
「学校内では『小さな暴君』、『人の心ない奴』、『退学宣告者』、『対教師殲滅悪魔』、『茶色の死神』、『善性と法律を遵守する心を無くしたら理性のないゴミ』…………他にもいろいろ、学校外では『掃除美少女』、『茶色の天使』、『土日のヒロイン』、『ボランティアの紅一点』、『市役所に来る花』……本当にいろいろ言われてるな」
「カミシロ系列に関係なく、医療系や介護のボランティアにも進んで行くから、何度も行ってる医療・介護施設では、『お迎え前に来る女神様』なんて言われる始末ですよ」
「本当に一緒にいる分には飽きないんだよなこいつ……他になんかあったっけ?」
「この人の助けに行く場所、何かしらの大きなトラブルが現れますからね。うちの学生の『集団レイ◯未遂事件』を防いだり、政治家の不祥事を暴いたり……」
「レ◯プ事件は……確か、『秀知院学園』も絡んでて、世間的に大盛り上がりだったよな」
「こっちはヒヤヒヤでしたけどね……あの事件のせいで教師どころか、校長や教頭まで首になって、事務員の監視の元1ヶ月ぐらい自習だったんですよね」
「本当に被害者が出なくてよかったよ」
「────本当ですね」
わっはっはという声が聞こえてくる。2人の話がマナトの説教から、冬に起こった事件の話へと変わっていく。
「…………」
「……みなみ」
みなみは『集団レイ◯未遂事件』の被害者だ。
新入生ながら発育が良かったみなみが、学外で集団レイプを行っていた学生達に狙われ、危うく◯イプされるところだった。
……それを助けたのが、マナトだ。
ヤろうとする学生を殴り、暴れる学生を蹴り、学生達の応援を叩き潰した。
その事件は徹底的に暴かれ、自体はこの区域に収まらず、関連事件を隠蔽しようとした『秀知院学園』を巻き込み、隠蔽に加担した
『……うぐっ、あ……あ……』
『────もう死ねよ、ムシケラ』
マナトが加害者の首を掴み、片手で持ち上げていたのを思い出した。
目には憎悪を、腕には力を、言葉に殺意を、
あの時のマナトの表情が忘れられない。
『────人間なんて救う価値がない』
────そう、あの時からマナトの表情が変わった気がした。
「ウチは大丈夫やよ……早くジュース取り行こ」
同じ場面、同じ顔を見ていたみなみは無理に笑ってそう言った。今蒸し返しても嫌な思いをするだけだと……私には何もできないと感じてしまう。
「────うん」
そう頷き、4人分のジュースを取りに行ったのだった。
ドアを開けた瞬間、
「ア・ナ・タのっ、アイドルゥ」
目の前でキラキラと光り輝く、可憐な少女。
「サインはB────ぃ!!!」
茶髪の男が歌ってるとは思えないぐらい、
「────えっ?」
「────はっ?」
「────ウリャオイ、ウリャオイ」
「「ウリャオイ、ウリャオイ!!!」」
「ウリャオイ、ウリャオイ」
「「ウリャオイ、ウリャオイ!!!」」
マナトの歌に、男2人が合いの手を入れる。そこには本当にライブ会場があるみたいだ。
「────B小町、フッフーッ!!!」
「「────B小町、フッフーッ!!!」」
結果、男共が一番盛り上がってる。
(────なんで、男なのにあんなにママの歌が似合ってるんだろう?)
(……あはは、なんでやろうね)
動きを完コピしたダンスに、まだ第二次性徴を迎えていないボーイソプラノの声から発せられる歌……そして、何より私の母親瓜二つの顔の笑顔が、歌の完成度を何十倍にも上げているのが何よりも腹が立つ。
「……本当に似てる」
……歌を歌う姿、笑顔……何よりも、ママを演じてる姿が、本当に弟にそっくりだった。
あそこまで似てるのに、情報が一切出てこないのはなんなんだろうか?
「────サインは────」
────繋がる空眺め、ホッと一息ついた
「B────っ、ってあれ!?」
歌の最後、締めにそんな歌が聞こえてくる。
────タイムカプセルには思い出詰め込んだよ
「えっと、何……この歌?」
「誰かの携帯の着信音じゃないですか?」
「てか、いったい誰だよ?」
────パパとママには、秘密にして出かけよう
そう言って、曲の出どころを探すと、マナトのバッグから曲が────
「悪い俺っ……ルビー持ってて!!!」
「……えっ!?」
マナトに突然マイクを投げ渡された。
────僕らはみんなの、力がついてる
「ちょっと待って、何が」
「悪いすぐに出るから待っててくれ」
そう言いながらスマホ型のデジヴァイスを3つ程取り出して……ん? あれ非常用って書かれてないか?
────行こう────未来のっ、ピッ!!!
「はい、もしも────
そんなデジヴァイスの着信をマナトが受け取った時、
「マ────ナ────ト────氏────ぃ!!!」
そんな子供の怒鳴り声がマナトの、デジヴァイスから鳴り響いた。
「えっ、なんですかっ!?」
「なんやこの声っ!?」
「うるせえっ!?」
「なんで叫んでるの!?」
耳にけたたましく鳴る子供の声、その発生源はマナトのデジヴァイスからだ。
「ひ────ど────い────です────」
「……うるせえ」
「────あっ!?
────ピッ、とマナトが着信を切った。
「ごめん、うるさかったな」
そう謝ったマナト……デジヴァイスには非常用、と書かれた白いテープが全員の目に止まる。
「えっと、マナトくん……それ、ええんか?」
「……ん、たぶんもーまん────
────繋がる空眺め、ホッと一息ついた
再び鳴る着信音……もう一度あの声が響くのかという緊張がみんなから感じ取れる。
────タイムカプセルには思い出詰め込んだよ
マナトが耳を塞げ……とジェスチャーをし、全員が耳を塞いだ。
────パパとママには秘密にっピッ!!!
「はい、もしもし」
「マナトっちッ!!! あんたなんて事してくれたんすかっ!!!」
さっきよりもだいぶ声量が小さいが、それでも大きな少年の怒鳴り声がマナトのデジヴァイスから鳴り響く。
……今度はいったい何なの!?
「────あー、シンはなんのようだ?」
…………シン?
初めて聞く名前だ。
マナトの友人なんだろうか?
「何じゃないっすよ、あんた……また、こっちで問題起こして……ふざけてるんすかっ、あんたはっ!?」
相手……シンと呼ばれた人物が怒っている声が聞こえてくる……さっきの子供の声の人と
「怒鳴るな……うるさい」
「うるさいとはなんなんすか……こっちだって、仕事増やされて迷惑だって言ってるんすよ!!!」
「あんたは休みで好き勝手やってるかもしれないっすけど、こちとらユイの修行に情報収集、あんたのサポートなど諸々、休んでる時間がないっす!!!」
修行? 情報収集? マナトのサポート?
マナトがシンに頼んでいる事はいったいなんなんだろうか?
「ああ、悪かったよ……────チッ」
……うわっ、態度わるっ!?
マナトが電話している相手に舌打ちした!?
めっちゃ、メンチ切ってるんだけど……
「────ああ、今舌打ちしたっすね、覚えたっすよっ!!! 絶対家に帰ってきたらボッコボコのフルボッ────
────ブチッ!!!
……タイトが電源ごとデジヴァイスの通信を切った。相手が相当怒ってたみたいだけど、その話を無理矢理終わらせたよこの人…………
「────世話焼きのババアかよ、うっせえな」
一昔前の反抗期みたいな事を言うマナト……てか、あんた……顔真っ赤にして言う事じゃないでしょ。
「────お前やっぱりやっちゃいけない事をやってたんだな」
平田くんが呆れ、
「────ぷっ、言っちゃいけないっすよ……龍我くん」
妹尾くんが笑った。
「ぷぷぷ……そうやなぁ、やっちゃあかん事をやってるのはあかんなぁ」
それに続いて、みなみが微笑み、
「……ぷっ、あはは、マナトはさあ、身内にも言われてんのにその態度はどうなの」
私はその姿を見て、私も頬がほころんでくる。
「…………────っ、お前らなぁ」
マナトが眉間に皺を寄せるけど、顔は笑っている。本当は怒ってないのが丸わかりだ。
「「「「────あはははははははっ!!!」」」」
笑う、私達……それに釣られて、眉間の皺が消えていくマナト。
…………そうして、
「……まあ、いいか」
マナトの口からそんな言葉が聞こえてきた。
「────なあ、次は俺が歌っていいかっ!!!」
「次は僕の番ですよっ!!!」
「────ねえ、次のマナトと一緒に三人でママのアイドル時代の歌を歌おうっ!!!」
「────いいな、それっ!!!」
「えっ、ウチも参加するのっ!?」
「参加するに決まってんじゃん……ねえ、マナト?」
「……そうだな、その方が楽しいからな」
「────ええっ!?」
みんなで集まって、カラオケ用のデジヴァイスを弄って、曲を選ぶ。
さっきまでのギスギスした雰囲気が消えて、いつもの私達に────
────「Stand by me」流れるラジオを胸に抱き
そんな曲が、先程とは違うマナトのデジヴァイスから鳴り響く。
────ガシャンッ!!!
マナトが勢いよくデジヴァイスを手に取って立ち上がり、急いで着信を切った。
「…………
そう言って、顔色を真っ青にして部屋から出ていく。
「────あっ、おいっ!?」
龍我くんがマナトを止めようとするけど、マナトはもうすでに部屋から出ていってしまった。
────だけど、
「────ちょっと、見てくるっ!?」
私も、マナトを追いかけて部屋から出た。
マナトの姿は見えないけど、まだ近くにいるはずだ。
別の部屋……は、ここに来た時、このカラオケ店はほぼ満員だったからない。
トイレは……聞かれたくない話だと思うから、不確定要素のある男子トイレには入ってないと思う。
他にない?
人通りが少なそうで、誰も通らないような場所は…………
「…………あった!?」
「確か、警察を撒く為にここに来たんだ……そしてこのカラオケ店の周囲は道が入り組んでいて……特に、この店の裏路地は人通りが少ないっ!!!」
……────ならっ、外だ!!!
急いで、カラオケ店の裏路地へと向かう。
────いたっ!!!
……そこには、さっきのデジヴァイスで話しているマナトがいた。
「────はいはい、『あの2体』が怒ってるのはわかってるよ」
…………2体?
「────
…………私の護衛……いったい何それ?
「お前は昔、仲良かっただろ?
心配してるんじゃないかって……はあ? 別にあいつのことなんてどうでもいいって? ……お前なぁ」
マナトの言葉に意味深な言葉が聞こえてくる。
私の護衛を任せるって何?
私と仲が良かった……わからない。
マナトと初めて出会ったのは、去年の入学式が初めてだった。それなのに、昔ってどういうことだろう?
それに、心配してるのか、してないのか……
「────
「────っ!?」
……う、そ……?
『今はその名前で呼ぶな……ルビーが近くにいる』
『生きて、生きてたんだ』
決して口には出さないし、音を立てる動作もしない。
「────わかってるって、バレないように立ち回るさ」
バレてしまったら、そう笑ってる彼との関係が崩れてしまうから。
ママに……ママには伝えないと……
そう、心の中で、『彼』を一番心配してる人に伝えなくてはいけないと思った。
「……それで、こっちにまで電話をかけてきていったいなんのようだ?」
…………その時、『彼』の声の雰囲気が変わる。先程よりも暗そうな声になっている。
「…………────っ、はあっ!? リエさんにパーティーに参加しろって言ってたのかっ!?」
しばらく聴いていると、リエという女性にパーティーに参加しろって言われたらしい。
……『カミシロ』で何かあったのだろうか?
「…………嫌だけど、仕方ないことぐらいわかってるよ」
先程とは打って変わり、本当に嫌そうな顔で行く事を決意するマナト……いったい、どんな人がパーティーをやってるんだろう?
「……たっく、なんでわざわざ『死にかけの財閥』の跡取りに会いに行く事になってんだよ」
『財閥』?
カミシロと何か関係があるのだろうか?
「────ああ、わかってる……ちゃんと準備していくさ」
不貞腐れたように、そう言って、デジヴァイスの通信を切る『か……ううん、マナト。
────ヤバっ、こっちに向かって歩いてくる。
「────ルビー達に謝っとかないとな」
そんな声が聞こえてきたけど、私は部屋へと戻った。
……思えば、このときにちゃんと話を聞いていればこんな事にはならなかったのだろう。
彼が苦しんで、嘆いている間……私がうまく支えてあげられなかったから、こんな事になっている。
やり直せたらって思うけど……今更変えようもない。
赤く染まる海、それを目の前にした『私達2人』。
目の前からやって来る強大な
手足が震え、顎えなくなりそうだ。
だけど、立ち向かわなくてはいけない。
震える心を、奮い立たせ、目の前から目を離さないようにする。
目の前の恐怖と戦う為に。
『大事な理由』と『自由な心』
『彼』は私に大事な事を教えてくれた。
────だから、もう迷わないと決めた。
「────『────モン』ッ!!!」
手を掲げ、光が満ちる。
「────わかった、ルビーっ!!!」
私のパートナーが立ち向かい、私を奮い立たせる。
「────行くよっ!!!」
望む結末を手に入れる為に、私は立ち上がった。
「────おうっ!!!」
だから今、私はここにいる。
……という事で、次回は裏側の話。本当に次回があればよろしくお願いします!!!
前書きでも書いた通り、本当に合ってるのかわからん。
……まあ、そんなことより、第二回のアンケートを下に作るので、ぜひそちらもよろしくお願いします!!!
今後の『あとがき』について(前回忘れていた為)
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デジモンコーナーを続ける
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第1章〜第3章までのに戻す
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第四章が終わるまで様子見