産まれた推しの子の電脳物語   作:阿後回

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『弱者が嫌いだ』

集まらなければ、何も守れないから。

『世界が嫌いだ』

醜く、淀んで、蠢いているから。

『人間が嫌いだ』

償いきれない嘘を吐くから。


『…………『星』が嫌いだ』


手が届かないから。













「……どーしたの?」

視界の端にたなびく紫色の髪。自分とは違う、明るく、絵の具を塗ったような綺麗な紫色少女。

「……っ、えっ、何だよっ!?」

隣に座ったかと思えば、いきなり顔を近づけてきて、思わず驚いて身を引いてしまう。

「むっ、また、変なこと考えてたでしょ……、わかるんだからね!」

「ーーーーッ!?」

バレていたのか……と思う反面、彼女には敵わない。そう思わされている自分に驚いてしまった。

「あの時もそうだった。貴方は泣いて、苦しんで、……それでも笑ってたんだ」

あのとき……、あのときとはいったいどのときだろう?

初めて出会ったとき?

ロストエヴォリューションの世界に巻き込まれたとき?

『EDEN』でイーターと戦ったとき?

…………それとも、


「私はここにいるよ。貴方の『月』はいここにいるから……、泣かないでね」
 

消えゆく星に月は寄り添う。
その隣には赤い機竜とウサギの女神が見守っていた。


if √ 月と世界に吠える機竜

 

 

 20XX年 冬

 

 

「さて、やろうかっ!!!」

 

「やれっ、カオスドラモン*1ッ!!!」

 

 

 少年と少女が街から少し離れた場所で向かい合う。

 

「わかったッ!!!」

 

 少年の隣には赤い機械の竜が、

 

「行って、ディアナモン*2っ!!!」

 

「わかってるわっ!!!」

 

 少女の隣には兎の女神が互いの主人の声を聞き、走り出した。

 

「カオスドラモンは前衛で防御しながら突貫、デストロイモード*3は後衛から遠距離攻撃をっ!!!」

 

「ディアナモンはデストロイモードを撃ち落としてっ! ホーリーモード*4はカオスドラモンの隙を狙って突き進めっ!!!」

 

「「わかったッ!!!」」/「「了解ッ!!!」」

 

 進む竜と女神……、飛び立つ相反する2体の両翼。

 

(今ならいけるっ!!!)

 

 飛び立つデストロイモードの姿を見て、女神は矢を向け、敵に狙いを定めるが、

 

「『ハイパームゲンキャノン』」

 

「────ッ!?」

 

 女神の目の前を強力なビームが通り過ぎる。

 

「────カオスドラモンッ!!!」

 

 ビームを発射したデジモン……、機竜カオスドラモンを女神は睨みつけた。

 

「タイトが望んだんだ。武器なんて抜かせるわけないだろ?」

 

 その一言を最後にデストロイモードは上空へと姿を隠した。

 

 

「────、ホーリーモードッ!!!」

 

 

 女神、ディアナモンの叫びが天に届く。

 

「『クロノスクロップ』ッ!!!」

 

「『クロノデヴォリューション』ッ!!!」

 

 しかし、そのタイミングを狙っていたのはホーリーモードだけではなかった。

 

「あの攻撃を相殺したっ!?」

 

「考えることは同じみたいだな」

 

 ホーリーモードとデストロイモード。

 互いの狙いを成すための一撃は、少女と少年はあらかじめ互いのパートナーデジモンを牽制をするつもりで上空へとホーリーモードとデストロイモードを飛ばした。威力も目的も……そして、技以外の全てが同じ一撃。同時に相殺されることも、2人? の息が合っていたからかもしれない。

 

「────くっ!? ディアナモンッ!!!」

 

「『アロー・オブ・アルテミス』ッ!!!」

 

 主人の命を聞き、強力な一矢がカオスドラモンに向かって放たれる。

 

「何度撃ってきたって全部撃ち落としてやるっ!!!」

 

 ディアナモンの必殺の一撃を持った矢を軽々と叩き伏せるカオスドラモン。その衝撃で傷1つかないのは、カオスドラモンの紅の鎧に含まれる超合金『レッドデジゾイド』の硬度ゆえの突貫。

 

(……なっ!?)

 

 しかし、少女はそれすらも読み切っていた。

 

(……、煙で姿を消した? 意味がないのは相手もわかってる……、はず?)

 

 カオスドラモンはすぐさま『暗視モード』を起動。煙の中の微細な動きを捉えるその瞳は、煙の不自然な動きを全て読み取るつもりだった。

 

(……ん?)

 

 だが、不自然な動きは一様にも感じられない。

 

(おかしい……どういうこと、だ?)

 

 

「『クレセントハーケン』ッ!!!」/「『クロノスクロップ』ッ!!!」

 

 

 二手の方向から瞬時に観測される強力なエネルギーにカオスドラモンは体を固める。

 

「究極体2体の同時攻撃だとっ!?」

 

 パートナーの焦る声を聞き、瞬時に固めた体を切り替え突き進む。

 

「レッドデジゾイドを舐めるなっ! 僕に構わず突き進め、デストロイモードッ!!!」

 

 カオスドラモンの指示が聞こえたのか、動きを鈍らせていたデストロイモードが起動。

 

「うっ、おっ、おぉおおおお────ッ、『ホーリーフレア』ッ!!!」

 

 それに伴い、降り注ぐ矢と羽の強力な攻撃を跳ね除ける為、カオスドラモンに狙いを定めたデジモン達に向かって、聖なる焔が貫いていく。

 

「……くっ!?」/「……っ、おいっ!?」

 

 2体はその焔から逃げ延びることはできたが……、

 

「埒が開かない」

 

「……どうやらこのまま戦ってても決着はつかないみたいだね」

 

 互いの主人はもう決着をつけることに決めたみたいだ。

 

「カオスドラモンッ、デストロイモードッ!!!」

 

「ディアナモン、ホーリーモードッ!!!」

 

 

「「全力で攻撃しろ(して)っ!!!」」

 

 

「『ハイパームゲンキャノン』」/「『ホーリーフレア』」

 

「『アロー・オブ・アルテミス』」/「『ホーリーフレア』」

 

 

 

 

 

 

「……また、勝てなかった」

 

 夕陽が沈み始め、疲れ果てた私は草原に寝っ転がった。

 

「引き分けだけどな」

 

 そう言いながら私の隣に座った少年……、タイトも夕陽を見ている。その言葉に納得ができず、もう一度大きな声で、

 

 

「今度こそ勝てると思ったのに────っ!!!」

 

「……引き分けなんだけどっ!?」

 

 

 夕陽に向かって、私は叫んだ。

 私の叫び声の後にタイトの驚いた声が、草原に響き渡ったのが聞こえてくる。

 

「1勝5敗3分け……か」

 

 タイトとカオスドラモン、デストロイモードと出会ってから……何年経ったっけ? その中でも一二を争うぐらい良い試合ができたと思うんだけど……、

 

(今思えば最初に勝てたのが謎なんだよね)

 

 最初に死ぬ気で戦った……ううん、互いを倒す為に戦って、戦って、戦い抜いたあの戦い以来私はタイトを倒せたことがない。

 

「カオスドラモン達は?」

 

「試合の傷を癒してるところだ。後1時間は出てこれないはずだ」

 

 話を逸らす為に、今考えたことを振り切る為に聞いたその言葉は……、

 

(……そっか)

 

 

「じゃあ、2人きりってことだね」

 

 

 冗談まじりに、そんな言葉が口に出ていた。

 

「……、────なっ!?」

 

 顔が真っ赤になるタイト。

 

「顔赤くなってやんのっ! なになにぃ〜〜、タイトくんはこんな美少女と2人っきりって状況に真っ赤になっちゃったって感じかなぁ〜〜?」

 

「うっさい、顔が赤いのはお前も同じだろ?」

 

 うん、……そうだ。

 私も今は顔が赤くなってる。なってるんだ。

 

「……えへへ」

 

 それが恥ずかしくて、でも嬉しくて……そして、

 

 

「ねえ、あれから随分経ったよね?」

 

 

 とても寂しかった。

 

「……あれって、何だよ?」

 

「初めて会った時から……だよ」

 

「…………」

 

 私達は最初に会ったあの頃……ううん、10年前のあの出会いを思い出した。

 

 

『俺は、俺達は世界を救わなきゃいけないんだっ!!!』

 

 

 ある日、私はとある世界に迷い込んだ。

 世界に対する大きな憤怒と他者を踏み躙る少しだけの快楽……、そして、その裏に『世界を救う』という強迫観念に駆られた少年の統べる世界。

 

 私はそこに迷い込んだ。

 

「……ああ、そんなこともあったな」

 

「駄目だよ、『そんなこと』なんかで片付けたら……、世界のみんなを困らせたんだから」

 

 頭を痛そうにしてる当時の少年の肩を抱く。

 私に『勝たせて』くれない男の子。申し訳なさそうな、黒歴史を掘り起こすことをやめてほしそうな懇願する顔つで……、そんな顔で私を見られたら、  

 

(ちょっとだけいじめたくなっちゃった)

 

 私は指折り、彼の『罪』を数え始める。

 

「元の世界のネットワークを全部壊したんだっけ?」

 

 他にもたくさんあった気がする。

 

「全部じゃないっ! まだ、未完成だった『EDEN』と不穏な動きをしてる怪しげな企業のサーバだけだっ!!!」

 

 だけど彼はさっきとは違う意味で、顔の色を変えながらその言葉を否定した。

 

「でも、前に見た『僕らのウォーゲーム』の映画とおんなじことをボタモンにさせたんだよね?」

 

 タイトが見せたデジモンの映画……ううん、とある世界で本当にデジモンと共に戦った少年達の春休みの一末。

 

「……うっ」

 

 後悔をしている。

 

 ああ、後悔してるんだ……と、少しだけ、ほんの少しだけ苦しい思いがよぎってしまう。でも、でもそれ以上に募る私の中にある『帰らないでほしい(苦しい思い)』が言葉を突き進める。

 

「あんなことしちゃったら、たくさんの人が困ったんじゃないの?」

 

 元の世界に帰らないでほしい。

 

 私と一緒に、ナイトクロウに帰ってほしい。

 

 君の世界のことを忘れてほしい。

 

 ただただそう願いが積もり、積もり、積もり、そして、決壊するように口からこぼれていく。

 

「……い、いや、でも……あれが最善なのは誰がどう見ても……」

 

 あと少し、あと少し、……忘れてしまえばいい。後悔してるのは逃げたっていいんだって、私は言いたかった。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 だから、『そこ』まで追い詰める。

 

 タイトが起こした大事件。

 世間では未曾有の大災害へと変貌したであろうその事件。

 

 その結末は見なくていいんじゃない? 

 

 逃げてもいいんじゃない? 

 

 その言葉がタイトの頭によぎるように、逃げられるように私は何度も何度も繰り返して、

 

「……それは」

 

 辛そうな顔をするタイト。

 

「それは?」

 

 私も辛いのだと、苦しいのだと、一緒に逃げるって決めてほしいのだと……でも、それでも、

 

 

「…………」

 

「…………」

 

 

 

()()()()()()()()()

 

 

 機械の竜が月に向かって吠えていた。

 

「────ッ!?」

 

 無言の時間が長引いてしまったのか? 

 

 それとも、早く治療が終わったのかはわからない。

 

「カオスドラモン?」

 

 でもそこには機械の竜が、タイトのパートナーが、カオスドラモンが暗くなった夕陽に向かって、薄く登る月に向かって、私と彼の世界に現れてしまった。

 

「サヨ、タイトを虐めないで」

 

 ああ、その一言でわかってしまった。

 

「……ちっ」

 

 彼にもう私は必要ないのだと、わかってしまったのだ。

 

 

「僕はタイトを信じてるし、それは君も同じでしょ?」

 

 

 ああ、だから嫌いなのだ。

 

 カオスドラモンが嫌いだ。

 タイトを照らすのは私だけでいいのだと、私の隣にいてほしいのだとずっとずーっとそう思っている。

 

「でも、『もしも』が起こったらどうするの?」

 

「この世界でもそうだったでしょ?」

 

「進化を奪われたデジモン達を助ける為に東方西走……、ようやく終わったかと思ったら、敵に手の内がバレて追い詰められた。なら、『最悪』は常に想定しているべきよ」

 

「私は『もしも』を繰り返さない為にも、全力で対策をすべきだと思うの」

 

 今言った言葉は全部戯言だ。

 私が、私自身は、もうこんなことはしたくなかった。もうこんな長くて、苦しい戦いはしたくなかった。

 

 

「そして、タイトがしたことがバレた時はどうするの?」

 

「────ッ!?」

 

 

 私はタイトと逃げられたらそれで────、

 

 

「バレたら、バレた時だよ」

 

 

 カオスドラモンは言った。

 

「今回はバレて追い詰められたって言ったでしょ。どこからそんな自信が……」

 

 私は変わらない。そんな言葉じゃ────、

 

 

()()()()()()()()()()()

 

 

 変わることは────、タイ、ト? 

 

「タイトを僕は信じてる。それはデストロイモードもおんなじだよ。タイトはどう?」

 

 待って

 

「…………そうだな。おんなじだ」

 

 待ってよ

 

「戦いは終わった。タイトは次の世界に行かなきゃいけない」

 

 手を伸ばさないでよ

 

「行こう、タイト」

 

 待って、待って、待っててば────、

 

 

「────待って!!!」

 

 

 

「……何?」

 

「私も」

 

「私達も行くよ」

 

 

*1
レベル:究極体 タイプ:マシーン型 属性:ウィルス種 必殺技:『ハイパームゲンキャノン』

 数々のサイボーグ系デジモンのパーツを組み合わせて造られたムゲンドラモンは想像以上の能力を発揮し、その実験は成功したと言われている。そのムゲンドラモンを更に改良強化したのが深紅のメタルボディを持つカオスドラモンである。超金属であるクロンデジゾイトを再精製し、硬度のみを上げた“レッドデジゾイド”を使ったボディは、あらゆる攻撃を跳ね返し、あらゆる物を破壊する。また、デジコアにセットされたプログラムのバージョンも、より破壊的に自律的に改良を施されている。カオスドラモンは主に、クラックチームのリーダーがエージェントとして使用するデジモンでもある。必殺技は2砲のキャノンから発射される超弩級のエネルギー波『ハイパームゲンキャノン』。

*2
レベル:究極体 タイプ:神人型 属性:データ種 必殺技:『クレセントハーケン』『アロー・オブ・アルテミス』『グッドナイト・ムーン』

 オリンポス十二神族の1体で、水と氷を司り、絶対零度の状況下でも戦闘可能な神人型デジモン。月の表裏(光と闇)のように二面性をもった性格で、美しくも恐るべき力を秘めている。必殺技は、月の神秘の力で幻覚を魅せ、己の敵と判断すれば即時斬り裂く『クレセントハーケン』と、背中の突起から、細く鋭く長大な、眩いばかりの氷の矢を引き抜いて放つ『アロー・オブ・アルテミス』。また、両足“グッドナイトシスターズ”から月の光を放ち、浴びた相手を睡眠に誘う『グッドナイト・ムーン』をもつ。

*3
レベル:究極体 タイプ:竜人型 属性:ウィルス種 必殺技:『ホーリーフレア』 『クロノデヴォリューション』 概要:??? 

*4
レベル:究極体 タイプ:鳥人型 属性:ワクチン種 必殺技:『ホーリーフレア』 『クロノスクロップ』 概要:??? 





長い月日が経った。

彼と、彼の世界に行って、世界を救った。 

世界を救って、春が、夏が、秋が、冬が、

「私はここにいるよ」 

3回季節が回って、回って、回って……、

「ねえ、タイト」

……でも、


()()()()()()()()?」


私の隣に彼はいない。


────────────────────────

if√企画3回目、カオスドラモンルートです。

前回と同じように、本編の分岐点から説明します。

この番外編の分岐点は、

第三話冒頭にて、タイトと壱護の会話にアイが遭遇せず、壱護がタイトの暴走を許可したルートの分岐になっております。

この√分岐の条件には前提条件として、

・タイトと壱護の不穏な会話に星野アイが遭遇
・アイがタイトを説得
・ボタモンがコロモンに進化

この3つの条件を満たさない限り、このルートへ分岐します。

√分岐によって発生する事件は、この番外編で語られている通り、『映画デジモンアドベンチャー01 僕らのウォーゲーム』のディアボロモンと同じ事件が、人間側にデジモンの味方がいない『推しの子』の世界で発生します。

タイトの年齢2歳と半年。
当時のネットワークに向かってボタモンが暴走、タイトの指示によってある程度標的は絞られるもののボタモンはありとあらゆるジャンルのネットワーク、サーバのデータを喰らい付くし、強力なデジモン『カオスドラモン』へと進化、更なる力を求めデータを食い荒らし始め……ることなく、その後、すぐに緊急避難としてイグドラシルによって別世界へと転送されてしまいます。


もちろん、そんな状態で転移させられたものだから、デジモンストーリー世界も大慌て、身元不明の少年と超強力な究極体デジモンの到来により、緊急チーム集め対応しようとするも、子供とデジモンしかいない世界で準備もなしに統制なんか取ることができず……、カオスドラモンに蹂躙されてしまった。

しかも、原作以前の到来により『デジモンストーリー』世界のクロノモンがタイトとカオスドラモンの影響を受けてデストロイモード化しタイトの軍門に下り、『デジモンストーリー』の物語を破綻させてしまった。


タイトが消えた『推しの子』世界も大変で、アイはタイトを探そうとして自分に子供がいることを発表するが、四宮や四条といった名だたる財閥が強制解体され、さらっと風化して消えてなくなった。

世界のあらゆるジャンルのネットワークが壊れたことにより(日本が影響を受けたのは事件が発生する可能性が高い『EDEN』。『四宮』や『四条』といった財閥や悪徳政治家などが標的、他は特に影響なし)世界経済は混乱し、世界的な大不況が発生した。

だが、神城悟とイグドラシル、末堂アケミの奮闘により、数年後『カミシロ』は再び復活。(本編に比べ3年ほど遅れるが)原作通り、『EDEN』がサービス開始となる。

なお、原作通り事件は起こり、神城悟の自殺から物語は始まっていきます。


そして、番外編にて、

しばらくの間、『デジモンストーリー』の世界に君臨し続けたタイトとカオスドラモンだったが、迷い込んだ『ムーンライト』の主人公『サヨ』とディアナモン、ホーリーモードとの戦闘になり、ロストエヴォリューションの世界に飛ばされてしまう。

サヨとディアナモンは元の世界に帰る為に、デジモンストーリー世界の人間と接触、タイト達の横暴を知り止める為に戦ったが……、世界の穴を開けるほどの歪みを生み出してしまい、タイト達と一緒に巻き込まれてしまった。

最初は険悪だったものの、次第に惹かれ、目的を忘れるが……ロストエヴォリューションのラスボスとの戦いから、タイトは元の世界に帰る覚悟を決め、サヨは自分の産まれた世界を諦める……といったところで、番外編本編に繋がります。


[星野タイト] 14歳

見た目 星野アクアに近い見た目だが、夜空色の髪と目を持っている。どことなく星野アイに似ているが、長い戦闘のストレスか、メッシュのような白髪が何本か混じっている

服装 紫のベストに白の長袖、黒のジーパンを履いている。イメージはパーカーはナイトクロウ、白黒は犯罪者が着る囚人服をイメージ。

性格 陰険 暴走癖(治療中) 加虐癖(治療中) 脅迫観念に囚われやすい(治療中)

星野アイを救う為に世界を旅し始めた少年。
あの『笑顔』に魅せられ、暴走の果てに突き進み、周りもそれに同調され、止める人物は誰1人として生きて帰らなかった……、たった1人のテイマーを除いて。

サヨとの最初の戦いは力の暴走の果てに、異次元の穴が開いてロストエヴォリューションの世界へと迷い込んでしまう。

その後、元の世界に帰りたいサヨと力を得たいタイトは協力関係となり、原作には無い『デジモンストーリーロストエヴォリューション』の旅路が始まった。

サヨとの旅路にて、星野アイからの魅了(執着)(カリスマ)が解き放たれ、黒歴史へと変わっている。誰の為に世界を救うのではなく、何の為に世界を救うかを探し続けている

12年近くデジタルワールドを彷徨い続ける化け物。デジタルな世界でしか生きられないことを彼はまだ知らない。


サヨ 18歳

見た目 原作準拠 ……原作よりも年齢を重ねているはずなのだが、見た目は変わらない。どことは言わないが、変わることはない。

服装 成長をしていない為、服装もそれなりに変化はしない。ナイトクロウの頃であれは、組織の店によってオシャレをすることもあっただろうが、ラスボスとの戦いからそこまで経っていない世界では、オシャレをする余裕などはなかった。

性格 原作よりも軟化している。
初期はツンデレであったが、タイトの暴力的な個性を宥めるうちに、ストッパー(ツッコミ役)に近い性格へと変貌した……が、タイトへの執着が強まってしまい……。


10年前、世界を救った少女は自身より少し幼い少年(星野タイト当時4歳)と出会い、争い、共闘し、抗い、忘れ、許容し、並び、笑い……そして、決意する。

共にあることを。




……上記の内容からわかる通り、ほぼ設定を組んでいないルートになります。

最初に原案に出した時点で、本編に1番近く……、想定していたストーリー→ムーンライト→ロストエヴォリューション→Re.Digitize→サイバースルゥースという順の旅路にする予定でしたが、他の番外編より時間をかけて設定を練ることはありませんでした。

理由はいくつかありますが、本編軸に近いルートにあるにも関わらず、カオスドラモン(テト)を封殺できる敵味方がいないのが原因です。

『ぼくらのウォーゲーム』準拠で、想定以上の力を手にしたカオスドラモンはディアボロモンのように遊び半分でも戦闘に『知恵』を振ることはありません。

手にした力を正面切って突撃し、粉砕・玉砕・大喝采。力こそパワー、パワーこそ最強!!! を字で行く脳筋特化型で敵をぶっ飛ばす理論上最強キャラです。

扱いが本編以上に難しいので、キャラを立たせづらい……ので、活躍どころか設定すらままならなくなり……バケモノがよぉ、どぉーすんだこれ?


…………えっ、最後?

そんなバケモノがいるなら、何でタイトは、カオスドラモンはいなくなったの?

はて、何のことやら?

BADEND→?
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