そっちがリリカルならこっちはラジカルだ!(錯乱)   作:夜月工房

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145.やりきりました。当たって砕いて下さい。

結論から言えば、シルとのデートは概ね成功だったようだ。

原作と違ってベルはLv.6に到達済――更にはLv.7目前――だったし、そもそも団体行動が基本なので、白エルフによる独断先行――誘拐と対シル特化な改造は叶わなかった。が、代わりに姉御とリリによる過酷なダメ出し(レッスン)を受けて鍛えられたベルは、対女性における万能型(オールマイティ)として仕上がった。

講師陣も口では及第点と辛い評価だが、合格判定が出た時点で自信を持って送り出せると太鼓判を押しているに等しい。なお、最終テストのお相手を務めたアルテミス(ポンコツ)はぐでんぐでんに茹で上がって、いや、融解していた。ヘスティアですら原作の面影を見せかけていた。対神特効でもお持ちでいらっしゃる?

そのおかげか、一日目は大成功。フレイヤ派は介入前に姉御とオッサンからここは通行止めだ(イキリト)されたそうな。二軍じゃしゃーない。

二日目の入れ替わりに関しても即看破。しかしここで周囲の襲撃者(フレイヤ・ファミリア)を見抜いた上でヘイトを集めるべく、デート中にも関わらず唐突なハーレム宣言をしたもんだからさあ大変。まぁヘルンごと敵に回して大立回りからの、ヘルン以外鎮圧に終わったらしいが。

読ませてて良かった綺麗な部分だけ抜粋したランスロットのエピソード。木の枝ならぬ白メインなヒナギクの花束で返り討ちにされた最強派閥の皆さんは泣いていい。アタシも泣いた。季節外れの花を用意するためにわざわざ【異界信仰(ヴェルト・グラオブ)】で温室と種から作ったんやぞ。扱いが、扱いがぞんざいにすぎるんや。なお、戦闘終了後に無事だった一輪を持って改めてシルの元へ向かった模様。

そして告白の答えは、幼き日に立てた誓い――黒竜の討伐――を果たすまで他の事に目を向けられないため、期待には応えられないという拒否(ほりゅう)だった。シルは涙を流すも、ベルさんらしい。そんな貴方だから好きになった……と満更でもない感じに答えたんだとか。今後()好意を隠さず今まで以上にアタックを続けるって話なんで、ベルの精神修行にちょうといいんじゃないかな。

 

ちな、アタシはバイトでてんやわんやしてたから全く介入できなかった。途中で四馬鹿(しゅりょく)が抜け出して忙しさは更に加速した。その上で現場は静かに深く怒るミアさんが仕切ってたんだぞ。厨房(メイ)なんてすぐ近くから放たれる圧でギャン泣きしてたわ。アタシだってこっそりLv.7に【ランクアップ】していなければ回しきれなかったかもしれない……それくらい厳しい戦いだった。

注文取りに配膳、片付けや台拭きといったウェイトレスの仕事だけじゃなく、調理と皿洗い、ゴミ出しに食材の供給まで手伝ったんだぞ。褒めてほしい。つーか【異界倉庫(チート)】バレがこんな機会でえぇんか。

更には天気が崩れそうだからなんとかしろなんてどこぞの映画監督ばりに無茶振りされるし。吸湿特化な魔道具(マジックアイテム)を打ち上げて雨雲を吸い尽くし強制的に晴らしたりもしたけど、天空神(ウラノス)とかに叱られたりしないだろうか、これ。限定的とはいえ気象操作ってだけで戦略兵器級の扱いだろうしな。

 

シルは原作のような明確に恋破(フラ)れるという形ではないが、それでも想いを受け入れてもらえなかった事に変わりはない。なもんで今後は一波乱起きるんだろうなー、とか思っていたわけだが……あの街娘(めがみ)、普通に三日目もデートに繰り出しやがったんだが? 鋼メンタルかな?

女友達(ガールフレンド)として遊びに行くって名目で、告白という一大イベントの不安が消えたせいか、前二日よりむしろウキウキして見えた。ミアさんが拳骨の素振りをしてたのが怖いのなんのって。いやまぁ素振りっていうか実際に脱走者(カルテット)に振り下ろしてもいたわけだが。だからミアさんよ、アタシの負担が増えるから沈めるんじゃない。一撃だよ、じゃねぇよ。

 

 

 

で、数日後。

 

「そんなわけで戦争遊戯(ウォーゲーム)をしましょう?」

「どういうわけだー!?」

 

はい、フレイヤ襲来です。いや教会付近にほぼ総出で来られたらさすがに出迎えるわ。とりあえず地主(アタシ)が対応したが、出て来た言葉はヘスティアに話があるというシンプルな一言。

アタシの言葉遣いに周囲の殺気が高まってたが、無警戒にこっちの領域内(テリトリー)にいる時点で滑稽すぎるんだ。そうでなくても兄猫がダッシュするよりも、白エルフが魔法撃つよりも、アタシが女神を害する方が早いし。女神(フレイヤ)バリヤーすんぞ。呆れて話題にもできんかったわ。気のせいじゃなけりゃフレイヤ自身も微妙にうちのどら息子共がごめんなさいって感じの空気を醸し出してたからな。

で、呼び出されたヘスティアが周囲のピリピリした雰囲気に辟易しながらフレイヤに要件を確認したら、出て来た言葉が戦争遊戯(ウォーゲーム)のお誘いであったとさ。これにはヘスティアも後先考えず脊髄反射で納得の反応(ツッコミ)を返した。ツインテールがシャドーボクシングみたいにヒュンヒュン音を鳴らしながら屈伸運動を繰り返してて感情の深さを表現してて草なんだ。

 

まぁ、フレイヤの掲げたお題目としてはやはりベルが欲しくなった。そして思うところがあって黒竜討伐に本気を出す事にしたので、手始めに間違いなく戦力になる少数精鋭派閥の取り込みを考えた……という建前(もの)

自由気ままで非協力的な女神の率いる最強派閥が重い腰を上げるわけで、ギルドとしては諸手を上げて歓迎したいところだろう。形式上は同じ等級S――デート中の乱戦を糧にベルがLv.7になったし、姉御とオッサンもLv.6になったので上げられた――の、強権を振るわずとも命令には従う協力的な派閥を狙った動きでなければ、止めるか悩む事すらしなかったはずだ。

 

しかしまぁ、逆に言えばまだ【猛者(オッタル)】で押さえ込めるタイミングなので、今しかないと見る者が多くを占めるだろう。アタシとリリは他派閥(ぶがいしゃ)なんで介入できんし。

いやまぁリリを改宗(コンバージョン)する手は残っちゃいるが。アタシはヘスティアに命令する立場なんで、下に入るわけにはいかんのよな。その意味じゃリリも別派閥の団員から同じ派閥の新人に立場が変わると団長や先輩がスキルの対象に含まれるか微妙なんだが。

 

で、ヘスティアは一つの規則(ルール)を条件に受ける方向にした。内容は単純かつ困難、死者を含む再起不能者を一切出さない事。破ったら勝利時の要求もご破算。これにはフレイヤもニッコリ。余裕の笑みだ、規模が違いますよ。

そうして早速二柱は仲良くギルド本部へ向かいましたとさ。道中、朝食を中断して外出する羽目になってぷりぷり怒りながらトルティーヤモドキを歩き食いをするヘスティアは眼福だった。なおギルド本部ではベルたちの担当をしていたばかりにヘスティアの唯一知り合いなせいで話しかけられて対応したエイナさんが石化し、ギルド長は悲鳴を上げて考え直すよう説得しようとするも、ウラノスより鶴の一声が投げられてしまったので胃を押さえながら受諾した。

競技内容とかは例の如く神会(デナトゥス)頼りだが、とりあえず当事者二名の連名で狡知(ロキ)は出禁にされてた。ウケる。

 

 

 

「まァ、予想はできてたが」

「戦力的には幹部同士のぶつかり合いでもこっちが不利なんだけどねぇ」

 

で、決定した勝負の方法論は総力戦。攻城戦から旗とかリーダーとか立場を抜いたガチバトル。頭が悪すぎて一周回って納得しかないわ。さすがは(カス)共だな。

一応はS等級同士によるドンパチではあるんで派手さと明瞭さが求められたのが一つ。最速で駆け上がってきたヘスティア派に対するやっかみによる洗礼の意味が一つ。要は眠れる獅子(さいきょう)を見せつけるための公開処刑を想定しているわけだ……多くのモブ神にとっては。

当事者や親交ないし因縁のある神からすれば、どう転んでも得しかない【経験値(エクセリア)獲得祭(フィーバー)である。イシュタル辺りはぐぬぬが止まらないんでねーかな。

 

「数字の上でだけはな。今の私たちより性能(スペック)が上だとしても、こちらに勝る(うで)駆け引き(あたま)を持つとは思わん」

「話じゃ幹部になると身内の喰らい合いすら禁じられるそうじゃねぇか、馬鹿らしい。火も通さず塩にも漬けず、腐り果てた生ごみなど味わうに値せん……丸呑みだ」

 

【ヘスティア・ファミリア】の異常性は際立っているし、ぶっちゃけここに至り成長速度に関するボーナスの存在を疑っている神なんざオラリオにはほぼいない。行方不明なイケロスなんてのはいるが。それでも戦争遊戯(ウォーゲーム)の開始前にLv.8なんてのはないだろうし、始まってしまえば【ステイタス】の更新もない。

 

「とりあえず今は訓練場でズレの調整と、後はジル(ねぇ)相手にひたすら訓練?」

「まー階位(レベル)的に釣り合わせるならそれが早いな。アスピナとガルドはそれぞれ交代でアルテミス様とルビスの操作する耐久特化人形兵(ゴーレム)軍団を相手にしつつか?」

最硬金属(オリハルコン)は操作が難しいんでやんす。けど頑張るザマス』

 

故にLv.8寸前と目される【猛者(おうじゃ)】の有利は動かず、他の幹部がいれば姉御とオッサンを相手にできる……と考えられているのだろう。

ルビスやヴィトーは戦力として数えられてないが、他のフレイヤ・ファミリアの面々も割とその他大勢扱いになっている。向こうは世界的には上澄みに入る第二級冒険者もそこそこいるんだがな。

 

『私も本番でオリオンの力になりたいんだが……ダメか?』

「却下」

『くっ、かくなる上は精霊武器として短剣に……狩人が解体用のナイフを持つのは常識だからいけるはず……ッ!』

「テメーが姿を変えた武器を振るうとかベルの良心が許さンよ」

『ベル……ポッ』

「あぁ、ボクの中のアルテミス像が変わっていく……これが、未知か!」

 

いやまぁ【女神の黄金(ヴァナ・マルデル)】率いる『満たす煤者(アンドフリームニル)』の存在もあるから回復の有無で勝敗が決まるって意見もあったよ? 回復で言えばベルたちは奥歯に仕込むタイプと胃で溶ける(カプセル)タイプの万能薬(エリクサー)で都合三度は全快する系のボスなんだが。

とはいえ、激しい戦闘中に歯を食い縛らずにいられるかって話はあるんで、実際に400%近く削る必要はないんだろうが。それでもボスが全快魔法使うな定期。

 

「お姉ちゃん、リリは改宗(コンバージョン)した方がいいのでしょうか?」

「そこなンだよなぁ。リリがいたら勝率は100%になるし、ソーマ派からヘスティア派に所属が変わったところで【ステイタス】の更新が自宅でやれるようになるくらいなンだが……」

「な、なんでそこでボクを見るのさ?」

「いや、アタシに顎で使われる神の眷族にしたらリリの立場まで下がっちまう感じがしてな」

「ぐはぁ!?」

「神様ぁ!? ていうかそれ、僕たちの立場がないんだけど!?」

「あとは新入りになってパーティーに団長がいた場合に【勇機指令(スキル)】の条件を満たすか微妙だなって」

「あ、まともな理由もあったんだね」

「そっちを先に……むしろそっちだけ言おうぜ……でもそれは確かに、黒竜(こんご)を考えたら我慢しておいた方がいいのかな?」

「まー最悪負けてもいいっちゃいいからな。スキルの効果自体は、少なくともリリが現場にいりゃ発動すンのはデートで判明してっし」

 

そう、今回の戦争遊戯(ウォーゲーム)は勝敗時の要求――報酬が互いに『負けた方が勝った方の下につく』という、どう転んでもフレイヤ大勝利ルートが約束されている茶番劇(おまつり)でしかないんよね。まさしく遊戯(ゲーム)でしかない。追放や送還がないからこそ、外部からの介入が禁止されたとも言える。

美神と処女神の相性問題はあるが、逆に言えば夏の騒動でヘスティアがイシュタル及びフレイヤへの抑えになる事が判明しているため、一まとめ(セット)になる分にはギルドとしても都合がよかったりするしな。仮にヘスティア派が敗北して従属神になっても、要は常に奔放な生徒会長に目を光らせてる副会長なわけだし。

改宗(コンバージョン)禁止を設けなかったのは、まぁ言ってしまえばフレイヤまたはヘスティアの下に取り込まれるのが確定しているのに眷族(わがこ)送り込む(てばなす)のかって話よな。

だがしかし、世の中には往々にして例外というものが存在する。そう、今回の場合もその例に漏れず【ソーマ・ファミリア(うち)】がいる。趣味神だもん眷族の所属とか気にするやつじゃねぇよ。今回の戦争遊戯(ウォーゲーム)だって「そうか」の一言しか反応なかったからな。しかも酒造りながらなんで話し半分に聞いてて内容は右から左に抜けてってるし。リリだけじゃなくアタシも抜けるって言っても内容理解しないまま承諾するんじゃなかろうか。

一応、商人たちのアイデア使用料に関しては派閥の名前で契約されてるから、金にはそこまで困らんだろうし。新しい商品が開発されていけば苦しくなってくだろうが。

 

「私は今回お役に立てそうにないですね」

「あァ、ヴィトーには本番までに最低でもLv.3までは【ランクアップ】してもらうつもりなンで安心しろ」

「は? いえ、みっちり特訓すればいけそうではありますね」

「段階飛ばしゃLv.3までなら短期間で量産しちまえるンだよ。人形兵(ゴーレム)は種類ごとに図鑑のページが別々にある感じだから新鮮な【経験値(エクセリア)】を獲得できるしな」

 

ベルたちの成長スピードを振り返ると、冒険者登録から二週間でLv.3になってる。しかも当時はリリ込みとはいえ遭遇率は普通、モンスターも通常種な冒険というより実地訓練に近い内容だったし。代わりにほぼ毎日通ってはいたが、移動時間の無駄が多かったのは確かだ。

ひるがえって現在とこれからのヴィトーだが、まず【終憶(まほう)】による転生組なんで前世の階位(レベル)までは早熟する。パーティーインするからリリのスキルによる熟練度補正が得られる。遭遇率は休憩以外常時戦闘中、相手は常に同格以上、数は任意だが集団前提で、戦闘参加人数による分散もない。そりゃ嫌でも【経験値(エクセリア)】は稼げるし【ランクアップ】もできるよね。

 

「そんなやり方をしても熟練度とは別の経験が追いつかんがな」

「本来なら、な。あえて幸いって言うが、ヴィトーは戦闘経験自体はたンまり持ってるからな」

「いやぁ、お恥ずかしい」

 

転生組の強みはこれなんだよな。本来なら問題視される、急激な成長を遂げたが故の経験不足が生じない。技と駆け引きに初期ボーナスがある分だけ実は獲得できる【経験値(エクセリア)】に減衰入ってる可能性は否定できないが、早熟効果の前では障害にならないっていうね。

まぁ、ヴィトーの場合は転生前後で五感の有無が変わった分だけ割とズレがあるんだが、その辺は【ステイタス】を取り戻した後の修正で何とかできる。つーか戦争遊戯(ウォーゲーム)用に戦闘スタイルを矯正する。

 

「これまた幸いって言わせてもらうが、ヴィトーには卑怯な戦法への忌避感がない。罠と引き撃ち仕込むだけで有象無象に対する陽動から殲滅まで幅広い活躍が見込めるだろうさ」

「否定はしませんが、付け焼き刃が通じるでしょうか?」

「【フレイヤ・ファミリア】の連中は正しく信者だ。主神の名に泥を塗る真似をするような卑怯な真似はできねェから戦い方も正面突破。そンな連中の積む経験がほぼ身内のドンパチだけときたもンだ。いっそ笑えるくらい簡単に引っかかるぞ。仮にも最強派閥のプライドもあるから頭に血も上りやすい。アタシから言わせりゃ頑丈なキラーアントの群れみてェなもンだな」

「そこまで言う!?」

「そもそも戦術、戦略に関する視点を持ってンのが白エルフだけだからな。一応、戦争相手してた黒エルフも知識はあるか」

「【白妖の魔杖(ヒルドスレイヴ)】ですね。範囲殲滅が可能な長短文詠唱魔法持ちで単騎でも要注意だとか」

「そうだな。とはいえ、コハクがいるこっちとは悲しいくらいに相性が悪いンだがな」

「あ……『精霊の護布』」

 

そう、何を隠そう精霊の分身(デミ・スピリット)時代に雷魔法しか見せなかったせいか一介の雷精霊(トニトルス)に身を転じたコハクがいるので、この戦争遊戯(ウォーゲーム)開始までの短い期間でも良質な『雷精霊の護布(トニトルス・モレア)』が人数分用意できてしまえるのである。少数精鋭が有利に働いた結果な。

他のモブ団員から飛んで来る魔法も基本的には六属性なんで、実は同じ対策ができてしまえる。そうなれば怖いのは異常魔法(アンチ・ステイタス)呪詛(カース)だが、ぶっちゃけ幸運持ちは高確率で弾く。つまり主力三名は強敵との白兵戦に集中できると考えていい。その他はヴィトーにおちょくらせ、人形兵(ゴーレム)を解禁したルビスに撃破してもらう。

 

『そういやアッシは【ランクアップ】を目指さなくていいんでゲスか?』

「ルビスは姉御たちの相手を最優先してくれ。代わりに扱いやすくて強いとっておきを貸してやるからよォ」

『モーターヤッター!』

 

戦争遊戯(ウォーゲーム)の最中はメレンや人造迷宮(クノッソス)内の人形兵(ゴーレム)からマガリ・ジツ解除して、目の前の戦いに集中してもらわんとな。いやまぁ会場に移る時点で効果範囲から外れるとは思うんだが、キョジツテンカンホーみたいな効果範囲のジツもあるからなぁ。

 

「まァ、やれる事やれば大丈夫だろ」

「そうだね。ボクはみんなを信じてる……勝とうぜ!」

 

その日から準備を含めた一週間。英雄とかより日常を謳歌したいヴィトーが言うところの地獄が教会地下に顕現した。バイトに来たタケミカヅチ派も同じ感想を言っていたので、常識的に考えれば言う通りなのだろう……おかげでヴィトーは勢い余ってLv.4に、ルビスもLv.3になった。

そして特訓に付き合ってる内にリリがLv.6になり、姉御とオッサンの相手ができるようになって効率アップ、更にはスキルと魔法が発現した。Lv.7にこそ届かなかったが、元より階位(レベル)詐欺な二人なので幹部二名(小人は四人で一人換算)相手でも互角以上に戦ってくれるはずだ。

ついでに、ベルにリリが作製した魔導書(グリモア)を読ませてみたんだが……ちゃんと無事に魔法(ファイアボルト)が生えてきた。雷のような軌道の炎じゃなく、雷を思わせる速度で撃ち出される炎の矢だったが。アルテミス効果かな? ゼウスは犠牲になったのだ……。

なお、実は攻撃と回復と上昇補正(バフ)を使い分けられるトンデモ(チート)な模様。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。

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