翌日ーー…
ロウside
緑谷とオールマイトの秘密を知ってしまった次の日、校門前にマスコミ共が群がっていた。
「そこのキミ!オールマイトの授業はどんな感じです?」
「新人教師らしさがあったがヒーロー活動に関する解説には年季を感じた…こんな感じだな」
「おお!良いコメントありがとね!」
ぶっちゃけ迷惑だが姉上を見ているとこういうマスゴミは下手に刺激するより受け流して第三者に任せた方が上手くいくのがよくわかる。
ささっと受け流して教室に向かった。
教室に向かう途中で相澤先生が校門に向かったのを感知した。これで一安心だな、帰りもあれじゃあマジで困るからな。
朝のホームルームーー…
今朝は災難だったが今日もヒーロー基礎学がある!やる気出てきたあ!
「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった」
「!!」
「爆豪、おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから」
「………わかってる」
マジかよ爆豪が素直に謝った!?……確かに昨日のあの時までに比べると傲慢さが多少は削れた気がしなくもないな。
「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。
"個性の制御"…いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通させねえぞ。
俺は同じ事言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い、焦れよ緑谷」
「っはい!」
ムムム…やはり緑谷の成長は急を要する…どこかで明かしてエネルギー操作のコツを伝授するのが吉か…。
天才のオールマイトに教えられるとはとても思えん………
「さてHRの本題だ…急で悪いが今日は君らに…」
ざわ…
(((何だ…!?また臨時テスト!?)))
「学級委員長を決めてもらう」
「「「学校っぽいの来たーー!!!」」」
うおおお!!!マジか今ここで決めるのか!?
「委員長!!やりたいですソレ俺!!」「覇王の器たる俺に相応しき役目!!」「ウチもやりたいス」「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!」「ボクの為にあるヤツ☆」「リーダー!!やるやるー!!」「やらせろ!!」
うおおぉぉぉ⤵︎……思ってたより皆なりたいものなんだな…どうしよう……。
「静粛にしたまえ!!」
「「「……ん?」」」
「"多"をけん引する責任重大な………」
……………ふむふむ、つまり投票制か、これはアレだな。
「ということで希望者のみの10秒演説の時間を設けたいと思うぞ!」
「何がというわけなんだい岳山くん!?」
「……時間内に終わらせろよ」
ヨシ!相澤先生の許可ももらったし早速開始!
「まずは俺!俺は個性で直接エネルギーの操作が可能だ!個性由来のエネルギー操作について行き詰まったら俺に相談してくれ!」
「…なるほど!自身の得意分野をアピールすれば良いわけか!未だ信頼が築けていないなら自身のアピールの場を作ることで少しでも知ってもらう…ヒーローインタビューのコツみたいなものも学べてすごく勉強になるぞうひょー…ブツブツブツブツ…」
「ヒェッ」
緑谷どうした……!?どうなっちまったんだ緑谷…!頭がアレになっちまったのか…!?
「いつものやつやめろクソデク!俺がやる!
俺に従えモブ共」
「「「ええ…」」」
ブーブー!
緑谷の暴走が常習的であることを端的に説明した後に個性にふさわしい爆弾発言をした爆豪、馬鹿なのだろうか。それにしてもブーイングすげえな。
「ええい!ぼ…俺の番だ!
俺の長所は足の速さ!プリントの配達と飲み物の用意は任せてくれ!」
「パシリじゃね?」
「廊下は走っちゃダメだろ」
「はっ!!皆、廊下は走るべからずだ!」
「「「はーい!」」」
なんだこの一体感は…?彼の真面目オーラがそうさせるのだろうか…。
《その真相を確かめる為、我らはアマゾンの奥地へと向かった…》
何言ってんのマロウ。
《………ごめん》
「私勉学には一家言有りますの!私が委員長になった暁には自宅の講堂で定期テスト対策の勉強会を開催いたしますわ!」
「「「おおおぉぉぉぉ………?」」」
「講堂……?」
コウドウ…?コウドウってなんだっけ……………………………ハッ!…お、次緑谷か。
「えと……僕は…オールマイトみたいなヒーローになりたくて…ここに来ました。僕はまだ未熟で力の制御も出来てないけど…いつか皆を追い越して…No.1ヒーローに…なります!」
「おお…!大胆不敵で漢らしいぜ!」
「てか10秒過ぎてんじゃん」
「ああ!?ごめんなさい!!」
「フッ…正常なる演説…」
おお……秘密を知っちゃった身からするとなんとも言えない…そりゃあれだけデカいエネルギー制御できたらオールマイトを超えうるからな……!
そのあと残りの委員長志望メンバーの演説が終了し、時間も押してるのでささっと投票&結果発表!
緑谷…5
八百万…4
岳山…3
「僕五票ーーーー!!!?」
「ガァァァァ!!!」
「なんか火ィ吹きそう」
「0票…わかってはいた!!さすがに聖職といったところか…!!」
「他に入れたのね……」
「お前もやりたがってたのに……何がしたいんだ飯田…」
「ムムム…惜しい」
《………少し心配だな》
マロウ?何が心配なんだ?
《いや…緑谷は修行と並行してできるのかとな…》
タシカニ。
「じゃあ委員長緑谷。副委員長八百万だ」
「うーん悔しい…」
「ママママジでマジでか…!!」
「緑谷なんだかんだアツイしな!」
「八百万は講評の時のもそうだけど講堂って何!?」
「講堂ってアレだろ?仏教で僧侶の話聞く所」
「なんか違くない?」
午前の授業が終わり昼食時間ーー…
マロウside
委員長決めの結果に原作の修正力を感じた朝の昼頃、ロウは常闇と黒色と晩餐?を喰らって?いた。
「ケケッ…白米が美味い…」
「フッ…甘味にリンゴを貰ってきたぞ、分けてやろう…」
「クククッ…禁断の果実…すーすー…ハフハフ」
「…熱くないのか?」
ロウがガチで熱々に煮えたぎったうどんに息を吐くのではなく吸ったあとさらに熱々のお揚げを頬張るのを見て常闇が恐る恐る聞いてきた。
そりゃ絵面が地獄だからね。
「ああ…俺は熱を直接エネルギーに変えられるんだ。
正直熱いがこれくらいなら自動回復の方が上回る、それに俺は煮えたぎったうどんが好きなんだ」
「ケケッ…難儀…」
「わあ!岳山くんすごいの食べてるね!」
「ゴホッゲホッ!!?」
「「!?」」
「ああっ!!」
うどんの汁を飲み干そうとしていたロウは背後から接近する葉隠さんと芦戸さんに気づかず声をかけられた拍子でむせてしまった。鼻からうどん出ててウケる。
「わっ!?大丈夫!ごめんね!?」
「あ"あ"あ"…ダいじょうブ」
「全然大丈夫じゃ無いね!?ごめんね?保健室行く?」
「天使か…?」
思わぬ女子の襲来にどよめく常闇と黒色の二人は岳山の発言を止める事ができなかった。
「結婚して…くれ…」ガクッ
「「オイ!?」」
「「えええええええ!!?」」
何言ってんのロウ!?確かに葉隠ちゃんはめっちゃ可愛かったけどさ!?突然求婚とかお前らしくない……って気絶してる…。
「恋を飛び越えて求婚!?葉隠ちゃんどんだけ美人なの!?」
「え!え!?私美人なの!?」
そういや葉隠ちゃん自分の顔知らないんだったね。ていうかもうそろそろ……
ウウ〜〜〜
「警報…!?」
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい』
「ナンカヤバイゾロウ!オキロ!」
「ハッ!此処は何処!?って警報!?」
ドドドドドドドド………!!
「クッ…雑踏による圧迫…!」
「ケケッ…常闇、影に隠れさせて貰うぞ…」
「ひーとーごーみー!!」
やはり原作通り死柄木が校門を破壊してマスコミが侵入したか…この後は飯田が非常口になるまで耐えるだけだが……………………………………………さて、まずいことになったな。
「「……………………」」
…なんでロウは葉隠ちゃんに壁ドンしてるの?