個性:フェンリルに転生した   作:入魂ロフス

4 / 11
3話

……マロウ視点……

 

入試試験説明会場ーー……

 

 あの後特に原作キャラとの絡みもなく説明会場の席に着いた。

 一人だけ塩崎茨っぽい人が前の席にいるな。

 

『今日は俺のライブにようこそー!!エビバディセイヘイ!!』

 

シーン…………

 

 司会のプレゼントマイクが返事を呼びかけるが受験生達は緊張でそれどころではない。

 

「……孤独とは辛いものだなプレゼントマイク」ボソッ

 

「コドク……」ボソッ

 

(((追い討ち入れた!!)))

 

 基本的にダークシャドウムーブが染み着いちゃってるからついオウム返ししちゃうんだよね。

 おっ!緑谷のブツブツが聞こえるぞ…!どこだ…?右斜め後ろの方か!居た居た!すげー生緑谷だ!

 

『こいつはシヴィー!!

それじゃあ実技試験の内容をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』

 

シーン……………

 

「何度打ちのめされようと諦めない…これこそヒーロー…!」ボソッ

 

「カッコイイナ…!」ボソッ

 

 今のは緑谷に対しての賞賛な。

 

(((打ちのめしたのあんただろ!?)))

 

『……入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の「模擬市街地演習」を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習場に向かってくれよな!OK!?』

 

シーン………………

 

 プレゼントマイクは諦めない。

 

『演習場には"仮想敵"を三種・多数配置してあり、各々なりの"個性"で"仮想敵"を行動不能にし、ポイントを稼ぐのがリスナーの目的だ!!

 もちろん他人への攻撃等アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

「質問よろしいでしょうか!」

 

プレゼントマイクの説明の途中で委員長こと飯田くんが質問した。

 

「プリントには四種の敵が記載されております!

 誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!

 ついでにそこの縮毛の君!「!?」先程からボソボソと…気が散る!物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!「すみません…」

 後そこの犬耳の君!「……!?」ヒーローの心の強さに感動するのは分かるが…私語は慎みたまえ!」

 

「……フハハハ!私語か!確かにそうだったな!すまなかった!

 それはそうと…彼も俺も私語を呟いていたのは変わりない!話の内容で語気を変えるのは私情と取れるが…彼に謝った方が良いと思うぞ?」

 

「っ!……確かに先程のぼっ…俺は私情で差別をしていた!縮毛の君!すまなかった!」

 

「いっいえ!こちらこそ…」

 

 ……ロウは厨二病だけど頭の回転は良いし協調性も高いしカリスマもあるし良い奴なんだよな…厨二病だけど。

 ほんとコイツの個性になってよかったわ…安心感がすごい。

 

『受験番号7111番くんナイスなお便りサンキューな!

 四種目の敵は0P!そいつはいわばお邪魔虫!スーパーマリオブラザーズやったことあるか!?あれのドッスンみないなもんさ!

 各会場に一体!所狭しと大暴れしている「ギミック」よ!』

 

「有難う御座います!失礼致しました!」

 

「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校"校訓"をプレゼントしよう!

 かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!

「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!!

 "Plus ultra"!!それでは皆良い受難を!!」

 

「良い受難…か」

 

 あ、これロウの心の琴線に触れたな。語録に追加されたわ。

 

 

 

 

「俺は…F会場か」

 

「「なあ…っ!」」

 

 狼が受験会場を確認していると二人の受験生が同時に話しかけてきた。

 この二人はまさか…!!

 

「フッ…我らは宿命の存在…か」「ケヒッ…暗黒の饗宴…」「…っ!!フハッ…!使命を共にする同志が此処で見つかるとはな…!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………

 

(((なんかこの三人は混ぜ合わせちゃダメな気がする…!)))

 

 キマシタワー!!常闇と黒色にもう会えるなんて夢みたいだ!

 混ぜるな危険なトコ以外は最高のトリオじゃねえか!?

 ここで出会えたことで後で仲良くなりやすくなる!そうすれば俺の考えた最強コンボ技の実現も遠くない!

 

 

 二人と意味深な会話を交わして別れた後、ロウはバスに揺られてF会場に到着した。

 会場に到着した俺達は人だかりを離れてから早速最小の人狼形態になり、続けて16mの狼形態になる。

 

(((狼!?デッカ!?)))

 

《ロウ、俺たちの強みは狼の機動力と巨体による攻撃力。

 余裕があれば雄英に強みをアピールするために0Pを倒すのもアリだ。》

 

「ガウ!グルルルルル!グルルルァァ!(言われなくとも分かっているぞ我が魔狼よ!準備は万端だ!いつでも来い!)」

 

 ロウは狼形態の時はオオカミ語しか喋れないのだ!俺には意図は伝わるけどね。

 

………キーーン

 

《「っ!」》

 

「ハイスタートー!」

 

 どこかからスピーカーの電源が入った音が聞こえ、プレゼントマイクの号令が各会場に響き渡った。

 

《いくぞ狼!》

 

「ガウルルァァ!(猪突猛進!)」

 

 準備万端で構えていた俺達は早速会場に突進する。

 

「「「え……?」」」

 

『どうしたあ!?実戦じゃカウントダウンなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!先に突っ込んでいった奴に全部取られちまうぞ!』

 

「「「っ!!やばっ!!」」」

 

 数秒遅れて他の受験生も会場に向かって走り出した。

 ……そして、ロウの機動力に対してその遅れは致命的だった。

 

 

 

ピピッ……ガ…プシュー……

 

「ニンゲン……コワ…」

 

グシャッ!

 

「ガウグルル…(21P…)」

 

「…マジか」「…ヤバイヤバイ!点数取らなきゃ!」

 

 既に一つの広場の仮想敵が狩り尽くされており、音に反応して続々と集まってくる仮想敵も巨大な狼となったロウにペチペチと潰され続ける状態。

 多くの受験生が諦めの境地に達するのも時間の問題だった。

 

 

 

そしてーー…

 

 

ドガァァァァン!!!ゴォォォ!!

 

「グルル…ガル?(84P…お?)」

 

 0P敵 が 現れた!

 

「………!?なんじゃありゃあ!?」「あーーもう!デカブツばっかりかよ!?」「イヤーー!!ムリムリムリムリィーーー!!」

 

 受験生達 は 逃げ出した!

 

 ……ちょっとやりすぎたかもな。完全に心折られちゃってるよ他の奴ら…。

 

《ロウ、周りの被害を気にしながら早急にブッ倒すぞ》

 

「ガウ!(承知したぞ魔狼!)」

 

 変身解除!最大人狼形態!続けて狼形態!最大最強の82mの狼形態、名付けて…

 

「ガウッグガルル!(マウントウルフ!)」

 

《いくぞロウ!》

 

「グルルルァァァ!!(オラァァァ!!)」

 

「標的補足。……デカスギ。ナイワー…ガギッ」

 

バクンッ!!バギグシャッッ!!ペッ!

 

 ロウ の かみくだく!

 0P敵 に 会心のいちげき!

 0P敵 は しんでしまった!

 

『終〜了〜〜!!!』

 

「あっさりあの巨大ロボを倒しやがった…」「…もうムチャクチャだな…」「あいつ絶対合格だろ…」

 

 変身を解除したロウに話しかける。

 

「ドコカケガシテナイカ?」

 

「フハハハハ!心配するなマロウ!俺はこの通りピンピンしてるぜ!」

 

「「フハハハハハハ!!!」」

 

 俺達は一緒に笑い合いながら帰路に着いた。

 

 

 

 

「奴は…そちらも見なかったようだな。フッ…次は雄英で会おうと言うことか…」

 

「ケヒッ…必然の再会…」

 

 あっ…二人の連絡先聞くの忘れてた…。

岳山狼の表記どうする?

  • ロウ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。