〜〜マロウ視点〜〜
はじめての戦闘訓練!皆の未だ洗練されていないコスチューム!初期ろきくんの謎コス!一瞬でお亡くなりになった初期装備の緑谷!
なんていうか…その…下品なんですが…フフ………あ、そういや俺○起できない……
「行くぞ常闇!マロウ!」
「フッ…血の縁か…」
「ガンバロウゼロウ!」
格好つけて演習場に走り出した二人を励ましてロウの中で作戦を立てる。
「お。岳山と常闇来たな、あとは緑谷だけか」
「緑谷置いてきちまったな…」
「不覚…」
そういや緑谷更衣室に置いてきちまったな。
緑谷に心の中で謝っていると全裸装備こと葉隠さんがニヤニヤしながらロウに近づいてきた。
「岳山くん!ねえねえこれどう思う?フフフ…!」
「お?葉隠なん……………………………………」
「………あれ?」
あ、やべ、あやっべ…ロウが緑谷の現在地探るためにセンサー最大にしてたらコスチューム姿の葉隠さんを直視しちまった…!
……不味いぞ!下手な敵にボコられるより不味い!身近な女性が姉と母しかいない思春期のロウには美少女の全裸ドッキリは刺激が強すぎる!!センサーを切って……
「ゴバッ…!」ボドボドボドボド……
「「「!?」」」
「岳山少年ッ!!?」
センサー最大での葉隠さんの全裸という無限の情報量!
真っ白になっていたロウの意識がセンサーの切断によって覚醒し、それと同時に思春期の少年にとっては強すぎた衝撃映像を思い出し大量吐血!
オールマイトが突然の大量出血に動揺する。
「吐血!!岳山くん大丈夫!?」
「ダメダハガクレ!サワルナ!」
「え「アバババババババババ…………バッ!」ドチャッ
「「「岳山ァァァァァァ!!!?」」」
「岳山くん!?」
葉隠さんが全裸コスチュームのまま倒れそうなロウを抱きとめる。
当然そんな事したら女子の肌触りと良い匂いでロウのsan値がゴリゴリ削られ、発狂して気絶してしまった。
やばいやばいやばい!こんなところで命の危機に陥るとは思わなかった!!
戦闘訓練が始まってもないのに重傷とか洒落にならん!
ロウ!ちょっと身体借りるぞ!
ムクリ
「岳山くん!?血がたくさん出て「今はマロウだ。緊急事態故身体を使わせてもらうぞ」……え?」
「「「個性に乗っ取られたァァーー!!?」」」
ロウの身体を乗っ取った俺に周りが騒がしくなる。
急いでオールマイトが駆け寄ってきた。
「マロウくん!岳山少年は無事なのか!」
「驚かないのかオールマイト」
「これくらいで驚いてちゃNo.1ヒーローやってらんないっつーの!それで岳山少年の容体は!」
「かなり失血している、回復には熱又は電気が必要だ」
「そっそれでしたらわたくしがカイロをお造りしますわ!」
「でかした八百万少女!」
さすがオールマイト、簡単には動揺しないな。
よし、これでロウの失った血液はじきに回復するだろう。あとは…
「どどどどうしよう私のせいで岳山くんが大変な事に…!私が何かしちゃったのかな…」
「みんな遅れてごめん!…ってすごい血が!?」
遅れてやってきた緑谷が惨状に悲鳴を上げる。
「デクくん遅いよ!」
「岳山ちゃんが突然血を吐いて倒れたのよ」
「ごっごめんうおお……!」
「要望ちゃんと書かんかったせいでパツパツスーツんなった…」
「私のは仕様よ」
「ヒーロー科最高」
「ええ!?」
緑谷が原作でもあったやりとりをしているうちに葉隠に耳打ちする。
「葉隠さん、ロウは熱や生体電気、可視光線以外の光等で周りの状況を詳細に認識できます」
「………うん」
「つまりあなたが見えています」
「ほんとに!?私が見える人初めて!でもなんで私を見て倒れ………………あ」
これは…今まで全裸を見られた事に気づいてなかったっぽいな。
今の話を聞いていたらしい峰田がダッシュで近づいて肩を掴んできた。
「オマエ葉隠の裸見たってことか!?(自主規制)は?(自主規制)はどうだった!?なあ…どんなだっブベッ!?」
「最低よ峰田ちゃん」
「……見ちゃったの?」
「ガッツリ見てました」
「イヤァァァァァ!!!!」バチンッ!
「ガァァァァァァ!!!!」
アウト発言をした峰田を梅雨ちゃんがベロビンタして制止する。
俺のガッツリ見てた発言で葉隠が羞恥心で、峰田が嫉妬心で悲鳴を上げる。
ビンタされて左頬に紅葉ができた俺は葉隠さんに注意する。
「葉隠さん、今は私なのでビンタはロウが起きてからやって下さい」
「あ…ごめんなさい…」
この子天使かな?普通全裸見られた相手にこんな丁寧な対応しないでしょうよ。
「ていうか普段と喋り方違くね?」
「あれはキャラ付けです、ダークシャドウと被ったのは不覚でした」
(((キャラ付けなのか……)))
数分後ーー…
ウィィィィ………
『コノ量は致死量では?』
『ナンデ生きてるんデスカ?』
ロウが吐いた血の水溜りを掃除しながらロボが困惑している。
ヒロアカ世界のロボってとっくにシンギュラリティに達してるよな。
よくロボの反乱とか起きないよなぁ…もう起きた後なのか?
「誠に申し訳ない…」
「いいよ!こっちこそごめんね!」
「天使か…?」
土下座したロウを葉隠さんが優しく許してくれた。天使かな?
結局ロウにはビンタしてねえじゃん!?俺叩かれ損だわ!
「救けてくれてありがとう…我が魔狼よ」
………フン!別にあんたのために(以下略)。
「ハイ、じゃあ仕切り直して説明行ってみよう!」
ゾロゾロやってきたロボがロウの血痕を取り除いて去っていってからオールマイトが授業の説明を始めた。
「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」
「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!」
予想を上回る訓練の内容に飯田がちょっとびっくりしている。
それにしても飯田のコスも既にほぼ完成されてて良いですなぁ…脇腹の排気筒とかデザイン全振りでとても良い!
「敵退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。
監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会ゲフン…真に賢しい敵は屋内にひそむ!!
君らにはこれから「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて!2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
「「「!!?」」」
オールマイトが集中線を発生させながら言い放った言葉に皆がざわめく。
「基礎訓練もなしに?」
「その基礎を知る為の実践さ!ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ!」
お、もうすぐアレが来るな…!
「勝敗のシステムはどうなります?」「ブッ飛ばしてもいいんスか」「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか………?」「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか!」「建造物の大きさはどれくらいですか?」「このマントヤバくない?」
「んんん〜〜〜聖徳太子ィィ!!!」
ハイ聖徳太子ィィ頂きましたァ!!いやぁ意味は分かるけどめっちゃ謎の発言だよねアレ。
そしてこの中にロウが混ざるとは思わなかったな、確かに巨大化個性にとって建物の大きさは重要だもんな、ちゃんとしてるよロウ。
「いいかい!?状況設定は「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて「ヒーロー」はそれを処理しようとしている!」
(((設定アメリカンだな!!)))
「「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収する事
「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事」
「カンペ…!」
オールマイトがカンペ読むのってレアじゃね?目に焼き付けとこ。
「コンビ及び対戦相手は…くじだ!」
「適当なのですか!?」
「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることが多いしそういう事じゃないかな…」
「そうか…!先を見据えた計らい…失礼致しました!」
「いいよ!!早くやろ!!」
急かすように皆を並べてくじを引かせるオールマイト。
「ロウハドノチームダ?」
「俺はIチームだな」
「わあ!私もIチーム!すごい!縁があるね!」
「戒めッ!」ゴッ!
「なんで!?」
突然自身の顔を殴ったロウに葉隠さんが驚く。
もしやロウえっちな想像したな?
「続いて最初の対戦相手は…こいつらだ!!
Aコンビが「ヒーロー」!!
Dコンビが「敵」だ!!
敵チームは先に入ってセッティングを!5分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで観察するぞ!
飯田少年、爆豪少年は敵の思考を良く学ぶように!これはほぼ実践!ケガを恐れず思いっきりな!度が過ぎたら中断するけど……」
「「………」」
《ロウ、この戦いはよく目に焼き付けておけ…》
《…っ!わかったぞ!》
主人公の初勝利だからな(意味浅)…!