第四話:*^▽^* 【アオハルパンティー】 *^▽^*
グラスワンダーをスカウトした日、諸々の手続きは恙なく、たづなさんの協力によってその日のうちに完了した。
流石にたづなさんからは怒られた。
こんな風にウマ娘をスカウトするなんて二度としないでください、約束ですっ! と。俺もそう思う。
流石に敵の駒として俺の前に現れたグラスワンダーをスカウトするなど、性急すぎるし危険な賭けだ。非難されても仕方ない。
言い訳をさせて貰えるのならば、グラスワンダーを守らねばならないと気付いたからなのだが……まぁ分かってくれなくても構わない。半ば俺の判断も、理屈はあれど直感によるものが大半だったからだ。
とにかく、これで彼女、グラスワンダーは俺の大事な愛バとなったのだ。
今年はパンティー事件のせいで選抜レースも碌に見る機会を得られなかったので、本格化したデビュー前の子の獲得は諦めていた。
だが結果的にパンティー事件のおかげでチームメンバーが増えることになったのは、皮肉が効いている話だ。
大事なのはグラスワンダーがチームに加わったという事である。彼女の性質は分かったが、その分、彼女の心の壁を取り払うのは容易ではないと想像ができた。
なんせ、出逢いが出逢いだ。
ある意味で劇的とも言える。数多のパンティーを両手に抱えてウマ娘をスカウトすることなど、これから先のトレーナー人生でも二度と無いだろう。
「トレーナー、こんにちは~!」
「トレーナー、おはよっ」
「グラスちゃん他二名、少し遅れるって」
「ああ、お疲れ。 まだ時間はあるし、今日はトレーニングよりも情報の共有がメインだから遅れても問題はない」
今日もまたデスクの上にはホカホカのパンティーが鎮座していた。
俺はもう最近は開き直って、この沸いてくるパンティーから何か情報を得られないかと、普段から注視してやって来るパンティーを調べている。
何かのメッセージなどが布地の裏、ゴム紐、またはその構造の中に隠されているのではないか、と思い至ったからだ。
グラスワンダーを説得する際に、溢れ出た熱意は停滞を選んでいた俺の意思を前に向かせた。俺はグラスワンダーから学んだのだ。
何かを成す為に、縮こまっていては何も解決しない、と。彼女は利用されたとはいえ、自分からパンティーを取り返しに俺の下へ来た。
黒幕に指示を出されたのかもしれないが、少なくとも自分の意思で進んだ道だ。その結果、俺は愛バを。彼女は担当トレーナーを得たのだ。
黒幕にとっては寝耳に水の出来事だっただろう。
だから、嫌がらせで送られてくるパンティーは全て調べる。些細な箇所も、念入りに、だ。
徒労に終わるかも知れないが、それでも思い至った事は全力でぶつかってみる事にした。真実を暴き出す、とグラスワンダーに大言を吐いた手前、投げ出すわけにもいかないしな。
「ふぃー! スポドリ美味しー!」
「レモン味取られた! くっそー、最後の一本だったじゃーん!」
俺が開き直って精神的に前を向いたからだろう。愛バ達も昔の元気の良いノリが戻って来た。やはりトレーナーがしっかりしないと、彼女たちには悪影響しかない。
微笑ましく愛バたちを見やって、俺は手に持ったウマ娘用のパンティーを捏ねくりまわす。
きゃあきゃあと騒がしい日常に、久しぶりに帰って来た気がしたのだ。尻尾を振り振りと機嫌良く回す愛バたちの姿が本当に可愛らしく思えて、俺はニンマリと笑みを浮かべていたらしい。
「トレーナー、じっとニヤニヤこっち見ててどうしたの?」
「えー、私の事見てるー? きゃー、トレーナーのえっちー!」
「大丈夫? パンティーいる?」
「いや、大丈夫だ。 履いていてくれ」
どうも、俺はもうウマ娘たちからウマ娘のパンティーを愛してやまないトレーナーと、完全に認識されてしまったらしいのだ。
これは黒幕の思惑通り、ネガティブなレッテルを貼られてしまった。だが、もう良いと思った。
別にウマ娘のパンティーに好きも嫌いも無い。基本的に、全てのトレーナーはウマ娘にパンティーを見せられたくらいで動揺することは無いのだ。
世間一般では想像だけで色恋沙汰が取り上げられるし、メディアは大袈裟に煽っていたりもするが、実態は性的興奮をパンティー如きで感じて居たら、即座にトレーナーという職種がこの世から消え去る。
トレーナーにとってウマ娘のパンチラなどは最早、日常の一部の当たり前の光景でしかないのだから、動揺する方が可笑しい、という話だ。
確かに俺は愛バに脱ぎたてのパンティーをプレゼントされて、精神的な苦痛を感じた。
一時はパンティーが視界に入るのも嫌になった物だが、俺がパンティーを嫌ってしまうと、プレゼントに選ぶくらい勘違いしている俺の愛バ達が悲しむからな。
仮に勘違いされたまま、脱ぎたてのパンティーを愛バからもう一度、贈り物として受け取ることになっても。
今度は笑顔でありがとう、とても嬉しいよ。
そう言えるトレーナーに、俺はなりたい。
そうして俺が資料の準備を進めている間、雑談に花を咲かしている愛バたちとの日常を楽しんでいると、遅れてきたグラスワンダー達もトレーナールームに合流した。
区切りが良いので、俺も資料をタブレットに落とし込んで、彼女たちへと向き直る。
「さて、ミーティングを始めるぞ」
全員が姿勢を正して、俺の方へと視線を向ける。いや、グラスワンダーだけは俯いていた。彼女は時間が掛かる。
心の壁を何とかこじ開けないと、デビューに影響が出るだろう。
そこもしっかり考えたいが、少しばかり今年は忙しい。パンティー野郎の悪行の真実を暴く。愛バたちを勝たせてトレーニングもさぼらせない。
人気の管理と体調の管理。グラスワンダーのデビュー。加えてアオハル杯のチーフトレーナーだ。
そう、そのチームを纏め上げるチーフトレーナーに俺は樫本代理から直接指名されたのだ。
理由は俺が、チームを持っているトレーナーの中では経験的にベテランへ分類されるからである。
アオハル杯はチーム戦であり、チーム戦である以上は人数が必要である。トゥインクルシリーズと平行して開催される構造上、担当ウマ娘の寄合でチームを作る事になるトレーナーが大半だったし、俺のチームもこれに該当する。
そして、それが公式に採用されている。アオハル杯開催の切っ掛けとなった、チーム:キャロット。そしてチーム:ファーストも例外なく、このルールに則ってチームを組む事になっているのだ。
そしてトレーナーを取りまとめるチーフトレーナーという役職が、自然に求められることになった。アオハル杯だけでなく、トゥインクルシリーズも乗り越えなければならないからだ。
「アオハル杯のチームが出揃いつつある。 ドリームトロフィーリーグからも条件付きで参加が認められているせいか、かなりの有名どころも集まっているな。 今日はそのメンバーの理解と確認を重点に置く。 そのチームというのは、俺のチームも含まれているから、仲間たちの事もしっかり覚えろよ」
「はい!」
「はーい!」
「良い返事だ」
グラスワンダーから返答は返ってこなかった。どう見ても絶不調だ。
思い当たる節は……まぁパンティーだろう。黒幕に関しても早急に見つけ出さなければ……などと想いながらも、口は勝手に開いていく。
アオハル杯は半年に一度行われるレースを行い、6回目の競争でもっともポイントを稼いだチームが「チーム:ファースト」との対戦を行う形式だ。
本来のアオハル杯では単純にトーナメント形式だったらしいが、それは諸事情で形を変えたらしい。
ただ複雑化している訳でも無く、半年に一回行われるレースで勝てばいい。で、なくても高順位をしっかりと確保し高得点を目指していく。それだけだ。
シンプルで分かりやすいのは、ウマ娘たちにも好まれる。
そして最後に樫本代理のチームと管理体制を賭けて戦う。
……管理体制と戦うってなんだ……? と思ったが、考えてみれば俺もウマ娘用のパンティーと戦っている。似たような物だろう。
ただ、アオハル杯のチーフトレーナーになったのは学園側の意向であり、たづなさんの気遣いもあったのだと思う。それは良いのだが、うちから出せるウマ娘は日程が厳しい子が多い。
ここで一度、俺の愛バの紹介をしておこう。
ストレートバレット。 芝とダートどちらも走れるがどっち付かずで路線を決めかねている。ややパワー不足なところが弱点なのに重馬場は得意だから、適正がチグハグだ。何とかトレーニングで補いたい。
ブリュスクマン。 彼女は脚部不安からクラシックを棒に振った……というか俺が止めた。ウチで一番の実力があるのは間違いなく、しかし経験値の面で不安が残る。しっかり身体を作って大きな所に挑戦させたい。きっと勝てる。
ジップライナー。 芝の中距離路線で追い込みバ。 だが、中距離では微妙にスタミナが足りず、マイルでは若干短いようで距離の適性が非常に狭く、悩ましい子だ。レースを選ぶ子なのだ。
クラースナヤ。 本格化が遅かった影響でクラシック期の半ばまでは、怪我をしないように体つくりが中心の子だ。夏のシリーズに向けて調整中なのでアオハル杯は負担になるため見送りたい。
アイボリーシュシュ。 長距離路線、素晴らしいスタミナがあるのだが坂が苦手過ぎて困っている。 坂路を走らすと結構な頻度で転ぶせいで、非情に危なっかしい。
とまぁ、俺の愛バをパパっと並べ立てたが簡単に言えば、現状はデビュー前のグラスワンダーくらいしか、アオハル杯で融通が利きそうな子は居ない。
「……というわけで、俺のチームからは代表にグラスワンダーを出すかどうか、悩んでいる。これまでのトレーニングから見ても、確かに怪物と噂されるだけの実力は伺い知れたしな」
「……」
俯いたまま黙っている彼女に、俺はため息を吐いて本日のパンティーを弄繰り回す。
このままだとメイクデビューの日程をずらす事になるし、それは本格化を迎えたウマ娘にとってはデメリットにしかならない。
勝つにしろ負けるにしろ、デビューは早めに済ませておくのが常道なのだ。
トゥインクルシリーズはウマ娘としての速さ、強さも大事だが、トゥインクルシリーズを応援してくれている学園外の人達の人気を得る事も同じくらい大事なのである。
『人気』
これが曲者で、トレーナーが最も注視しないと行けない部分でもある。
そう、人気によっては。これは結構残酷な事実で、人気……つまりファン数によっては出走資格なし、と決定づけられてレースに登録できない事もあるのだ。
人気を得る方法は様々で、ウマ娘たちに合った活動を、ウマ娘たち本人が行っていくのが基本となる。人気投票レースに指定されてる番組もあって、トゥインクルシリーズを駆け抜けるのに重要な要素なのだ。
自己プロデュースに長けている子なら、問題はない。
しかしその部分が苦手なウマ娘も大勢いる。だから、そこのフォローもトレーナーには必須の技術だ。
サブトレーナー制が存在するのも、多岐に渡るウマ娘を支える業務に、支障なく対応するためである。
まぁ、だから何処もかしこも人数不足に嘆くわけだが。俺はもうワンマンでチーム運営を切り盛りするのに慣れ切ったから、無縁の悩みなんだけど。
俺のチームは全員がSNSを活用することを義務づけている。学園内の何気ない会話風景。ダンスレッスンの失敗シーンなどは、毎回人気が出る鉄板の素材だ。
同時にウマ娘としてレースを勝つことも出走条件の一つであることを忘れてはならない。
未勝利を勝ち上がらなければ条件戦や格上挑戦が出来ないし、出走資格の段階で足きりされてしまう。
歌とダンス、勉学に人気を得るためのアイドル活動。そしてレースに勝つこと。全てが高いレベルで求められるのが中央トレセン学園という場所。
ウマ娘に与えられるタスクは多く、それを支えるトレーナーは必ず必要になる。
本格化を迎えるウマ娘は時期がバラバラでもあるからだ。
故に選抜レースが時期を問わず開催される訳なのだが……まぁこれ以上は脱線するか。目の前の事を考えなければ。
「アオハル杯に出走するとなれば、注目度は俄然上がる。 お前の今後を思えば、アオハル杯に出るにしろ、出ないにしろ人気の為に登録しておくべきだと俺は思う」
「ご自由にしてください」
「おいおい……」
こりゃ参った。絶不調とかいうレベルじゃない。
何でそんなにこの世の終わりみたいな感じの顔をしているんだグラスワンダー。
お前は本格化を迎えたばかりのデビュー前のウマ娘じゃないか。キラキラしてほしい。
確かに始まりは躓いたかもしれないが、グラスワンダーというウマ娘に本当に魅力を感じたのは嘘じゃない。心から俺はそう思っているんだ。
だが諦めない。
早い話、黒幕さえ見つけ出し、事件を解決さえできればグラスワンダーの不調は治る。なら、俺がとっとと黒幕を見つけ出し、締めあげれば済む話だ。なんだ、単純じゃないか。
俺は笑って、腰を上げると、パンティーを手にグラスワンダーの傍へと寄り添った。
が、グラスワンダーはわざわざ立ち上がって距離を離すようにアイボリーシュシュの後ろへと回っていってしまった。
「……まぁ、そのなんだ。 そういえば、グラス。 選抜レースでお前に声を掛けてきたって奴は誰だったんだ?」
「沢山居ましたから、覚えてません。 でも、あの時にスカウトを受けていれば違う未来を見れたんだろうな、っとは思っています……ふふ、覆水盆に返らず、というものですね」
「零れたなら注ぎゃ良いだろう。 まったく」
唇を尖らせて自嘲し、不満そうにそう答えるグラス。
まぁ確かに……俺のとこじゃ勿体ないくらい、今の段階で彼女の能力は素晴らしい。
よほど俺のトレーナーとしての選バ眼が節穴でなければ世代で実力が飛びぬけてるのは、ほぼ間違いないと思っている。
そうした俺が目を付けてきたウマ娘たちは、たいがい他所のトレーナーに取られてしまうのが常だった。
何処までも伸びると錯覚しそうな末脚は震えるほどだ。贔屓目で見なくても、グラスワンダーという子が俺のチームに居るのは場違いなんだろうな、とすら考えてしまう。
だが、彼女には納得してもらうしか無かったし、俺にとってはチャンスでもある。
言っちゃなんだが、やはり重賞を俺は取りたい。成績を上げたい。
トレーナーとしての素直な欲求・欲望だ。グラスだって同じだろう。ウマ娘である以上、格式の高いレースに魂を削りあう様なひり付いたウマ娘とのレース。
間違いなく求めていると断言できるのは、それがウマ娘という種の本能でもあるからだ。
「覚えている奴だけで良い。 それが真実に近づく切っ掛けだ」
「……分かりました。 誘ってくれたこと、覚えている人だけでも、後で書いて渡します。 それにしても……随分気になさっているようですけど、私はトレーナーと一緒にトゥインクルシリーズを走るつもりですから、安心してください。 だって、そうしないと私たちの履くパンティーが全部無くなっちゃうじゃないですか……如何わしい会場になってしまいますから」
「…………そう、だな。 ウマ娘のパンティー全てが俺の物になってしまう日は遠くないだろう」
「うわ」
「うーん、ある意味、トレーナーも吹っ切れてきたね。 私、応援するよ!」
「しちゃだめでしょう!?」
「コホンッ!」
一瞬、心の中でガッツポーズしまくって反応が遅れてしまったが、咳払いで誤魔化しておく。
全然、愛バの話の内容が入ってこなかった。 まぁ、俺が言ったことは事実だし問題ないだろう。
「トレーナーさん~、グラスちゃんの~パンティーも狙っているんですかぁ~?」
「シュシュ先輩、もう手遅れなんです。 私は……すでに汚されました」
「え、はやっ! もうあげたの!?」
「いえ、奪われました」
「ええっ!?」
「はい、静かにしろ! 誤解を招くような事を言わない。 説明を続けるぞ」
何と言ってもデカイのはグラスワンダーだ。彼女が選抜レースで誘われたトレーナーの一覧をくれると言ってくれた事だ。
これは凄まじく黒幕パンティーについて攻略が進んだと言っても良い。ガッツポーズだって出るだろ。そりゃ。
真実を求めているのは、やはり彼女も同じなのだと確信を深めて、俺はグラスワンダーの視線を受けて、真っ向から笑顔を向けた。
うわっ、みたいな顔をされたが、これは演技だろう。俺と不仲を装った方が黒幕パンティー野郎に感付かれないという事を彼女は分かってくれているに違いない。
やる気が漲った俺は、アオハル杯、トゥインクルシリーズ含めて、かなり先のところまでミーティングで思う存分、今後の展望を語らった。
そして翌日には、各距離路線のリーダーが決定したのである。
アオハル杯の出走バ リーダー登録 チーム 《パンツァー》
短距離 キングヘイロー ジュニア
マイル グラスワンダー ジュニア
中距離 メイショウドトウ シニア
長距離 ナリタブライアン ドリーム
ダート アグネスデジタル クラシック
俺を中心に、新人トレーナーを含めて9人もの大人数でのトレーナーとの打ち合わせ。
10年以上務めてる俺がチーフトレーナーとなり、何人かは担当が居ないのでチームのサブトレーナーといった役割を担う感じだ。
そうして話し合いを進めて選ばれたリーダーの結果が、上の表の通りである。
予定表は無事に申請が通り、アオハル杯のリーダー登録は恙なく終えることが出来た。
ドリームトロフィーリーグからは一名、必ずどのチームにも加入することが決定しており、俺のチームには三冠バであるナリタブライアンが加わる事になった。
そして、シニア級で今まさに、テイエムオペラオーと鎬を削っているメイショウドトウが中距離で参加。
アグネスデジタルに関しては俺の後輩トレーナーとの繋がりだ。 ダート路線が弱いということで相談して来てもらっている。
そしてグラスワンダーと同期になる、デビュー前のキングヘイローが短距離リーダーで立候補した。
そう、トレーナー経由ではなくキングヘイロー本人の立候補だった。珍しいな、と話を聞いてみると、彼女は自分の力を認めさせる意味でトゥインクルシリーズとアオハル杯、どちらも制覇すると意気込みを表明してくれた。
かなり強い意志を感じたので、何か理由があるのだろう。ジュニアにしては確かに身体が出来上がっているから実力にも自信があるのかも。
このトレーナーではなくジュニア期のデビュー前のウマ娘が、最初からリーダーに立候補するのは相当な勇気がいったのではないだろうか。
勇気が走る意思に相乗した時、もしかしたらグラスワンダーという怪物に迫るかもしれない。
アオハル杯ではチームメイトだが、トゥインクルシリーズでは敵となる。キングヘイロー、注目すべきウマ娘だった……ああ、担当トレーナーとは事後承諾になってしまったが、快く許可をしてくれて助かったというのが本音である。
各距離でリーダー候補が決まったので、後はアオハル杯で俺のチーム《パンツァー》に加わってくれる子達の中から人数や適正を判断し調整して、アオハル杯に向けて臨むことになるだろう。
そういえば、ダンスに詳しいトレーナーは居たかな……いや、新人トレーナー多いわ。こりゃダンスの指導も俺がやっていかないとダメかも……
Q.世代とか変じゃない?
A.最初から変な話だから大丈夫だな、ヨシ!