デザイアグランプリ異世界ゲーム   作:0101シュート

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ミッションの後

ギーツがベヒモスを倒した数秒前。檜山はとある悪行を実行しようとしていた。

 

(ヒヒヒ............恐らく今が一番のチャンスだ!みんなが魔法を撃つだろう

この最後のタイミングに合わせて南雲の野郎に向かって放って

奈落の底に放ってやる)

 

そして生徒たちが魔法を放った瞬間檜山はバンプ(ハジメ)に向かって火の魔法を放った。

 

(死ね!南雲!!)

 

火の玉がバンプに向かって飛んでいく............かに思われた。

 

『REVOLVE ON』

 

「フン!」

 

バッファがゾンビアーマーを下半身に移す。そして地面を足の裏で叩きつけると

巨大の石碑と骸骨が出現し火の玉はそれらに激突し消滅した。

 

「え?」

 

檜山は間抜けな声を漏らし呆然となる。バッファが自分を睨みつけてるということに

気が付かず............。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい。テメー一体どういうつもりだ?」

 

「な、何のことだよ!?」

 

道長は檜山の胸倉を掴み問いただしていた。しかし変身解除したエースがそれを一旦止めさせる。

 

「待てバッファ。一体何があったんだ?」

 

「それは僕が説明するよ」

 

その時変身解除した大智が眼鏡をくいっと上げながら説明を始めた。

 

「そこの彼............どうやらみんなの魔法紛れてハジメ君に火の魔法を

当てようとしたらしい」

 

「な!?い、言いがかりだ!!」

 

「いや、僕もちょっとだけ見えたんだけど君の放った火の玉の軌道、

道長君が止めなかったら明らかに戦闘中の南雲君に直撃していた。

もし当たって運がなかったら奈落に落ちてたかもね........」

 

「ち、違う!!それは事故で........」

 

「嘘つけ!じゃあなんでテメーは撃つときアイツのことを直視してやがったんだ?」

 

その一言に檜山はうっと言葉を詰まらせる。

その時香織が無言で檜山に近づく、そして思いっきり彼にビンタを食らわせた。

 

「あ........」

 

「おっと?」

 

「ん........」

 

 

その光景に少し驚き唖然とする道長、大智、エース。

 

 

 

「もう私にも南雲君に関わらないで!!」

 

その言葉を聞いては檜山はその場に崩れ落ちた。

 

「ゴホン、二人とも........檜山のしたことは確かなのか?」

 

エースの言葉にうなずく二人。そしてエースもそうか、と呟き失望のため息を付いた。

これで彼は有罪確実だろう。しかしやはりというべきか光輝が抗議の声を上げた。

 

「ま、待ってください!檜山が南雲を攻撃なんてする訳ありません!!」

 

その言葉を聞いた道長はため息を付きながら舌打ちする。

 

「ガキの戯言なんざ聞く価値もねえな。もういい........こいつの

処分は好きにしな」

 

「な!?ちょっと待ってください!なんですかガキって!?

俺は勇者なんですよ!!」

 

「フン、随分ご立派な肩書を持ってるようだな。さっきから足手纏いにしか

なってないくせに」

 

「な、なにを言って........」

 

「さっきのテメーの指示だってはっきり言って余計だった。こっちは迷惑しか

被ってねーんだよ。英雄気取りのガキが」

 

「それに関しては僕も同意見だね。あれは正直邪魔でしかなかったよ。

君は檜山君のように僕らも奈落の底に落とそうとでも思っていたのかい?」

 

「ち、ちがう!俺はあなた達を援護しようと........」

 

道長、大智、光輝の三人の言い合いがヒートアップする。そんな中メルドが間に入った。

 

「二人とも待ってくれ!これはこいつらをちゃんと見ていなかった

俺の責任だ。すまなかった。だからどうかこいつらを責めないでやってくれ」

 

頭を深く下げ謝罪の意思を見せるメルド。その誠心誠意の伝わる謝罪は

大智と道長たちの口を止まらせる。

 

「まあ........次から気を付けてくれればいいさ。生徒たちも

次からは子供の彼ではなく、大人のメルドさんに従うんだね」

 

「な!?どういう意味........」

 

「光輝!あなたいい加減にしなさいよ!」

 

光輝の言葉を雫がねじ伏せる。光輝はその後なにか言っていたが

雫が無理やり黙らせた。

そして生徒たちの何人かもライダーたちにごめんなさいと頭を下げ始める。

 

 

 

 

 

 

 

そしてその光景を橋の中央から見ていた、被害者になりかけた

ハジメと状況があまり理解できてない優花、そして冴。

 

「どうしたんだろう?あんなモメて」

 

「さあ?また光輝君が馬鹿なこと言ったんじゃないの?」

 

「ねえ。彼ってこの世界に来る前からあんな感じなの?」

 

少し引き気味に二人に質問する冴。

 

「はい。彼はクラスでもなんか独善的というかなんというか........」

 

「まあ妙にカリスマ性持ってるから厄介なんですよね............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ハジメたちは無事に全員ダンジョンから脱出。そして一旦城へと帰還することになった。

檜山は今回の一件でしばらく謹慎となった。訓練参加とダンジョン攻略参加の禁止である。

これはエースとメルドが話し合った結果の罰だ。光輝は納得がいかず何度も二人に抗議するが

国の王たちもエースとメルドの提案した罰について了承したため特に意味はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハア、これで檜山も反省してくれるといいんだが............」

 

「ああ、そう祈るしかないな」

 

メルドとエースはメルドの仕事部屋で話をしていた、今後の

迷宮攻略と生徒たちへの訓練に関してのことである。

 

「そういえばメルド。俺たちがジャマトと戦ったと

ステータスがいくつか上がっていたんだ」

 

「なに?あの姿で戦ってもステータスが上がらなかったんじゃないのか?

ならなんであがったんだ?」

 

「恐らく、ジャマトと戦ったからだ。あの化け物は仮面ライダーじゃないと

倒せないからな........」

 

そう。ライダーたちはジャマトとの戦闘を終えてステータスが上がったのだ。

ライダーたちも恐れる存在、ジャマト。奴らと戦うことでライダーたちが強くなるのは

当然の摂理なのかもしれない。

 

「なるほど............要するにお前らはあの化け物たちと戦わないと

ステータスが上がらないわけか........」

 

「ああ、そこであんたに頼みたいことがある。今後俺らライダーたちだけで

大迷宮に入ることを許可してほしい。ダンジョンの中に潜んでいるジャマトたちを狩る」

 

「いや........だがいくらお前らが強いとは言え6人で迷宮に入るのは............」

 

「いや6人での少数精鋭がベストだ。正直生徒たちを連れて中に入るのは

リスクの方が高い」

 

「............俺ら騎士団もか?」

 

「........悪いが、いや。ダンジョン道案内なら引き受けてくれると正直助かる」

 

「ハー、そうか仕方ない。わかったお前の提案を全部引き受けよう」

 

こうしてエースたちは大迷宮に挑むこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、エースたちは百回層に到達。しかしその先にあったのは本当の大迷宮への入り口!?

大智、メルジーネ海底遺跡についての情報を手に入れる。

そしてエース、愛ちゃん先生と話す。

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