ソードアート・オンライン~クソゲーハンター、デスゲーに挑まんとす~ 作:HassAku
「おお...ここが「SAO」か」
キャラメイクを終えた俺は初期リスポーン地である始まりの町を散策している。さすがに森の中ではないらしい
「シャンフロシステムを使ってないのにすさまじいほどリアルなグラフィックだ」
そう、このゲームのなによりすごい所は、シャンフロシステムを使っていないにも関わらず、それに迫るほどの
グラフィックのリアルさと、NPCのAIレベルを実現しているということだ。さすがにシャンフロには劣るが。
「初期装備はショートソードか...一度武器屋を覗いてみるかな」
露店街を歩いていた途中だったので武器屋はすぐに見つかった。
SAOは基本的には片手剣、両手剣、両手斧、片手棍、曲刀、細剣、短剣、槍の8種類の武器種に分かれている。そこからスキルツリー次第でエクストラスキルと称された武器種に派生するようだ。
「うーん...やっぱり初期の町なだけあって同じショートソードしかないな、他の武器種も今のところ使う予定もないし、このままでいいか」
そして俺が歩き出そうとしたとき、「おい!そこの兄ちゃん!」声をかけられた。
「ん?なんだ?」
イベントかと思ったが相手はプレイヤーのようだ。
「あんた、元βテスターだろ?」
「え、違いますけど」
「え?」
俺のどこがβテスターなんだ。確かにフルダイブには慣れてるけど。
「...そっかあ、初心者の割には動きに迷いがなかったから、βテスト経験者かとおもったぜ」
「確かに他VRゲームをやっているから多少は慣れてるかもな」
仮に俺がβテスターだったとしてなにが目的なんだ?
「まあいいや。俺ぁクライン。よろしくな」
「サンラクだ」
「ところで、クラインはなんで元βテスターを探してたんだ?」
「俺は見ての通りVR初心者だからな。レクチャーしてもらおうと思ってよ」
確かにこのゲームで有利に動くには元βテスターに寄生...もとい協力してもらうのが手っ取り早そうだ。
そういう意味ではおちゃらけた様子のクラインも多少は頭が回るらしい
「まあ俺もSAOは初めてだからな。この世界について詳しいやつがどっかにいればいいんだが...」
そういっていると俺とクラインに横を俺たちと同じくらいの影がそこそこの速さで通り過ぎて行った
「なあ、クライン。あれβテスターじゃね?」
「まじか!ちょっと声かけてくるぜ!おーーーーいそこのお前ー!」
追いかけるとクラインは息を切らしながら黒髪のイケメンに声を掛けている
「兄ちゃん、元βテスターだろ?ちょっとレクチャーしてくれよ。」
「あ、ああ。いいけど...」
「よっしゃあ!あ、俺はクライン。よろしくな」
「サンラクだ」
「...! 俺は、キリトだ」
なにやら一瞬こっちを向いて目を見開いているようにみえたが気のせいだろう
「じゃあ近くのフィールドにいくか」
「おう!」
サンラクのキャラメイクは便秘のサンラクに限りなく近いものとします(コミカライズ参照)