チェンソーマンの岸辺みたいな女の話   作:黒プー

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没になりかけてたけど最近描いた小説の中だと一番いけそうってなってたやつなので一応投稿しました。文章がめちゃくちゃだなと書いててちょっと思いましたが許してください。

※連載確定したのでタイトル変更しました。


懐玉/玉折

この世界は真面目な奴ほどバカを見る。

非術師を助けようとして1級呪霊に殺されたバカ。

仲間を逃すために呪霊の群れに立ち向かったバカ。

救った相手に罵倒され続けて、精神を病んでくたばったバカ。

 

私はそんな馬鹿どもを何人も見てきた。正直見飽きたし、2度と見たくない。

だから耳を塞いだ。縁を切って、酒を煽って、煙草を蒸して。そいつらから逃げた。

気づいたら私の周りにはほとんど誰もいなかったが、それでいい。そうすりゃあんな光景、2度と見ずに済むのだから。

 

 

 

或る夏の晴れた日、呪術高等専門学校東京校にて。

呪術高専の1教師である夜蛾正道は、彼が呼び出したとある人物を待つべく、この暑い中正門の前で待っていた。

 

「……また呼び出して良かったのか、あいつを…。」

 

夜蛾は自分の手元に残ったその人物の写真を眺めつつ、そう呟く。

この蠱毒の壺の中のように腐ったこの世界から逃げ出した彼女。

実力は確かなものだが、また呼び出して良いものなのか。夜蛾はそう悩んでいた。

 

「……しかし、あいつほど適任な奴もいない。」

 

彼は自らの生徒である問題児3人組を思い浮かべる。

教師であるはずの自分でさえ止められない怪物共。彼女ならばそんな化け物共を最も容易く躾けられるはずだ。

夜蛾は、その3人を手に負えなくなったが故に彼女を呼び戻したのだ。

 

「……来たか。」

 

そうして待っていると、高専の補助監督が運転する車が一台やってきて、正門の前で止まった。

それと同時に後部座席のドアが開き、一人の女性が姿を現す。

 

「……久しぶりだな、岸。」

「……2度とツラを拝めないと思ってたんだがな、夜蛾。」

 

岸と呼ばれた女性は、夜蛾にそう返事をしつつ勝手知ったる土地と言わんばかりに学校へと向かって歩き出す。

夜蛾は慌てて彼女に並びつつ、書類を渡す。

 

「生徒の情報だ、一応目を通しておいてくれ。」

「…ああ。」

 

そういうと岸は懐から出したスキットルを煽りつつ夜蛾から書類を受け取った。

その様子に夜蛾は少し呆れてしまう。

 

「……それ、酒か。」

「…ん? ああ。 飲むか?」

「バカ言うな、俺は教師だ。」

 

夜蛾がそう言って断ると、岸はため息を吐きつつ懐にスキットルを戻し、書類を開く。

 

「五条のところのクソガキに特異な反転術式の使い手、それから呪霊操術ねぇ。」

「ああ。強力な術式を持っているが故に驕っている。俺には無理だったがお前なら…と思ってな。」

「……わかった。だが私にできんのは体術くらいのもんだ、一般教養は専門外だからな。」

 

あっさりと了承し、そのまま後者に向かっていく彼女に、夜蛾は思わず驚いてしまう。

何せそう簡単に了承されるとは思っていなかったのだ。

 

「……お前は、いいのか。」

 

夜蛾がそういうと、岸は足を止めて振り返る。

 

「……何がだ。」

「…分かるだろう。お前はここにいて、辛くはないのか。」

 

夜蛾がそう問いかけると、岸は懐から何かを取り出す。

それはドックタグと呼ばれるものだった。それが複数繋げられ、まるで木にぶら下がる身の様になっていた。

 

「…それは。」

「……こいつらみたいなアホを減らす為なんだろ。…なら、いくらでも手を貸してやる。」

 

そう言いながら岸は改めて校舎に向かって歩きつつ言った。

 

「……もう私みたいなのは、増えてほしくないんだよ。」

「…そうか。」

 

そう言ってスキットルを煽った岸に、夜蛾は何も言わなかった。

 

 

 

呪術高専、その一年生に当てられた教室。

その中には、3人の一年生がいた。

 

「…だぁーーーーーーっ! なんで雑草からモンスター出てくんだよクソッタレ! 避けろや!」

 

そう携帯ゲーム機を投げながら叫んだのは、五条家の生得術式である無下限呪術と、凄まじい力を要する目玉である六眼を持ち合わせる最強と呼ばれる青年、五条悟。

 

「悟、はかいこうせんだけで倒そうとするからいけないんだよ。もっと頭をつかって他の技で地盤を固めてからやらないと。」

 

叫ぶ悟にそう声をかけたのは、術式の中でもトップクラスに強力な呪霊操術を持つ青年、夏油傑。

 

「はぁ? はかいこうせんが一番ダメージ高いんだからそれブッパしてりゃ勝てるのが普通だろ?」

「だから、それをするために地盤を固めろって言ったんだよ。頭使わないと。」

「お前、俺が頭使ってないって言いたいの?」

「違うのかい?」

 

そう言い合い始め、次第に険悪なムードが教室中に広がっていく。

そしてそのムードを察して二人から席を離したのは、貴重な反転術式のアウトプットをすることができる少女、家入硝子である。

それはともかく、悟と傑は今にも術式で殴り合うと言わんばかりの状況になっていた。

そんなところに、教室のドアが開かれ、3人の担任である夜蛾が入ってくる。

 

「よし、お前たち。席に着け。」

「「「はーい。」」」

 

先ほどまでのムードが嘘のようにヤガを見つめる3人に、彼は少しため息を吐きつつ話し始める。

 

「…先日伝えた通り、今日から副担任として外の呪術師についてもらうことになった。」

 

入ってきてくれ、と夜蛾が廊下の外に声をかけると、廊下から一人の女性が入ってくる。

表情は暗いながらもそれなりの美人。家柄の都合上そう言うのに見慣れた悟とは違い、一般家庭の傑が少し見入ってしまうほどの物だった。

 

「……彼女は岸。ここの出身の呪術師で……」

「シー…。 黙れ、夜蛾。」

 

岸と呼ばれた彼女の紹介をしようとした夜蛾を黙らせつつ、彼女は目の前に座る3人に問いかけ始めた。

 

「今からお前らに三つ質問する。お前らはそれにただ答えるだけでいい。」

 

その言葉に五条が呆れたように言う。

 

「意味わかんねえ、それ役に立つんですかー?」

「ああ。少なくとも私が教えるべき人間の判別くらいはつく。」

「はっ、あんたは知らないかもしれなけどさ、俺ら特級なんだよ。お前みたいな雑魚に教わることなんざねえよ。」

 

そう五条は煽るが、岸は顔色ひとつ変えずに言葉を返す。

 

「悪いが頭は4級の馬鹿に教えることはない。キーキー言ってないで座ってろ。」

「はぁ?」

 

その岸の言葉に五条は青筋を額に浮かべながら立ち上がる。

 

「誰の頭が4級並みだって?」

「ああ、呪術師の方じゃなくて呪霊の方だったか。」

「あんまりふざけてんじゃねえよ…!」

 

怒りのあまり術式を発動させようとする五条だが、それを目にしても岸は全く恐れ流様子はなかった。

それどころか怒っている五条の様子を見てさらに煽る。

 

「感情的に術式を使おうとしている時点で呪霊以下だ。そう扱われたくなければさっさと黙って自分の席に戻ることだな。」

「っ……」

 

その言葉を聞いた五条は、青筋を増やしながらもようやく自分の席に座った。

その様子を見た岸は少しため息を吐きつつ質問を始める。

 

「……じゃあ、一つ目。隣で戦ってた知らん呪術師が死んだ時、お前らはどう思う。」

 

「雑魚が死んだ、とか?」

「普通に残念だなーくらいですかね。」

「…申し訳ない、ですね。」

 

五条、家入、夏油がそれぞれそう答えると、岸は納得した様に頷いて次の質問を出す。

 

「二つ目。お前らは呪術を誰のために使う。」

 

「俺の為。」

「…目の前の死にそうな人かな。」

「他人のためですね。」

 

3人の答えを聞きつつ、岸辺は最後の質問を出す。

 

「最後。お前らはここで学んだことを何に使う?」

 

「さっきと一緒じゃね?」

「以下同文ー。」

「……」

 

他の二人と違い悩んでいる様子の夏油。

それをみた岸は夜蛾に声をかける。

 

「夜蛾。そこの前髪だけもらってく。他のはお前が教えれば十分だろ。」

「わかった。お前がそういうなら持っていけ。」

「ああ。……夏油。ついてこい。」

 

そう言って岸は、夏油が席から立ち上がるのを待とうともせずにそのまま教室を出て行ってしまった。

その様子に夏油は困惑しつつ夜蛾を見る。だが夜蛾は特に何も言わず、追いかけろと言わんばかりに頷くだけだった。

 

「なんだったんだあいつ。傑、あんなやつ無視でいいだろ。」

「私もそう思うけれど…夜蛾先生の知り合いだし、行くだけ行ってみるよ。」

「相変わらず真面目ちゃんだなお前。」

 

引き止めてくる五条にそう返しつつ、夏油は岸を追いかけるべく教室を出た。

 

 

 

 

「こんなところにいたんですか。」

「…来たな夏油。」

 

教室から出た後、いろんな場所を探し回った結果、夏油がたどり着いたのはこの喫煙所だった。

他の場所にあの女性がいた気配はなかったため、おそらくここだろう、と喫煙所の中に入ってみると、案の定探していた人物はそこで煙草を吸っていた。

 

「吸うか。」

「やめてください、未成年ですよ。」

「クソ真面目だな。」

 

そう言って彼女は渡そうとした煙草を口に加え、火をつけて吸い始めた。

 

「…それで。なんで僕だけだったんですか。」

「ん。…お前は自分の答え、覚えてるか。」

 

当然だろうという表情で夏油は頷く。あたりまえだ、ほんの数十分前なのだから忘れる方がおかしい。

ふう、と煙を吐き出し、岸は言葉を続ける。

 

「お前の答えから察するに、お前は正義の味方になりたいってことだ。違うか。」

「…まあ、間違ってはいないですね。」

 

正義の味方、という言葉に少し恥を覚えつつも頷く。弱者生存とそれにはほとんど違いはないだろう。

その答えに、岸辺はまた煙を吐き出し、懐から何かを取り出す。

鉄板に紐を通されたものが数個ほど。彼女はそれを岸辺に渡してきた。

 

「…なんですか、これ。」

「お前はドックタグって知ってるか。」

「まあ。映画とかで出てくるアレですよね。」

 

最近見た洋画を思い出しつつ答える。

その映画に出てきた軍人の首にかかっていたもののはずだ。

 

「これの意味は?」

「…いえ。」

「墓だよ。要するに。」

 

その言葉の意味がうまく飲み込めず、夏油は困惑しつつ手元のそれをみる。よくみると、鉄板の部分に名前が彫ってあった。

岸は煙草を付加しつつも言葉を続ける。

 

「ドックタグってのは戦場で死んだ軍人の死体代わりだ。戦場で死体なんざ持ち帰る余裕はない。その代わりにそれを持ち帰るのが軍じゃ普通なんだよ。」

 

その言葉に、夏油は気づいてしまう。

 

「じゃあ、これは。」

「わかるだろ。私が背中預けて戦ったことのある馬鹿どもだよ。」

 

やはり夏油の考えていた通りのものだった。

夏油は思わずそれを自分の手から彼女に返した。これは関係のない自分が持っていていい品ではないと考えたからだ。

それを受け取った彼女は、ジャラジャラと音を鳴らしつつも懐にそれらを戻す。

 

「こいつらはみんなお前と同じ様な考え方をしてた。どいつもこいつも誰かを守って死んでいったよ。」

「……」

「馬鹿だったよ。自分のことで精一杯だって時でも周りの奴を助けてた。それで死んだら世話は無いってのにな。」

 

いつの間にか煙草をやめて、スキットルの中身を飲みつつ彼女は乾いた笑い声を上げる。

しかし夏油はとてもじゃ無いがそれを笑う気分にはなれなかった。なれるわけがなかった。

ふと彼女は笑うのをやめ、夏油に目線を向ける。

 

「夜蛾と私は同期だった。あいつもこれと同じのを見ていた。」

「……」

「あいつの事だ、お前らには同じ目にあって欲しく無いんだろうよ。ただでさえ今年は学生が少ないからな。」

 

あいつは強いよ、と誰にいうでもなく彼女は呟いた。

 

「酒に逃げた私と違って、あいつは正面から受け止めて、お前らに伝えようとしてるんだから。」

「……」

 

すっかりだまってしまった夏油に、岸は少し笑いつつも視線を外に向けながら言う。

 

「お前の人生はお前だけのものだ。一回きりの貴重なものを見ず知らずのやつに捧げるくらいなら、少しは自分で使え。」

「…わかり、ました。」

「…話は終わりだ。戻っていいぞ。」

 

辛気臭い話で悪いな、と呟いた彼女を背に、夏油は喫煙室から出た。

教室に戻る廊下を歩きつつ、夏油は少し考える。

 

自分の思想が悪いわけではない。守るために力を振るうのは悪いことでは無いのだから。

けれど。少しくらいは自分に使ってみようと夏油はそう思った。

教室に戻る帰り道の足取りは、少しだけ軽いものだったと思う。

 

 

 

 

「帰ろう、理子ちゃん。」

「…うん!」

 

星漿体、天内理子。数日間の護衛ののち、彼女はこの場所で一発の銃弾によって倒れるはずだった。

しかしその凶弾は、彼女がいたことで防がれた。

 

「…夏油。最後まで気を抜くなとあれほど教えたはずだが。」

「っ、すみません。岸さん。」

 

突然の銃弾に腰が抜けてしまったらしい天内を支えつつ、夏油は銃弾を防いでくれた恩師に謝る。

岸はそんな彼にここを離れる様に指し示す。

 

「…いいんですか。」

「私は外の術師だ、知らん学校の生徒の粗相くらい目を瞑ってやったって問題ない。」

「っ…」

 

ありがとうございます、と小さくいい、夏油は天内を連れてその場を離れた。

それを見送りつつ、岸は目の前から出てきた銃弾を放った男に目を向ける。

 

「チッ、誰だお前。まだ術師いたのかよ。」

「悪いな、私は雇われだ。事前の情報になくても仕方ないだろう。」

「面倒くせえな……。こんな重要な任務に雇われを遣すとは高専は随分人手不足なんだな。」

「それは昔からだ……っ!」

 

岸はその言葉と共に懐のナイフを投げつける。

 

「っと、危ねえな。」

「弾かれつつそんなことを言われるとな。っ!」

 

ナイフを影に接近していた岸が刃渡りの大きいナイフを振り下ろすが、それすら男は当然の様に防いで見せる。

 

「おいおい、殺意たけーな。」

「金はもらってる。その分くらいの仕事はするさ。」

「ハッ、なら2度と仕事できなくしてやるよ!」

 

その言葉を合図に男は呪霊の口から刀を取り出し、凄まじい速度で振るう。

岸はそれをなんとかナイフで防ぐが、暴力的なその力には強度が足りないのか徐々にヒビが入り始める。

 

「おいおい、高専の雇われの割にしょぼい呪具使ってんじゃねえか!」

「チッ!」

 

後一撃でもくらえば完全に壊れそうなそのナイフを捨て、懐にある投げナイフを投げる。

 

「はっ! もうそれは見たぜ!」

 

男はそれを刀で弾く。

今相手は武器を持っていない。そう踏んで投げナイフを弾いたのだ。

しかしそれは甘い考えだった。

 

「シッ!」

「っ!?」

 

先ほど壊したナイフと同じ物を振るってきた相手に、男は驚いて距離を空ける。

が、すぐに心当たりがあったのかニヤリと笑う。

 

「…なるほどな、そういうやつ(術式)か。」

「気づいたか。流石術師殺しとでも褒めてやろうか?」

「はっ、鼻血出してる不細工に言われても嬉しくねえよ。」

 

いつの間にか垂れてきていたらしいそれを拭いつつ、岸は再びナイフを向ける。

 

「私も女を不細工呼ばわりしやがるやつといつまでも踊ってる趣味はない。さっさと終わらせよう。」

「賛成だ。3000万に逃げられたら困る。」

 

 

結局あの斬り合いは、反転術式を習得した五条の一撃で男が吹っ飛ばされて終わった。

出血で意識が朦朧としてたからどうなってたかは知らんが、高専にできてたクレーターの大きさを見れば、あのゴリラがくたばったのは間違い無いだろう。

私は家入に治療されて三日位寝た後、大きな怪我もなかったからさっさと復帰した。

そこから半年くらい高専には戻っていなかったが、2級を始末した後急に夏油から電話がかかって来た。

 

「……久しぶりだな、夏油。どうした。」

「ええ、お久しぶりです。少し会って話したいので、この後どうですか?」

「…ああ。」

 

電話はそのまま切れてしまったが、私はなんとなく嫌な予感がしていた。

夏油のその声は妙に明るかった。

 

 

 

「お久しぶりです、岸さん。」

「星漿体以来か。あの後どうなった。」

 

その辺のファミレスに二人で座ったのち、夏油に近況について聞いてみると、彼は驚いた様な顔をして言った。

 

「あれ、知らなかったんですか?」

「? なんの話だ?」

 

頼んだビールの缶を開けつつ聞き返すと、夏油は少し間を置いたのち呆れた様に笑い始めた。

 

「はぁ……。そっかあ、知らないのか…。」

「……?」

「…いえ、知らないならいいんですよ。あとで学長あたりに聞いてください。」

 

それだけいうと、彼は半分近く残っているコーヒーを置いてそのまま立ち去っていった。

よくわからなかったのでとりあえず夏油のその言葉通り、五条に電話をかけてみる。

 

『……岸じゃん。なんか用?』

 

その五条の声は明らかに疲れていた。

普段の馬鹿っぽさもクソガキ感も何もかもなくなっていた。

なんとなく、夏油が何かやらかしたことを察してしまった。

 

「……夏油についてだが、何があった。」

『っ、あったの!?』

 

電話先の五条が慌てて立ち上がったのか、何か荷物が崩れる様な音が聞こえた。

呆れてため息をつきつつも五条に先ほど夏油にあったことを伝える。

 

『マジかよ…っ、あいつ……。』

「本当に何があった、五条。」

 

そのあと五条が語り出した内容は、なんとなく夏油がやりそうなことばかりだった。

 

ある村の住人、および自分の家族である非術師の大量虐殺。その後逃走。

そして彼は私の知らない間に特級呪詛師として手配されたらしい。

 

「……間に合わなかった、か。」

『…何が?』

「…こっちの話だ。」

 

私の呟きが聞こえてしまったのか、問いかけてくる五条に返事を返しつつその電話を切る。

全部飲みきっていなかったビールを捨て、そしてしばらく飲んでいなかったスキットルを取り出して飲む。

 

「……はぁ。」

 

 

久々に飲んだスピリタスの味は、最悪だった。




僕の中だと1話分で7000いきそうなくらい書いたのは普通に初めてです。
書いてて楽しかったけど面白い小説になってるかなぁ…?

次書くのどれがいい?

  • 0編だろ
  • 懐玉編組もっとみたい(掘り下げ)
  • 好きなやつで(作者に丸投げ)
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