出てきたキャラクターは今後使う可能性はあります。
*この章については活動報告をご覧ください。
機械龍の属性弱点
「確か俺のやることは機械龍の弱点を調べることだったよな」
樹海にいる機械龍で弱点を探ってこいと言われたギルドナイト。装備している武器は黒翼弩アルバダス。防具はエスカドラシリーズ。いるかもわからない古龍の素材がつかわれている。
もっとも装備をしているギルドナイトは実在していることを知っているのだが、そのことを信じてくれるの人は数少ない。存在を信じても討伐したことは信じてくれない。それもそうだろう、人が太刀打ちできない存在、それが古龍。撃退ならまだしも一人で討伐など
それを知ったギルドナイトは人目を避け、一人でひっそりと生きてきた。実力は知られているのでたまにギルドからくる依頼を受け、その報酬で生計をたてている。
「機械龍ね~そんなんが信じられているぐらいなら俺の話も信じてほしいわ」
まあ目の前にいる物体を見ればいることは一目瞭然だが。
「ほんとにいたとは」
目の前にいるのはどこから見ても機械龍。ギルドから伝えられた特徴にそっくりだった。
「通常のモンスターとシルエットはほぼ変わらない。しかし、色とそのモンスターを作っている材質までもが全然違うとな。特徴通りだな」
恐らく形からしてティガレックスの機械龍だろう。ギルドナイトは早速ヘビィボウガンを構え、しゃがみ撃ちの体制へと入る。
「まずは火から」
弾が当たるかわからないぐらいの距離をとりながら、着実に機械龍のボディに火炎弾を撃ち込んでいく。
「気づいていないのか、なら今のうちに」
機械龍は特に身動きをすることはなく。その場でたたずんでいた。
その間にギルドナイトは火炎弾を40発ほど撃ち込み、残りは20発となる。
そして、50発ほど撃った時にこちらに気付き、60発目で機械龍を中心に大爆発を起こした。
その爆発は地形を変えるほどで、機械龍を中心にクレーターのようなものが構成されていた。
「ふむ、火属性は与え続けると爆発すると、あの様子では巻き込まれたら助かりそうにないな」
機械龍は一度動くそぶりを見せたものの、爆発をしてからまた動かなくなった。
「動かなくもなるんだろうか?さっきも動いてなかったから断言はできそうにないな……次は氷属性でも試してみるか」
氷結弾をリロードし、またしゃがみ撃ちを開始する。
当たるたびに氷が弾け相手を冷やしていく。
「今のところ変化はなしと……後40発ぐらいかな?」
30発撃ったこところで機械龍は動きだし、恐ろしさを覚える速度でギルドナイトの方へと疾走する。
「ギリー!メイル!出番だ!」
「「ニャ!」」
影から二匹のアイルーが出てくる。
ギルドナイトが可愛がっているオトモアイルー。
そのアイルーたちは突進をかわされ標的を見失っている機械龍に、自ら標的になりにいく。
そしてギルドナイトはまたしゃがみ撃ちを始める。
二匹のオトモアイルー、ベリーとメイルは絶妙な位置取りで機械龍の注意をギルドナイトに向けず、そして攻撃も当たらない。
その間着実にギルドナイトは氷結弾を足へと撃ち込んでいく。
すると、
「ご主人様!だんだん動きが鈍くなっている模様。恐らく氷結弾の効果かと思われます!」
と、ベリーからの報告が入ってくる。
遠くから見ても機械龍の動きが鈍くなっているのは一目瞭然だった。
さっきまでは辛うじて機械龍の攻撃を避けていたベリーたちだったが、今はすんなりと避け、逆に攻撃を当てれるほどだった。
……残念ながらほぼダメージは与えられてないが。
「氷属性は動きを鈍らせるのかな?よし、次は電撃弾だ」
動きが鈍くなっている間に素早く装填を行いまたしゃがみ撃ちを始める。
すると次はどんどん動きが早く鋭くなっていく。メイルは何回か擦り傷を負い、ベリーは爪で腕を浅く切られる。
「雷属性は危険だな。もうやめておこう」
このまま続ければベリー達が怪我を負うことは、火を見るより明らかだったので、持っている電撃弾を半分ほど撃ったところで中断する。
「さて、水冷弾」
動きが早くなっていて当てるにはかなりの技量が必要だが、それをギルドナイトはすんなりと当てていく。
この場に他のハンターがいれば古竜を狩ったことを納得するだろう。
全弾を撃ちきる寸前のところで機械龍に変化が起こり始めた。
全身からは蒸気が上がりはじめて、止まる頻度がさっきよりも高くなる。
そしてついには完全に動かなくなった。
「ウニャ?動かなくなったニャ」
目の輝きも失われていて、一見戦闘不能になったかのように見える。
「油断は禁物ニャ」
ここではじめてメイルが口を出す。
「そ、そんなことわかっているニャ。僕はご主人様に伝えようとしただけニャ」
普段より1オクターブほど上がった声で弁解をするベリーだが、あまり効果はないようだ……
「ん?何か……」
それを言い終わらない内に機械龍の目には赤い光が灯る。
……さっきよりも狂気的な赤い目……
「離れろ!!」
その命令に従いすぐに距離を取るアイルー。
機械龍は熱を帯始め、赤い光に全身が包まれる。間接は特に光が強く翼からは青い火炎が吹き出る。
「怒り状態か?ヤバそうだな……」
一人で素早く計算を済ませたギルドナイトは撤退の合図を出す。
「おい!ベリー、メイル。この紙をギルドに届けてくれ。お前たちの方が恐らくつくのが早い。頼むぞ」
「「任せるニャ」」
二匹はすぐに見えなくなる。
「本当は龍属性も試したかったんだがな」
その後標的を完全に見失った機械龍ティガレックスは、未知の樹海を暴れまわり死の樹海へと変えていった。
機械龍の回りにはおびただしい量の血と、あわれにも巻き込まれたモンスター達の死骸がいくつも転がっていた。
機械龍の弱点が少しずつ明らかになってきました。詳しくは本伝で!