機械龍物語   作:IF君

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 今回の機械龍はいろんな意味で強いような……

 機械龍の方はアイデアが浮かぶんだけどメインがなかなか。

 愚痴に入りそうなのでやめときます。


機械龍ドスジャギィ

 ドスジャギィ。数匹のジャギィ、ジャギィノス達を引き連れる狗竜。

 集団でハンターを取り囲み戦闘をするのが特徴でもある。

 

 しかし、遺跡平原で集団で行動せず、群れで行動でしていないドスジャギィがいるとギルドに報告が入った。

 

 商人がバルバレへ向かう途中で見つけたと言う単独で狩りをするドスジャギィ。物流ルートに影響を及ぼす可能性があるとのことで、すぐさまクエストとなり、一人のハンターが狩りに向かった。

 

 結果は惨敗。戻ってきたハンターは、通常のドスジャギィとは違うとギルドに訴えた。それにより、亜種ならば確実に捕獲して調査をする必要があるので、ギルドは狩猟クエストから捕獲クエストに変え、すぐさまベテランハンターが呼び寄せられた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「俺たちがドスジャギィの捕獲なんてバカバカしいよな」

 

 双剣を持つハンターが笑いながら言う。

 

 「もっともだ。さっさと終わらせようじゃないか」

 

 ライトボウガンを担いだハンターが、こちらも笑いながら返答をする。

 

 呼び寄せられた二人組のハンター達。装備はどちらもリオソウル。違いは剣士とガンナー。

 

 それなりに実績がある二人は、たかがドスジャギィの捕獲にかりだされたことを不満に思っているのだ。

 

 「確かジャギィ達を引き連れていないんだったよな?」

 

 「そのようだな。俺はボス同士の戦いに敗れた弱いドスジャギィだと思うがな」

 

 「全くだぜ」

 

 笑い合う二人のハンター。名はヘルとマウト。モンスターに地獄と死を与える二人組として名がとおっている。

 

 もちろん本名ではない。剣士がヘル。ガンナーかマウトである。

 

 「今時ドスジャギィに負けるハンターなんて聞いたことがないぜ」

 

 マウトが嘲笑う。

 

 「確かに」

 

 ヘルが同調する。

 

 この言葉が自分たちを追い詰めることはもちろん知る余地もない。

 

 

 「あれ、だよな?」

 

 

 エリア8でヘルの目線の先にいたのは、太陽の光を反射して輝くメタリックな鋼鉄のボディをしたドスジャギィ。

 

 「なんだこいつは!?」

 

 驚きを露にするマウト。

 

 その声に反応し、機械龍はヘル達のところへと走り出す。

 

 驚く二人だが、機械龍が向かって来たのを見て左右に散開する。

 

 マウトは段差の3段目に陣取りライトボウガンーグレネードリボルバーを構える。鉱石と鎧竜の素材でできたそのボウガンは、徹甲榴弾の速射を得意とする。

 

 LV2の通常弾をリロードし、即座に射撃を始める、マウト。

 

 ヘルは機械龍の側面に回り込み、

虫の素材が使われた双剣、インセクトアラートで切りつける……が

 

 カキン!

 

 金属音とともに弾かれる。

 

 「は!?」

 

 動揺を隠せないヘル。

 

 さらに、まるで弾かれたところを狙うかのように機械龍は、溜めをせずに真横にいるヘルに体当たりをぶちかます。

 

 「ぐはっ」

 

 鋼鉄質の体は、通常のドスジャギィよりも遥かに硬く、溜めがないにも関わらず重い体当たり。

 その体当たりはヘルの体力をごっそりと奪う。

 

 「ヘルー!」

 

 機械龍は次はマウトと言わんばかりに大きく跳躍。その跳躍も通常の距離の2倍以上はある。

 

 「はっ!?ここまで届くのか!」

 

 もちろん予想をしていなかったマウトは、機械龍に顔面を蹴られる。

 

 「痛ってぇなぁ!」

 

 すぐに受け身を取り体制を回復する。そして、急いで離れ回復薬グレートを飲む。

 

 「剣がとおらないぞこいつ!」

 

 「こちらもだ、通常弾が全て弾かれた」

 

 「これは様々な部位を攻撃するしかないな」

 

 「俺もそうしよう。徹甲榴弾を場合を見て撃とうと思う」

 

 同じく距離を取り回復していたヘルと短時間で意見を交わす。

 

 機械龍は今度はゆっくりとヘル達に近寄り、少し距離を置いて威嚇をする。

 

 そこから瞬時にマウトに向かい、噛みつこうとする。

 

 「うわぁ」

 

 なんとか前転回避を行い辛うじてかわす。

 

 機械龍はその勢いをそのまま残し、また溜めをせずに体当たりを行う。

 

 しかし、それを予想していたマウトはすぐに段差のしたへ降り、避ける。

 

 体当たりの後ろを狙い、ヘルは尻尾と体の関節部分に双剣で切りつける。

 

 その刃はなんとか弾かれずに入る。

 

 「重い!なんて重さだよ」

 

 辛うじて通った刃だがすらりとはいかない。

 

 「重い……でもこれで攻撃する手段が見つかった」

 

 それを嫌がるように機械龍は、ティガレックスと同じ高速回転をする。

 

 予備動作がないその回転を見切ることは、到底不可能で尻尾を腹に受ける。

 

 それを見たマウトは、生命の粉塵の袋をあけ粉を飛ばす。

 その粉に触れたヘルは体力が回復し、大事には至らない。

 

 機械龍はその間は動くことはなく、ただ止まっていた。

 

 そこをめがけてめげずに剣を振るうヘル。

 

 機械龍は体を横に向け、体当たりのモーションにはいり迎え撃とうとする。

 

 「その攻撃はとっくに見切ってる!」

 

 ヘルは頭の方へと走り余裕を持って避ける。

 

 そしてさっきと同じように後ろに回り、込み切り込もうとする。

 

 しかし、機械龍は体当たりを終えたあと、右足を軸にまたもや回転を行う。

 さっきいけたからいける、と思っていたヘルは飛んできた尻尾をもろにくらう。

 

 速さと重さが合わさった尻尾を2回受けたことにより、ヘルの防具には大きな傷跡が残る。

 

 非情にも機械龍はそこに追撃をかける。

 

 倒れているヘルの腕に噛みつき、天へと放り投げる。落ちてくる間に体当たりの予備動作へとはいる。

 

 高くあげられたヘル。ほぼ意識を失っているヘルには、避けることなどできるはずもない。

 

 「ヘル!……不味い」

 

 さっきからずっと通常弾による射撃を行っていたマウトは、素早く徹甲榴弾をリロードし、速射を開始する。

 

 「とまれえぇぇー!!」

 

 無造作に撃ち込まれた徹甲榴弾。

 

 しばらくの間をおき爆発がおこる。

 1発目は特に機械龍の勢いを止めた様子はない。

 

 「もう無理なのか……」

 

 マウトが諦めたその時。2発目が爆発。その2発目は頭と首の関節部分に偶然入った。内部に近いところで爆発した徹甲榴弾は、残りわずかのところでヘルに体当たりがあたるというところで機械龍を止めた。

 

 目の光を失い、約1m程とびそのまま動かなくなる。

 

 「やったの……か」

 

 呟くマウト。

 

 「なんて奴だ。こいつはドスジャギィなのか?はっ!ヘル!」

 

 機械龍の近くで倒れているヘルに歩み寄る。

 

 「大丈夫か、ヘル!」

 

 声をかけながら秘薬を無理矢理飲ます。

 

 「ん?マウトか……俺は生きているか?」

 

 「あぁ」

 

 「あいつは?」

 

 「あそこで倒れている」

 

 「そうか意外にあっけなかったな」

 

 苦笑しあう二人。警戒の言葉を忘れた二人は満足のいくまで笑いあった。

 

 「帰るか、これだったら捕獲は無理だろ」

 「そうだな」

 

 エリア8を後にしようとしたヘルとマウト。

 

 二人は背後で機械龍の目に再び赤い光が宿ったのに気づかなかった。

 

 その後二人が帰ってきたところを見たものはいないという……

 




 いろんな意味で強いというのはギャップでですね。
 ドスジャギィと思って油断をして狩りを行う。でも実際には恐ろしく強い。
 こんなのがゲームに出てきたら皆さんきっと最初はいやしばらくは倒せないかな?

 まあ弱点はあるのでいつかは倒せるようなモンスターにはなってます。
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