私が売国ならぬ売世界して植民地女帝になる話   作:公家麻呂

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00 プロローグ 接触

 

 

 

ここはみんなが平和に暮らしている妖精の国。

か弱い妖精さんが周りの国々の顔色を窺いつつましやかに生きている国だよ。

 

わたしは一応転生者の部類なんだろうな。元の精神の方が転生した精神に勝っているので一応なんだよね。

どちらかと言うと体の持ち主である妖精さんの女王様の意識の方が強い。

前世地球の一般ピーポーの知識で無双できるほど甘くはないよ。

 

「女王様、本日の議題は2つの隣国との関税問題。国内の賊を平定するための手段の検討となります。」

 

女王様のお頭と一般ピーポーのお頭が混ざった訳だ。

結論から言ってマイナスだ。転生者の魂と混ざる前の方が頭良かった。

混ざったせいで前より馬鹿になった。

焦ったよほんと焦ったよ。

 

そこでそれを誤魔化す為に取り入れたのが・・・そう!衆愚政治じゃなかった民主政治!!

流石に大統領選挙みたいな大規模なものはできないから市町村里の長を任命するのに形ばかりの選挙制(よほど無能でなければ前任者有利だよ)を取り入れて、市町村里の長を年に数回集めて国の大臣と一緒に会議をさせて国の方針を決めようっていう政治体制に切り替えた。この世界にも共和制とかの選挙制度がある国はあるので先進的みたいな感じで受け入れられたよ。

 

しかし、このなんちゃって民主主義が建前上前世地球の民主主義を目指しますみたいなことを無理だと解っていたけどしておいて良かったと激しく思うことがこれから起こるのです。

 

「た、大変です!王都の近郊に謎の召喚ゲートが出現しました!!」

 

近衛騎士団長が飛び込んでくる。

 

「「「なんだって!」」」

 

「とにかく兵を差す向けましょう!」

「女王様!!王都には近衛と少数の衛兵しかいません!!そういう事なので賊退治も他国から部隊を借りるか傭兵を雇うしかないんですよ!!今日の議題もそれでした!!」

「え…そうなの!?でも緊急ですよね!?」

「そうです!!王都の近衛と衛兵で部隊を編成して件のゲートへ向かいましょう!!」

 

「わ、私も行くのですか!?」

「近衛は女王陛下しか指揮ができないことになっています!!」

「あ、あー仕方ないですね。」

 

 

 

そして、ゲートの周りを封鎖する。

「おかしいですね?召喚ゲートに見えるのですが魔物が出てきません?」

「ゲートの向こう側をのぞいてみますか?」

宮廷魔術師が首をかしげる。

騎士団長の言葉に宮廷魔術師が悩みつつも答える。

 

「そう…ですね。もしかしたらダンジョン的な何以下につながっているかもしれませんし調査が必要です・・・かねぇ。」

「では!!調査を開始しましょう!!」

 

なぜか。私を見て微動だにしない皆。

「?」

 

「陛下!!近衛は女王陛下が指揮しないといけません!!」

「え、わたし行くの?」

「はい!!」

 

 

ま、まじかよ。

恐る恐る、みんなでゲートの向こうへ。

 

カツン

 

わたしのヒールの踵が地面にあたり音が響く。

 

ガツ ガツン、ガタガタ

 

騎士の鎧の底面が床にあたって音が響く

 

「ん?地面が鉄ですね?」

おや、薄暗いですがこの灯は・・・で、電気!?

 

なんだ!?このダンジョン!?聞いたことも見たことも無い!?

 

「と、とにかく慎重に進みましょう。」

 

な、なぜか。私が先頭に!?な、なんでだ!?

「お、押すな!?馬鹿!?怖いだろ!?」

「で、ですが王族たるもの戦場では前線に立ち「いやいや!?私死んだら国が滅びますよ!?おい!!押すな馬鹿!!」

「私にはかわいい子供たちが!?」

先頭にされた宮廷魔術師が騎士団長を前に押し出す。

「しまった!!盾を忘れてしまった!!」

そう言って私を前に押し出す。

「や、やめろ!!不敬罪にしてやるぞ!?」

 

曲がり角の手前でこんなあほなことを繰り返す私たち。

 

「向こうから声が聞こえます。」

目立たたない副騎士団長が声をかけて来た。

 

ドン!!

 

誰だ!?私を突き飛ばした奴は!?誰だかわからないけど後で覚えてろよ!!

 

突き飛ばされた先にいたのは・・・・・・人間?

 

「fairy!?」

 

 

ん?この人間前世の軍服っぽいの来てる。

この世界では剣と魔法の世界だから、そう言ったファッションは珍しい・・・・・・って銃!?

 

「ひぃいいいい!?」

「Waooo!?It's a monster!?」

 

う、撃たれる!?

あ、英語!?英語しゃべってた!!

 

「あ、あ、どんと きるみー ぷりーず!!どんと きるみー ぷりーず!!」

 

人間の方が少し驚いたが返事を返してきた。

 

「!?・・・Do you speak english?」

「あ、え、あ、と、じゃ じゃすと あ りとる。」

 

「Are you the enemy?」

「の、のー えねみー。う、う、うぃーあー ふれんどりー。のー バン バン。ドント キルミー ぷりーず!めにー めにー ぷりーず!」

 

「OK、OK。Calm down。」

 

こうして、彼らとの初めての接触を果たした。

 

 

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