ショートストーリー   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
今回もまたホラーギャグを題材にショートストーリーを描きました。
果たして冷や汗の出るようなホラー展開になるのでしょうか?
それでは本編をお楽しみください。


口裂け女

口裂け女「ねぇ、私きれい?」

真っ赤なコートに身を包んだ女性がマスクを外しながら目の前の男に問いかける。

その女性は口が耳元まで裂けており、およそこの世のものとは思えない形相で男を見つめている。

 

男「あ、あぁ...」

いきなりの事で男性は理解が追い付いていないようだった。

 

口裂け女「ねぇ!?どうなの!?」

まるで問い詰めるかのように男に向かう。

 

男「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

やっとのことで状況を理解した男は腰を抜かし、絶叫する。

それもそのはずで、口裂け女の右手には刃渡りが長めの刃物が握られていたからだ。

だが次の瞬間である。

男は右腰のホルスターから口径の大き目なオートマチックを取り出し、女に向けて構えたのだ。

 

口裂け女「は?」

いきなりの事で逆に困惑する口裂け女。

流石の口裂け女も持っていた刃物をその場に置き、両手を上げてしまった。

 

男「な、なんだ意外と素直じゃねえか...よし、そのまま後ろを向いて200mは走って離れろよ。刃物は持つんじゃねえ、そのままだ!」

 

口裂け女「え、えぇ...」

そして口裂け女は後ろに振り向くと、そのまま200mほど走って男から離れた。

200mを走りきったところで後ろを振り向くと、既に男の姿はどこにもなかったのであった。

口裂け女はコートから携帯を取り出し、電話をかけ始める。

 

ピポパピプ...プルルルル...ガチャッ

???「「はい、こちら妖怪相談承ります"あやかし屋"です。あなたの悩み、妖怪の力で解決します。」」

 

口裂け女「その声は雪女かしら?ちょっと会長に繋いで頂戴。」

 

雪女「「あら、口裂け女さん?わかりました、少々お待ちください。」」

電話からは数秒間、オルゴールの音色が流れる。

すると受話器を上げる音がした。

 

ガチャッ

会長「「もしも~し、クッチー?」」

のんきな声で口裂け女をクッチーと呼ぶこの声の主こそ、妖怪相談あやかし屋の会長である。

 

口裂け女「会長、まだ仕事中です。ところで何なんですかあのターゲット!?というかなんで日本の妖怪である私がアメリカまで行かないといけなかったんですか!!銃向けられたんですよ!?銃!!」

 

会長「「まあまあ落ち着いて。失敗は誰にもあるんだから、もうちょっと頑張ってみよ?それに今アメリカ支部のほとんど全員が出払ってるから、もうちょっとだけお願いっ!」」

 

口裂け女「こんなでは霊体がいくつあっても足りないわ...」

 

会長「「あ、ごめんこれ国際電話だからあんま長く話すと結構お金取られちゃうんだよね。だからまた文句とかは帰国してからゆっくり聞くとするよ、それじゃ!!」」

プープープー

 

口裂け女「も、もしもし!?もしもし!!...あのバカ会長電話切ったな」

 

???「Heyアジアンレディー、困りごとかい?」

すると口裂け女に話しかけてくる男が一人。

 

口裂け女「あ、アメリカ支部長...」

 

支部長「おいおい、浮かれない顔だな。またBOSSに振り回されてる感じだね?」

 

口裂け女「ええ...あのバカ、折角向こうからプロポーズしてきて結婚までして霊体たちの霊力を補う会社を建てたというのに...はあ、支部長、今夜は一緒に付き合ってちょうだい。言いたい事が山ほどあるの...」

 

支部長「Haha、お安い御用さ。私の行きつけでもよいならそこで話を聞くとしよう。」

 

口裂け女「ありがとう...」

今夜は楽しい夜になりそうだ。




いかがでしたでしょうか。
口裂け女って実際この世に存在する可能性があるらしいですね。
まあ実在するとして流石に人殺しするような人はいないと思いますがね...
それではまた次回もお楽しみに!
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