どんなに楽しく書いてても『鉱石病』という単語で目が死ぬ。
やっぱ源石はクソやなって...
殺してやる...殺してやるぞジェッセルトン。
あなたは霧の濃い竹林を彷徨い歩いていた。
なぜここにいるのか、どこへ向かっているのか。
それは何も分からない。
ただ確かなのは道に迷い、酷く困っているという点だけであろう。
しばらく適当に、勘に任せて歩いていると目の前に一匹の獣が飛び出してきた。
それは
獣は辺りを見回し、においを嗅ぐような仕草をしていたが、やがてあなたと目が合う。
しばらく睨み合うような形になり、多少の気まずさを覚えたのか、あなたが遠慮がちに挨拶をすると、獣が逃げ出す。
それを見たあなたは好奇心からか追いかける。
しかし、少し追いかけたところで突き放され、獣は霧の中に消えていった。
それもそうだろう。
四足の獣にそう易々と追いつける道理は無いのだから。
見失ったあなたは再び霧の中に閉じ込められることになった。
しかし、意外にもその孤独は埋められることとなった。
また再び獣が飛び出してきた。
ただし、先程見た獣ではなく今度は四足ではあったが、顔は
これまた奇妙な獣であった。
今度の獣はすぐにあなたに気づいたが、特にどうするということも無く、少し首を傾げた後再びのそのそと歩き始めた。
今度もあなたは獣を追いかけることにした。
獣はチラチラとこちらを振り返ってきたが、元々ついてきているのに気づいていたのか、もしくは誘導しているのか分からないが気づいてもなお、ゆっくりと歩くだけであった。
しばらくついて歩いていると、霧が薄くなって来たことに気づく。
それと同時にまた奇妙な獣が見られるようになってきたことにも。
角の生えた巨大な猿のような獣に、甲羅のようなものを持ったこれまた巨大な獣...
鋭い牙を持ちそれをむき出しにした蛇のような獣と宙に浮いて鋭い角のようなものを持った獣が争っていたりもした。
多種多様な獣が闊歩していたが、不思議なことにあなたへ襲いかかってくる、といった様子は見られなかった。
また、先程も見た獣が群れを成して走り回っているのを見つけ、ここは彼らの巣なのだろうか、などと考えていると目の前を歩いていた獣が止まった。
目を凝らして前を見ると、霧の中から次々と前の獣とまるで同じものが歩いてくる。
それと同時に鼻歌のようなものまで聞こえてきた。
それに引き寄せられるように霧の中を進むと次第に鼻歌が明瞭に聞こえてくるようになった。
そこからさらに進み続けると霧は足元程度までに薄まり、開けた場所に出る。
あなたはその中央に座り、何かをしている人影をみつけ、声を掛けた。
あれは...
誰だったっけ。
『キャアンキャアン!』
「...んな?」
耳元でのけたたましい鳴き声でギョクソウは目を覚ました。
「ほぁ...ゆめかぁ...なつかし...」
『ギャン!』
「うるせぇ!何よ全く...まだ2時じゃないの。」
「...あ、もう全員帰った?2時にはお開きにしてたはずだけど...なんかあった?」
『キューン...』
「あぁお客?外で待ってるのね。」
「はーい。今出るわね。」
「こんな時間にごめんなさい...起こしちゃいましたか?」
「(...幻覚?いや現実だコレ!)」
重たい瞼をこすりながら扉を開けると、目の前には可愛らしいパジャマ姿のスズランが不安げな表情をして立っていた。
「リサ?どうしたのこんな時間に。」
「えっと、あのっ...笑わない...?」
「(敬語が崩れた...弱ったリサもしっかり可わi)カフッ!」
「えっ!?ど、どうしたんですか!?」
「なんでもないわ...言ってみなさい?」
「...こ、怖い夢を...見ちゃって...だからそのっ、一緒に寝てくれませんか?」
「そんなのいいに決まってるじゃない。入って入って。」
「わ、ありがとう!」
「(敬語崩すのズルくない...!?きゃわわのわなんですけど。あっ死ぬ!(リサの魅力により一層)溺れる!溺れる!)」
部屋に入ると、少し安心したのかスズランの足取りがおぼつかなくなる。
「こらこら、寝るならちゃんとお布団に入りなさい。」
「うん...」
そう言って、ギョクソウはスズランをベッドに運び入れてから布団を被せる。
「えへへ...」
「ご機嫌ね。」
「うん、お姉ちゃんの匂いがするの...落ち着く...」
「(ズルいわこの子!)」
「ヴィンッ...!」
「...!?」
「何を言うのかと思ってビックリしちゃった。気にしないで。」
「...お姉ちゃんは?」
「はいはい、分かったわよ。私もいないとリサが寂しいもんね。」
ギョクソウもベッドに入り、二人は布団の中で向き合うような形になる。
「そ、そんなことは...」
「そんなことは?」
「ある...かも...」
「...本当にリサは可愛いわね。」
「ありがとう...えへ...」
「明かり、消すわよ。」
「うん。」
「...懐かしいわね。おはなしでも読む?」
「うん...おねがい。」
「わかった。」
むかしむかし、あるところにひとりの旅人がいました。
ひろーい砂漠やけわしい山にきれいな海など、いろいろな場所をおとずれてきました。
「たびびとさんのおはなしだぁ...」
「えぇ、新作よ。」
そんなある日のことです。竹林を歩いていた旅人でしたが、いつのまにか、周りがふかい霧に囲まれ、少し先の道も見えなくなってしまいます。
「きり...?」
「ふふ、先が見えなくなっちゃう白い煙よ。」
「た、たいへん...」
「どっちだろう?」「こっちか!」「ここじゃない...」旅人は勘に任せて進みますが、一向に出られる気配がありません。
しかし、途方に暮れていたその時
「旅人さん旅人さん。迷子ですか?」
一匹のイタチさんがあらわれ、話しかけてきました。
「そうなんだよ。霧で辺りが見えなくって...」
旅人が正直に答えると、イタチさんは胸を張ってこういいました。
「じゃあ、ぼくについてきて!ついてくれば、ここから出してあげられるよ!」と。
それを聞いた旅人はイタチさんに道案内をお願いしました。
しかしイタチさんは「じゃあ行くよ!」と言うとすごいスピードで走り始めました。
旅人もすぐに疲れてしまいました。
「はぁ、はぁ、待ってよ!」
そう声をかけても、イタチさんは気づかず、霧の中に消えていってしまいました。
「あぁ...」
「(感情移入してる...可愛い...かわいい...kawaii...)」
また一人になってしまった旅人でしたが、次は、小さな子馬さんがあらわれました。
「旅人さん旅人さん。迷子ですか?」
もう一度、旅人が正直に答えると
「うーん...そうだ。お母さんなら何とかしてくれるかもしれない!ついてきて!」
と言うと歩き始めました。
「おかあ...さん...?」
「一体、どんな人なんだろうね。」
しばらく子馬さんの後ろを歩いていると、霧がなくなり、広い場所に着きました。
そして、そこにはさっきのイタチさんもいました。
「...うん...ゅ」
「お母さん!迷子の人を連れてきたよ、ここから出られなくて困ってるんだって。」
お母さんと呼ばれた女性はこちらを見ることはなく、ずっと空中に絵を描き続けていました。
「ん...にゅぅ...」
しかし、何回も呼びかけることでこちらに気づきました。
「...どうしたの?」
「すぅ...すぅ...」
話し始めて少しすると、スズランは小さな寝息を立て始めた。
「(...もうちょっと読んでおくかね。)」
旅人たちに気づいた女性は冷たい態度を取りました。
「居たの、気づかなかったわ。まぁなんにせよ、邪魔だけはしないでちょうだい。」
「道に迷ってしまって、ここから出たいんです!」
そう言った旅人だったが、全く聞く耳を持たずに女性はただ絵を描くだけだった。
しばらく、なんかいもお願いしていると
「ハァ...わかったから、帰らせてあげる。ただし...この子達の面倒を見ておいて。今いい所なの、終わったら帰らせてあげるわ。」
ついに女性が答えてくれましたが、その代わりのお願いを提示されてしまいました。
ですが、旅人は帰りたかったので、そのお願いを聞くことにしました。
「そうして旅人は...あら。」
「すぅ...すぅ...」
スズランは変わらず寝息を立てており、とても穏やかな顔をしている。
「(なんか...思ったよりも旅人シリーズ好きよねこの子。いや、まぁオリジナルシリーズなんだけどさ。)」
「(今日のヤツなんてさっきの夢を子供向けにリメイクして話してるだけだし...)」
「(原作改変もいい所よね。獣はしゃべらないし、旅人への条件はあんなんじゃなかったし...てか条件無かったし...)」
「(なんかナイーブになってるのかしら...)」
「おねえ...ちゃ...ん...」
「(寝言言ってるうふへへh)「どこぉ...?」
「(...あぁ。)」
「おねえちゃん...」
「大丈夫、お姉ちゃんはここよ。どこにも行かないわ。」
少しうなされ始めたスズランを抱き寄せると、安心したのかまた穏やかな寝顔に戻った。
「(まだまだ子供よね...はぁ、もっと甘えて欲しいのだけど。)」
「(甘やかしDay.をもっと増やすべきかしら...でも明日はドロシーちゃんをでろんでろん程じゃないけど...甘やかすしなぁ...)」
「...お...ねぇ...ちゃ...えへへ...」
「(まぁ...いまは、このかお、を...たんのう...しようかしらね...)」
ギョクソウ...疲れる夢を見た直後だったけど、最高のサプライズで疲労は死んだ。でも、語り聞かせでやっぱり疲れた。やっぱり狐がはっきりと意思を持ってるのは気のせいじゃなかった。
でもかなり仲良くやれてる。
ただ本人もなんで言ってることがわかるのかは不明。
頭に直接語りかけてくる感じ。(ファミチキください。)
以下、強めの幻覚 ※閲覧注意!
スズラン...今まで悪夢を見たら、思い出さないように手頃なものを抱えて丸まって寝てた。そうに違いない。私がそう判断した。
今は、甘え慣れているギョクソウがいるためその時はギョクソウの部屋に行って一緒に寝ている。
一緒に(ココ大事)
また、眠たさと怖さでぽやぽやしているから口調が砕けるし、寝る時は一緒じゃないと寂しくて寝付けない。
だから、ギョクソウと一緒にベッドに入らないといけないし、
お互いに尻尾サイズの都合上、背中を向けずに向き合って寝ている。
スズランの夢見によっては今回みたいに抱き合って寝ている。
というか夢見とか関係なくぽやぽや状態のスズランが「お姉ちゃーん」って甘えて抱き合って寝てて欲しい。
それで朝、ぽやぽやからしっかりスズランになってなら軽くパニックになったあと、昨夜のことを思い出して顔を赤らめて欲しい。ひょわわわ...ってして欲しい。
ちょっと申し訳なさそうに「あ、ありがとう...ございました...」って言って欲しい。
オイコラ鼻の下伸ばしてんじゃねえぞ白ハクビシン。
...おうそうだよオメーだよオメー
朝、ギョクソウの部屋から出てくるスズランが目撃されて、我らの光派がパニックになるけど、事情を知ったあとで部屋から出てくるのを目撃されたら一日中いつも以上にみんなから暖かい目で見守られて欲しい。
でもそれに本人は気づかないで欲しい。
なんならもはや定期的にお泊まりするぐらいになって、ロドスでの業務中とかに、体に染み付いたギョクソウのにおいを無意識に嗅いでぽやぽやして欲しい。
そしてそれを本人に見つかってこれ以上にないくらいの動揺を見せて欲しい。
顔真っ赤にしてわたわたしながら尻尾と耳がこれ以上ないくらい荒ぶって欲しい。
それか、においでレッドにバレて欲しい。
そのあと、においでお互いにぽやぽやして欲しい。
オイカメラ構えてんじゃねえぞハクビシン、後でコピーくださいお願いします。
そうだ。バレた時はレッドもお泊まりさせればいいのでは(天才)
おやおや、スズランは可愛いですね。かっ...かわっ!
...おやおやおやおやおやおやおやおやおや!
私が壊れてしまいました...(限界化ボンドルド)