作者が特に深く考えもせずに書いた小ネタ短編(?)です。
ギャグ時空なので、原作死亡キャラが出てくる...かもしれません。
いややっぱ今のナシで。
ロドスにもレユニオンにも死者は出てなくて、レユニオンがロドスに投降した世界線ということにしましょう。
なんでもあり・キャラ崩壊凄い・オチは鉱石病で死んでます。ご注意を
『いや寒いの?』
複数あるロドスの休憩室のうち、一つ、小洒落たバーのような内装になっている部屋があった。
カウンターに腰掛け、その大きな尻尾を床に引き摺っているのもお構い無しに飲んでいるギョクソウがいた。
「...はあ。」
「どうしたんです。そんなに大きなため息なんかついちゃって。」
それを見ていたリーがギョクソウの反対側にやって来る。
「...あら、今日はいつになく乗り気じゃない。そうしてるとマスターみたいよ。」
「はは、じゃあ他の方たちにカクテルでもお出ししましょうかね?」
「作れるの?」
「いんや全く。だから酒蔵から引っ張り出したものをそのまま出すしかないですね。」
「なによそれ。...まあ、ただ保護者として色々考えていただけよ。」
「あぁ〜なるほど。おれも同じような立場ですからね、よぉくわかりますよ。でも、保護される側だって悩むことはありますよ。」
「...それは、そうだけど...うぅっ、リーさん?なんか寒くない?」
少し冷え込むような感じがした。
現にグラスの中身が少し固まっているような、そんな気もした。
それを笑いながらリーは返した。
「はは、横見てください。よーこ。」
左右の指定はなかったが、確かに冷気が漂ってくる方を見る。
「あの、ヒック、頑固な、ック石頭め...!*ウルサススラング*!!」
白いコータスの少女が液体の入ったグラスを片手に何かを呟いていた。
「...わお」
「...どうした。私を見つめて...そんなに面白いのか?」
「エレーナちゃん?」
「なんだ。いきなり本名呼びか、馴れ馴れしいな。」
それは、かつてフロストノヴァと呼ばれたレユニオンの幹部だった。
もっとも、今もフロストノヴァと呼ばれるものの、オペレーターして、一患者としてロドスに在籍している。
「本物だった...もう体は大丈夫なの?」
「あぁ。」
「あなたも酒を嗜むこともあるんですねえ。」
「私をなんだと思っているんだ。凍らせるぞペテン師め」
「酷くないですか?おれ、あなたになんかしちまいましたかね?」
元々殺しあっていた者同士で隣合って酒を飲んでいる奇妙な感覚を覚えながらギョクソウはちびちびとグラスの中身をすすっている。
グラスの冷たさがこの場の雰囲気を代弁してくれていた。
そんな空間に突然子供の声がする。
「あっはっは!無様だねぇ兎ちゃん!...くしゅっ!」
声の方を見るとそこには、もう一人の元レユニオン幹部メフィストがフロストノヴァを指さしながら笑っていた。
後ろには気まづそうに斜め下を見ながら立っているファウストもいた。
「...そうだ。貴様をあの時の趣味の悪いオブジェと同じようにしてやろう。」
「出来るのかい!おお、怖いこわ、くしゅんっ!...怖いねぇ!やってみろよ!」
ついにメフィストとフロストノヴァが取っ組み合いにまでなるが、子供の喧嘩のような、アーツを使わない過激なコミュニケーションのようなものだった。
それでもうるさいが。
「...こんな所で喧嘩しないでくれるかしら。サーシャくん?あの子酔ってない?気のせいかしら。」
ファウストに声をかけると
「ウイスキーボンボンだ。安心してくれ。」
なぜか自慢げな顔をして返されてしまった。
「新しく心配事増えたわ。主にイーノくんの腎機能について。」
『ここでもあんな扱いなのね。』
ロドス艦内、とある廊下
ギョクソウはスズランと連れ添って歩いていた。
スズランが楽しげに話をギョクソウは相槌やリアクションを取りながら楽しんでいた。
「それでね、その時ドクターさんが...」
「ふふっなにそれ。」
「そしたらアーミヤお姉さんがやってきて...」
「あっはは!そりゃそうな「ああぁあぁあああ!!」
談笑している二人の間を赤い残像が横切って行った。
「「...ん?」」
それから間髪入れずにもう一人
「もふもふ...まて...」
...もう一人赤い残像を残してさっきの何かを追いかけて行った。
「今のレッドちゃん?」
「そう...みたい?」
「はあ、はあっ...!は、速すぎんだろ...!」
今度は正面から、髭を蓄えたいかにも兄貴分といった風貌の男性オペレーターが行きも切れ切れに走ってくる。
「Aceくん?」
「あっAceさん、こんにちわっ!」
「あぁこんにちわ二人とも!いきなりだがクラウンスレイヤーとレッド見なかったか!?」
「レッドちゃんならさっきこの道を真っ直ぐ...ってクラウンスレイヤーって...リュドミラちゃん?」
「あぁそうだよ!俺がぶつかったらあの勢いのまま飛んでいきやがった!慣性どうなってんだ仕事しろ!」
「「あはは...」」
「(軽いからか...)」
「(軽いから...?)」
「ありがとな二人とも!あとギョクソウさん...くん呼びはやっぱりやめてくれ!」
『〇徹目ケルシー』
「......」
珍しく医務室で何か作業を進めているケルシーを数名の医療オペレーターが見ながら会話していた。
「...なあ...」
「待ってガヴィルさん、言いたいことはわかるから。」
なにか言おうとしたガヴィルをススーロが塞ぎとめる。
「えぇ。」
「そうね。」
「一目でわかるわい。」
フォリニック、サイレンス、ワルファリンもそれに続く。
「「「「「服...表裏逆じゃない?」」」」」
「服すごい窮屈そう...」
「何してんだあれ。」
「まさか...気づいてないのでしょうか。」
「気づいてたらとっくに直しとるじゃろ。」
「誰か言ってきなさいよ。」
サイレンスの言葉を皮切りに途端に静けさを取り戻す、そしてその場にいたガヴィル以外の視線が一人に集まる。
「...アタシ?いやいいけどさ。」
なんとか説得(?)されたガヴィルがケルシーの元に歩いていくのを残された四人は固唾を飲んで見守っていた。
「な、なあ、ケルシー?」
「どうした。先に言っておくが、バナナはお前たちアダクリスの力に耐えられないかもしれないが、凍らせた鱗獣なら未だに分かっていない。」
「...?」
「「「「...?」」」」
「言葉だけじゃ分からないと言うならドクターに溶岩の上で座禅を組みながらアイロンがけをしてもらう他ないだろう。」
「ケルシー?」
「第一に源石がもたらす厄災の事を総じて『天災』と呼んでいるがこれはマカダミアナッツでは補いきれず極東の伝統料理でもある抹茶パフェでも同じことが言えるだろう。よってロドスを鮭の大群が襲うと言った事象は旬の龍門弊を摂取することで山葡萄の大群にすることが出来るかもしれない。我々が技術の発展に伴って増長していく傲慢さを人々、ひいてはぶり大根も知るべきだったがために人の心の光を見せなければならないのだろう。」
「助けてくれぇぇ!!ケルシーが壊れた!」