入社初日、帰りながら「えがおの花束」聞いてたら感極まってガチ泣きするほど疲れてたので初投稿です(暴論)
限界オタクか?
5日間丸々あるのクソゲー過ぎると思いながら、ミチミチ電車で小説を書く。そんな3日目でございました。
やること軍隊じみてるのなに?入る会社間違えた?
それは、ある日。ある朝の事でした。
じりりり、じりりりと時間を知らせる目覚まし時計の音を止めて、大きく伸びと欠伸をして身だしなみを整えていた時。
こんこんって、控えめな音のノックが聞こえました。
「はーい!」
「......リサぁ...」
「あ、お姉ちゃん、おはようっ。」
「...うん。おはよう。」
...?
あんまり、元気が無い?どうしちゃったんだろう?
耳もしゅんと倒れて、ふわふわの尻尾も心做しかいつもより萎れてる...
「...その...今日一日、一緒に居てもいい...?」
「えっと...今日?」
「うん。邪魔はしないから。」
あ......もしかして、あの日...?
お姉ちゃんに、定期的にやってくる...
「......だめかな...?」
「...んーん、いいよ。お姉ちゃんと一緒に居れるの、私も嬉しいから。」
今日は、甘えん坊の日なんだね。
「......あっあの野郎ッ!!」
「うおっ、ビックリした。」
補佐をしていたギョクソウがいきなり声を荒らげると、それに反応してドクターの肩が跳ねた。
「っあぁ、ごめんなさい。ちょっと...本体のバカが...」
「...今分身なの?何するかも知らないのによく仕事を代わったね?」
「口が滑った...」みたいな顔と「もういいか」というような顔を交互にしていたギョクソウが気恥ずかしそうに言った。
「リサを可愛がるって言われたから二つ返事で...」
「......」
「そんな目で見ないでちょうだい。どうせ、馬鹿だなとか思ってるんだろうけど。」
「え?うん。姉バカだなって。」
「...まあいいわ。感覚は繋げてくれてるみたいだし、リサの暖かいちっちゃな手とか、さらさらの髪、ふわふわ尻尾の感触を楽しみながら仕事するわ。」
つくづく便利な力だなぁ、とドクターは思った。
「ふっ、触れなくて残念ね。私の尻尾でも触る?なんてね!冗談冗談!あっははっ!」
m9(^Д^)プギャーがよく似合う顔を見て、ウザイなこいつ、とも。
「...じゃあ遠慮なく。」
「えっ?今なんて...ひゃんっ!?」
その後、様子を見に来たアーミヤがギョクソウの尻尾の中で死んだように眠るドクターを発見するのは、そう遅くなかった。
...
「.........頭へ衝撃を受けた者を運ぶ際、気をつけることは......」
......
「...はあ。」
応急手当の講義だとかなんだとか知らないけど、意味あるのかしら。これ
死ぬ時はすぐ死ぬし、そんな軽い処置で助かるならその程度の負傷でしょう。
本当に...
「...くだらない。」
「むー...お姉ちゃんっ...!」
私のすぐ前の方から、リサのこしょこしょとした静かな注意の声が聞こえてきた。
「せっかくススーロお姉さんが講義してくれてるんだから、ちゃんと聞かないとダメですっ...!」
私の
...嗚呼、可愛い。
怒ってる口調だけど、依然として私の膝に座ってる辺り、満更でも無いみたい。
尻尾が後ろの人の邪魔になるから、と言って一番後ろに座ったリサ。
じゃあ私の上なら見やすくなるよね?と言って無理矢理リサを膝上に乗せた私。
...とりあえずほっぺをムニムニ...は、今度こそ本気で怒られそうだからやめておこう。
代わりに頭撫でちゃお。
「......」
黙っちゃった。
「もう...今回だけですからね...?」
ちょろ...可愛いなぁ本当に。
「...あれ、この時って、どうするんだっけ...」
絶えず進み続ける講義をふと見上げたリサが、そんな言葉を零した。
「ん、どうしたの?......あぁ、これなら......」
再び、ドクターの執務室。
「......ッスウー......」
突然、深呼吸を始めるギョクソウ。
「今度は何?」
「...何してんだコイツゥ...!無駄に知識あるのもムカつくなくそっ!」
「だから何してるのって。しかも自分でしょ。」
「あ......ふふ、膝の上が、暖かい...」
「......そうか。」
今日ばかりは、もうドクターがギョクソウを見る目が酷く優しいものになったそうな。
講義も終わって、今はいつも通り、使ったお部屋の掃除をしているところです。
箒で床に落ちたごみを集めて、と...
「リサ、リサ。」
「どうしたの...ってわあっ!それって...!」
「掃除機、作ってみちゃった。ふふん。」
スイッチを押したら、ぶおん、ぶおんと大きな音を出してごみを吸い込み始めたそれを、目を輝かせて見つめます。
「ボタン押すだけだから簡単だし、吸い込んだものは燃えるから特に何かを取り替える必要もなし!」
「すごい!すごい!」
あっという間に部屋が、床にホコリひとつない綺麗なものになりました。
私だけの時は十分、二十分かかってしまうのに、たったの数分で終わらせてしまいました。
やっぱり、お姉ちゃんはすごい人です!
人としても、オペレーターとしても。
......もちろん、お姉ちゃんとしても。
「終わったよ。」
「あ、ありがとうっ!」
「......ん。」
...?
私と目を合わせるように屈んだあと、耳をぺたんと後ろに倒して、綺麗な白髪が目立つ頭を私に向けてきました。
「んーっ......!」
不満気な声を上げて、私の手を取って、頭に乗せて......あっ。
「そうだったね。今日のお姉ちゃんは、甘えん坊さんだったね。お姉ちゃん、いつも...ありがとうっ...」
ゆっくり、ゆーっくりと手を動かして、優しくお姉ちゃんの頭を撫でて上げると、気持ち良さそうに目を細めました。
...ちょっとだけ、猫ちゃんみたい。
耳...確か、こうやって後ろのところをかりかりってされると、凄く気持ちよかった気がする。
「?」
そーっと...かりかりっ、かりかりっ。
「...ん、んむふふ...」
...凄く気持ちよさそう。
もっとしてあげよう。
「......ねえリサ。」
「ど、どうしたの?」
「......褒めて。」
「えっ?」
「その、私の事......褒めて。」
い、いきなりそんなこと言われても...恥ずかしいよ...
「...もしかして、本当は私の事どうでもいいの......!?」
「え、ち、違うよっ!その...任務の時とか、アーツを使いこなして、みなさんの士気を上げて、とても、かっこいい...よ...?」
「......好き?」
「すっ...!?...う、うん。好き、だよ。」
「...もう一声。」
もう一声!?
「...だ、大好き...!」
「...」
「...」
ど、どうだろう...?
「......ありがとう。元気出た。...さ、お邪魔しちゃってるみたいだし、早く行きましょう?」
「え?邪魔って......あ。す、ススーロ...お姉、さん...」
少しだけ迷惑そうに顔を顰めた、ススーロお姉さん。
「...いつも掃除ありがとうね、スズランちゃん。それとギョクソウさん......」
「うん?」
「部屋でやって下さい...口から砂糖が出そうですので...」
「わあ、それは大変ね。お大事に!」
ぎゅっと掴んだ手を、引っ張られる。
「わ、あ、ありがとう、ございましたっ!」
せめて、変になってもいいから挨拶をして、「またね。」と手を振り返すススーロお姉さん。
...また今度、ちゃんとお礼言わないと。
ギョクソウ...スズランが仲のいい男の子を連れてくる...夢を見た。「リサが欲しければまず私を倒してからにしなさい!」を素で言う。
ドクター...なんか所々記憶に抜けがある。
ギョクソウ(分身)...仕事中に突然、到底人様にお見せできないような顔でのたうち回り、痙攣し始めた。
あと、執務室の側を通った人がいたなら、確実に誤解されるような声も出してた。
その他のオペレーター...「(後ろになんかいる...)」「(保護者?)」「(授業参観かな?)」