どきなさい!私は「お姉ちゃん」よッ!!   作:とろねぎ

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油断した

 

 

シリアスじゃ無いです。

 

ネタが古すぎる。もうコケ生えてるし、下ネタです。

 

注釈の数凄いことになっちゃった...

 

 

 

 


 

 

 

 

龍門路地裏

 

今は、相も変わらず暴れていたレユニオン残党を鎮圧・拘束している所だ。

 

「さて...何か持っているかなーっと...ん?なんだこれ。」

 

黒い...ボール?手のひらに収まるようなサイズのそれが、ロープで拘束した者のうち一人から確認された。

 

とりあえず手足の届かないような所に置いて、他の子達を見に向かう。

 

今回は割と大掛かりだったからか、知り合いもちらほら...うん、みんな大丈夫そうね。

 

それを確認して、同じくロープで残党を巻いている友人のところに向かった。

 

「パゼオンカー?順調かしら。」

 

「ギョクソウさん...えぇまあ、この黒い球が出てくるまでは順調でしたわ。」

 

「...まあとりあえずまとめておきなさいな。」

 

「はい。」

 

声をかけた途端、マジックのように懐からぽいぽいと纏めていくアヴドーチャ。

 

何かもわからないやつをそんなに雑に扱わないでよ。しかもあなたの所大量ね?

 

「...は、はは...そうやって、ふざけてられるのも...そこまでだ......!」

 

突如として笑い始めた男に、冷ややかな目を向ける。

 

てかちゃんと気を失うまでシバきなさいよアヴドーチャ...!

 

「ふうん?これが何かしてくれるわけね?」

 

「見て分からないのか?は、ははは...!」

 

笑い声に共鳴するように微振動を繰り返すボール。

 

男の余裕...というか、一矢報いてやったとでも言いたげな目が気に入らない。

 

それと同時に、嫌な予感がする。

 

笑い声が止まっても、未だに震えているボールがそれを確かなものとした。

 

まさかこれ、源石爆弾...!?

 

「アヴドーチャ!」

 

嫌な予感に限ってよく当たる。

 

どうにかアヴドーチャだけは手を引き寄せて、庇うようには出来たけど...

 

「死ね。ロドスの、犬どもが...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼓膜に打付ける爆音と太陽を拡大したような光が目を突き刺した。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「......」

 

かたかた、ぱらぱら

 

キーボードを叩く音と紙をめくる音。それと...

 

「...はあ...静かだ。」

 

僅かに漏れる、ドクターのため息。

 

今日は珍しく、ほとんどのオペレーターが任務に出て行ってしまっており、残っているのは医療室員や事務員、それと僅かなオペレーター。

 

「...あ、そういえば、そろそろギョクソウの部隊が戻ってくる頃合いかな。あぁほら、噂をすれば報告書...が......え?」

 

ドクターの端末に入り込んでくる、簡潔な報告書。

 

捕縛したレユニオン残党の数。任務に要した時間。行動の詳細。それから......

 

「『敵アーツにより被害多数』...!?」

 

ドクターの世にも珍しい、動揺したような声が執務室に響く。

 

ギョクソウを初めとした、パゼオンカやニェンなどのエリートオペレーターの他に、腕利きのオペレーターも多数同行していたはず。

 

それなのにそこにはっきりと書かれている被害多数の四文字はさすがのドクターでも信じ難いものだった。

 

「いやいや、うそぉん!?」

 

こんこんこんっ!

 

それを見計らったように勢いよく叩かれる扉。

 

「...あ、ん、んんっ。...どうぞ。」

 

冷静を装って部屋に招き入れると、赤くつるりとした尻尾を、たいそう愉快そうに回しながら入室してきた。

 

「おっすドクター!遊びに来てやったぞ〜?」

 

「...ニェンか。また一人だけ先に帰ってきたんだな?」

 

「そりゃそうだろ。おもしれぇもんはもう見れたし、あいつらに合わせてやる必要あんのか?」

 

「まあそういうとは思ってたよ。それで、なんで私のところに来たんだ?」

 

「とぼけやがって全く。ギョクソウから報告書は来たんだろ?」

 

「...あぁ。」

 

「おいおい、そんな辛気臭ぇ顔すんなって。誰も死んでねぇから安心しろ?...あ、やっぱこれから死ぬかもな。」

 

「え?どういうこと?二つの意味でどういうこと?」

 

「......お、着いたな。ほら!お前らも...ぷくくっ...は、入れ!」

 

笑いを堪えながら後ろの扉に声を掛けると、一人でに扉が開き、件の人物とその友人が顔を出した。

 

「......」

 

「......」

 

...

 

......どういうわけか、口を抑えて。

 

「なんで二人とも口を抑えているんだ...?」

 

「...はーあ、だんまりかよ。おいギョクソウ、何があったか言わねぇと、大事なリサちゃんに何かあっても知らねぇぞ?」

 

「!!」

 

「!?」

 

射殺さんばかりにニェンを睨み付けるギョクソウをパゼオンカが衝撃的な顔で見つめると、すぐさまギョクソウが口を開いた。

 

「リサの柔らかい体をもちもち撫で回したい!」

 

「!?」

 

「ぶふぉっ!あ、あっはっは!ひーっ、ひーっ!は、はらいてーっ!」

 

「ま、待てニェン!事情を説明しろ!」

 

「歳下の妹に思う存分甘えたいつってんでしょうが笑うんじゃないわよ!」

 

「だーっはははは!!」

 

「...」

 

げんなりとした顔のパゼオンカ。怒り心頭の顔で欲望を吐き出すキョクソウ。バカ笑いするニェン。

 

この世の地獄か?

 

「ひー、ひー...はー、笑った笑った。さて、んじゃ私は不発弾を医療部に渡しに行こうかね。」

 

「お医者さんごっこですって!?」

 

違うよ...

 

「せめてアーツの詳細を...足速いなアイツ...!...ん?」

 

トントン、肩を叩かれた方を向くとパゼオンカが一枚の紙を差し出してきた。

 

「なになに...『敵のアーツを込めた爆弾によって、作戦に参加していたほとんどのオペレーターが自分の欲望...主に猥談でしか話せなくなりましたの...』

 

『ですが、不思議なことに何を言いたいのかは分かりますので、わらわが筆談で翻訳いたしますわ』...はあ?」

 

「おー、こりゃ酷いな。」

 

今度は誰だよと思いつつ、緑色の尻尾が目に入った。

 

「...あぁ、ガヴィルか。どうしたんだ?」

 

「いんや、ちょっと一言。...あの不発弾は、ワルファリンが使うってよ。」

 

「「「あ゙ぁ゙!?」」」

 

「じゃーなー」

 

「何に使う気だよ!?これ以上被害者増やそうとするなって!」

「ドゥリンの胸を盛って許されるとお思いで!?」*1

「とりあえずリサのお腹まさぐりたい!」*2

 

口々に頭のおかしいことを言い放つ二人を置いてガヴィルすらも行ってしまった...

 

頭のおかしいシスコンとドゥリコンの中に置いていかないでくれよ...

 

「...いやいつも通りだな?」

 

「あなたはドゥリンの太ももは舐めるべきだとお考えで?」*3

 

「年上のお姉さんにリードされたい派なわけね。」*4

 

「......私をなんだと思っているんだ。」

 

「「え?変態。」」

 

「開き直って普通に話してる人達には言われたくないけど...あのアーツ爆弾のこと忘れてない?」

 

「「......あ」」

 

忘れてたんだな?

 

呆れると同時に再び端末が震えた。

 

「今度はなんだ...?......えぇ...二人とも、早く止めに行った方がいいよ。」

 

「やっぱり年下好きなのね?」*5

 

「ニェンが、例のアーツと同じ効果のものを振り撒いてる。」

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

面倒なことになった。

 

なによこのアーツ...!ふざけんじゃないわよ...!

 

こんなのだったらわざわざアヴドーチャを庇う必要も無かっ。なんなら庇いきれてなくてアイツにもアーツ当たってるし!

 

はー...本っ当にイライラする。このままじゃリサに会えない...

 

「ギョクソウさん?」

 

「あ゙?」

 

「目線エロッ!?」*6

 

「......たまにはあの子を赤面させてみたいのだけど。」*7

 

アヴドーチャも素直に頷いて、メモ帳を取り出した。

 

『ではニェンさんを見た方が居ないか、聞き込みをしてみましょう。』

 

医療部に行った可能性が大きいけど、ドクターの言ったことが本当なら寄り道しているはず。

 

そこでどうにか見つけて、アレを取り上げる。

 

...それしかないか。

 

歩いてすぐ、顔を赤らめてもじもじ、右往左往しているアヌーラの子を見つけた。

 

アズリウスちゃん。なにしてるのかしら。

 

「...!」

 

あ、気付いた。

 

『アズリウスさん!ニェンさんを見てはおりませんか!?』

 

「...!...!、!」

 

口を塞いで、指を指すアズリウスちゃん。

 

...きっと、被害者ね?

 

そう考えると、少しだけ仄暗い感情が湧き出てきた。

 

「アズリウスちゃん!言わないと分からないわよ!」

 

「!?」

 

「ギョクソウさん!?」

 

「ほら!早く言わないとニェンちゃんの被害が増えてくわよ!」

 

「......ぁ、あちら、の方...では、リードされたい派、ですわ...」*8

 

「ほう。ニェンちゃんにはお尻を触られたのね?」*9

 

「...っふ、普段、大人しい方がぐいぐいくると、余計に興奮しますの...」*10

 

「強気な人が好みと。ほおほお...ふぐべっ!!

 

「そのほっそい体堪能しますわよ!?」*11

 

頭が割れたかと思った...いったぁ...!

 

「いいじゃん若い子の■■事情聞いたって!」*12

 

ぶつくさと文句を言いながら、軽くアズリウスちゃんに頭を下げて示された方に歩いた。

 

またデタラメな力で好き勝手してるなぁあの人...不発弾回収してた割には素の力でやってるじゃないの...

 

「ん...あれは...」

 

奥の廊下。その曲がり角にご機嫌そうに揺れる龍の尻尾が消えていった。

 

一本の糸で繋げられているように勢いよく駆け出し、曲がった先にはようやくニェンちゃんの後ろ姿を捉えることが出来た。

 

そして、その真横には見覚えのある二人が居た。

 

片方は頭の上に光輪を浮かべたサンクタ。もう片方は二振りの剣を携えたループス。

 

エクシアちゃんはともかく、テキサスちゃんまで私と遠のく龍の尻尾を交互に見ている。

 

「二人とも!今日も助平な格好ね!」*13

 

「ちんちん!ちんちちんちん!」*14

 

「エクシア...!?」

 

「ち、ちんちーん!!」*15

 

遅かったか...ていうかエクシアちゃんの猥談のレベルが、初等部の男子じゃないのよ。

 

「エクシアはどうしたんだ...?」

 

あら、テキサスちゃんは大丈夫みたい。でもそうなると何言ってもセクハラになる気が...

 

『ニェンさんのせいで、わらわたち猥談でしか会話出来なくなりましたの。』

 

ナイスタイミング。

 

「そ、そうなのか...」

 

『わらわたちはニェンさんを追い掛けますので、エクシアさんは頼みましたわ!』

 

「あ、あぁ。」

 

「ちんちん!?」*16

 

『残念ながら...』

 

「ちん、ちん......」*17

 

膝から崩れ落ちるエクシアちゃんに背を向けて再びニェンちゃんを追いかけた。

 

...それはもう、ロドス内は地獄の様相だった。

 

 

 

 

 

「男はでかくてなんぼ。」

 

「でかけりゃ良いってもんじゃないわよ。それこそ形とがあっ!?

 

『マトモに問答しているんじゃありません!』

 

 

 

 

「貧乳を気にしている子はエロい!」

 

「あ、分かる。出来ることならそのままでいて欲しい。」

 

『ロリコンめ...』

 

 

 

 

「可愛い子に...ムダ毛があると、興奮する...」

 

「んー...私生えないからあんまり分からな゙あ゙ぁぁぁっっ!?...いったぁ......」

 

「女の敵め!!」

 

 

 

 

「やあやあ、なにやら大変なことになってますねぇ。」

 

再び会った別の顔見知りは、いつも通り飄々とした態度で私の顔を覗き込んできた。

 

「リーさん。...アヴドーチャ、ちょっと尻触るわね。」*18

 

『ニェンちゃんのせいで、今まともに話せないの。リーさんは見なかった?』

 

「えぇ見ましたよぉ。俺に指を鳴らしたと思えば、行っちまいました。ほら、向こうに。」

 

『大丈夫だったんだ。さすが物理・アーツ回避50%』

 

「俺の努力をパーセント表示しないでくれますかねぇ?あぁ見えて、それはもう必死に避けているんですよぉ。」

 

タバコを挟んだ指をふりふりとはためかせて、再び咥えた。

 

その時だった。

 

「あぁん!?じゃあもっかいな!それっ!」

 

どこからか現われたのか、ニェンちゃんがリーさんに指を鳴らした。

 

『今度も避けれた?』

 

「えぇそりゃあもう。結局のところは■■■■■■(ピーーーーー)が俺には合っているってことなんですよ。」

 

...?

 

現実を上手く認識できなくて、アヴドーチャと顔を合わせて一言。

 

「「え゙っ」」

 

「なんてったって、■■(ピー)ですからね。そりゃ■■■■■■(ピーーーーー)■■■(ピーー)になるに決まってるじゃ「「イヤーッ!変態ぃぃ!!」」

 

「あっはっはっはっは!!」

 

相変わらず心底愉快そうに笑うニェンちゃん。

 

全く、一体どうしてこんなことを......

 

「「......あっ。」」

 

そう思うと同時に、ニェンちゃんの後ろに目が釘付けとなった。

 

「あっはっは...あん?なんで私の後ろなんざ見て...あ。」

 

ニェンちゃんを物理的にも精神的にも止められる数少ないオペレーター。

 

「に、兄ちゃん...」

 

「うん?どうした、何もそのように身構える必要は無いだろう?」

 

腕を組んで、穏やかな顔でニェンちゃんを見下ろすチョンユエさんだったけど、その雰囲気は威圧的だ。

 

「ふむ...そうだニェン、この付近でお前の好きそうな食事処を見つけたのだ。どれ、数千年ぶりに、兄妹水入らずで話でもしようじゃないか。つもり話もあることだしな?」

 

「え、あ...マジで言ってんの...?」

 

「ふふ。久方振りの、妹との歓談だ。」

 

「......すまん兄ちゃん!いま私ちょっと胃もたれしてて...」

 

がしり

 

「やべっ。」

 

「妹が迷惑をかけたな。これでも寂しがり屋の可愛いやつなんだ。これからも、仲良くしてくれると助かる。」

 

「あ、はい...」

 

いつの間にかアーツの影響も治ってる...

 

にこやかに笑い、軽く鼻歌でも口ずさみながらニェンを引き摺って行った。

 

その時のニェンちゃんの顔は...なんか、親に叱られた子供みたいに、しょんぼりしていた。

 

 

 

 

 


 

 

あとがき

 

やってみたかっただけです。

エクシアにちんちん連呼させたかっただけです。

それと、デカさ正義・貧乳好き・ムダ毛フェチが誰かはご想像にお任せします。怒られたくないので

 

あと元ネタがわからない人は「Y談おじさん」で調べてください

 

 

 

 

 

 

 

ニェン...いつでも直せるしと考えて遊んでいたらチョンユエにシメられることとなった。哀れ

 

ワルファリン...アーツの効果から、汚言症みたいな思ってもないことを言ってしまう系の精神疾患者の治療に使えないか試すために不発弾を回収しただけ。

真面目に医者やってる...!?

 

パゼオンカ...アーツにかかっての第一声は『体うっす腰ほっそ!なんですのこのモデル体型!?』

理想の相手はドゥリン(オペレーター)

思う存分甘やかさせてくれるから。

 

ギョクソウ...アーツにかかっての第一声は『助平な体してるわねデカ乳ループス!』

理想の相手はスズラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対に自分を裏切らないから

 

 

 

 

 

*1
そんなことして許されるとお思いで!?

*2
とりあえず一発ぶん殴らせろ!

*3
でしたらあなたは自分のことをまともだとお考えで?

*4
あなたも私たちと同じでしょ。

*5
一体どうして?

*6
こわっ!?

*7
あなたは筆談できるからそっちで話しなさいよ。私黙ってるから。

*8
あちらの突き当たりを右に行きました...

*9
ニェンちゃんには何をされたの?

*10
突然指を鳴らしたかと思えば、こんな事に...

*11
セクハラするんじゃありません!

*12
恋バナくらい良いでしょ!まったく...

*13
二人とも大丈夫!?

*14
ギョクさん!?いきなり何言って...!?

*15
なにこれぇー!!?

*16
え、待って!?私このままってこと!?

*17
そんな......

*18
少しメモ借りるね。

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