どきなさい!私は「お姉ちゃん」よッ!!   作:とろねぎ

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そのドヤ顔やめなさいぶん殴るわよ?

 

 

某ドーチャ

「暴力反対ですわァ!!」

 

 

このグループの平均年齢、大体500歳辺りなの面白すぎる

 

中央値の大切さがよくわかる

 

 

 

 

 

 

それよりも、半年後に来るザーロ使いのラピピとスズランママを引かにゃならんのに...おかしいな、石が無くなったんですけど?

 

...また、月パスとか月間スカウトとか買ってくかぁ...

 

それに、石は無くなった元凶二人に稼いできてもらうとしましょう。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ふわぁ...」

 

慣れていない環境だからか、あんまり寝た気がしません...

 

重たいまぶたを擦りながら時計を確認すると、いつも起きる時間より、かなり早い時間を指してました。

 

「...もうちょっと...寝てもいいよね...」

 

中途半端に起こした体をもう一回倒してそのまま目を閉じようとした時でした。

 

「...あれ...?」

 

なんだか、お部屋が寂しい...何かが、ないような気がしました。

 

「...お姉ちゃんが、いない...」

 

どこに行ったんだろう。

 

今すぐにでも探しに行きたいけど、迷子になっちゃうから一人で出歩かないでねって言われてるし...

 

「......あっ、ニェンお姉さんなら...何か知ってるのかな?何か二人でこそこそしてたし...」

 

そうと決まれば、早速ニェンお姉さん達のお部屋に突撃です...!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お部屋を訪ねたらパゼオンカお姉さんが出てきました。

 

「...それで...くわあっ...朝の四時前から部屋の扉を叩いたのですね...」

 

「あ、お、起こしちゃいましたか?ごめんなさい!」

 

大きなあくびをしながらお部屋から出てきました。

 

「いえ...わらわも、ニェンさんが居ないのが気掛かりでしたので。」

 

「ニェンお姉さんもいないんですか?」

 

「ギョクソウさんも居ないのでしたら、大方...あの二人でまた、馬鹿やってるんでしょう...全く。わらわがあのバカ二人をとっちめておきますので、スズランさんはお部屋に戻って、休んではいかがでしょう?」

 

「ううん、私も探す。」

 

「ですが.........えぇ、分かりましたわ。わらわの側で、くれぐれも離れないように。」

 

「はいっ。」

 

元気に返事をして、歩き出したパゼオンカお姉さんについて行ったのですが...

 

十秒と経たずに、大きく離されてしまいました...!

 

最初はなんとか隣を歩いていたのに、どんどん離されちゃって...!

 

「ぱ、パゼオンカ、お姉さん...!待って、ください...!」

 

「.........スズランさん?言ったそばから迷子!?スズランさー...!」

 

ようやく気付いてくれました...

 

私に駆け寄ってきたパゼオンカお姉さんは、しばらく自分の体と私を見比べて、何かに気付いたようでした。

 

「なるほど......歩幅もかなり大きな差がありますし、どうぞこちらへ。あなたを抱えて歩きますわ...」

 

「わわっ!」

 

私、すごく...すっごく大きくなりました!

 

突然高くなった視界を楽しんでいて気付きませんでしたが、パゼオンカお姉さんのお顔がすぐそこにあるんでした。

 

「あ、ありがとうございます...」

 

「照れなくてもよろしくてよ?あ、落ちないようにだけ、気をつけて下さいまし。」

 

しっかりと肩に掴まって、頷きました。

 

最初は船内を探していたんだけど、ホールとか、もしかしたらご飯食べてるんじゃ?ってレストランも覗いて見たけど、全く見つかりませんでした。

 

一応、その場にいた人にも尋ねてみたんだけど、みんな知らないって、言われちゃいました。

 

「...そういえばスズランさんは、あの人がどうしてこのような旅行を計画したのか知っているのでしょうか?」

 

私の疲れを察したのか、話しかけてくれました。

 

「あまり、知らないんです。私に話があるとか、見て欲しいものがある、みたいな事を言ってたんですけど...」

 

「...実は、ただ単純にあなたとお出かけがしたかっただけかもしれませんわね。ほら、あの人めんどくさ...んんっ、素直じゃありませんから。」

 

今、めんどくさいって言おうとした?

 

「そんな顔で見ないでくださいまし。ですが、手間がかかるのは確かでしてよ。全て自分で解決しようと抱え込むのですから...あの人のツンデレとか誰得でしょうにって...」

 

愚痴みたいにパゼオンカお姉さんの口から出てくるのは、私の知らないお姉ちゃんでした。

 

いらないお菓子を押し付けて来たり、任務中なのに、アーツを使って驚かしてきたり...

 

最初はびっくりしたんですけど、それが実はプレゼントの口実だったり、攻撃への注意喚起なんだって。

 

確かに素直じゃないね。

 

「そのクセして人の扱いは雑ですのよ!もう!」

 

ぷんぷん、子供みたいに怒ってる様子がなんだか面白いです。

 

「...ですが、良い方なのは確かでしてよ。出会い方こそ最悪でしたが...あ、今のは忘れてくださいまし。はあ...また、戻ってきてしまいましたね。」

 

結局またホールに戻ってきてしまいました。

 

「ありがとうございました。やっぱり、すぐ帰ってくると思うので、部屋で待ってます。」そうやって別れようと思ったのに、パゼオンカお姉さんがうんざりとしたような顔で指さしました。

 

「...スズランさん、アレ......わらわの見間違いでなければ、お二人、ですわね...?まさか、入れ違いだったのでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

「はあ...んんんー?」

 

珍しく神妙な面持ちで唸り声を上げているニェンちゃんに声をかけた。

 

「...出来るかしら。」

 

「あ?無理に決まってんだろ。こんなもん、精々使い切りの触媒がいいとこだ。」

 

ばっさり斬り捨てて、私の尻尾から手を離した彼女に笑いかける。

 

「ましてや......何笑ってんだ?」

 

「いえ...ところで...さっき人の金で食べたステーキは美味しかった?」

 

「...もうちょい洒落た物言い勉強したらどうだ?脅迫にしか聞こえねぇんだけど。」

 

「それに私の分も合わせて二人分食べたものねぇ。」

 

「それはお前が押し付けてきたからだろ。外で食う時に限っては菜食主義になりやがって...」

 

「それで、お返事は?」

 

「...はあ...量さえありゃ、何とかなんじゃねぇか?素材としては特上もいいとこだしよ。」

 

その言葉を聞いて安心した。

 

「いくつ欲しい?8までなら全然譲るけど。」

 

「お前覚悟決まりすぎだろ。キマりすぎだろうがよ。もうちょい余裕持てって。せめてこの旅行を楽しんでから、そういうのは考えろよ。」

 

「楽しむなんて出来るわけないでしょ。後が辛くなるだけよ。」

 

「...一つ言っておくけどよ。たぶん...おめーの考えている通りには進まねぇと思うぞ?時間が進むってのがどういう意味か、まだ分かってねぇだろ。」

 

私が何をするのか、少しも伝えてないはずだけど...全部お見通しなのかしら。

 

「いいか?今回はただ楽しく観光して終わり。そうなるだろうよ。」

 

そこまではっきりと断言されてしまうと、少しだけムキになってくる。

 

「違ったら?違ったらどうするつもり?」

 

「一本、マジで打ってやるよ。」

 

「即答...?」

 

「そんぐらい自信があるってこった。」

 

そのまま備え付けの一人用ソファに息を吐きながら腰掛けたニェンちゃん。もう話は終わりとでも、言うように。

 

...確かに、焦ってはいるけど。

 

でもこれは、早く終わらせてしまった方がいいの。

 

「私は、一時の仕合わせな夢。それでいいじゃない。夢は覚めるものだし、忘れるものよ。忘れられることに関しては、あなたも私も、自信があるでしょう?」

 

「うーん...上手く行ったとしてもよ、リサがおめーを忘れるとは全然思えねぇんだけど。」

 

「私よりいい人はそこら辺に転がってるもの。100年もすれば忘れてるわよ。」

 

「生きてるか死んでるか微妙なラインじゃねぇかなそれ。人間の寿命って大体そんなもんだろ?」

 

「えー?なんとかしてくれないの?私とあなたの仲でしょ?」

 

「都合がいい時ばっか仲良しアピールすんなよ...つかだいたい、私にそんなこと言うのは違うだろって。任せんなら適任がいるだろ?あいつの親とか。」

 

親。

 

リサのお母さんとお父さんのことよね。

 

「......」

 

「何だその顔。」

 

「まあそんなことはどうでもいい......んじゃない?あ、あー!私用事思い出しちゃった!」

 

「おい逃げんな。」

 

「そろそろリサが起きる時間だから、私は戻るわね!」

 

言い訳を並べたところ、ニェンちゃんが突然、にんまりと笑った。

 

なんとなく背筋を這い回る悪寒に体が硬直して、彼女の指さす方向に首を向ける。

 

「...き、気付いてたの...?」

 

柱から飛び出ている、ふわふわの尻尾とピンク色の髪を見ながら震えた声で確認。

 

「おう。」

 

「え、い、いつから...?」

 

「お前の尻尾漁ってる時から。」

 

「だいぶ最初からぁ......あ、目が合っちゃった。」

 

覗き込んだ四つの目。

 

一度引っ込んだあと、観念したように二人がでてきた。

 

さて...何を言われるんだろう。

 

まず最初に、よたよた歩いてきたリサが私に顔を埋めて抱き着いた。

 

「いかないで...」

 

「...」

 

こういう感じね。

 

「おいてかないでよ...おねえちゃん...!う、ひぐっ...」

 

しゃくり上げる声とわずかに濡れる腹部。

 

やっぱり、そんな結論になっちゃうのね。

 

何も間違ってないけど。

 

自分でも死にたくなるほどに落ち着いている頭で、なんて言おうか言葉を探る。

 

でも結局、安っぽい嘘しか付けないことに気付いてまた消えたくなった。

 

「...あなたを...置いてなんか、行かないわよ。」

 

「ほんと...?」

 

「.........えぇ。」

 

「約束だよ...?」

 

「そうね、約束よ。」

 

慰めるために頭を撫でながら、その場凌ぎの軽い言葉を発する。

 

段々とリサも落ち着いてきて突然、やけに冷静なアヴドーチャが気になって顔を向ける。

 

「...はっ?」

 

...それと同時に、いやらしいにやにや顔で小さな長方形の機械を持っていた。

 

そして、それのスイッチを押すと音が流れた。

 

『あなたを...置いてなんか、行かないわよ。』

 

「......」

 

「......」

 

なんか言いなさいよ。

 

「...さて...言質、いただきましたわ!」

 

ふざけんなお前。

 

ニェンちゃんも親指立てんな。グッジョブじゃないのよ。

 

よく見たら、リサも笑ってるじゃない。ぷるぷるしてるの可愛いわね。

 

「......もしかして私、嵌められた?」

 

私のポツリとこぼした声は、当たり前のように肯定された。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

ギョクソウ...今回は珍しく遊ばれる側だったお姉ちゃん

まあ妥当。

 

スズラン...実行犯その1

でも本心で言ってたし、貶めるつもりは無かったからセーフ。

これでもまだゴネるようならたぶんお母さんが来る。

ハイクを読め、ギョクソウ=サン(エアプスイカズラ)

 

ニェン...計画犯その1

まあ気が向いたら助けてやってもいいかなって思ってる。

身内にはなんやかんやで甘いニェンちゃん可愛いよニェンちゃん

 

パゼオンカ...実行犯・計画犯その2

ボイスレコーダーはニェンが持ってきたやつ

スズランに手を出さなかったの偉いぞドゥリコン

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

あとがき

 

別ゲーの話になるんですけど、某カンパニーが今月の22に生放送でコラボ発表なんですよ。

 

んで、別ゲーコラボだとしたら色々候補が出て、一つがアークナイツなんですよ。

 

そのゲーム、幻想体っていう怪物がいるんですよ。

 

アークナイツ、シーボーンって怪物いるじゃないですか。

 

...はい。

 

 

 

 

 

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