この素晴らしい世界に法則を! 作:ベビーカステラ食べたい焼き
あの後みんなに抱きつかれて生死をさまよい、寝込んだ。俺が目覚めたのはベルディア戦から3日後だった。みんなは先にギルドに行ったようだ。
冒険者ギルド
ドアを開けると人の熱気と、酒の臭いが流れてくる。どうも俺が起きるまで宴会は伸ばしてくれたようだ。
冒険者A「おっ、来たぞ!。今回の宴会の主役が!。」
冒険者達「うおー!。」
普通主役をおいてやり始めるか。まあ、いいけど。
ゆんゆん「リュウセイさん。怪我は大丈夫でした?。」
龍星「お、ゆんゆん。体は少しだるいがまあ、ぼちぼちだ。···急にいなくなって悪かったな。」
ゆんゆん「いいんです。無事で本当によかった。」ダキッ
みんなが見ている所で抱きつかれるのは恥ずかしいんだがな···。
めぐみん「リュウセイ、受付でお金を受け取って来てください。カズマも取りに行ったので。」
龍星「おう分かった。そういうわけだから。」
俺はゆんゆんから離れて受付に向かった。
ゆんゆん「めぐみん!。」
めぐみん「あなたが先にやったではないですか。何ですかこれ見よがしにその贅肉をリュウセイに押し付けて、こんなもの!、こんなもの!。」バシンバシン
ゆんゆん「痛いやめて!。自分が育たないからって私のをひっぱたかないで!。」
···なにも聞こえない。俺はなにも聞いてない。
俺は他の冒険者に絡まれながらも受付に向かった。そこには、
龍星「よ、カズマ。」
カズマ「リュウセイ、体は大丈夫そうだな。」
龍星「ああ、しばらくはクエスト休ませてもらうけど。」
カズマ「いいよ、それぐらい。」
ルナ「リュウセイさん!。無事だったのですね!。」
龍星「ルナさん。ご心配お掛けしました。それで報酬を受け取りに来たのですが。」
カズマとルナさんがいた。ルナさんはなんともいえない顔してるけど、なにかあるのか?。
ルナ「ああ、その···。まずはリュウセイさんに。」
そう言い、ルナさんは俺に大きな袋を渡してきた。あれ?、カズマのは?。
ルナ「そちらは、魔王軍幹部候補クロスの討伐報酬と魔王軍幹部ベルディアとの戦いでの功績と他の冒険者の方々の希望により追加の報酬。計1億2千万エリスとなります!。」
シーン
···はい?。
冒険者達「うおおおおおーっ!!。」
ルナ「そしてあなた方のパーティーには特別報酬が出ています。」
カズマ·龍星「!?。」
え、もっともらえるの?。もう前世の宝くじレベルのお金もらったんだけど。
冒険者B「おいおいMVP!。お前らがいなきゃデュラハンなんて倒せなかったんだからな!。特にリュウセイ!。あれを1人で倒しちまったんだ。他にもあんたには世話になったからな!。」
冒険者C「はあ、彼女達が羨ましいわ。」
冒険者D「ほんとほんと。あーあ。最初に来たとき私のパーティーに誘っておけばよかった。」
普通に嬉しいけど、こういうのはやっぱり恥ずかしい。
とりあえず特別報酬はカズマが受け取ることに。
ルナ「えー。あなた方のパーティーには、魔王軍幹部ベルディアを見事討ち取った功績を称えて、ここにき3億エリスを与えます。」
俺以外のパーティーメンバー「さっ!?。」
シーン
冒険者E「おいおい、3億ってなんだ、奢れよカズマー!。」
冒険者F「うひょー!。カズマ様、奢って奢ってー!。」
冒険者G「リュウセイ様ー!、私と結婚してー!。」
めぐみん·ゆんゆん「あ"っ?。」
ブルッ なんか寒気が。と、カズマがなにかを思い出したように。
カズマ「おいダクネス、めぐみん!。お前らに1つ言っておく事がある!。俺は今後、冒険の回数が減ると思う!。大金が手に入った以上、のんびりと安全に暮らして行きたいからな!。」
ダクネス「おい待てっ!。強敵と戦えなくなるのはとても困るぞっ!?。というか、魔王退治の話はどうなったのだ!?。」
めぐみん「私も困りますよ、私はカズマに付いていき、魔王を倒して最強の魔法使いの称号を得るのです!。」
騒ぐ2人の声を搔き消して、どんどん盛り上がっていくギルド内。あとカズマ、それフラグじゃないか?。そんな中ルナさんが申し訳なさそうに1枚の紙を渡した。小切手か?。ちょうどそこに酔っ払ったアクアと涙目のゆんゆん、そしてめぐみんがやってきた。
ルナ「ええと、ですね。その、アクアさんの召喚した大量の水により、街の入り口付近の家々が1部流され、損壊し、洪水被害が出ておりまして。まあ、魔王軍幹部を倒した功績もあるし、全額弁償とは言わないから、1部だけでもはらってくれと···。」
ルナさんはそう告げると、そっと目を逸らしてそそくさと奥に引っ込んで行く。···お前ら、一体なにしたんだよ。
ダクネス「報酬3億。そして、弁償金額が3億4千万か。カズマ。明日は、金になる強敵相手のクエストに行こう。」
ダクネスは心底嬉しそうに良い笑顔で笑った。カズマは涙目で俺を見ると。
カズマ「お願いします、リュウセイ様!。あなたの報酬で借金を払ってもらえないでしょうか!?。」
リュウセイ「フッ。」ニコッ
俺·ダクネス以外のパーティーメンバー「ヒッ」
ダクネス「ああ、13日ぶりのその目っ!。たまらない!。」
とりあえずダクネスは無視だ。
龍星「君達は何を仕出かしたのか、教えてくれるかい?。」ゴゴゴ
俺以外のパーティーメンバー「喜んでご説明させていただきます!。」
まとめるとこうだ。
廃城に毎日爆裂魔法を撃つ→その城にはベルディアが住んでおりぶちぎれてアクセルにやってくる→その時は帰ったがダクネスに死の宣告をするもアクアにより解かれる→1週間が経ちクエスト帰りに魔剣使いのミタラシ?と決闘し、勝って魔剣を売る→ベルディアが激怒しながらまた来る→1度倒すも復活→俺到着
龍星「なにやってんだよお前らは。逆にこれだけですんでよかったと思うべきか。」
アクア「全然良くないわよ!。借金したのよ!、借金!。」
龍星「あのなぁ。最初に来たときは知らなかったからまだ良いとして、2回目は2人のせいだからな。この事を裁判で訴えられたらベルディアが来た原因としてさらに借金してたかも知れないんだぞ。」
俺の説明にアクアとめぐみんは黙り込んだ。
龍星「まあ過ぎたことをこれ以上言う気はないけど。まずはめぐみん。爆裂魔法を放つのは、誰かに迷惑をかけないかどうかよく考えてからにしろ。アクアは前にもいったがもっと先を見据えて行動するように。分かったか。」
アクア·めぐみん「···はい。」
龍星「あと、カズマ。」
カズマ「はいっ。」
龍星「お前マジで捕まるぞ。未遂とはいえ女の子相手にスティールで服を剥ぎ取るって脅すのは。裁判になったら3:7か4:6でこっちが負ける。」
カズマ「···はい。すみません。」
たくっ、···ただ帰って来たんだなってしみじみ感じるよ。こんな感じでなければ良かったがな。
龍星「ハァ、とりあえず借金は俺が払っておく。」
俺以外のパーティーメンバー「パアッ」
龍星「ただし、ちゃんと返せよ。」
アクア「なんで『あ"っ?。』いえ、なんでもありません。」
はあ、まだ8千万あるし、なんとかなるか。
カズマ「て言うか、リュウセイがもっと速く帰って来たら借金もなかったんじゃないか?。あと、今までどこで何してたんだよ。」
めぐみん「そうですよ!。ちゃんと話してもらいますからね!。」
めぐみん近い。最近こういうの多いな。
龍星「分かったから一旦離れてくれ。あと、カズマ。俺が間に合ったとして、アクアがやらかさないって断言できるか?。」
カズマ「···無理だな。」
アクア「なんでよーっ!。」
龍星「とりあえず、俺がなにしてたかだったな。今まで俺は『うわー!。グ、グリフォンだ!。』!?。」ダッ
ゆんゆん「リュウセイさん!?。」
ゆんゆん達の声はとりあえず無視して、急いで向かうとそこには白いグリフォンがいた。そのグリフォンと目が合うと俺に突進してきた。
冒険者H「あ、危ない!。」
大丈夫だぞ。だってこいつ、
グリフォン「クルル。」スリスリ
俺に甘えたいだけだし。
ルナ「なんの騒ぎですか!?。」
冒険者H「そ、それが。」
ルナさんはあの人に任せるか。
龍星「どうしたんだ?。まだなにか俺に用があるのか?。」
グリフォン「ジー」
見つめられても分かんないんだが。
ルナ「あの、リュウセイさん。そのグリフォンはあなたのですか?。」
龍星「?。あなたの?。」
ルナ「じゃあ使い魔という訳ではないのですね。」
龍星「!。お前、もしかして俺と一緒にいたいのか?。」
グリフォン「コクコク」
龍星「···分かった。」
俺は使い魔契約のスキルを取り、お互いの頭を合わせた。俺とグリフォンの心臓辺りから光の線が現れて繋がった。
龍星「これからよろしくな。」ヨシヨシ
グリフォン「クルル!。」バサバサ
龍星「というわけで、この子は俺の使い魔です。」
俺以外「え、ええ、ええええーっ!。」
あの後手続きをして、街にいても良いことになった。今は、
めぐみん「ふわふわで気持ちいいです。」モフモフ
ダクネス「白いグリフォンなんて聞いたことがない。」
ゆんゆん「そーっと、パシッ なんで触らしてくれないの?。」
アクア「駄目よ。こういうのは下心なく、純粋な カプッ ぎゃあああーっ!?。」
カズマ「あーはっはっは。」バシバシ
仲間と対面させてます。
カズマ「そういえば、名前は?。」
龍星「ん?。ああ、『ノア』なんてどうだ?。」
ちなみにこの子は雌である。
ノア(ノア?、ノア、ノア。うん。ノアがいい!。)
使い魔契約した動物とは意思疎通がたできるようになるらしい。最初はびっくりした。
アクア「へぇー、中々いい名前じゃない。」ヒリヒリ
ゆんゆん「そうですね。···て、そうです!。さあ、今までなにをしていたか話してもらいますよ!。」
龍星「別に誤魔化すために紹介した訳じゃないんだが。」