Permeate   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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ちょっと更新が遅れました。すみません


第12話「ルーム」

 彼女のお姉さまの部屋の前で顔を横に向けたままわずかに体を縮めている私に対して、気づけばこっちの後ろをエクソシスターの子が付いてきていたようで、ゆっくりと足の勢いを落とすような形で歩いている様子を聞かせていた。

 

 ただ、確かにその音を私も聞いてはいるものの、体勢はずっと体を前のめりにしているだけ。それで目と顔を上へと向けているままそこの様子を眺めている。自分の呼吸を味わいながら外の風のせいで窓が小刻みに小さく揺れている様子だけを聞いているのに対して、そっちは一度止んだと思ったらまた数秒間経った後にまた同じ音を繰り返していた。

 

 そのまましばらく静止していたこっちに対して、後ろから足音が聞こえてきた瞬間、勢いよくそっちへと体を回してそれに間髪入れないような勢いで体を回す。何度も呼吸を繰り返しながら自分の体へと両方の手首と前腕の先端辺りを体にくっつけながら左手で右手の握りこぶしを包む。そのごつごつした関節の硬い部分を味わいながら視線を横に反らす。

 

 ただ、そっち側にはその子のお姉さまの部屋があるだけ。一度喉を飲み込む動きを見せながら、顔を回すような動きで相手を見つめた。それから口の筋肉を使って両方の頬を持ち上げながら唇を横へと伸ばし、鼻からゆっくりと息を吐く。その子はただ一瞬だけ相手に向けて声を出すと、すぐに体を回して小刻みな足取りで進みながらドアノブへと向けて腕をただ振り子のように上へと持ち上げた。

 

 息を小さく吐きながらそれを回して引くと、ゆっくりとドアが開くことでそれが軋む高い音が周囲に響き渡るかの様。一方で、私はただそっちを見ている間、ただこっちがいる廊下と向こう側にある私の荷物が置いてあるままになっている部屋の中がほとんど同じ明るさのままいるだけになっているのを見つめることに。

 

 しかし、私の後ろで急に気配を感じて、すぐに勢いよく体の向きを変えるような形で斜め後ろに下がると、反対側の斜め後ろにいたソフィアがただ両方の腕を体と平行にする感じで落っことした状態のまま呼吸を繰り返してて。それに合わせてほんのわずかに肩が動いている。

 

 数秒間その状態をずっと繰り返していたが、それが終わるとわずかに体を前屈みにするような体勢のまま顔を上へと向けつつ斜め上に視線を向けているまま、ゆっくりと足を動かしていた。そのまた爪先を突いた後にかかとを落っことすような音を聞かせているのに対して、こっちは廊下でただまっすぐに相手の様子を見つめる。

 

 その子は部屋に入るなり枠越しに体をまっすぐに立っているだけにして背中をこっちに見せたまま視線を動かしているのか、頭だけを小さく左右に向けている。それが終わると、一度口からゆっくりと息を吸い込みながら、ドレッサーがある方へと視線をただまっすぐに向けたまま静止。しばらくそのままいた後に首だけではなく体も向ける。

 

 しかし、動きと一緒に私の方からは向こうの体が枠の向こうに消えてしまいそうになっていて。一瞬だけばたつくような動きと一緒に体を前へと出してしまう物の、それに対して向こうはまだ体の半分をまだ枠の内側へと残していた。

 

 顔を重力のまま斜め下へと向けている私に対して、向こうは息の間に呼吸の音を混ぜ合わせるような形で一度深呼吸。ゆっくりと繰り返した後に、顔を肩と一緒に前のめりにしながら顔に両方の手の平を当てながらそこをゆっくりと滑らせるような動きをする。

 

「お姉さま……」

 

 いつも以上に高い声が聞こえたのと一緒に、一気にまた私の顔がそっちへと引っ張られるようになって。一緒に息を吸い込む音を周囲へと聞かせる。ただ、向こうは今も部屋の中の左側をまっすぐに見つめるようにしているまま。

 

 しかし、ソフィアはすぐにわずかに出した高い声と息を吸う音を立てると早歩きみたいな勢いで前へと駆けだす。続けてまたさっきよりも少しだけ長い高い声を出しながら前のめりになっていた。

 

 それのせいで枠の中から完全に消えてしまい、私の視点では姿形が見えなくなる。周囲は床も壁もわずかに見えているベッドも、薄暗い灰色のような曇り空から入り込む光にだけ照らされている。ただドアの枠があるだけでどれも同じような灰色に似たような色をしているだけである。

 

 両方の唇を自分の両側に入れるみたいにしてて、目線を一度瞬きしながら斜め下に、その状態で何度も唇を動かそうとする。ただ、それは力を入れる場所を幾度も変えているのみ。さらに、同じく体と二の腕をくっつけたままにしていると、先にある両方の手をへその少し下の辺りで軽く力を入れずに握った左手を右手で包み、腕が動くたびにそこで体を締め付けるみたいになってた。

 

 そして、そのたびに私の胸元の所でロザリオが揺れ、外の窓が揺れているのにも負けないでわずかに高い音を立てている。それをただ聞いている間、顔を斜め下に向けながら眉を下げて目元を細くしているが、しわは一切作らないでいた。

 

 こっちが顔の向きも表情の変えないまま彼女の部屋の中に入り、自分の荷物のすぐ前に行こうとする。でも、靴の先端が触れ合いそうになったところでそれをわずかに遠ざけるような動きをさせて。ただ、首だけでそれが置いてある場所だけを見つめてた。最初はすぐ後ろにあるベッドのシーツの様子が見えて、細かい足取りでそこから離れるため小さく足を動かした。

 

「ここで、よくお姉さまが私の髪を結んでくれて」

 

 ソフィアが出したその声は、最初はただ少しだけ早口目に話しているだけだったものの、だんだんと上擦っていくような高さの音が増え始め、自分の手を上下で重ねながら、口を隠しつつ鼻の下へと当てる。そんな様子をこっちは顔の先端の辺り、左目の所とおでこだけをわずかに持ち上げながら見つめてて。唇をずっと同じような形のままにしていた。

 

 ただ、何度も向こうの子が嗚咽を吐き出すようにしながらも咳を繰り返してて。それを見るたびに私はまたゆっくりと顔の向きを正面に変えるような形にしていた。

 

 

 

 誰もいなくなった夕暮れ時、もうほとんどが夜の青色に近いような色になってしまっている場所の中で、私はただ両方の膝を上へと伸ばしながら丸めた背中の頂点を石碑の後ろ側へとくっつけて、そのザラザラとした面だけを感じ取る。硬い膝の上に自身の顎の内側と首を乗っけながら、さらにその下に両方の腕を上下に重ねるかのようにしていた。

 

 今も激しく風に揺らさて続けて何とか地面へとつなぎ留められている植物たちと同じように、こっちの髪の毛も持ち上がってその先端辺りをずっと上下に動かし続けている。さらに、私の上の方ではずっとカモメが空で円を描くように飛んでいた。しかし、それら描いているのは完全な丸ではなく縦や横にそれぞれ必要以上に伸びている様子を私へと見せてくるのが確認出来た。

 

 しかし、それらの多くはこっちからすると飛んでいる先端の範囲が突き出ているようで、円の先端の方に近づけば近づくほど、私の視界にはその影で薄暗くなった下側の範囲がゆっくりと広がっていくかのようであるが、それはほんの数秒で、すぐにこっちの視界の外へと消えていくかのようであった。

 

 一方で、そっちはずっと等間隔の早さで飛ぶのを繰り返しているかのようで消えたと思った数秒後にはまた現れて。また消えたと思ったら同じ速さで戻るを繰り返しているが、個体ごとに皆その早さは全く異なっている。その上、何度も鳴いているようだが、ずっと同じ音にしか聞こえないせいで、私にはどれが出したのか全く分からなかった。

 

 ただ、すぐ後ろの方で聞こえてきた、雑草を踏みしめる音。それが何度も細かい勢いで聞こえていたのがだんだんと収まっていくようで、こっちの背中にある石碑の少し離れた辺りで止まってきたのが理解できるようであった。

 

 向こうでソフィアがただわずかな息の音をこっちへと海が荒れ狂い続ける音の中でも確かにこっちへと聞かせてて。それに気づいた瞬間、私はただ力を顔にも体にも全く入れずにわずかに口を開けながらほとんど平たいだけの海の向こうを見つめているだけにしてたのを、上唇から下のに押し付けて瞑った目もそれで引っ張るように。それからゆっくりと息を吐きながら立ち上がって、自身のお尻の方で両手を重ねながら筋肉で動かすように目を開いた。

 

 ただ、風で髪の毛が揺れてるのを数秒感じてから気づくように自身のおでこの所にわずかに握り締めた手を置く。しかし、それは何度も繰り返し小刻みに震わせるかのようにくっつけている位置を変え続けてる。

 

「ほんとは嬉しかったんだけど、ごめんなさい。途中で抜けてしまって」

 

 最初は唇同士を力ないままくっつけていたけれど、わずかに顎を自分の体へと近づけてから元に戻す。それから上半身だけを使いながら振り返らせると、ちょっとだけ視界がぼやけながらその冷たい感覚を肌で味わって。でも一瞬で息を口と鼻から吸いこんでからほんのわずかに腰を引くようにしていた。




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