ドS京ちゃんシリーズ・小説版 作:京ちゃんスキー
被害者:須賀京太郎
自分が
その時、一人の少女が親が離婚したという理由で若干ハブられる状況が続く。
彼女が見せる寂しいような、切ないような表情、それが俺の性癖を歪めに歪めた。
女の子が可哀想な表情を見せる時、酷く興奮する。だが、ただいじめられている姿が好きなわけじゃない。
――救いを求めて藻掻く姿が美しい!
結果的に言えば、俺は彼女を助けた。
彼女が可哀想な待遇に嫌気が差したとかそういうのではない。断じて無い。
ハブられる状況が本格的ないじめに発展したからだ。
本格的ないじめ、それを眺めている時に不思議に思った。
『これは可哀想じゃなくて、辛そうなんだ』
俺は可哀想だとか、理不尽みたいな状況は大好物だが、
そう、可哀想な人間には光が必要なんだ、一筋の光、この状況から抜け出せるという確実な光! その光を求めて足掻く姿に酷く興奮する!
言ってしまうならスポ根、努力友情勝利、スパイスに挫折、複雑な要素を混ぜ合わせて性的嗜好が満たされる! 人間が足掻く姿はどうしようもなく興奮する!
だが、こんな美味しい状況に遭遇するのは稀、どうにかこの状況を打開できないか! そう思って辿り着いたのが麻雀だった……。
唐突に麻雀、そう、麻雀。
今は閉鎖してしまったが、中学に入学する頃まで存在したとあるネット麻雀サービス、そこではフリールームという機能があり、そのフリールームではチャットの使用ができた。
そして、そのネット麻雀サイトで一番勢力があったのは――『煽りありあり・◯人予告なし』という部屋!
ああ、今でも思い出す……あそこで何人のネット雀士を一般人に戻したことだろう……!
まあ、あのネット麻雀サイトが閉鎖されてからご無沙汰しているのだが……。
そんな超弩級の
日々、自分の性的嗜好を満たせる相手を探して日々奔走している。
そして、俺の友人である高久田が最高の情報を仕入れてきた……!
『なんか、インターミドル? 中学麻雀のトップが清澄に入学したらしいぜ』
その言葉に絶頂しそうになってしまった!
そう、まだまだ高校一年生だが――麻雀に人生を捧げる勢いの女の子が存在する! それを……いじめるのってヤバくね……?
ルンルン気分で麻雀部に足を運び、そして……!
「すいません、自分、一年生の須賀京太郎って言います。中学の麻雀全国大会で優勝した方がいると聞いて、俺も少しだけ齧ってたんですよね! だから強い人と打ってみたくて」
猫をかぶる……!