口の悪い呪術師(27)   作:道草屋

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どうもお待たせしました〜どぞ


望まぬ再会

 

 

あの後報告書にて本来低級の呪霊討伐の任務に準一級レベルの呪霊が出現したことが知らされた

 

「おいおい…調査がザルも良いとこじゃねぇかどうなってんだ?」

 

「矢車…話がある」

 

「なんだよ五条」

 

「報告書読んだか?」

 

「読んだがなんだあのザル調査あんなん…」

 

「実はあの場に傑の残穢があった」

 

五条の言葉に耳を疑う

 

「なに?間違いないのか?」

 

「間違いないあれは傑のだ。それにまだ知らされてないけど伊地知に調査させて二重に帳が降ろされてたこともわかってる」

 

「まじかよ…何の目的で…」

 

「まだ詳細は分かってないでも傑の事だ絶対何かある」

 

「はぁ…嫌になっちまうぜ…」

 

そう言って俺は煙草に火をつけた

 

 

 

 

 

 

 

朝、矢車と五条は夜蛾学長に集められた

 

「あれから調べてみたが夏油の動向は掴めないやはりお前の杞憂じゃないのか?」

 

「学長…残念ならがそれは有り得ないです直接現場を確認しました

僕が傑の呪力の残穢を間違えるわけないでしょ」

 

「確かに五条が夏油の残穢を間違えるのは有り得ないと思うぞ夜蛾」

 

「んー傑…」

 

夜蛾の発言の巨大な呪力が空へと現れた

 

「ガッデム!噂をすればだ!校内の準一級以上の術師を正面ロータリーに集めろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「珍しいな…」

 

「憂太の勘があたった」

 

「しゃけ」

 

「?」

 

空から現れた巨大な鳥型の呪霊

 

「関係者…じゃねぇよな」

 

「見ない呪いだしな」

 

「すじこ」

 

「わーでっかい鳥〜」

 

呪霊の口の中から半裸の男が1人中学生くらいの女子が2人出てくる

 

「うえ〜夏油様ぁ本当にココ東京ぉ?田舎くさー!」

 

「菜々子…失礼」

 

「えぇ?美々子もそう思うでしょ?」

 

「ンもぉさっさと降りなさい!」

 

「アンタ寒くないの?」

 

「アイツら…何…?」

 

「あー!パンダだ!かわいー!」

 

パシャパシャと写真を撮り始める菜々子

 

「お前らこそ何者だ?侵入者は許さんぞ憂太さんが!」

 

「こんぶ!」

 

「え?!」

 

「殴られる前にさっさと帰んな!憂太さんに」

 

「ええ?!」

 

「初めまして乙骨君私は夏油傑」

 

一瞬で乙骨の目の前へと移動する夏油

 

「えっあっ初めまして…」

 

「君はとても素晴らしい力を持っているね

私はね大いなる力は大いなる目的のために使うべきだと考えている今の世界に疑問は無いかい?一般社会の秩序を守るために呪術師が暗躍する世界さつまりね強者が弱者の環境に適応する矛盾が成立してしまってるんだなんて嘆かわしい」

 

乙骨の肩に手をかける

 

「は、はぁ…」

 

「万物の霊長が自ら進化の歩みを止めているわけさナンセンス!

そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよだからね君にも手伝って欲しいわけ」

 

「何をですか?」

 

「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るんだ」

 

 

「僕の生徒に行かれた思想を吹き込まないでもらおうか?」

 

「悟〜久しいね〜!」

 

「まずその子達から離れろ傑」

 

「今年の1年は粒ぞろいと聞いたがなるほど君の受け持ちか…特級被呪者 突然変異呪骸 呪言師の末裔…そして禪院家の落ちこぼれ」

 

「てめぇ!」

 

「発言には気をつけたまえ君のような猿は私の世界には要らないんだから」

 

乙骨が肩の手を払い除ける

 

「ごめんなさい夏油さんが言ってることはよく分かりませんでも友達を侮辱する人の手伝いは僕には出来ない!」

 

「ふぅ…すまない君を不快にするつもりじゃなかった」

 

「じゃあどういうつもりで来たんだ…夏油」

 

「宣戦布告ですよ矢車さん」

 

「宣戦布告?」

 

「お集まりの皆々様耳の穴かっぽじってよく聞いていただこう

来たる12月24日日没と同時に我々は百鬼夜行を行う場所は呪いの坩堝「東京新宿」 呪術の聖地「京都」 各地に千の呪いを放つ下す命令はもちろん鏖殺だ

地獄絵図を描きたくなければ死ぬ気で止めに来い!思う存分呪あおうじゃないか」

 

 

「あ〜!夏油様〜!もうお店閉まっちゃう!」

 

「もうそんな時間かすまないね悟、矢車さん 彼女達が竹下通りのクレープを食べたいと聞かなくてね」

 

「はやくー!」

 

「お暇させてもらうよ」

 

「このまま行かせるとでも?」

 

「やめとけよ可愛い生徒が私の間合いだよ?」

 

巨大な呪霊とともに小型呪霊が現れ乙骨たちの周りを囲み夏油は鳥型の呪霊で飛び去っていった

 

 

 

 

 

 

 

『非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか…』

 

『それもひとつの答えではあると思うだがどんなに酷い仕打ちを受けてたとしても虐殺を許していい理由にはならない』

 

『……』

 

 

 

 

 

 

「あの時言ったぜ…全力で止めるってよ……」

 

 

 

高専内の術師及び監督官は会議をしていた

 

「夏油傑 呪霊操術を操る特級呪詛師

主従制約の無い自然発生した呪いなどを取り込み操ります

設立した宗教団体を呼び水に信者から呪いを集めていたようです

元々所持していた呪いもあるハズですしここ数年呪いの報告数の減少傾向似合ったことも考慮すると数二千もハッタリではないかも知れません」

 

「だとしても統計的にはそのほとんどが二級以下の雑魚呪詛師だってどんなに多く見積っても50やそこらだろう」

 

「そこが逆に怖いところだぞ 夏油ほどのやつが単純な負け戦を仕掛けるわけがない」

 

「ガッデム!OBOGそれから御三家アイヌの呪術連にも協力を要請しろ総力戦だ!今度こそ夏油の言う呪いを完全に祓う!!」

 

その言葉を皮切りに術師達は慌ただしく出ていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…最悪の気分だぜ本当に…」

 

「大丈夫かい?矢車くん」

 

「おお冥冥前の買い物…」

 

「デートね」

 

「お、おう…デート以来だな」

 

「あれ以来私自身も忙しくてねあまり誘えてなくてすまないと思うよ」

 

「確かに息抜きにはちょうど良かったからな今度は俺がとこが連れて行ってやるよ」

 

「おや珍しいねお言葉に甘えさせてもらうよ」

 

「こういうこと言ってないとやってらんねぇよかつての教え子が呪詛師になっててそれも俺たちに宣戦布告布告なんてよ…」

 

「そうだね」

 

「まぁお互い頑張ろうぜ」

 

「そうだねじゃあまた」

 

「ああ、またな」

 

そう言って部屋を互いに出ていった

 

 

 

 

 

 

 




え?最後ので雰囲気ぶち壊し?
こんな重苦しい雰囲気なんかぶち壊しちまえばいいんだよ!!
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