「第2ラウンド行こうか!」
「矢車さん…私も加勢します」
「悪いな夏油…それと五条の事だが…」
「悟…?どうかしたんですか?」
「五条悟は俺が殺した」
男が夏油に向かって言う
「…そうか…死ね!」
夏油は呪霊を呼び出し男に向かって突っ込む
「おい夏油!先走るんじゃねぇ!いっつ…」
「矢車!その傷で動くのは無茶じゃ!」
「痛えが我慢出来る…お前は黒井の所に行ってやれ傷が酷かった…
応急処置はしておいたがどこまで持つかはわからん。それにいつまでもここにいると巻き込まれかねないからな」
「わ、分かったのじゃ!矢車も死ぬな!これは命令じゃ!」
「おう」
夏油は屋敷の中に入り男と対峙する
「焦んなよ。薨星宮と忌庫は隠す結界、入口に見張りは置けない扉の位置さえ分かってしまえばあとはザル。この時期から術師は忙しくなるし今高専では蠅頭が飛び交ってる外はてんやわんやさ呪力のない俺は透明人間みたいなもんだ。でもひとつ問題があってな俺が呪具をもつと呪具の呪力で透明人間じゃなくなっちまう」
夏油は上に向かって呪霊の塊を撃つ
「話の続きだ」
「?!」
「俺は物を格納できる呪霊を飼っててな呪具はそっちに入れて持ち歩いてる 皆まで言うなそれじゃ今度は呪霊の呪力で透明じゃなくなっちまうってんだろ?
お"ぇ"!呪霊に自らの体を格納させてサイズを落とすそれを俺の腹の中にしまう。透明人間は臓物まで透明だろ?これで俺はあらゆる呪具を携帯したままあらゆる結界を素通りできる初めに呪具を使用しなかったのはそういう事だ六眼相手の奇襲は透明じゃないと意味ないからな
星漿体を先に殺っても良かったんだが六眼の視界に入るのは…」
「もういい、天与呪縛だろ?術師と同様に情報の開示が能力の底上げになることは知っている私が聞きたいのはそこじゃない。なぜ薨星宮に続く扉がわかった?私たちは毛ほども残穢を残さなかった」
「人間が残すのは残穢だけじゃねぇ、臭跡足跡…五感も呪縛で底上げされてんだよ。」
「途中女性がいたはずだ彼女はどうした?」
「ん?あぁあのメイドか…知らねぇよ生かす気も殺す気もなかった。運よきゃ生きてるんじゃね?」
「そうか…やはりお前は死ね!」
夏油が呪霊を放ちレーザーのような青い光となって男に襲いかかる
「あそこか!」
矢車は傷を庇いながら夏油のもとへと急ぐ
男はレーザーとなった呪霊を切り伏せながら別の建物へと移動する
夏油は追い打ちで更に呪霊を放つが男によって真っ二つにされてしまう
「馬鹿な!最高硬度の虹龍だぞ?!」
「呪霊操術…烏合だな。あ?」
男の周りが時が止まったかのように動かなくなる
「ワタ…ワタシ…キレイ?」
女の姿をした呪霊が男に向かって言う
「仮想怨霊…質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域か
あーそうだな…ここはあえて趣味じゃねぇ」
ハサミが周りに現れ男に切り傷が出来る
「あーそういう感じね」
男の肩にいる呪霊が呪具を吐き出す
それと同時に周りにあったハサミが粉々に砕け散る
「馬鹿が…終わりだな」
「お前がな!」
(呪霊操術…降伏した呪霊を取り込み自在に操る術式。
階級換算で2級以上の差があれば降伏を省きほぼ無条件で取り込める
能力は特殊だが呪霊自体は強くない取り込める!武器庫は抑えた!
あとは物量で…)
「夏油!油断すんな!」
「!」
ガキン!刀同士がぶつかる
「ちっ…かっこいいな生徒を庇うとは」
「うるせぇよ…こっちは無理してんだ早めに退場願うぜ!」
「や、矢車さん!」
「いいからここ離れろ!」
夏油を建物内から離れた場所へ押す
「こっちも相手しろよ」
「野郎の相手なんかお断りだ!」
刀同士が激しく交差する
「いい腕してんな。片手でそれとは恐れ入るぜ」
「お褒めに預かり光栄だね」
「だが無理だなそれじゃあ俺には勝てない」
どすんと音を立て建物は崩壊する
「ぐっ…また傷口が開いてきやがった…」
矢車の脇腹から血がポタポタと垂れる
「だから言ったろ?痩せ我慢はすんなって」
「心配してくれるとは随分心優しいな…!」
「はん…ぬるま湯に浸りすぎたかな」
「ふっ!」
矢車は刀を振るがパキンと刀が折れた
「はは…刀の耐久値…考えんの忘れてたわ…」
「残念だったなもし生きてたら今度は万全の状態で殺り合おうぜ」
その言葉を最後に俺の意識は遠のいていった…
報告書
● 五条悟術師が盤星教本地に乗り込み 賞金稼ぎ 禪院甚爾を殺害
その過程で反転術式と見られる術式を発現
以下 決定事項
●呪術高専2年 五条悟を「特級術師」と認定
同じく呪術高専2年 夏油傑を「特級術師」として推薦する
五条さんと甚爾くんの戦闘を省いたのは申し訳ないですがこれも次の話のためなんです許して…
ちょっとだけ話すと矢車さんの入院パートです
冥さんと理子ちゃん、黒井さんとで絡みます