吉井明久、桜庭学園でハーレムを・・・作ってしまった。 作:一日三食MEN
京子が主犯となったあの大騒動が片付いた次の日・・・突然桜庭学園は一日だけの臨時休校となった。その理由が、
『この際だから、学園内を思いっきり掃除しないと!』
緑が主導となって、既に使われていない教室や施設の調査だった。京子が使われていない体育館二階の編集室で、あれだけの騒動を起こした。そこからの反省を持って、立ち入り禁止エリア以外で生徒が入れて悪用されそうな設備をチェックをすることになったそうだ。何しろ、この学園は隙あらばそういう施設にある設備を悪用しようとする生徒が京子以外にもかなりいる・・・例えば寮の部屋を改造して、自分の研究部屋にした紅葉とか紅葉とか紅葉とか。
それだけなら休校まで発展しないが、今回の緑の提案は教師全員の力も借りる必要があったのだ。何故なら、生徒より教師の方が学園内を把握しているからだ。そのため、教師全員からどこに何があるかをその場所に行って調べる必要がある。教師も一人一人どこに何があるかを把握している範囲が違うから、全員でやる必要があるのだ。因みに、まだこの学園にきて数日の姉さんも美空先生と一緒に参加しているけど、
『第三保健室だけじゃ、いずれ満杯になりそうですからね~。私達と明久君との活動が他で使えそうなところを確保しておかないと』
『期待してくださいね、あき君♡』
そんなラインが二人から届いたから、ほぼ確実に僕関連で参加しているみたいだ。後は、緑や生徒会以外にも生徒の方からの参加者がいて、学園内の事件を一秒でも早く見つけて記事するためにマスコミの如くうろついていて校内をかなり詳しいであろう京子以外の報道部も駆り出された。
『別に構わないわよ~。休みにしてあげるから好きなだけ調べなさい』
このように学園長もあっさりと許可を出したため、この日は休校になったということだ。う~~ん、やっぱり、この学園は学園長を筆頭にしておかしい!←因みに、原作のがくパラではこの展開はありません。あくまで、この話を書くための時間・・・もとい日にち稼ぎです。
急にやってきた休み。うん、ここはもちろん
「寝るに限る!」
昨日の逃走と・・・新任教師となった姉さんの襲来で疲れ切った体を休めるのにちょうどいい!朝食も食べ終わったし、早速寝るためにベッドに
「やっほ~~~明久く~~~~ん!」
・・・入れなくなってしまった。来海先輩が突然やってきた。
「あの、何か用ですか?」
「うん!来海、明久君と行きたいこと頃があるの!」
「行きたいところ?」
「お願い一緒にきて!」
ちょ!いきなり腕を掴まれて、
「お、落ち着いてください!」
「ほらほら!レッツゴー!」
走り出したよ!ああもう・・・大方目的地は料理部の部室あたりかな?となると、料理部員達の精力料理を食べたら・・・はあ、覚悟を決めるか。
そう思っていた自分を殴りたい。
「えっと、よろしくお願いします」
「おう!よろしく頼むぞ!」
「えへへ~~、明久君と働けるなんて嬉しい!」
来海先輩が連れてきた場所が・・・何とかなり有名なチェーン店のパン屋『パンタジア』だった。ここのパン屋のパンは僕も食べたことがある・・・マジでうまいんだよね!
「悪いな。本来の店員が全員今日休みになってしまってな。時々手伝ってくれた来海君から聞けば、君なら大丈夫らしいな」
「お願い!手伝って明久君!」
突然連れてこられた理由がまさかのパン屋のバイトなんて・・・話を聞けば何人か店員はいたが、かなり急にインフルエンザなり、家族サービスなりで休み申請を出してきたそうだ。明日からまた数人戻ってくるが、今日だけはどうしても店長一人になるから、時々ここでバイトしていた来海先輩に相談したら、僕を連れてくることにしたらしい。
「えっと、手伝いはいいんですが・・・どうして、他の料理部員じゃなかったんですか?僕ができることって、せいぜい接客くらいでパンを作ることはできませんよ」
「それでいいの!来海や店長はなぜか他の店員さんから接客をしちゃだめ!と言ってやらせてくれなかったの・・・何でも、警察を呼ばれる可能性があるって」
「全く、どうしてなんだろうな?まあ、そういうわけで君には接客を頼みたい」
・・・その店員の判断は正しい。だって、来海先輩はマジで小学生に見える身長と体型で性格も幼いから労働基準法違反しているパン屋って見られそうだし・・・この店長さんに至っては、無精ひげにアフロヘアーにサングラスで身長も高く上半身はシャツ一枚だから筋肉質な体がごつい・・・正直言って、これでスーツを着たらヤ〇ザな人と思われてもおかしくない人だ。
そんな二人のいる店に入りたいお客はいるだろうか・・・来海先輩ならまだ可愛さで入ってくるお客もいるだろうが、店長が接客をしたらそれはやばい人同士のやる喧嘩の絡みにしか見えない!!絶対にしてはいけない!!何故だ!ここって有名なパン屋『パンタジア』だよね!何で、こんな人が店長やってるのさ!
と、とにかく!今はバイトをするんだ!来海先輩は焼かれたパンを並べて働いている!と、とにかく!僕も掃除くらいやらないと!
ふう、これで店の外の掃除もこれでいいかな?・・・ん?
「おう、掃除ご苦労さん」
「あの、くみ・・・て、店長」
正直この人は店長と言うより組長と呼ぶ方が違和感ない・・・頑張って慣れよう。そして組長と言わないようにしないと。、
「ん?なんかあったか?」
「道路挟んであっちに喫茶店があるんですが」
「ああ、あの店か・・・もしあそこで食事をするなら今はやめておいた方がいい」
「え?どういうことです?」
「実はさっき二人が来る前に数人、店に入っていくのを見た。まだ開店前だからおそらくバイトだろう・・・多分、そろそろ例の病気を発症させるはずだ」
「病気?熱とかですか?それなら休みにした方が」
「いや、病気と言ってもそういうのではなく」
やれやれと言った感じの店長。う~~ん、いったい何が
『ディアマイエンジェ~~~~ル!!!パパと一緒にお風呂入ろうねええええ!』
『な、何じゃいきなり!』
『おい待て、いきなりどうしたんだ!』
『・・・半狂乱』
『なんかやばいぞ!秀吉!今すぐに逃げろ!』
『わ、わかったのじゃ!!』
『可愛いディアマイエンジェル!!一緒にお風呂入ってご飯食べて寝ようね~~~!大丈夫!たっぷり抱きしめてあげるから!!』
『ちい!聞く耳持たねえ!!つうか、もう正気じゃなくて狂気だぞ、おい!!ムッツリーニ!根本!こいつを気絶させるぞ!』
『『おう!』』
あれ?何か窓から見える店内がかなりやばいんだけど・・・店長と同レベルの体格とヤ〇ザに見える男性が店長と呼ばれていたんだけど?しかも、あれって・・・文月学園で会った坂本君と木下さんだよね。ムッツリーニと根本って男子とは会ったことないけど・・・へ~~、向こうでバイトしてたんだ~~って!ウエイトレス姿の木下さんに襲い掛かろうとしているよ!ウエイター姿の三人が必死に殴る蹴るして・・・あ、やっと収まったみたい。←今回明久の代わりに根本なのは、原作通りに文月祭で小山にフラれてしまったため何とかアクセサリーでも買って気持ちをひこうと考えたが、お金が足りなかったので三人と一緒にバイト募集したという設定です。
「やっぱりやったか・・・懲りないな~~あそこの店長は」
「い、いったい、あの暴走した喫茶店の店長はどうしたっていうんですか!」
まさか、病気ってこの事なの?木下さんを娘って言っていたけど?
「実はあの店長な。奥さんと娘さんに逃げられたんだよ」
「え?それって浮気とかしたんですか?」
「いや、それはしてない・・・というか、見てわかっただろ?娘を溺愛していてな」
「溺愛してって・・・あれもう完全に、それすら飛び越えてますけど?」
娘を一人の女として愛してる、というのではないけど・・・もういろいろ宇宙空間に理性を投げ飛ばしたかのようにぶっ壊れていたよ!
「そう、あの暴走を娘を見るたびに毎日していたから、呆れかえった奥さんと娘さんはしばらく距離をとった方がいい。ということで出ていったんだ」
「・・・それは正解、ですね」
もう既に道を踏み外している気がするけど、とにかく身の安全を考えると確かにその判断は正しいと言える。娘を大切に思うのはいいことだけど、毎日あんな暴走されたんじゃさすがに限度だってあるしね。
「愛する二人がいなくなったことで抜け殻になってな・・・当時バイトしていた数人のウエイトレスの女の子の事を、だんだん自分の娘のように見えてきて」
「・・・まさか、あの暴走をその子達にしたんですか!」
う、頷いたよ!もう娘さんの存在があの店長にしたら麻薬レベルになっちゃっているの?それならこっちの組長にしか見えない店長の方がまだましだ!喫茶店にしてはウエイトレスの人がいないな~~。と思っていたけど、その被害に遭って辞めたということか!せ、セクハラで訴えられなかっただけマシだね・・・というか、辞めたウエイトレスの女の人達も娘への溺愛を知っていたからしなかったんだろうな・・・。
「そうなると、来海先輩はかなりやばいんじゃないですか?」
「ああ、営業中は外には出さないようにしてくれ・・・万が一見られたら、店をほったらかしてここにやってきて暴走するかもしれないからな・・・一応注意しておくぞ。あの店長の娘さんの事を「どんな子なんですか?」とか聞くなよ?殺されるかもしれないぞ」
「分かりました」
名前も顔も知らないのに、ちょっと聞く程度で殺そうとする・・・いや、あの娘さんへの狂った愛情を見た今なら納得できる!むしろ、暗殺者の如く背後に回ってナイフで僕の首を切ろうとする姿が思い浮かんだ!
「一つ聞きたいんですが、娘さんって今何歳なんですか?」
「吉井君と同じくらいだが・・・言動から察するに、あの父親には1歳くらいにしか見えてないだろうな」
もう十七歳の娘さんをいまだに1歳にしか見えてないなんて・・・改めて思う。奥さんと娘さんは実に正しい選択をした!さあ、気持ちを入れ替えて仕事をするぞ!
『ムッツリーニ、あの店長アウト?セーフ?どっちだ?』
『・・・ゲームセット』
『アウト二十七か。不思議と多すぎない上に、納得できてしまう』
『『うんうん』』
ははは、そんな声が喫茶店から聞こえてきたけど・・・僕もそう思うよ。
そして、パン屋の開店時間となった。基本は店長が裏で力仕事が必要なパンの生地を作り、
「ありがとうございました~!」
僕が主に接客とレジをして、
「は~~い!新しいパン焼き上がったよ~~!」
来海先輩はオーブンの中にあるパンの焼き具合をチェック。イイ感じになったら取り出して売り場に運ぶ。そんな役割分担となった。まあ、さっきは店長が接客をしたらお客は逃げる的なことを考えたけど、これなら問題ない。時々出てくる来海先輩は
「可愛いわね~~お手伝いしてるの?」
「そうなの~~!明久君と一緒にね!」
「あらあら、兄妹そろって偉いわね!」
「えへへ~~」
買いに来たお客に褒められて照れている。絶対にあの年配のお客さん・・・僕を兄で先輩を妹と見たな。まあ、気づいてないならそれでいいか。
さて、二時間くらい経ってやっと一息ついた。喫茶店の方は・・・あれ?営業している?さっき店長をぶちのめしたよね?店長が気絶しているならやらないと思ったのに・・・準備中の札をかけ忘れたのかな?まあ、店を開けても回せているってことはあの四人でやれてるってことかな?
『き、木下!な、何て可愛いんだ!ああ、頼む!あの時の結婚の誓いを今してくれ!』←番外編・緑編にて。
『な、何を言っているのじゃ!』
『先輩、店員へのナンパと求婚は禁止されているのでお引き取りください』
『・・・邪魔(ちく!)』←麻酔針を刺して眠らせたムッツリーニ
『ふ~~、秀吉へのナンパが多いな。というか、何で男物に着替えないんだ?結局その格好のまま働いているし(やばい。キスされてから秀吉を強く意識しちまうし、ウエイトレス姿が可愛く思えちまう・・・時々ムッツリーニみたいに見えそうになるスカートの奥が気になっちまう!)』
『さ、サイズが合ったのがなかったからじゃ!(言えるわけないじゃろ。雄二、お主に可愛いと見られたいと思っているからなんて!で、でも、全然こっちを見ない・・・パンチラでもして意識させるべきかのう?・・・っは!わ、わしは、なんてことを考えたんじゃ!)』
うん、木下さんのウエイトレス姿は可愛いと思うし、ナンパも多いだろうね。ただ、求婚はいくら何でもやりすぎだと思うけど?←求婚した相手の男をすっかり忘れている明久である。
「ねえねえ、君可愛いね~~おじさんと一緒に遊ばない?」
「え?来海今働いているの。それにおじさんは来海と何して遊ぶの?」
・・・向こうには変な客がいたけど、こっちにもいる!パンを出してきた来海先輩に変態じじいが言い寄ってやがる!このやろう!先輩に何かあったら僕が店長にどんな目に合うかわからないんだから、どっか行きやがれ!
は~~~、働いて四時間。あっという間に、午後の2時になった。
「おう!無事完売したな!」
「やったね!明久君!」
まさか、このパン屋がここまで人気だったなんて・・・伊達に有名パン屋じゃない。ってことなのかな?あと、この組長にしか見えない店長のもとで働いている店員って、いったいどんな人達だったんだ?
「それにしても、本当に完売して閉店。でよかったんですか?」
パンならまだまだ焼けば、夕方まで売れると思うんだけど。
「ああ、心配するな。元々今日はこの時間で終わらせるつもりだったから。安心しな、ちゃんとバイト代は出す。ありがとうな、助かった」
「まあ、店長がいいというなら」
「今日のお仕事は終わりだね!」
入り口の扉にはもう「本日の分のパンはすべて売り切れました。よって、閉店となります」という張り紙が貼られているし・・・実際、本当に一個もないし。食べて見たかったな~~、桜庭学園のあの食堂の・・・いかんいかん!あの真っ黒メロンパンを思い浮かべるな!常盤の大好物なんぞとは比べ物にならないくらいうまいだろうに!
「ははは、安心しろ。君の分のパンは残してあるよ」
「え?」
そんなに分かりやすかったかな?
「帰ってから食べてみな」
「来海が作ったパンだよ!」
「ありがとうございます!」
そ、それはありがたい!パンとバイト代をもらって、後はこのパンでちょっと遅めの昼飯を食べるだけ!うんうん、これで全て用事も終わり!・・・あれ?そういえば、どうしてこの時間で閉店にするんだ?
「あの店長、そもそもどうしてこの時間で閉店するんですか?」
「ああ、ちょいとこの後用事があってな」
用事?って!ちょ、店長!
「あれ?何でスーツに着替えているの?」
「そろそろ来るからだ」
な、何か雰囲気まで変わってきてるよ!さっきまで見た目は怖いけど結構親しみやすい感じな空気をしていたのに、今はまるで戦地に行く兵士みたいな覚悟を決めた人みたいな空気になっているんだけど!
どたどたどたどた!
な、なんだ?店の外が騒がしく、
ばん!←勢いよく店の扉が開かれた音
「「「「「兄貴!すいやせん!力を貸してくだせえ!」」」」」←現れた男の人達・・・誰もがやばそうな空気をしている。
「ああ、安心しろ。もう準備はできてる」←兄貴と呼ばれた店長の顔つきが厳しくなった。
・・・こ、これって、もしかして。
「来海君、明久君。もう店に鍵をかける。悪いが外に出てくれないか?今からもう一つ仕事をしてくる」
「は~~い。もう一つのお仕事頑張ってきてね~~」
「は、はい、わかりました」
み、皆で外に出て、店に鍵をかけると、
「兄貴!いつもお疲れ様です!」
「それで、今日はどこが襲撃に来るんだ?」
「へい!×〇▽組です!情報によると、あと数分で組に殴り込みに来ると」
「ふむ・・・少し遅れるか。なら、それまで持ちこたえるよう連絡しろ!」
「「「「「「ヘイ!兄貴!俺たちゃ、ずっとついていきやすぜ!」」」」」
明らかにやばい会話が、店長が黒塗りの車に乗り込む途中で聞こえたんだけど・・・あははは、もう聞かなかったことにした方がいいよね。つうか、車の扉を開けた時に一瞬見えちゃったけど、先に乗っていた男性の一人が手入れしていたものが銃だったような気が・・・も、モデルガンだよね。モデルガンなんだよね!
「店長さん、皆から頼りにされてるね~」
来海先輩は絶対そのお仕事が何なのかがわかってないよね!で、でも、事実は絶対に教えちゃだめだ!先輩の純粋な心にやばいことを教えちゃだめだ!
は、あはははははは・・・店長って本当に、組長だったんだ・・・知らなくてもいい事実を知っちゃったよ。
「また手伝いにこようね!明久君!」
「・・・・・・」
全然わかってない来海先輩の言葉に頷くことも「うん」の一言も言えない僕は、しばらく呆然としていた・・・その時だった。
「ディア!マイ!エンジェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ル!!!!!」
そんな声がこの辺一帯に聞こえたのは。
くるり。←僕と来海先輩が声のした方を向く。
「えんじぇええええええるうううううう!!!」←喫茶店の店長が狂った顔で飛んでくる。
どっごおおおおおおおんんんん!!!←その店長が車に跳ね飛ばされた音
・・・は?
「ん?何か当たったように思えたけど、気のせいさね」←撥ねたのは文月学園の学園長。
しかも、喫茶店の店長を撥ねたオープンカーを運転しているどっかのばばあは、そのまんま確認もせずに走り去っていったし。←原作アニメでも明久の召喚獣を撥ねたので、今回採用しました。
何故、喫茶店の店長が突然飛び出してきたんだ?・・・あ!そういえば店長が外に来海先輩を出していたら危ないって言われていた!そうか!意識が戻って窓から見えた来海先輩を見て暴走したってことか!
「全く!何でいきなり外に出たんだよ!」
「何か突然機構に走ったのじゃ」
「・・・・・・いい(ぼたぼたぼた)」
「待て!なんでムッツリーニが鼻血を出しているんだ!向こうに一体何が・・・」
あ!あの四人が外に出てきた。多分今はお客がいないんだな・・・って、なんか一人鼻血出しているんだけど!しかも、あの人の視線・・・来海先輩?何で、先輩を見て興奮したんだ?←この時の来海の姿はエプロン姿であり、明久は隣にいるから服を着ているのがわかるが、ムッツリーニからすれば裸エプロンをしている幼女に見えた。
「・・・あ、あの野郎は(文月学園の学園祭で俺と秀吉がカップルだと言って、更に如月グランドパークで俺の代わりに生贄にならなかった蛆虫野郎で、あの動画のせいで一部には霧島雄二と呼ばれるようになった元凶!あいつが身代わりになれば、こんなことにはならなかったのに!)」
あれ?何か、坂本君が震えている。いったいどうしたんだ?←この時、文月祭と如月グランドパークの出来事を思い出して怒りに燃えてきた雄二。この話では全然顔を合わせてないのに、明久に対してそう思う当たりさすがと言える。
「てめえええええええ!!!」←何故かこっちに向かって走ってきた坂本君。
どっごおおおおおおおんんんん!!!←坂本君が車に跳ね飛ばされた音。
がちゃ「雄二、私に隠れて木下と二人で働くなんて許せない」バタン←その車から女の子が出てきて坂本君を車に入れた声と音。
・・・まさか、目の前で二回も人が撥ねられる場面を見るなんて思わなかった。というか、喫茶店の店長はまだ来海先輩を見て暴走したけど、何で坂本君まで暴走したんだ?
「ゆ、雄二が霧島に連れ去られたのじゃ(雄二・・・ううう、どうして抵抗しなかったのじゃ。や、やはり、霧島の事が好きなのか?そ、そうなると勝つにはわしが・・・女に、なるしかない。うん、覚悟、きまったのじゃ)」←雄二が霧島の車に入ったのがそう見えた秀吉である。
「仕方ない、あいつの分のバイト代は三等分するか」
「仕事放棄・・・妥当な判断」
いや、どう考えても動けない状態の坂本君を連れ去ったとしか見えないんだけど!それとも、あれくらいのことが日常茶飯事で起こっているの!・・・こっちも人のこと言えないけど!
「明久君、帰ろうか!」
「そ、そうです、ね」
目の前で二回も交通事故が起こったんだけど・・・何故だろう。あの店長も坂本君も、次の日には何ら変わらない姿で日常を過ごしていると確信できるのは?
『お姉さまあああああ!さあ、私の部屋でた~~~~っぷり、二人っきりで明日まで一緒に♡』
『は!ちょ!何で!ここって美春のお父さんがやっている喫茶店だったの!』
『でぃ、ディア・・・マイ・・・エン・・・ジェ・・・ル(わなわな)』
『ほらほら、ムッツリーニ君。木下君より僕のウエイトレス姿はどうかな(ちら)』
『お、俺は・・・くっし、な、い(ぼたぼたぼた)』
『ちょ!まずいぞこれ!て、店長、早くバイト代ください!それが終わってから』
『き、き、き・・・』
『ああもう!ダメだこれは!バイト代はもうおじゃんになるが、俺は逃げる!』
『は、離しなさいって!わ、私、あ、きゃ!』
『ぜ~~~ったいに離しません!さあ、時間はたっぷりあります!濃厚な話し合いをしましょう♡』
『濃厚な・・・話し合い(ぶっしゃあああああ!!)』
『一層の事・・・ムッツリーニ君!僕達もその話し合い、しようじゃないか(ビラ!)』
『ぱ、パンティ・・・・まるみ(バタン!ドクドクドク)』
・・・何か店長を連れ帰った喫茶店の中が、すっごいカオスになってるんだけど?店長の娘さんらしき女子がポニーテールの女子に抱き着いて顔をこすりつけている百合な光景に店長が怒りに震えているし。後、姿は見えないけどもう一つカオスな展開になっているのもあるみたい!あ、一人(根本)が逃げ出した。うんうん、君は実に正しい選択をした!僕だって
『貴様が娘をたぶらかした女かああああああああ!!!!』
こんなカオスなことになるなら、一目散に逃げるよ!
その後、僕と来海先輩は無事お昼のパンを食べながら桜庭学園に戻った・・・するとその日の夜、京子の仕業なのか、僕と来海先輩のパンタジアで働く姿の写真付きの記事が学園のネットニュースになっていた。
パンタジアは焼きたてじゃパン!に出てくるパン屋です。以前、横島忠夫シリーズのどこかの話の前書きに描いたことがあります。このキャラはかなり記憶に残る濃いキャラだったので今回出しました。
因みに、原作でパン屋の店長は本当に組長になってます。簡単に経緯を書くと、
1,パン屋にやってきた組員達をボコる。実は店員の一人がヤ〇ザの組長の息子であることを告白。もう一人息子がいて、パンの対決をして負けた方が組長の後継者になることになる。
2,前組長は、そろそろ引退だが組員達が路頭に迷うことになるのでそうならないためにもふさわしい後継者を探していて、二人の息子のどちらかにしようとしたが勝負内容を店長に解説してもらう内に、その考えを改める。←元々息子達には自由に生きてほしいという考えはあったが、自分の立場上そうするしかなかったいい父親である。
3,途中やばい展開になったが、店長がその状況を冷静に周りを見て打破したことで前組長の店長への好感度が一気にアップ。勝負後、二人の息子には今の仕事を続けるよう言って、店長を後継者にすることを宣言。組員達も自分達より強い店長ならと大賛成。
4,こうして、パン屋の店長兼ヤ〇ザの組長の二刀流が誕生。
こういう流れでなりました。気になったら、この漫画を見てください。普通に面白いので!
では、次回は本編に戻ります!