吉井明久、桜庭学園でハーレムを・・・作ってしまった。   作:一日三食MEN

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 思った以上に明久のいない文月学園の文字数が多くなった~~と思っているこの頃です。まあ、秀吉が雄二を恋愛対象として見て性転換して霧島にライバル宣言しましたからね。やはり、気になる読者様もいますし・・・自分も結構乗って書いてます。


 では、続きをどうぞ!


戦う理由があるんだよ!・・・って、かっこつけてみた!

  明久のいない文月学園

 プール掃除も終わり、早速各々で遊ぶ雄二達だった・・・が、

 「負けねえからな!」

 「・・・こっちも譲る気はない」

 「おおよ!勝つのは俺だ!」

 「わしも、本気を出すのじゃ!」

 ほんわかな空気は一変して、火花が散る空気となった。きっかけは、原作と同じように途中乱入してきた大好きな島田を追いかけてプールに参加してきた清水だった。彼女は同性愛が最も素晴らしい恋愛という考えを持っていて、男女の恋愛は汚らわしい行為と見ている。ここには男が三人いるが・・・雄二は秀吉と霧島、ムッツリーニは工藤、根本は小山と一緒なので、清水の不安することがないと思いきや・・・姫路と一緒だった。普通に考えれば友人とわかるのだが、ストーカーレベルの愛情を持つ清水にとってはそれすら

 

 『姫路さんみたいな巨乳より、私みたいな微乳こそがお姉さまにふさわしい恋人ですわ!』

 

 危険信号なのだ。何を思ったのか、水泳対決をして勝った方が島田の恋人に!と言い出した。当然姫路は受ける気はないし、そもそもそんな感情を持ってもいない。だから、あっさりと身を引いて

 「瑞希!!恨むわよ~~!!」

 「ごめんなさい姫路さん!私誤解してました!」

 「わ、わかってくれて、何よりです」

 冷や汗を流しながら二人を見ていた・・・が、ここで終わりと行かず、小山と工藤が

 

 『せっかく面白くなりそうだったのに・・・それなら、男子達が対決して一番負けたやつが好きな人を告白するっていうのはどうかしら?』

 『おお~~、それいいね~~!ハイ決定!』

 

 余計な一言を言ってしまった。男子達は何いいいいい!!って思わず叫んだが、根本は小山に格好いいところを見せるチャンスであり、ムッツリーニは

 「秀吉も参加する(泳ぐ姿を撮るチャンス)」

 「ちょ、ちょっと待つのじゃ!わ、わしは・・・い、いや、わしも参加するのじゃ(こ、ここで、もし、雄二が負けたら、こやつの好きな人を聞くチャンスなのでは!)」

 秀吉の泳ぐ姿を撮影するために秀吉も巻き込んだ。秀吉は性転換薬で女になっているが、雄二が今好きな人を聞きたいがために参加を決意したが・・・自分が負けた時のリスクを忘れていた。そして、雄二も

 「ばかばかしい!そんな対決はそっちが勝手に!」

 「雄二・・・ダメ?」

 「・・・ああもうわかった!やってやるよ!」

 いつもの霧島なら腕をねじりながらスタンガンを押し付けて強制参加させるが、ライバルの秀吉の女っぽさに前たくないのか、胸の感触と上目遣いという女の武器を使ってお願いしてきた。今までと違う彼女のやり方に調子が狂った雄二は、思わず参加することになったのだ。

 因みに、勝敗は・・・

 「来世は鳥になって、好きなだけ女子更衣室を覗けますように(ドクドクドクドクドクドクドクドク)」

 「「何やってんだ、お前はあああああ(でも、これでうやむやだ!感謝するぞ!)!」」

 この通り、原作と同じで秀吉の水着のブラが外れたことで、我慢ができなくなってプールの水を赤くしたことで勝者無しの終了となった・・・せっかく掃除をしたのにまた汚してしまったことに雄二と根本は怒鳴ったが、皆の前で告白をすることがなくなったので内心感謝もした。

 「ううう、うわああああ~~~雄二いいいい~~!」

 だが、秀吉は女の感情を強く持つようになったことで、胸が露わになった恥ずかしさのあまり雄二に抱き着いてしまった。

 

 「おおおお、落ち着け秀吉!!!(・・・違う違う違う!胸に何か膨らみがあったように見えたが!その胸の感触が俺の腹に当たっている気がするが!違う違う!あれは波がそう見せただけだ!!男にも胸の筋肉があるからそう感じているだけだ!)」

 

 秀吉に抱き着かれた雄二は大混乱。必死に秀吉が隠せていない女の要素が見えたのを自分自身に誤魔化して、男に抱き着かれている。という認識をすることで精いっぱいだった・・・もう少し胸が膨らんでいたら、確実にこの男も鼻血を出していただろう。

 結局ムッツリーニの鼻血でプールを汚したことで西村に怒鳴られた雄二は、何とか秀吉の胸の事は伏せて説明すると、

 「・・・今度の強化合宿は、木下の風呂は別にした方がよさそうだな」

 原作と同じで呆れながらも、数日後に始める合宿の事で頭を悩ませた。

 

 

   明久のいる桜庭学園

 「ふ~~、やっと着いた」

 美空先生と姉さんの恐怖の誘惑から逃げるために、第三保健室を脱出した後は何事もなく寮に戻ってこれた。後は部屋で横になってぼ~~っとしてよう。今は体力を回復させないと

 「よし!解析終了!これよりあきちゃん救出作戦を開始する!」

 「戻ってきたからやめないか!」

 思っていたのに、紅葉が物騒なことを言っていたので阻止した。紅葉以外にも、いつも通り来海先輩・緑・京子がいる・・・いつも通りと思っている当たり、この四人がいることは既に日常になっているんだな~~。

 「あ!あきちゃん。おかえり!」

 「よかった~~、風紀委員を敵に回さなくて済んだよ。大丈夫?明久君?」

 「尋問はされたけど、そこまで心配することじゃないから大丈夫ですよ」

 まるで主人を心配する子犬のように僕の周りをまわる来海先輩・・・一瞬、犬の耳が頭から見えたのは幻覚だろう。うん、似合うなんて思っちゃいけない。

 そのことを考えないようにするために、どうして僕が風紀委員に尋問されていたことを知っているのか聞いたら、声が聞こえたから京子が報道部を使って調べてわかったとのこと・・・さっき紅葉が言った「解析」というのは僕が尋問を受けている場所を風紀委員の出入りの記録を調べて割り出していたらしかった。

 「明久君が終わったことと片付けているから追及はしないけど、何があったかくらいは言ってほしいな」

 「あ~~、ま~~、それは」

 心配そうに緑が聞いてきたけど・・・ちょっと言いづらいな。だって、僕が解放されたのって

 「風紀委員の女子に助けられたんでしょ」

 「うん、実はそう・・・って!!」

 な、何で知ってるの!

 「え、明久君を助けたのが風紀委員なの?」

 「ええ、菫ちゃん以外にも三人の風紀委員がいて、その風紀委員達の事も調べてみたら三人とも女子でしかも水泳部・料理部・バスケ部の部員であることがわかって・・・となると」

 「ああ、そういう方法か~」

 うわ、あっさりとばれたよ!紅葉も「いつもの方法か~」的な感じで納得するな!緑や来海先輩までそんな顔しないで!そもそも、こんなのは・・・・・・この体質になってからだぞ!なる前はこうじゃないからな!

 「あ、明久君・・・あまり強く言えないけど、ほ、ほどほどに、ね」

 「ちょっと京子!どうして知ってるのさ!!」

 「いや~~、調べたのはそこまでよ。ちょっと前に本人達からラインで「明久先輩を無事助けました」ってメッセージが来たのよ・・・スタンプがご馳走様になっていたから、そうじゃないかなと思ったらビンゴだったみたいね。ま、おかげでこうして解放されたから良かったじゃない」

 何も言えない。は~~、僕ってどうしてこうなっちゃったんだろう・・そういえば、あの後菫ちゃんどうしたのか・・・あ!

 「そうだ、菫ちゃん!ああああ、ど、どうしよう!僕と朝倉さん達の現場見ていなくなったんだった!」

 「ありゃ~~、まあ、必要な犠牲だったということで」

 「とってもショック受けたんだぞ!そんなことを言ってられないよ!」

 相変わらず紅葉の奴は~~~!!

 「で、でもさ、それなら明久君危なくない?」

 「え?菫ちゃんじゃなくて僕が?」

 「だって、風紀委員の菫ちゃんがもしこのことを・・・」

 「あ・・・」

 そそそ、そうだった!朝倉さん達とは違って、真面目に風紀委員の活動をしている菫ちゃんがこのことを!うう、そ、そうだ!こういう時の

 「情報規制を頼む!京子!」

 京子頼みだ!

 「ええ、もちろんわかっているわ。ただ、報酬として引き続き学園祭の準備は手伝ってもらうわよ」

 「ああ、問題ないよ」

 それで何とかなるなら準備の手伝いくらい・・・あれ?そういえば、わざわざ学園祭の荷物移動で僕にあそこまで迷惑をかけた隔壁の件はどうしたんだ?

 「そういえば京子。その準備で隔壁の問題があったじゃない?それって解決したの?」

 「ええ、解決したわ。会長に抜け道を教えてもらったの」

 「抜け道?」

 え?そんなのあったの?

 「学園内にある抜け道だよ。普段は猫の通り道になっている獣道よ。まあ、余り通る人もいないから知らないのも無理ないと思う」

 「へ~~、そんな道があることを知っているなら、他の生徒達にも教えればいいじゃない」

 「は~~、何を言ってるのよ!明久、あの道がどんな道かを・・・・・・ああ、そんなことを言うということは知らないわね」

 ん?京子がいきなり血相変えて詰め寄ってきたが、急に納得したぞ?何か、その抜け道に問題でもあるのかな?

 「明久君・・・猫って、塀の上を通るよね」

 「うん、塀と塀の人がぎりぎり通れそうな道に屋根の上に・・・え?まさか」

 まさか、そういう道なの?京子を見ると頷いたよ。

 「そうよ、そういう道なの。荷物を運び終えたから言うけど、気軽に使っていい道じゃないわ・・・ああ、やっとわかったわ。会長が時々神出鬼没になる理由が、こういう道を通ってきているからなのね」

 確かに、気づけば後ろにいた。というのは僕も経験したからな。

 「悔しいわね~~。情報通を自称しているけどこの道を見逃していたなんて・・・私もまだまだだわ」

 「まあ、この学園は今だ調べられてない場所とかが結構あるからね」

 マジで悔しそうにしているな。そりゃ、学園一の情報通と言ってたときもあったしな。

 「ふふ、それ以外にもいろいろ調べがいのある奥の深い学園ね。うん、これは卒業しても残っている価値がありそうね。全部調べてみたいから、卒業後もここに居ようかしら?」

 「それなら教職員になったらどう?教師になれば、その立場を使ってそれなりの融通も利くようになるし」

 「あ!それいいわね!」

 目を輝かせていいこと言うわね!と言う笑顔で言ってきた。まあ、この学園の全部を調べるには三年じゃ足りないからな。

 

 「えっと、それって・・・京子ちゃんは美空先生と同僚になるの?」

 

 だが、来海先輩のこの一言に僕も京子も黙ってしまった。さっきまでノリノリの京子の顔が、今までにないくらい真剣な顔になった・・・いや、僕もだ。

 「ちょっと、考えさせて」

 「うん、それがいいよ。それに進路はこうしたノリで決めるものじゃない。まだ一年以上の時間があるから、じっくり考えて決める方がいいと思う」

 美空先生と一緒の職場・・・うん、リスクがあるとしか思えない。これが僕だったら姉さんもプラスされるし・・・何しろ京子は美空先生に紅葉と姉さんの三人で襲われたからね。最終的には僕も襲ったけど・・・と、とりあえず、この話はここまでにしよう!

 「まだ先の未来より、今を考えないと!下手すれば明日僕は退学するかもしれないし!」

 「そ、そうだね。でも、いくら私でも厳しいかも」

 「風紀委員はしつこいからね~~来海、先輩だからそういうの分かるし」

 「うん、僕もちゃんとわかっているよ。トラブルメーカーが隣にいて先輩より関わりがあるし」

 何しろ、ここで緑や来海先輩が出てきたら私情で僕を味方する。的なことになりかねない。数日前の僕との肉体関係な発言の動画がまだ記憶に新しいんだ。せっかく誤解だということで決着がついたのに、やっぱりあれは本当だったんだ!と、また騒ぎになりかねない。

 「争った場面だったら説教を受けて終わりで済むけど、不順異性交遊をしている場面だったからな~~」

 「案外、始末が悪いんで秘密裏に処分されたりして」

 「冗談でも言っていいことじゃないよ!」

 ・・・本当にそうなりそうだから、こうして悩んでい

 

      バリーン

 

 「ど、どわ!」

 え、え?窓ガラスば割れたんだけど!

 「て、てきしゅ~~!」

 えっと、何があったんだ?ガラスを割った原因であろう矢が壁に刺さっているよ。

 「あきちゃん。紙が結ばれているよ」

 そう言いながら、矢じりに結ばれている紙を開く紅葉。いったい誰が、

 

 「あきちゃんへの果たし状みたいだね。差出人は菫ちゃん。明日の朝に体育館で待つ。と書かれているね」

 

 え、菫ちゃん?まあ、メールやラインじゃなくてこのやり方はそうじゃないかと思っていたけど。

 「この勝負であきちゃんが勝ったらこれまでの事を不問にするけど、菫ちゃんが勝ったら学校を出ていってもらう。だって」

 紅葉・・・手紙を見せながら笑顔で言う内容じゃないぞ。これまでの事って、さっきのあの朝倉さん達との不順異性交遊の件もか?

 「それって・・・つまり、すぐには処分を出さないってことよね」

 うん、そういうことになるよね・・・菫ちゃんらしくないやり方に、僕も緑と同じできょとんとしている。いや、僕だけじゃない。紅葉や来海先輩もどうしてだろう?と困惑している。

 「ふ~~~ん。皆はわからないみたいね」

 「え?京子はわかるの?」

 「何となく、だけどね」

 「じゃあ、教えてくれても」

 「それは断るわ。それに、そんなに難しいことじゃないわ」

 もっと問い詰めたいけど、今は菫ちゃんの決闘対策を優先した方がいいな。

 「紅葉、後で手伝ってほしいことがあるから協力しなさい」

 「ん、了解」

 「そして・・・菫ちゃんと戦うために明久は特訓よ。その相手は、来海先輩お願いできる?」

 「うん!任せて!」

 な、何か京子が、どんどん場を仕切っていくんだけど!

 「怪我させてもいいから、容赦なくやっていいわ。菫ちゃんの剣術が相手なら、来海先輩でも本気にならないと相手にならないからね」

 「ちょ!怪我させてもいいって!」

 「うん!わかった!」

 く、来海先輩~~~!!

 「は~~。まとめ役がいると話が早く終わっていいね」

 「何言ってるのよ。私ができるのはせいぜい悪だくみ程度よ。もっと大きな場面なら会長の方が適任でしょうに。あ、明久は怪我するから治療役として美空先生も呼んどいて」

 「うん・・・後は、根回しかな?私ができることと言ったら」

 ちょっと苦い顔をしている緑。まあ、本来こうした隠し事は好きじゃないからね・・・それより、美空先生を呼ぶってことは、もう僕は怪我することが決定事項なんだね。

 「大丈夫、やれる範囲だけでいいからお願いね」

 「うん・・・でも、美空先生って時々エッチな交換条件を持ってくるから、それが困るの」

 それを聞いて、ああ・・・確かに。と納得できてしまった。

 「し、深刻ね・・・それはそれで」

 「は~~~、緑。不安になったら僕に代わりにやるから」

 「・・・・・・うん」

 み、緑が困惑しながら、間を開けて僕に頷いた!普段だったら、迷惑かけたくないって断る緑が・・・いったいどんなエッチな条件を出しているんだ、あのエロ教師は!←原作でも明らかになりませんでした。

 

 

 そして、来海先輩から料理部流包丁術の特訓が始まった。僕が男子達の騒動で使ったのは、あくまで先輩や朝倉さん達が使ったのを見てコピーした劣化版だ。それに今使おうとしたら更に威力の劣ったものになってしまう。それじゃあ、菫ちゃんに太刀打ちできないから本家本元のこの技を会得する必要がある。

 料理部流包丁術は本来食材を食べる部位と食べられない部位に分けるために編み出されたものらしく、対人用のものじゃない。ただ、この技の根本は部位を分けるために相手を動けなくする、という目的もあるため、その点で考えれば格闘戦でも使えるものらしい・・・だけど、そこからは来海先輩も説明するより実践で慣れろ。の理論を出してしまったおかげで・・・

 

 「あらあら、こっぴどくやられましたね~~」

 

 今僕は自分の部屋で美空先生に手当てを受けている。

 「あき君。お姉ちゃんも手当てができるようになったので、交互にやりますね」

 美空先生とワンセットと化した姉さんも当然いる・・・それって、僕限定の手当てだよね。つうか、その目的って明らかに手当てという名の性行為だよね!と言いたいけど、

 「はい、はい・・・これをこうして」

 来海先輩にぼこぼこにされた今の僕には、そのツッコミができるほどの体力がないのだ。かろうじて、しゃべれる程度しかできない。

 「だ、大丈夫?ご、ごめんね、来海、手加減できなくて」

 「し、心配しないでください」

 不安そうにする来海先輩を宥める僕・・・それにしても

 「はい、完了です♪打撲痕だけだったので、これでばっちりです」

 そんな話をしているわずかな間で、もう美空先生は治療を終わらせてしまった。す、すごい!それに、手当てをしながらもマッサージをしてくれたのか、体力もそれなりに回復した。

 「ありがとうございます。多分今日はこれが何度も続くと思いますので、お願いします」

 「あらあら、今夜はここでお泊りみたいですね。まあ、寮の管理人とは知合いですし、話も通じますから問題ありませんが」

 「次はお姉ちゃんが出番ですよ」

 女教師が男子寮の男子の部屋にお泊り・・・これで話が通じるって、かなりやばいけど今だけは流そう。美空先生(と姉さん)の手当てが必要だから。後、紅葉と京子は紅葉の部屋に戻って以来、こっちに来ていない。いったい何をしているんだ?

 「それにしても、すごいですね。痛みがほとんど感じなくなりました」

 「そりゃ、私は保健の先生ですよ。けがの手当てはお手の物です♪」

 「・・・・・・っは!そ、そうでした。保健の先生でしたね」

 ここ最近は性行為後の体力回復のマッサージばかりで世話になっていたから、保健の先生という認識がなかった!それに、そのマッサージの前は皆と一緒に僕の精をたんまり搾り取るし!

 「・・・いつもより割増しで体の報酬。払ってもらいますね」

 「あき君。お姉ちゃんも割り増しです」

 「すいませんでした!!!」

 ここで土下座をする僕を男らしくないというなよ!

 「さあ!明久君!続きができるならすぐにやるよ!まだ半分も教えてないんだから!」

 「では!行ってきます!」

 「「は~~い、待ってますね~~」」

 さあ、都合の悪いことは忘れて特訓の続きだ!・・・と張り切った約十分後。

 「お、お願い、しま、す」

 「さあさあ、任せてください♪」

 早速二回目の手当てをやってもらいにきた僕に、姉さんは嬉しそうに手当てをした。美空先生直伝なのか、マジで美空先生と同じくらい早く終わらせたよ。ちゃんと手当てをしたから、お尻を何度か撫でたのは不問にしてあげる。

 その後も、来海先輩に吹っ飛ばされる→美空先生から手当てを受ける→来海先輩にぼこぼこにされる→姉さんにセクハラと手当てを受けるの繰り返しだったけど、

 「あ、あははは、こっちよりそっちを先に会得しちゃったみたい」

 「テーピングください。ここからは自分でやります」

 「あらあら~、そう来ましたか~」

 「む~~、あき君の体を触り放題だったのに」

 こういうことです・・・というか、姉さん(とついでに美空先生)からのセクハラを回避するために身につけたと言っても過言ではない!

 

 

 

 

 お待たせしました。必死に一夜漬けで料理部流包丁術の訓練をし続けて・・・ついに朝になった。

 「来ましたね」

 「うん、来ちゃったよ」

 朝の体育館・・・菫ちゃんとの決闘だ。

 「確認するけど、僕が勝ったら本当に今までの僕の行いを無かったことにする。それでいいの?」

 「はい・・・間違い、ないで、す」

 ん?あれ?菫ちゃん、言葉がとぎれとぎれだ。

 「菫ちゃん?どうしたの?いつもはビシッと言い切るのに・・・調子悪いの?」

 「・・・な、何でもありません!さあ、さっさとやりましょう!」

 いやいや!確かにおかしいって!明らかに速く終わらせたがっている!

 「菫ちゃん、具合が悪いなら明日にでも」

 「いいえ!今じゃないといけないのです!」

 昨日の矢踏みもそうだけど、菫ちゃんは明らかにおかしい。焦っているように見える・・・でも

 「わかったよ。そういうなら・・・始めようか」

 「はい。では」

 やめようとしないなら、やるしかない。

 

 「「いくぞ!(いきます!)」」

 

 それに・・・あんなにボロボロになった訓練の成果をしないのも、癪だしね。

 「精心流、散静剣!(ずばばばば!)」

 「ぐおおおおおお!!」

 どわああああ!!な、何これえええええ!!

 「すいません・・・先輩」

 「いてててて」

 「え・・・な、何で!」

 「いや~~、今まで使ってた散静剣って、手加減されていたんだね」

 同じ技でも、今の散静剣が一番強かった。つまり、本当に本気で戦いに来ているのがわかる。菫ちゃんも本当に本気で使ったからこそ、立っていられる僕に驚いている。

 「・・・先輩。どうして?」

 「それを言うほど、甘くないよ」

 何しろ料理部流包丁術で攻撃を開始したが、菫ちゃんは間合いを入れさせないようにしている。流石だな、今の一撃で手心無しで戦わないとまずいと判断したんだろう。

 

 

 決闘が始まって数分経過して、僕が倒れないのが疑問の菫ちゃんだけど、

 「・・・包帯?」

 さすがにその数分もあれば、タネがばれてしまうか。

 「そう。スポーツ選手でもよくやるテーピングだよ。ただ、怪我をしたから治すためのものじゃなくて、怪我の予防用にするテーピングだよ」

 「なるほど。本気で戦っているのに倒れないのは、服の中にそれをしているからなんですね」

 そう・・・実は僕の服の中は、包帯で動きに支障のないくらいに体に巻きつけている。昨日の来海先輩の特訓で思いついたものだ。こっちの防御力を高めれば、攻撃の威力をある程度は軽減できるのでは?と・・・まあ、すぐに思いつかなかったから何度も食らって痛い目に遭ったけど。

 言ってしまえば、包帯の鎧といったところかな?そして、その上に服を着ているからここまでばれなかったというわけだ。

 「まともに戦ってもすぐに倒されるのがわかっているから、それなりの用意もこっちはしていたんだよ。卑怯とは言わないよね」

 「もちろん言いませんよ。不足しているのを補うための事なんですから・・・うん、これなら・・・」

 あれ?また様子がおかしい。何か自分自身に言っているみたいな?

 「ねえ、菫ちゃん。やっぱりさっきからおかしいよ?」

 「・・・そんなことありません」

 うん、やっぱりおかしい。そもそも、この包帯の鎧があってもここまで僕が立っていられることもおかしい。何故なら、反撃の時間など与えないで倒すのが菫ちゃんだ。

 「これで終わりにします」

 「・・・来い!」

 だけど、その確認はこの決闘が終わってからだ!

 

 

 「静心流・・・秒導剣!」

 

 

 ぐうううううう!!全力で防御だ!攻撃が来るとわかっているなら、攻撃をしないで防御一択!

 「・・・終わりましたか」

 「まだだ!」

 「え!」

 驚くのも無理ないか・・・その技は今まで出さなかったし、何よりさっきの散静剣より威力は高かった!でもね!昨日の来海先輩の特訓で同じくらいの威力の高い攻撃を何度も食らったんだ!意識は一瞬持って行かれそうになったけど、ぎりぎり耐えられてよかった!

 「・・・静心流」

 「え!」

 さらに驚く菫ちゃん。

 

 

 「散、静剣!」

 「きゃああああ~~~!!!」

 

 

 よし!驚いている隙に打つことができた!

 「今まで何度もこの技を食らってきたからね・・・体で覚えて、やっとコピーができるようになったよ」

 今までは紅葉や他の事を意識しながらだったからコピーできなかったが、決闘で菫ちゃんだけを意識して見ないといけなかった。だから、菫ちゃんの剣の構えや動きなどをしっかり見れたからこそ、やっとできたんだ。

 「う、うう」

 「す、菫ちゃん?」

 あれ?壁まで吹っ飛ばされた菫ちゃんが起き上がってこない!少なくとも、コピーできてもさっき菫ちゃんの散静剣のような本気の威力じゃないから起き上がってくると思ったのに!

 「だ、大丈夫菫ちゃん」

 「あ、あ、あ・・・あああ。うううう~~~!」

 く、苦しんでいる!こ、これはマジでまずそうだ!

 「み、美空先生を」

 「はいは~~い。失礼するわ~~」

 「え!きょ、京子?」

 「菫ちゃん。はいこれ」

 「・・・・・・」

 いきなり京子が乱入したと思ったら、何かを飲ませた。いったい何を飲ませたんだ?

 「京子、何それ?」

 「精神を安定にする薬よ。紅葉に頼んで作ってもらったの」

 あ、そういえば、昨日二人で紅葉の部屋に行ったっきり戻ってこなかったけど、この薬を作るためだったのか。

 「・・・あ」

 「どう?私がわかる?」

 「はい・・・ありがとうございます」

 「でも、どうかしら?」

 「(・・・ふるふる)」

 「やっぱりね。我慢できないでしょう?」

 意識が戻った菫ちゃんが京子の言葉に頷くけど・・・何が何やら?

 

 「じゃあ、元凶に責任を取ってもらいなさい♪」

 「・・・・・・はい///」

 

 元凶?って、あれ?二人の顔が僕に向いているんだけど!

 

 

 

 その後、二人に体育準備室に連れ込まれたら

 「ちょ、お、落ち着いて菫ちゃん!」

 僕はいきなり菫ちゃんが襲い掛かってきて、床に押し倒された!しかも、制服を脱いで下着姿になった!

 

 「落ち着けません!それに、もう・・・我慢できません!ずっと、ずっと・・・我慢してきたんです!私のこの想いと気持ちが・・・吉井、ううん、明久先輩のせいなら、責任取ってください!」

 

 ・・・ま、まさか、朝倉さん達との蜜事を目撃したときに、僕の媚薬の汗や精液の匂いを嗅いでしまったのか?教室に入ってこなかったから、問題ないと思っていた・・・って、えええええ!あの時から今の今まで我慢していたの!す、すごい精神力だよ!

 「そっか・・・ごめんね。気づけなくて」

 「謝罪より、私を抱いてください!張り裂けそうな気持ちを何とかしてください!」

 「うん、わかった」

 ごめんね、菫ちゃん。僕のせいで。

 「ここまで我慢したのよ。思いっきり答えてあげなさい」

 「もちろん・・・と言いたいんだけどさ」

 「何かしら?」

 「どうして京子も下着姿になっているの?」

 ただ、隣にいる京子も制服を脱いでいるのが疑問だ。

 「明久一人じゃ暴走しそうな菫ちゃんを抑えられないと思ったからよ」

 「つまり、ブレーキ役というわけ?」

 なるほど、確かに今の菫ちゃんは確かに必死に理性を持って接しているけど、それが暴走することも考えられる。その為に京子が自らブレーキになって抑えるということね・・・・・・

 

 

 

 「本音は?」

 「あんたと菫ちゃんの間に入った時に、あんたの汗の匂いを嗅いだから私も発散したいのよ♪いいわよね~、もう一人女が増えても~」

 

 

 

 うん、まあ、そうだと思ったよ!京子が得なしの慈善活動などするとは思えないからね!

 

 

 

 

 

 

 

 そして、数時間後・・・授業に関しては諦めた。まあ、何とかなるだろう!

 「はあ、そういう、ことだったんですか」

 今はすべてを説明した菫ちゃんの事を優先しないと。

 「分かっていると思うけど、ここでのことは秘密ね」

 「・・・でも、私は風紀違反をしてしまいました。潔く学園を去らないと」

 「あはは、大丈夫よ。そういう生徒はたくさんいるし」

 「で、でも!学園内で不順異性交遊までしてしまったら!」

 「だったら、私も菫ちゃんと一緒に学園を辞めないといけなくなるわね。因みに、それって明久もやめることになるけどそれでもいいの?」

 「・・・そ、それは」

 どうやら、京子の説得がうまく効いているようだ・・・ただ、僕からの説明も後でちゃんとしないといけないな。だって、菫ちゃんは朝倉さん達三人と自分達二人の五人が、僕と肉体関係を持った。と思っていると思うし・・・普通はそうだよね。まさか、三十人以上の女子に二人の女教師と肉体関係を持っているなんて普通は思わないよね。

 とにかく、菫ちゃんがいなくなるのは寂しい。それは本気で思っているから

 

 

 「菫ちゃん。僕達はこんな感じで学園生活を送っているからそんなに気にしなくても大丈夫だよ。それに僕が一番悪いんだから、菫ちゃんが罪悪感を持たなくてもいいよ」

 「・・・明久先輩」

 

 

 今はこれでいいかな。

 「そ~そ~、悪いのはぜ~~~んぶ、こいつなんだから♪」

 悔しいけど本当にそうだから、京子のいらない一言は聞き流すから感謝してよね、それにこの一言は、こいつなりに元気になってほしいと思って言った言葉だろうし。その証拠に、菫ちゃんの表情も思い詰めた感じはなくなったから、それなりに理解してもらえたようで何よりだよ。

 




 一気に菫ちゃん攻略完了です!う~~ん、やはり修行の部分で一区切りするべきだったか?まあ、描いてしまった以上は諦めよう!
 次回は・・・ついにこのキャラまで!と思うヒロイン登場です!


 番外編はまだ先で、まだ本編を続けます。お楽しみに!
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