男女比の狂った世界で俺は幸せになりたい   作:まかろにサラダ

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話の展開が遅え!!と、書き手であるはずの作者は思っているのですがどうでしょうか

毎回その場の思いつきのような感じで書いているので、口調、呼び方等矛盾が生じるかもです…


美味しいと言ってもらえると作り手としては大満足

 

自分がリビングから出ていった後、三人が絆を深めているとは知らない黎夏はベッドに寝転びながら自分のやりたいことを考えていた。

もちろん自分が多くの女性と触れ合いたいという欲望もあるが、自分と関わることで幸せになってくれる女性もいるだろうという考えで、なるべく多くの人に関わることがしたかった。

 

(やっぱり部活とかじゃ関わる人が限られるからナシかな。となると…芸能人にでもなるか…?さっきスマホで調べた感じ男性芸能人はかなり少なかったし狙い目かも?)

 

この世界では男性は働く必要はほとんどない。テレビや雑誌で見るような男性は、高い金を払ってようやく出てもらっているのだ。それでも男性からしたらお小遣い稼ぎ程度にしか思っておらず、気分次第ではドタキャンなんてザラであった。

 

(俺ならドタキャンなんて絶対しないし…そっちの方向でこれからのことを考えてみるか)

 

「まあまだ1日目だし、明日はSランクの認定証が来る日だったよな。護衛官配属の件だってあるし…今すぐ焦って決めることじゃないよな」

 

そう呟いて考えることをやめた俺は、今日1日の疲れから解放されるべく意識を手放した。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

翌日。

黎夏がこの世界に来て初めて迎える朝のこと、時刻は朝の6時。

前世の感覚で早く起きてしまった黎夏は、二度寝するにも気分が乗らずリビングへと向かった。

お腹がそこまで空いているというわけでもないが、作っているうちに空くだろうと考え、簡単な朝食を作り出した。もちろん家族全員分である。

 

「さてと、炊飯器の中身は…ないな。まあ昨日は外食だったし仕方ないな。ご飯は炊くとして冷蔵庫の中身は…ふむ、卵とソーセージ、豆腐と味噌か…よし!」

 

まずはご飯を炊く。朝だからそこまでご飯は必要ないだろうが、足りなかった時のことを考えて少し多めに炊く。余ればラップに包んで冷凍しておけばいつでも食べられるのだから決して悪いことではない。

 

すぐにおかずを作り始めると、ご飯が炊けるのを待つ間に冷めてしまうので、一旦テレビをつけて20分ほど待つことにする。

朝の情報番組では、ゲストも含めてみんな女性だった。驚くべきことに、映ってる女性全員が美人なのだ。

 

「これは俺からしたら毎朝が楽しみになるなぁ」

 

ついついそんなことを洩らしてしまう。

 

炊飯スイッチを押してしばらくしたら次は味噌汁を作る。棚に乾燥ワカメがあったので、豆腐と合わせて具材にする。

鍋に水を張って、火をつけ、その間に豆腐を手のひらに出し、包丁を引かないよう、押すように8等分にしていく。切った豆腐とワカメを鍋に入れ、沸騰する直前に火を止めて味噌を溶かし入れる。ここで味噌だけでなく顆粒出汁も加え、味噌汁は完成。

 

次に、卵焼きを作ろうと思ったが、冷蔵庫にバターが入っていたのを見かけたのでオムレツに変更する。

小さめのフライパンを用意し、そこにバター入れて弱火寄りの中火で溶かしていく。バターが十分に熱されたら、溶いた卵を流し入れて菜箸で混ぜていく。卵が固まり出したら少し放置し、卵の底が固まってらフライパンの端の方に卵を寄せていく。あとはトントンとフライパンを叩いて卵をひっくり返し、少し加熱したらオムレツの完成だ。

これを家族4人分作り、最後にソーセージを焼いたら朝食の完成!

 

 

ご飯をよそっていると、2階からパタパタと誰かが降りてくる音がした。

程なくしてリビングにやってきたのは碧だった。

寝起きのせいか、髪を結んでおらず長く美しい銀髪が窓から差し込む光を反射してキラキラと輝いていた。うちの妹マジ女神やでぇ…

 

「おはよう碧。今朝ごはん作ったんだけど碧も食べる?簡単なものだけどね」

 

「お兄様の朝ごはん⁉︎食べたい!」

 

そう言って驚きながらも嬉しそうに言ってくれた。

朝から可愛い妹の輝くような表情を見れてお兄ちゃんは大満足ですよ!

 

「ん、このオムレツふわふわで美味しい…!毎日食べたいくらい」

 

そう言って笑みを浮かべてパクパクと食べてくれる碧の姿を見て、俺も笑顔になる。

なんてことはない、誰でも作れるような料理ではあるが、ここまで喜んでくれるとなると作った甲斐があるというものだ。もっとも、男は基本料理なんてしないだろうから、男性の手料理ということで喜んでる部分もあるだろうが。

 

 

2人で朝ごはんを食べていると、再び2階から人が降りてくる音がする。

今度は綾音と雛姉が同時に起きてきたようで、2人揃ってリビングに入ってきた。

そして俺と碧が仲良く朝ごはんを食べているのを見て、驚くと同時に碧に非難するような視線を向ける。

向けられている碧はというと、勝ち誇るような、自慢するような視線を2人にぶつけていた。

何を思ったのか、綾音は「ずーるーいー!!」と駄々を捏ね出した。あなた何歳なんですかねぇ…

 

「はいはい、ちゃんと2人の分もあるから安心して。まだそんなに時間は経ってないから冷めてないと思うけど、もし気になるならレンジで温めてね」

 

そう言うと2人は喜んでキッチンに向かって行った。

 

「むぅ…でもお兄様のご飯を最初に食べたのは私。お兄様の初めては私が食べた。つまり私の勝利」

 

碧さん?対抗心を燃やすのは別に構いませんが誤解を招く言い方はよしてくださいね??

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「はぁー!美味しかったわぁ!まさか黎ちゃんの手料理がこんなに早く食べれるなんて!」

 

「ほんとね。しかもちゃんと家族全員分作ってくれてるし、学校で男性の手料理を食べたなんて言っても信じてもらえないでしょうね」

 

やはり世の男性は料理なんてしないようだ。

ここは毎日のように俺が料理を作って家族の胃袋をがっしりと掴んでもいいのでは?

 

「はは、簡単なものならいつでも作るよ。なんなら弁当も俺が作ってもいいけど?」

 

そう言うと綾音は複雑な表情をして言った。

 

「え、でも息子にそこまでやらせるなんて申し訳ないわぁ。ほら、包丁とかも危ないしね?」

 

そうは言っているものの、できれば作って欲しいという雰囲気をひしひしと感じるため、俺はもう少し押すことにした。

 

「いやいや、大丈夫だよ。今日朝ごはんを作ってみて料理は嫌いじゃないってわかったし、料理して喜んで貰えると俺も嬉しいからね。もちろん迷惑だったらやめるけど…」

 

そう言うと綾音は納得してくれ、雛姉や碧も俺の手料理が今後も食べられるとわかって見るからに嬉しそうにする。

 

この時3人が考えていることは同じだった。

 

「息子(弟)(お兄様)の手作り弁当なんて自慢するしかない!!」と。

 

 




ちなみに主人公の作った朝食は実際に作者が朝ごはんに作ったことのあるものです。
まあ、うちにはバターなんて高級品はありませんのでマーガリンで代用しましたが…
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