男女比の狂った世界で俺は幸せになりたい   作:まかろにサラダ

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前回の更新から気づいたら1週間が過ぎていた
今回セリフが多いです
展開を考えるのは簡単なんですけど、それを文字に起こすのが難しいですねぇ!己の文才の無さを感じますよまったくー!




実は彼女に振られてメンタルブレイクしてました…
ツライ…ツライ…


あと感想送ってくれた方、ありがとうございます!



美人な護衛官を5人も選べるなんて俺はラッキーボーイだぜぃ☆

現在時刻は午前10時、予定では11時にSランク認定のために男性省の人が来る。

その際におそらく5人の護衛官も決めるはずなので、どんな美人がいるのか今からワクワクが止まらない。

ただこのまま1時間近くソワソワしていても意味が無いので、何か気を紛らわせるものがないか考えてみると、いるじゃないか!話し相手が!

 

「問題は…仕事中だったら話せないことだけど…」

 

その時は家族と話したりスマホで動画でも見ればいいと考え、とある人物に電話をかける。

意外にもその人物はすぐに電話に出てくれた

 

「も…もしもし!えっと、黎夏くんであってるよね⁉︎」

 

そう開口一番大きな声で問いかけてきたのは病院でお世話になった(意味深)看護師の凛子さんだ。

声が思ったより大きかったせいで耳がキンキンするが、元気ってことだからヨシ!

 

「ちゃんとあってるからそんなに大声出さなくていいよ。大丈夫?仕事中じゃなかった?」

 

「今日は休日だから大丈夫!それよりも何かあった?今日はSランクの認定の日じゃなかったっけ?」

 

「うん、11時に来る予定なんだけどそれまで暇だからさ。よかったら凛子さんと話そうかなーって」

 

「…………………」

 

突然凛子さんが黙ってしまった。

え?何??今さっきまで普通に話せてたのになぜ??

もしかしたらミュートにしているのかもと思い、画面を確認してみるがそんなこともなく、回線の問題かと思い始めているとやっと凛子さんが喋ってくれた。

 

「あ、ごめんね⁉︎急に黙っちゃって!男の子とこんなふうに電話するのも始めてだし、暇な時間にこうやって話しかけてくれることが嬉しくて…体調が悪いから電話してきたのかと思ってたからもう感動して声が出なかったの!」

 

ちなみにこの世界の男は滅多なことで女性に電話はしない。

そもそも男のほとんどがあまり家から出ないため、基本的には家族としか連絡を取らないのだ。

 

「ははは!俺としてはいつでもかけてきていいけどね。学校とかじゃない限りいつでも出られるから」

 

そう言ってから色々他愛もない話しを続けた。

俺は退院してから今日の朝あったことまで、凛子さんは俺が退院した後仕事のやる気が出なくなったという話をした。

朝ごはんのことを伝えると羨ましそうな反応をしたので、今度弁当を作ってあげる約束をしたら、めちゃくちゃ喜んでくれた。

 

「ん、そろそろいい時間になってきたし、今日は終わろうか」

 

「あ、そうだね…うん、終わろっか」

 

「そんなに残念そうにしないでよ、今度弁当作ってあげるからさ!あ、それと…」

 

俺は少し勿体ぶって言った

 

「今度また病院に行くつもりなんだけどさ、その時にまた”検査”してほしいんだけど…いいかな?」

 

そう言うと凛子さんは残念そうな雰囲気から打って変わり、どこか興奮したような、嬉しそうな声に変わった。

 

「え⁉︎い、いいよ!いつでも来てくれていいからね!お弁当も楽しみにしてる!」

 

「はは、一瞬で元気になったね。それじゃあまたね、凛子さん」

 

「うん、またね黎夏くん!」

 

そう言って俺たちは電話を切った。

元々また検査…もとい搾精を頼むつもりだったが、あそこまであからさまに喜んでもらえるとなると張り切ってしまう。

そろそろ男性省の人が来るというのに、臨戦態勢へ移行しようとする己の暴れん棒将軍を宥めながら、そんなことを考えていた。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

愚息を宥めてから間も無く、インターホンが家に鳴り響いた。

急いでリビングに向かい、食卓に座って来客を待っていると、綾音がスーツを着た女性2人を連れてリビングに入ってきた。

1人は50代くらいのベテラン感が漂う人、もう1人は30代後半くらいの人だった。

 

「初めまして。私、男性省に勤めております川田と申します。こちらは同じく男性省の金田です。本日はどうぞよろしくお願いします」

 

そう言って俺と綾音に丁寧に頭を下げる。

当然相手だけに頭を下げさせるわけにはいかず、

 

「初めまして、竜胆黎夏です。こちらこそよろしくお願いします」

 

そう言って頭を下げると、2人は驚いた表情をした。

男性省というからにはそれなりに男を見てきているはずなのだが、その2人が驚いているということは、男が頭を下げるというのは本当に珍しいらしい。

 

「さて、本日こちらにお伺いした要件に関してですが、事前にお伝えされてるかと存じますが今一度ご説明させていただきます。まずは竜胆綾音様のご子息である、竜胆黎夏様のSランク認定。こちらに関しましては、認定証をお渡しするだけですのでお時間はかかりません。

次にSランクの義務と権利の確認。そして最後に、護衛官を5人選んでいただきたいと思っております」

 

そう言ってカバンから紐付き封筒を取り出し、中の書類を俺と綾音の前に置いて説明する。

 

「まずはこちらが認定証になります。万が一紛失された場合は再発行も可能ですので、お気軽にご連絡ください。次にこちらの書類にはSランクとしての義務と権利に関する事柄が記載されています。一つ一つ読み上げますので、何か疑問点等があればその都度遠慮なく仰って下さい」

 

そう言って川田さんは丁寧に説明してくれたが、内容的には昨日病院で愛美さんから受けた説明と殆ど同じだったため、特に質問することはなかった。

それより気になったのが、川田さんも金田さんもここに来てからずっと笑顔なのだ。唯一表情を崩したのは俺が頭を下げた時のみ。それ以外はずっと笑顔で、説明する時の声も穏やかなのだ。

おそらく男性に威圧感を与えないための配慮なのだろうが、ここまでしても男は忌避感を持つんだろうなと考える。

 

「長々と説明を聴いていただきありがとうございました。次に護衛官についてですが、こちらの金田が説明いたしますのでよろしくお願いします」

 

そう言って金田さんにバトンタッチする。

 

「改めまして金田と申します、よろしくお願いします。さて、黎夏様は史上初のSランクということで、護衛官が5人着くことになります。ただ、こちら暫定的なものとなりますので、場合によっては護衛官を増やすということも充分考えられるということをご留意いただきたいと存じます」

 

そう言って金田さんはカバンからファイル3冊取り出し、俺と綾音にそれぞれ1冊ずつ配り、自分と川田さんの前にも1冊置いた。

中には履歴書が大量にファイリングされており、聞くとこの人たちが俺の護衛官候補なのだという。

 

「黎夏様には、この中から5人の護衛官を選んでいただきたいのです。中の履歴書には学歴や資格以外にも、護衛官学校での成績等も記載されておりますのでご参考にしていただければと」

 

履歴書を見てみると、確かに成績表も書いて…まて!スリーサイズも載ってるじゃないか!!

おれは予想外の情報に驚きと喜びで心がぴょんぴょんし出した。

 

護衛官候補の数はざっと150人ほどいる。しかも全員が美人なのだ。まさに選り取り見取りで、決めるのがかなり難しい。

正直学歴は重要視していないため、顔写真、自己PRで決めようと履歴書を一つずつ見ていった。

 

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