「おばあちゃんのおつかいが終わったら、プリホリのカフェでお茶しよっか!」
「あそこのスイーツは絶品です!」
「へぇ~!そうなんだ!」
「それは是非とも食べてみたいでウィスね~!」
「では後で行くとしよう」
ある日、一同はヨヨからおつかいを頼まれ買い出しに出掛けていた
ちなみにジバニャンは家で留守番をしている
「イラつくぜ!イラついてしょうがないのねん!こっちはいよいよヤバい事になってるってのによ!」
そこに見覚えのある者が姿を現した
「お前はカバトン!」
ケータの言う通り、現れたのはカバトンだった
「ヤバいって、どういうことです?」
「うるせーっ!そもそもプリンセス・エルを攫おうとしたあの時、お前が邪魔しなけりゃこんな事にならなかったのねん!それにそこの脇役!」
「えっ、俺!?」
カバトンはケータを指差していた
「そうなのねん!YOEEE癖にともだちとかほざいてる妖怪どもを使って俺の邪魔ばかりしやがって!お前らは俺の疫病神だ!お前らさえ倒せば全部上手くいくのねん!妖怪なしで俺と勝負しろ!」
「逆恨みもいいところです!」
「ソラちゃん!ケータくん!そんな勝負受ける必要ないよ!」
「そうでウィス!ソラさんならまだしも、ケータくんが敵う相手じゃないでウィスよ!」
ツバサ、ましろ、ウィスパーがそう言う
「嫌とは言わせねぇ!もしお前らが勝ったら、プリンセス・エルには手を出さないのねん!」
「…その言葉に嘘はありませんね?」
「ああ!」
「…わかりました!」
「その勝負、受けて立つぞ!」
2人は決闘を承諾した
「脇役!お前の名前を教えるのねん!」
「俺はケータ、天野ケータだ!」
「ケータ!お前の名前は覚えたのねん!何故なら、お前とソラの墓石に刻む名前が必要だからなのねん!」
「ちょ、ケータくん!ソラさん!ホントに大丈夫でウィス!?」
「勝負は3日後!俺の奥の手でお前らを倒すのねん!」
こうして3日後、ケータとソラはカバトンと勝負することになった
------------------------------
--------------------
------------
一同は虹ヶ丘家に戻り、今後の事を話し合っていた
「ニャに~!?ケータとソラがカバトンと勝負するニャン!?」
「うん…」
「2人とも、本当に大丈夫なの…?」
ましろは不安そうな表情をしながらケータとソラに聞く
「正直不安だよ…俺、ソラさんみたいに強くないし…だけど俺、これ以上エルちゃんを危険な目に合わせたくないよ!だから俺達、カバトンと戦う!ね、ソラさん」
「はい!これは私達で決めた事です!」
ケータとソラはそう言う
「でも、あんな奴の言葉を信じてもいいんでしょうか…?」
「ツバサくんの言う通りでウィスよ!あいつ如何にも胡散臭そうな感じがしますし」
「それはお前もニャン」
「おいジバ野郎!誰が胡散臭いんだゴラァー!?」
「2人とも!今は喧嘩しちゃダメだよ!」
喧嘩ムードのジバニャンとウィスパーをましろが止める
「カバトンの目はいつになく真剣でした…奥の手というのもハッタリではない筈です。どんな奥の手なのかはわかりませんが、それでも勝つのが…」
「「ヒーローだよね!」」
ケータとましろは口を揃えてそう言う
「こうなったらケータくんとソラちゃんを応援しよ!勝負までまだ3日もあるし、私に良い考えがあるんだ!」
「良い考え?」
「山に籠って特訓だよ!」
------------------------------
--------------------
------------
ましろはあげはに連絡をし、来てもらった
一同はあげはの車に乗って特訓場所まで送ってもらおうとしていたのだが…
「う~ん…これじゃ1人乗れないね…」
車に予想以上の量の荷物が入ったことで全員乗れなくなってしまった
「あの、僕が留守番しましょうか?」
「でも、せっかくだからみんなで行きたいよ…」
ましろはそう言う
「…そうだ!」
ケータは妖怪メダルを取り出した
「俺のともだち!出てこいうんがい鏡!妖怪メダル、セットオン!」
『オット!ショウカンノカマエ!』
『ヨウカーイ!』
『フシギ、ショウカンデアリマス!』
「うんがい鏡!」
ケータはうんがい鏡を呼び出した
「この妖怪って、確か前にケータくん達を街に送った…」
「うんがい鏡!色んな場所に一瞬でワープ出来るんだ!」
「そっか!それならみんな行けるね!」
「それでは行きましょう!」
ソラ、ましろ、エル、運転手のあげはが車に乗る
車がうんがい鏡を通じてワープした後、ケータ、ウィスパー、ジバニャン、フユニャン、ツバサがうんがい鏡を通じてワープしていった
------------------------------
「あっという間に目的地に着いちゃうなんて、妖怪って凄いね!」
あげははうんがい鏡を見て感心する
「ソラさん、まずは何しよっか?」
「そうですね…」
「それなら私に任せて!」
「あげは姉?」
「ここに来る前に調べたんだけど、ここに特訓が出来そうなパワースポットがあるらしいよ!」
「そうなんですか?」
「ごめんねあげはちゃん、学校のレポートで忙しいのに…」
ましろは申し訳なさそうにあげはに謝った
「大丈夫だって!私って超優秀だし!」
しかしあげはは気にする素振りは見せなかった
「それじゃあケータくん!行きましょう!」
「う、うん!」
ソラはケータの手を掴んで先に進んでいき、ジバニャン、フユニャン、ウィスパーもついていった
そんなケータとソラをましろが複雑そうに見ていた
「ましろん!このままじゃケーくん、ソラちゃんに取られちゃうかもよ?」
「えっ!?何言ってるのあげはちゃん!」
「誤魔化さなくてもいいって。好きなんでしょ?ケーくんの事が。少年も気づいてるでしょ?」
「…まぁ、この前手を繋いでた時になんとなく思ってはいました」
「…そうだよ。私、小さい頃からケータくんの事が、好きなんだ…///」
ましろは恥ずかしそうに顔を赤くし、ケータへの想いを吐露した
「ケータくん、自分では取り柄のないフツーの小学生だって気にしてるみたいだけど、私から見たら、凄く頼りになる男の子なんだよ。昔からケータくんに助けてもらって、いつの間にか好きになってたんだ…」
「そっか…なんかわかるかも」
「…僕も前に自分の夢を話した時に、ケータくんが頑張ってって言ってくれました。それが凄く嬉しかったです」
「だからケーくん、たくさんの妖怪に慕われて、ともだちが出来ていったんだね」
ましろの言葉にあげはとツバサも賛同する
「ましろん!頑張ってね!私と少年も応援してるから!」
「僕もですか!?…ましろさん。頑張ってください!」
「…ありがとう、あげはちゃん!ツバサくん!」
------------------------------
--------------------
------------
その後一同はあげはに案内され、パワースポットの滝までやって来た
ちなみにケータとソラは既にジャージに着替えていた
「どう?私が調べたアゲアゲのパワースポット!」
「中々良い滝だな」
あげはの調べた滝を見て、フユニャンが感想を言った
「うぅ…滝に打たれるとか初めてだから緊張するなぁ~…」
「大丈夫です!私も一緒に滝に打たれますから!頑張りましょう!」
「…うん!」
「おや?先客がいるようでウィス」
ウィスパーの言う通り、お爺さんが滝に打たれ、目を瞑っていた
「…タダ者じゃないです。一言で言えば、無の境地…!」
「凄い…!」
ソラとケータはお爺さんを見て息を呑む
するとお爺さんは不敵の笑みを浮かべた
「…肩凝り解消!」
「…え?」
そう言ってお爺さんは去っていった
それを見たケータは思わず声を漏らした
「あの~あげはさん?ここって具体的には何のパワースポットでウィス?」
「…あっ!ここってよく見たら、肩凝り解消のパワースポットだった!」
「えぇっ!?」
あげはによるとここは肩凝り解消のパワースポットだったらしく、ケータが声を上げてしまう
「まったく、しっかりしてくださいよ…」
「ごめんごめん…」
ツバサはそう言って、あげはが謝罪する
「さっきは自分の事を超優秀とか言ってましたけど、本当は学校が忙しくて余裕がなかったんじゃないですか?」
「えっ!?」
「そうなの、あげはちゃん?」
「そ、それは…」
「まぁまぁ!あげは姉も忙しい中調べてくれたんだし、そのくらいにしてあげようよ」
「ケ~く~ん!」
「ちょ、あげは姉!?」
あげははケータに抱きついてきた
(あっ!あげはちゃんズルい!)
なお、ましろはそんなあげはに嫉妬心むき出しであった
「はぁ…僕がこの辺の鳥に良い場所がないか聞いてきます」
そう言ってツバサは鳥の姿に変身した
「ツバサくん、鳥と話せるの?」
「まぁ、僕も鳥なので…ここは任せてください」
「じゃあ、私はみんなのご飯を準備しておくね!」
「では、私は滝に打たれて精神統一をします!」
「俺もソラさんと一緒に精神統一するよ!」
「俺は近辺の妖怪達に良い場所がないか聞いてくる」
「えっと、私は…」
『学校のレポート!』
こうしてそれぞれやることが決まったのだった
このまま行ったらケータくんが妖怪ウォッチ本編より強くなりそうだなぁ…
次回も楽しみに待っていてください!