妖怪マスターとヒーローガール   作:のぞむ

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お待たせしました!。


カバトンとの決戦!

「綺麗だね…」

 

「はい」

 

「そうだね」

 

 

ウィスパーとジバニャンがテントの中でぐっすり眠っている中、ケータ、ソラ、ましろは星空を見ていた。あれからケータとソラは滝で精神統一をしたり、山の主だというリスと特訓したり、山にいる妖怪からの特訓を受けたりし、あっという間に2日が経ち、カバトンとの決闘は明日に控えていた。

 

 

「いよいよ明日だね…」

 

「はい…」

 

「なんだか、眠れそうにないよ…」

 

「そっか、私も…」

 

「私もです…」

 

 

3人はそう言う。

 

 

「僕もです!」

 

 

すると後ろの鳥小屋で寝ていた筈のツバサが声を出す。ツバサは人間の姿になり、ケータ達の近くにあった椅子に座る。

 

 

「ツバサくん、起きてたんだ」

 

「うん…カバトンはどんな奥の手を使ってくるのか…色々考えてたら、中々寝つけなくて…僕らがこんなに落ち着かないんだから、ケータくんとソラさんはもっと落ち着きませんよね?」

 

「確かに緊張してるよ。でも、あんなに特訓頑張ったんだし大丈夫!それに、俺1人で戦うわけじゃないし!」

 

 

ケータは笑みを浮かべながらソラを見る。

 

 

「ケータくん…そうですね。ちゃんと特訓しましたし、きっと勝てます!」

 

「うん!」

 

「その意気や良し!」

 

 

するとどこからともなくフユニャンが現れた。

 

 

「フユニャン、どこ行ってたの?」

 

 

ケータがフユニャンにどこにいたか聞く。

 

 

「これを作りに行ってたんだ。受け取れ」

 

 

フユニャンがケータに渡したのは赤く塗られていた木の棒であった。

 

 

「これって、じいちゃんの!」

 

「武器があったほうが良いだろう」

 

「ありがとうフユニャン!」

 

「礼には及ばない。ケータ!ソラ!お前たちの特訓の成果、カバトンに見せつけてやれ!」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

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翌日、一同はカバトンが待つ河川敷までやって来た。

 

 

「来たか…なのねん。ビビって逃げ出したかと思ったのねん」

 

「約束は守ります」

 

「そっちこそ約束、覚えてるよね?」

 

「ああ。もし俺が負けたら、二度とプリンセスには手を出さねぇ」

 

 

そう言ってカバトンは手にアンダーグ・エナジーを溜め始めた。

 

 

「あれは!」

 

「凄まじいパワーを感じるでウィス!」

 

「これが俺の奥の手なのねん!この3日で最大限に高めたアンダーグ・エナジーを、俺自身に注ぎ込むのねん!カモン!MAXアンダーグ・エナジー!」

 

 

カバトンに自身にアンダーグ・エナジーを注ぎ込み、巨大化してしまう。

 

 

「ギャハハハ…これが俺の奥の手だ!俺こそ、最強にTUEEE…!」

 

「これが…カバトンの奥の手…!」

 

「デカすぎニャン!」

 

「こ、こんな奴に勝てるんでウィス!?」

 

「ソラちゃん…ケータくん…」

 

 

フユニャンやジバニャンが驚いている中、ましろは心配そうにケータとソラを見ていた。

 

 

「…いこう!ソラさん!」

 

「はい!ケータくん!」

 

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「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」

 

 

ソラがキュアスカイに変身し、ケータは背中に背負っていた木の棒を構える。

 

 

「俺はTUEEE!叩き潰してやるのねん!」

 

 

カバトンはケータとスカイに殴りかかって来る。2人はそれをかわす事が出来たがカバトンの拳が当たった場所に大きな穴があいてしまう。

 

 

「あぶなっ!」

 

 

ケータはカバトンのパンチの威力を見て驚いてしまう。

 

 

「まずはお前からなのねん!」

 

「ケータくん!」

 

 

カバトンはケータ目掛けて殴りかかって来る。すかさず助けに入ろうとしたスカイであったがケータは素早くカバトンの攻撃をかわした。

 

 

「フ、フン!運が良かったようだな!次は外さないのねん!」

 

「おっと!」

 

 

カバトンは連続で殴っていくがケータはそれらの攻撃をすべて躱していく。

 

 

「タァーッ!!」

 

「ぐふぅっ!?」

 

 

カバトンがケータに気を取られている隙にスカイがパンチをお見舞いした。

 

 

「凄いですケータくん!カバトンの攻撃を全部躱すなんて、特訓の成果が出ています!」

 

「特訓の成果…!」

 

 

スカイの言葉を聞き、ケータは嬉しそうな顔をする。あの特訓が無駄ではなかったことが嬉しいのだ。

 

 

「いい気になるんじゃねぇ…パワーが上なのはこっちだ!お前らなんかには負けないのねん!」

 

 

そう言ってカバトンは2人を両手で叩き潰そうとし、思わずケータは目を瞑ってしまう。しかしスカイが間一髪でカバトンの両手を支え、潰されずに済んだ。

 

 

「ぐ…うぅ…!」

 

「スカイ!」

 

「捕まえたのねん!このまま2人まとめてぶっ潰してやるのねん!」

 

 

カバトンはどんどん力を強くする。徐々にスカイはキツそうな表情になっていった。

 

 

「くっ…ケータくん!」

 

「え?…そっか!」

 

 

ケータはカバトンの腕の上に上り、そこを走り出した。

 

 

「なにぃっ!?」

 

「うおぉぉぉぉーーーー!!」

 

 

ケータはカバトンの顔目掛けジャンプをし、木の棒を振り落とした。

 

 

「グオォ!?」

 

「今だスカイ!」

 

「はい!」

 

 

スカイはカバトンが怯んでいる隙に後ろに下がり、浄化技を繰り出そうとする。

 

 

「ヒ~ロ~ガ~ル~!スカイパーンチ!!」

 

 

スカイの浄化技がカバトンに命中し、カバトンは地面に倒れる。

 

 

「や、やりました!」

 

「か…勝ったんだよね!?」

 

「凄いじゃん!スカイ!ケーくん!」

 

「やったニャーン!」

 

「やったでウィス~!」

 

「見事なチームワークだったぞ!ケータ!スカイ!」

 

 

隠れて2人の戦いを見ていたましろ達が歓喜の声を上げる。

 

 

「俺が…負けた…?」

 

「カバトン!約束だよ!」

 

「もう二度とエルちゃんには…」

 

「そんな約束、忘れたのねん!」

 

 

するとカバトンが起き上がり、エルに向かって黒いエネルギーを飛ばす。

 

 

「エルちゃん!」

 

「プリンセスさえ手に入りさえすれば俺の勝ちなのねん!」

 

「ニャニャーッ!!」

 

「ハァーッ!!」

 

 

間一髪でジバニャンとフユニャンが黒いエネルギーをかき消した。

 

 

「ありがとうジバニャン!フユニャン!」

 

「ましろ!ツバサ!今のうちにプリキュアになるんだ!」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

 

フユニャンの掛け声を聞いたましろとツバサはミラージュペンを持って構える。

 

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「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!!」

 

 

2人はプリキュアに変身し、ウィングがあげは、フユニャンがエルを抱きかかえて上空へ、プリズムはケータとスカイの元に行く。

 

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!!」」

 

「スミキッタのね~ん…」

 

 

スカイとプリズムの浄化技でカバトンは元の姿へと戻った。

 

 

「あなたの負けです、カバトン!」

 

「いい加減負けを認めてよ!」

 

「い、嫌だ!負けるなんてぜってぇ嫌なのねん!」

 

 

スカイとケータが負けを認めるように言うがカバトンは頑なにそれを認めようとしない。

 

 

「まったくみっともないでウィスね~!」

 

「…ねぇ、なんか怯えてない?」

 

「確かにそうかも…」

 

 

ウィスパーがカバトンに呆れている中、ケータはカバトンが何か怯えているように見えていた。すると突然空が暗くなった。

 

 

「な、なに!?」

 

「アンダーグ帝国じゃ、YOEEE奴に価値はないのねん…だから俺は必死にTUEEE奴になろうと…」

 

「アンダーグ帝国だと!?」

 

「フユニャン…?」

 

 

フユニャンがアンダーグ帝国というワードを聞いて驚く。スカイはそんなフユニャンを見て首を傾げる。そうこうしている内にカバトンが空中に連れていかれ、付近に落雷が落ちる。

 

 

「ヒィッ!?お、俺はまだ役に立ちます!どうか!どうかお許しを~!!」

 

「…ケータくん!」

 

「わかってる!カバトン!今助けるよ!」

 

 

スカイがカバトンに向かって飛んでいき、ケータが妖怪メダルを取り出す。

 

 

「俺のともだち!出てこいはつでんしん!妖怪メダル、セットオン!」

 

 

『オット!ショウカンノカマエ!』

 

 

『ヨウカーイ!』

 

 

『フシギ、ショウカンデアリマス!』

 

 

「はつでんしん!」

 

 

ケータははつでんしんを呼び出した。

 

 

「はつでんしん!落雷を打ち消して!」

 

「わかったんだしん!」

 

 

はつでんしんは落ちてくる落雷を打ち消していく。スカイはカバトンがいる場所までたどり着こうとしていた。

 

 

「お、お前ら、なんで…?」

 

「わかりません!でも、これが正しい事だと思ったからです!」

 

「お前がしてきた事は許せないよ!けど、それは助けない理由にはならない!」

 

 

カバトンがいる場所に落雷が落ちそうになるがはつでんしんの雷がそれを打ち消し、スカイがカバトンを押しのけた。

 

 

(…俺の負けだ。お前らはTUEEE…俺なんかよりもずっとな…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…って下が川なのねん!?どぼん!」

 

 

カバトンは川に落ちていった。

 

 

 

こうして、カバトンとの戦いは幕を閉じたのであった…。

 

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------------

 

次の日、ケータ達は虹ヶ丘家の庭で話をしていた。

 

 

「アンダーグ帝国って、いったい何なんだろ…」

 

「おばあちゃんも知らない国みたい…」

 

「カバトンに聞くのが一番ですけど…もう会うこともありませんよね…」

 

「そういえばソラさん、フユニャンから何か聞かなかった?」

 

「そういえばフユニャン、何か知ってそうな感じだったニャンね」

 

「私も気になって聞いてみたんですけど、話すのはもう少し待ってほしいと言ってました…」

 

「…とにかくさ、カバトンとの戦いは終わったんだし、しばらくゆっくりしない?それにまた敵が現れても、俺達でエルちゃんを守ればいいし!」

 

「ケータくんの言う通りですね。エルちゃんの為に、まだまだ頑張りましょう!」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

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その頃、薄暗い洞窟のような場所では…。

 

 

 

 

「あの時のあれは、妖怪ウォッチ…それにあの小僧の顔…天野ケイゾウ…!」




次回はオリジナル回をやろうと思っています!。そして妖怪ウォッチ側のキャラも登場します!。

次回も楽しみに待っていてください!
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