妖怪マスターとヒーローガール   作:のぞむ

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今回はひろプリサイドのストーリーです


ツバサとフユニャンの歓迎パーティー

「「ツバサくんとフユニャンの歓迎パーティー?」」

 

ケータとソラは揃って同じ事を呟く。

ましろがツバサとフユニャンの歓迎パーティーをしようと言ってきたのだ。

 

「うん。新たにプリキュアになったツバサくんと新しく住むことになったフユニャンとパーティーをしたいなって」

 

「良いニャンね!」

 

「うん!ツバサくんとフユニャンはどう思う?」

 

「えっ?」

 

「俺達か?」

 

「わっ!?」

 

ケータが2人の名前を呼ぶと部屋にある鳥小屋の中にいるツバサ、その傍にいるフユニャンに聞く。

2人がいることに気づかなかったましろは驚いてしまった。

 

「2人ともそこにいたんだ!」

 

「そんなに気を使わなくても…」

 

「気を使ってなんてないよ!」

 

「私はやりたいです!歓迎パーティー!」

 

「える!」

 

ケータとソラとエルは賛成だそうだ。

 

「エルちゃんも賛成だってさ」

 

「ツバサくん、ダメかな…?」

 

「いえ…ダメというわけでは…嬉しいです」

 

「では俺も、お前達の厚意に甘えるとしよう」

 

「じゃあ決まりです!」

 

「さっそく準備に取り掛かるでウィス!」

 

「僕も手伝います」

 

「俺も手伝おう!」

 

『え?』

 

ツバサとフユニャンのまさかの発言に一同は声を漏らす。

 

「でもこれ、ツバサとフユニャンの歓迎パーティーニャンよ?」

 

「そうです!ドーンと構えていてください!」

 

「でも、なんだかジッとしていられないっていうか…」

 

「みんなと準備をした方が楽しいんじゃないか?」

 

「フフ、それなら手伝ってもらおうよ。2人の希望を聞いて準備したら、一番喜んでもらえるパーティーにできるかもしれないよ?」

 

「確かにそうですね」

 

「じゃあ、みんなで作ろっか!」

 

ケータの一声で一同はパーティーの準備を始めたのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同はどのように飾り付けをするか決め、次の工程に入ろうとしていた。

 

「じゃあ、飾り付けはこんな感じでやるとして…」

 

「あとは料理ですね!」

 

「ねぇ、ツバサくんとフユニャンは何が食べたい?」

 

ケータが2人に何が食べたいかを聞く。

 

「食べたいものか…俺はツバサの食べたいもので構わない」

 

「いいの?」

 

「ああ」

 

「…やっぱりパーティーといえば、ヤーキターイですかね」

 

「「「「ヤーキターイ?」」」」

 

初めて聞く食べ物にケータ、ましろ、ウィスパー、ジバニャンは首を傾げる。

 

「何でウィスそれ?」

 

「ソラちゃん、知ってる?」

 

「確か…プニバード族が食べるお祝い料理だったと聞いたことがあります。私も詳しくは知りませんが…」

 

「外はフワフワ、中はしっとり甘くて凄くおいしいんですよ。僕の絵がコンクールに入選して、父さんと母さんが凄く喜んでくれて…あの時みんなで食べたヤーキターイはとってもおいしかったな~!」

 

「へぇ~!」

 

「それじゃあ作ってみようよ、ヤーキターイ!」

 

ましろの一言でケータとソラは頷く。

 

「でも、ヤーキターイの作り方は僕も知りませんよ?」

 

「う~ん…そうだ!ヨヨさんに聞いてみようよ!」

 

「なるほどでウィス!確かにヨヨさんなら知っているかもしれませんね!」

 

「ではヨヨさんに聞いてみましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あったわ。ヤーキターイの作り方」

 

ケータ達の頼みを受け、ヨヨはミラーパッドというものでヤーキターイの作り方を調べてくれた。

 

「そのミラーパッドって調べものもできるんだ!」

 

「ウィスパーのポンコツPadと大違いニャン」

 

「ポンコツとはなんですかポンコツとは!」

 

「まぁまぁウィスパー。落ち着いて…」

 

ましろはウィスパーを宥める。

 

確かにウィスパーの妖怪Padはかなり古い型なので処理速度は劇遅なのだ。

 

「完成すると、こんな料理みたいよ」

 

ミラーパッドにヤーキターイが浮かび上がってくる。

 

「え…?」

 

「えっと…これが?」

 

「そう!ヤーキターイです!」

 

「魚の形をしてるんですね。こんな料理初めて見ました!」

 

「スカイランドでもプニバード族だけに伝わる特別な料理ですから」

 

「いやいや!これってこっちの世界にもあるたい焼きじゃないでウィスか!」

 

「「えっ!?」」

 

ウィスパーのツッコミ通り、ヤーキターイはこの世界にあるたい焼きと同じ形をしていた。

 

「そうね…確かにたい焼きに似ているけど、材料はスカイランドの物を使っているから少し味が違うと思うわ。生地にはプニ麦粉、あんにはプニの実が使われているそうよ」

 

「なるほど、スカイランドの物が材料として使われているのか…」

 

ヨヨの説明を聞いてフユニャンは納得した。

 

「じゃあ試しにこっちの材料でたい焼きを作ってみるから、ツバサくん食べてみて!」

 

「ヤーキターイとは味が違うと思うけど、こっちのたい焼きもおいしいよ!」

 

ましろとケータの言葉にツバサが頷いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「できたニャン!」

 

「これがたい焼きだよ!」

 

「見た目はヤーキターイと同じですね…」

 

「後は味ですね…」

 

「ツバサくん、食べてみて!」

 

「うん。いただきま…」

 

「「ジーーーッ…」」

 

ツバサはたい焼きを食べようとしていたが、ソラとましろからジッと見られ、食べづらそうにしていた。

 

「ソラさん、ましろ姉…ツバサくん食べづらそうだよ?」

 

ツバサはたい焼きを一口食べる。

 

「おいしい…!」

 

「ということは…!」

 

「ヤーキターイと同じ味ですか!?」

 

「えっと…それは…」

 

「やっぱり違った?」

 

「ごめんなさい…でもおいしかったです!これで充分です」

 

「ううん!ここからがスタートだよ!」

 

「えっ?」

 

「たい焼きとヤーキターイの違う所をツバサくんに教えてもらえば、ヤーキターイが作れると思うんだ!」

 

「ましろ姉の言う通りだよ!何事もチャレンジあるのみだ!」

 

「それでツバサ、たい焼きとヤーキターイの違いはわかったニャン?」

 

「生地はほとんど同じ味ですけど、中のあんが違う気が…」

 

「じゃあ、中のあんを変えて作ってみよっか!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから一同はいろんなあんのたい焼きを作っていた。

 

「たくさんできましたね」

 

「うん!」

 

「もうちょっとしたら食べてみよっか!」

 

「そうだね…あむっ!」

 

『えっ!?』

 

突然ましろがたい焼きを一つつまみ食いしてしまった。

 

「お~つ~ま~み~♪」

 

「ま、ましろさん…?」

 

ましろの変貌にツバサは驚きを隠しきれていなかった。

 

「…あ!たい焼きが一つなくなってる!ケータくん!今つまみ食いしたよね!?」

 

「ええっ!?つまみ食いしたのましろ姉じゃん!」

 

「えっ!?私してないよ!」

 

「でも確かにましろだったニャン!」

 

「そんな…あむっ!お~つ~ま~み~♪」

 

「あっ!また!」

 

「なんだかましろさん、様子がおかしいです!」

 

「そうだ!これ絶対妖怪の仕業だ!」

 

「きっとそうです!」

 

ケータとソラは妖怪ウォッチでサーチを始める。

 

「ハッハッハー!何言ってるんですあーたたち!つまみ食いをさせる妖怪なんて聞いたことないでウィスよ~!もしそんな妖怪がいたらお目にかかりたいもので…」

 

「いたー!」

 

「いましたー!」

 

「ウィスウィスー!?」

 

ましろに憑りついていたのはよだれを垂らした妖怪だった。

 

「あれ?見つかっちゃった!」

 

「あっ!お前はつまm」

 

「ハイハイ!もちろん知ってますよ!あの妖怪は…」

 

「つまみぐいのすけ!ましろ姉から離れてよ!」

 

「ワタクシの役目~!」

 

ケータが先に妖怪の名前を言ったことでウィスパーのカンニングはキャンセルされてしまう。

 

「やーだよ!お~つ~ま~み~♪」

 

つまみ食いとましろはそれぞれたい焼きをつまみ食いしてしまう。

 

「ど、どうしましょう!」

 

ツバサがそう言うと一同は考える。

 

「そうです!」

 

ソラは解決法が浮かんだのか妖怪メダルを取り出した。

 

「私のともだち!出てきてくださいピントコーン!妖怪メダル、セットオン!」

 

『オット!ショウカンノカマエ!』

 

『ヨウカーイ!』

 

『フシギ、ショウカンデアリマス!』

 

「ピントコーン!」

 

ソラは先日ともだちになったピントコーンを呼び出した。

 

「ピントコーン!ましろさんに憑りついてください!」

 

「ピンとこんなぁ~」

 

ピントコーンはちょうどつまみ食いをしようとしていたましろに憑りついた。

 

「…ピンとこんなぁ~」

 

「えぇっ!?」

 

ましろがつまみ食いをやめ、つまみぐいのすけが驚いてしまう。

 

「そっか!ピントコーンの力でピンとこなくさせて、ましろ姉につまみ食いをやめさせたんだね!」

 

「はい!」

 

「つまみぐいのすけ。今俺達は大事な作業をしてるんだ。負けを認めてましろから離れてくれないか?」

 

「うん…わかったよ…これあげる」

 

つまみぐいのすけはソラに妖怪メダルを渡してくる。

 

「あ、ありがとうございます…」

 

「それじゃあ」

 

つまみぐいのすけはここから去っていった。

 

「…あれ?私、何してたのかな?」

 

「ましろさんに妖怪が憑りついてたんです」

 

「えぇっ!?」

 

ツバサから妖怪に憑りつかれていた事を聞いてましろは驚いてしまった。

 

「もう追い払ったので大丈夫です!」

 

「そ、そうなんだ…ありがとうソラちゃん!ケータくんも!」

 

「どういたしまして!」

 

「じゃあ、たい焼き作り、再開しよっか!」

 

こうして一同はたい焼き作りを再開したのだった。




前回の話を書いてる時も思いましたがソラとケイゾウって結構共通点がありますよね。
ヒーローを目指してたり、憧れのヒーローがいたり、友達を作らなかったり…

でも2人とも、最終的に友達が出来たので良かったですよね!
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